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元スレ岡部「どうしたルカ子、浮かない顔をして」
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――柳林神社――
るか「あ、おか――凶真さん。今日はどうなさったんですか?」
岡部「お前の修行を見てやろうと思ってな。何か、悩み事か?」
るか「……いえ、大したことじゃ、ないんです」
岡部「困っているなら、遠慮せず言うがいい」
「これでも俺は、お前の師なのだからな! フゥーハハハ!」
るか「は、ハイ! その、実は昨日、学校でまゆりちゃんに――」
――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――
るか「あ、おか――凶真さん。今日はどうなさったんですか?」
岡部「お前の修行を見てやろうと思ってな。何か、悩み事か?」
るか「……いえ、大したことじゃ、ないんです」
岡部「困っているなら、遠慮せず言うがいい」
「これでも俺は、お前の師なのだからな! フゥーハハハ!」
るか「は、ハイ! その、実は昨日、学校でまゆりちゃんに――」
――――――
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――――――――――――――――――
まゆり「ルカくん、トゥットゥルー♪」
るか「あ、おはようまゆりちゃん……なんか、機嫌よさそうだね」
まゆり「あのねー、実は、ルカくんにお願いがあって」
るか「(う……嫌な予感がする)」
まゆり「今度、アキバでイベントがあってね、コスプレのコーナーもあるんだー」ニコッ
るか「うん……それで?」
まゆり「実はね、ルカくんに着てほしいコスがあるの!」
るか「あ、おはようまゆりちゃん……なんか、機嫌よさそうだね」
まゆり「あのねー、実は、ルカくんにお願いがあって」
るか「(う……嫌な予感がする)」
まゆり「今度、アキバでイベントがあってね、コスプレのコーナーもあるんだー」ニコッ
るか「うん……それで?」
まゆり「実はね、ルカくんに着てほしいコスがあるの!」
るか「え――また、あんな格好を……?」
まゆり「大丈夫だよ! ルカくん、もう海外でも話題なんだから」
「『こんな可愛い子が女の子のはずがない』って」
るか「で、でも……やっぱり恥ずかしいよ///」
まゆり「ルカくんも、だんだんコスプレの魔力に取りつかれちゃうって~」ジリジリ
るか「あの、なんでちょっとずつ近づいて……ひ、ひええぇぇ~」
まゆり「大丈夫だよ! ルカくん、もう海外でも話題なんだから」
「『こんな可愛い子が女の子のはずがない』って」
るか「で、でも……やっぱり恥ずかしいよ///」
まゆり「ルカくんも、だんだんコスプレの魔力に取りつかれちゃうって~」ジリジリ
るか「あの、なんでちょっとずつ近づいて……ひ、ひええぇぇ~」
キーンコーンカーンコーン
るか「(うう、結局押し切られてしまった……)」
「(コスプレが嫌いってわけじゃないけど、やっぱり恥ずかしいんだよなあ)」
女生徒1「漆原くん、コスプレみたよー!」
女生徒2「うん、チョー可愛かったよね! 今度はどんなの着るの?」
るか「えっと、ありがとうございます。でもボク、コスプレは――」モジモジ
女生徒1「キャー!! 恥ずかしがっちゃって!」
るか「あ、あう……」
るか「(うう、結局押し切られてしまった……)」
「(コスプレが嫌いってわけじゃないけど、やっぱり恥ずかしいんだよなあ)」
女生徒1「漆原くん、コスプレみたよー!」
女生徒2「うん、チョー可愛かったよね! 今度はどんなの着るの?」
るか「えっと、ありがとうございます。でもボク、コスプレは――」モジモジ
女生徒1「キャー!! 恥ずかしがっちゃって!」
るか「あ、あう……」
るか「(こうして、クラスメイトや知らない人にまで声をかけられるようになった)」
「(それに、岡部さんと初めて会った時みたいに、写真を取ろうとする人まで――)」
まゆり「ルカくーん、お昼食べよ!」ドンッ!
るか「う、うん……まゆりちゃん、お弁当大きくない?」
まゆり「学校の後バイトがあるんだー。だからいっぱい食べないと」モグモグ
るか「そ、そうなんだ」
るか「(ボクのお弁当より大きい……)」
「(まゆりちゃん、どこにその量が入ってるんだろう?)」
「(それに、岡部さんと初めて会った時みたいに、写真を取ろうとする人まで――)」
まゆり「ルカくーん、お昼食べよ!」ドンッ!
るか「う、うん……まゆりちゃん、お弁当大きくない?」
まゆり「学校の後バイトがあるんだー。だからいっぱい食べないと」モグモグ
るか「そ、そうなんだ」
るか「(ボクのお弁当より大きい……)」
「(まゆりちゃん、どこにその量が入ってるんだろう?)」
るか「まゆりちゃん、さっきの数学の小テストどうだった?」
まゆり「えっへへー、クリスちゃんに教えてもらったからばっちりなのです!」エッヘン
るか「へえ……牧瀬さん、大学も出てるんだっけ」
まゆり「教えるのとっても上手なんだー。おかげでいい点とれそうだよ」
るか「やっぱり、すごく頭いいんだ」
まゆり「うん! クリスちゃんがラボメンになってから、オカリンも楽しそうなんだー」
「だから、まゆしぃも嬉しいのです☆」
まゆり「えっへへー、クリスちゃんに教えてもらったからばっちりなのです!」エッヘン
るか「へえ……牧瀬さん、大学も出てるんだっけ」
まゆり「教えるのとっても上手なんだー。おかげでいい点とれそうだよ」
るか「やっぱり、すごく頭いいんだ」
まゆり「うん! クリスちゃんがラボメンになってから、オカリンも楽しそうなんだー」
「だから、まゆしぃも嬉しいのです☆」
まゆり「――それでね、ブラチューの星来コスを仕立て直してるの」
「もう、見えるか見えないかのギリギリを攻めるのが楽しくて楽しくて!」
るか「それが、ボクに着てほしいコス?」
まゆり「自信作なんだー。まだ完成してないけど、絶対間に合わせるよ!」
るか「(またコスプレしたら、もっと怖い人たちに目を付けられちゃうかも……)」
「(せめてほとぼりが冷めるまで、コスプレは遠慮させてもらおう)」
るか「ま、まゆりちゃん?」
まゆり「んー、なに?」ニコッ
るか「えっと――ボク……今回は……」
「もう、見えるか見えないかのギリギリを攻めるのが楽しくて楽しくて!」
るか「それが、ボクに着てほしいコス?」
まゆり「自信作なんだー。まだ完成してないけど、絶対間に合わせるよ!」
るか「(またコスプレしたら、もっと怖い人たちに目を付けられちゃうかも……)」
「(せめてほとぼりが冷めるまで、コスプレは遠慮させてもらおう)」
るか「ま、まゆりちゃん?」
まゆり「んー、なに?」ニコッ
るか「えっと――ボク……今回は……」
まゆり「ルカくん、よく聞こえないよー」ニコニコ
るか「……ううん、何でもない……」
るか「(あんな風に楽しそうな顔されると断れないよ……)」
「(ボクもこういう時ぐらい、はっきりものを言えたら――)」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
岡部「――で、結局断り切れなかった、ということか」
るか「ハイ……」
るか「……ううん、何でもない……」
るか「(あんな風に楽しそうな顔されると断れないよ……)」
「(ボクもこういう時ぐらい、はっきりものを言えたら――)」
――――――――――――――――――
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――――――
岡部「――で、結局断り切れなかった、ということか」
るか「ハイ……」
岡部「人気になったとはいえ、コスプレは初心者だからな」
「お前には、まだ荷が重いか……」
るか「す、すみません。修行が足りなくて」シュン
岡部「そう落ち込むな。あの時のカメラ小僧たちみたいな輩は、お前にとってもトラウマだろう」
「――よし! 俺も、お前の力になってやろうではないか!」
るか「え、ええ!? そんな、いいですよ!」アセアセ
岡部「まゆりは、コスプレのことになると熱中しすぎるところがある」
「お前からも、一言注意した方がいいかも知れん」
「お前には、まだ荷が重いか……」
るか「す、すみません。修行が足りなくて」シュン
岡部「そう落ち込むな。あの時のカメラ小僧たちみたいな輩は、お前にとってもトラウマだろう」
「――よし! 俺も、お前の力になってやろうではないか!」
るか「え、ええ!? そんな、いいですよ!」アセアセ
岡部「まゆりは、コスプレのことになると熱中しすぎるところがある」
「お前からも、一言注意した方がいいかも知れん」
――ラボ――
岡部「――と、いうわけだ」
ダル「つーかさ、僕個人としてはそのコスメチャクチャ見たいのだが」
「るか氏が際どい星来たんのコスを着て究極生物となる――胸熱だお!」
岡部「黙れこのHENTAIが!」
「もしルカ子が心の闇にのまれ、封印されしもののけの血が暴走するようなことがあれば――」
ダル「また厨二病かよ……妄想乙!」
岡部「――と、いうわけだ」
ダル「つーかさ、僕個人としてはそのコスメチャクチャ見たいのだが」
「るか氏が際どい星来たんのコスを着て究極生物となる――胸熱だお!」
岡部「黙れこのHENTAIが!」
「もしルカ子が心の闇にのまれ、封印されしもののけの血が暴走するようなことがあれば――」
ダル「また厨二病かよ……妄想乙!」
るか「ボク、コスプレするようになって、少しだけ自分に自信が持てたんです」
「でも、やっぱりまだ抵抗が……私生活でも、知らない人に声をかけられることも多くなって」
ダル「まあ、コスプレ写真とかから身バレすることもあるし、怖がるのも仕方ないか」
「るか氏なんて、海外まで画像が出回ってるからなおさらヤバい」
岡部「そ、それは怖いな……ストーカーが出没しそうだ」
ダル「僕みたいな紳士じゃなくガチで危ない奴らに目を付けられたら、それこそエロ同人みたいなことを――」
ガチャ
紅莉栖「はろー」
岡部「む、助手か。今日は遅かったな」
「でも、やっぱりまだ抵抗が……私生活でも、知らない人に声をかけられることも多くなって」
ダル「まあ、コスプレ写真とかから身バレすることもあるし、怖がるのも仕方ないか」
「るか氏なんて、海外まで画像が出回ってるからなおさらヤバい」
岡部「そ、それは怖いな……ストーカーが出没しそうだ」
ダル「僕みたいな紳士じゃなくガチで危ない奴らに目を付けられたら、それこそエロ同人みたいなことを――」
ガチャ
紅莉栖「はろー」
岡部「む、助手か。今日は遅かったな」
紅莉栖「だから、助手じゃないと言っとろーが!」
るか「牧瀬さん、こんにちは」ペコリ
紅莉栖「あれ、漆原さん? まゆりと一緒じゃないの?」
岡部「ああ、今日は他のコス仲間の衣装合わせだそうだ」
るか「(まゆりちゃんがいないと思ったら、そういうことだったのか……)」
紅莉栖「で、どうしたの。休日に男2人……3人で」
るか「はい、実は――」
るか「牧瀬さん、こんにちは」ペコリ
紅莉栖「あれ、漆原さん? まゆりと一緒じゃないの?」
岡部「ああ、今日は他のコス仲間の衣装合わせだそうだ」
るか「(まゆりちゃんがいないと思ったら、そういうことだったのか……)」
紅莉栖「で、どうしたの。休日に男2人……3人で」
るか「はい、実は――」
――数分後――
紅莉栖「――ふむん。理由を説明したら、まゆりも納得するでしょうね」
「でも、まゆりって無邪気に頼むから、なんとなく断りづらいのもわかるわ」
るか「ボク、一体どうしたら……」
岡部「とりあえず、練習してみるか? 助手、頼む」
紅莉栖「頼むって何よ?」
岡部「お前がまゆり役になって、ルカ子の練習台になるのだ!」
紅莉栖「はあ? 何であたしが。あんたがやりなさいよ!」
岡部「俺がまゆりの真似をするとでも思ってるのか? これも、ルカ子のためだ」
紅莉栖「――ふむん。理由を説明したら、まゆりも納得するでしょうね」
「でも、まゆりって無邪気に頼むから、なんとなく断りづらいのもわかるわ」
るか「ボク、一体どうしたら……」
岡部「とりあえず、練習してみるか? 助手、頼む」
紅莉栖「頼むって何よ?」
岡部「お前がまゆり役になって、ルカ子の練習台になるのだ!」
紅莉栖「はあ? 何であたしが。あんたがやりなさいよ!」
岡部「俺がまゆりの真似をするとでも思ってるのか? これも、ルカ子のためだ」
紅莉栖「はあ……分かったわよ」
「とぅ、トゥットゥルー! まゆしぃ☆です」
ダル「お、結構似てるじゃん! るか氏、牧瀬氏相手に断ってみ?」
るか「は、ハイ! 牧瀬さ――じゃなくて、ま、まゆりちゃん。ボク、今回のコスブッ」ガチン
るか「(き、緊張しすぎて舌噛んじゃった!)」ジタバタ
岡部「……ルカ子よ。クリスティーナですらその調子では、本人には勝てんぞ!」
「とぅ、トゥットゥルー! まゆしぃ☆です」
ダル「お、結構似てるじゃん! るか氏、牧瀬氏相手に断ってみ?」
るか「は、ハイ! 牧瀬さ――じゃなくて、ま、まゆりちゃん。ボク、今回のコスブッ」ガチン
るか「(き、緊張しすぎて舌噛んじゃった!)」ジタバタ
岡部「……ルカ子よ。クリスティーナですらその調子では、本人には勝てんぞ!」
るか「い、いざ自分で言葉にしようとすると、どうしてもためらいがあって」ショボン
ダル「いっそ、まゆ氏を口説くくらいのつもりでキメていったら?」
「見つめ合うと素直にお喋り出来ない、みたいな感じでまゆ氏を口封じしちゃうわけ」
岡部「あのな、そんなスイーツ(笑)丸だしの作戦が成功するか!」
「まゆりに限って、そんな手に引っかかるとは到底思えん」
ダル「でもさ、るか氏も素材は最高だから、服とか揃えりゃ案外イケメンになるんじゃね?」
紅莉栖「漆原さんが男の子っぽい格好……わ、わるくない、かな」ポッ
岡部「おい、なぜお前が顔を赤くするのだ?」
ダル「いっそ、まゆ氏を口説くくらいのつもりでキメていったら?」
「見つめ合うと素直にお喋り出来ない、みたいな感じでまゆ氏を口封じしちゃうわけ」
岡部「あのな、そんなスイーツ(笑)丸だしの作戦が成功するか!」
「まゆりに限って、そんな手に引っかかるとは到底思えん」
ダル「でもさ、るか氏も素材は最高だから、服とか揃えりゃ案外イケメンになるんじゃね?」
紅莉栖「漆原さんが男の子っぽい格好……わ、わるくない、かな」ポッ
岡部「おい、なぜお前が顔を赤くするのだ?」
紅莉栖「ふえっ!? な、何でもない!」
「別に男装の漆原くんとか、全然妄想してないんだから!」
ダル「……勝手に全部喋っちゃってる件について」
岡部「そもそもルカ子は男であって、男装も何もない。全く、すさまじい妄想力だなクリ腐ティーナ!」
紅莉栖「く、クリ腐ティーナとは何よ! ごちゃごちゃ言わないで、あんたも少しは意見を出しなさい」
岡部「フン、俺のIQ170の怜悧な頭脳は、今高速で働いているのだッ」
紅莉栖「それなら、早くしてもらいたいのだが。口だけじゃ信用されないわよ?」ニヤニヤ
るか「(……お2人とも、仲がよさそうだなあ)」
「(ちょっとだけ、うらやましい)」
「別に男装の漆原くんとか、全然妄想してないんだから!」
ダル「……勝手に全部喋っちゃってる件について」
岡部「そもそもルカ子は男であって、男装も何もない。全く、すさまじい妄想力だなクリ腐ティーナ!」
紅莉栖「く、クリ腐ティーナとは何よ! ごちゃごちゃ言わないで、あんたも少しは意見を出しなさい」
岡部「フン、俺のIQ170の怜悧な頭脳は、今高速で働いているのだッ」
紅莉栖「それなら、早くしてもらいたいのだが。口だけじゃ信用されないわよ?」ニヤニヤ
るか「(……お2人とも、仲がよさそうだなあ)」
「(ちょっとだけ、うらやましい)」
紅莉栖「――でも、見た目から入るっていうのは、橋田にしてはいい考えじゃない」
岡部「まあ、その意見には同意しよう」
「ルカ子も、もっと堂々とするだけで気持ちも変わると思うぞ」
るか「堂々と……ですか?」
岡部「うむ、そこにこそ、清心斬魔流に隠された極意が存在する……!」
るか「そ、そうなんですか! 精進します!」
紅莉栖「……あんたも、よくそんな適当に設定作れるわね。素直に信じる方もどうかと思うけど」ハア
岡部「まあ、その意見には同意しよう」
「ルカ子も、もっと堂々とするだけで気持ちも変わると思うぞ」
るか「堂々と……ですか?」
岡部「うむ、そこにこそ、清心斬魔流に隠された極意が存在する……!」
るか「そ、そうなんですか! 精進します!」
紅莉栖「……あんたも、よくそんな適当に設定作れるわね。素直に信じる方もどうかと思うけど」ハア
紅莉栖「じゃあ――試しに、口調から変えてみたら? 一人称を『俺』にするとか、語尾に『だゼ』を付けてみるとか」
「それだけでも、ちょっとは気持ちが大きくなるんじゃない?」
るか「えと、や、やってみます」
「ぼ……じゃなくて、お、オレは漆原るか! 正真正銘の男で……だゼ」
ダル「無理して男言葉を使う可憐な美少女――萌える!」グッ
るか「あう……」
岡部「ダル、茶々を入れるんじゃない!」
「それだけでも、ちょっとは気持ちが大きくなるんじゃない?」
るか「えと、や、やってみます」
「ぼ……じゃなくて、お、オレは漆原るか! 正真正銘の男で……だゼ」
ダル「無理して男言葉を使う可憐な美少女――萌える!」グッ
るか「あう……」
岡部「ダル、茶々を入れるんじゃない!」
るか「すみません、あんまり慣れてないので……」シュン
岡部「いきなりだったからな。言葉遣いだけ変えても、すぐ態度にまで反映出来るはずもない」
「……結局、俺たちが意見したところで、最後はお前次第ということか」
るか「そうなんですよね――でも、あんな笑顔で頼まれると、中々断りづらくて」
岡部「だが、断りたいのならきちんと断った方がいいぞ」
「コスプレが原因でお前に危害が加わるようなことがあれば、まゆりはむしろ傷つく――」
ヴーン ヴーン
岡部「む、メールか」
岡部「いきなりだったからな。言葉遣いだけ変えても、すぐ態度にまで反映出来るはずもない」
「……結局、俺たちが意見したところで、最後はお前次第ということか」
るか「そうなんですよね――でも、あんな笑顔で頼まれると、中々断りづらくて」
岡部「だが、断りたいのならきちんと断った方がいいぞ」
「コスプレが原因でお前に危害が加わるようなことがあれば、まゆりはむしろ傷つく――」
ヴーン ヴーン
岡部「む、メールか」
From まゆり
Sub ゴメン><
ちょっとコスに手直しが必要
で材料を買わなくちゃならな
いの~!
だから、明日もラボに行けそ
うにないのです。
岡部「……あいつも大変だな」
るか「まゆりちゃんからですか?」
岡部「ああ、明日もラボには来ないらしい」
Sub ゴメン><
ちょっとコスに手直しが必要
で材料を買わなくちゃならな
いの~!
だから、明日もラボに行けそ
うにないのです。
岡部「……あいつも大変だな」
るか「まゆりちゃんからですか?」
岡部「ああ、明日もラボには来ないらしい」
ピロリロリーン
るか「あれ、ボクも電話……まゆりちゃんから?」ピッ
るか「もしもし、まゆりちゃん? え、明日? うん、空いてるけど……」
「うん――うん、じゃあ、駅前で……」
ピッ
岡部「まゆりからか?」
るか「は、はい。明日、買い物に付き合ってほしいって」
岡部「まさか――コスのか」
るか「買い物ついでに、採寸もさせてほしいと……」ガクッ
るか「あれ、ボクも電話……まゆりちゃんから?」ピッ
るか「もしもし、まゆりちゃん? え、明日? うん、空いてるけど……」
「うん――うん、じゃあ、駅前で……」
ピッ
岡部「まゆりからか?」
るか「は、はい。明日、買い物に付き合ってほしいって」
岡部「まさか――コスのか」
るか「買い物ついでに、採寸もさせてほしいと……」ガクッ
紅莉栖「断るんだったら、早い方がいいわよ?」
「今からなら、まゆりも諦めがつくだろうし」
るか「ボク……頑張ります」
岡部「そんな自信なさげな態度で大丈夫か?」
「まあ、健闘を祈ろう。というわけで、いつもの合言葉を」
るか「ハイ――えっと、エル・プサイ・コンガリィ?」
岡部「コングルゥだッ!」
「今からなら、まゆりも諦めがつくだろうし」
るか「ボク……頑張ります」
岡部「そんな自信なさげな態度で大丈夫か?」
「まあ、健闘を祈ろう。というわけで、いつもの合言葉を」
るか「ハイ――えっと、エル・プサイ・コンガリィ?」
岡部「コングルゥだッ!」
――翌日、秋葉原駅前――
まゆり「あー! ルカくん、トゥットゥルー♪」
るか「お、おはようまゆりちゃん」
まゆり「今日はありがとねー、付き合ってもらっちゃって」
るか「大丈夫、別に気にしてないから」
まゆり「……んー」ジロジロ
るか「な、なに? そんなにじろじろ見て……」
まゆり「なんか、いつもより男の子っぽい格好だなーって」
まゆり「あー! ルカくん、トゥットゥルー♪」
るか「お、おはようまゆりちゃん」
まゆり「今日はありがとねー、付き合ってもらっちゃって」
るか「大丈夫、別に気にしてないから」
まゆり「……んー」ジロジロ
るか「な、なに? そんなにじろじろ見て……」
まゆり「なんか、いつもより男の子っぽい格好だなーって」
るか「そ、そうかな!」
まゆり「だって、ルカくんがジーンズにパーカーなんて、今まで見たことないもん」
るか「ぼ、ボクだって、たまには……」
るか「(牧瀬さんたちの意見も参考にした、なんて言えない……)」
「(ボクもこれで、少しは強気に出れるかな)」
まゆり「でも、似合ってるねー。まゆしぃも、新しいコスを思いついちゃいそう!」
るか「(まゆりちゃんには悪いけど、今度こそハッキリと断らないと――)」
まゆり「だって、ルカくんがジーンズにパーカーなんて、今まで見たことないもん」
るか「ぼ、ボクだって、たまには……」
るか「(牧瀬さんたちの意見も参考にした、なんて言えない……)」
「(ボクもこれで、少しは強気に出れるかな)」
まゆり「でも、似合ってるねー。まゆしぃも、新しいコスを思いついちゃいそう!」
るか「(まゆりちゃんには悪いけど、今度こそハッキリと断らないと――)」
まゆり「じゃあさっそく、レッツゴー!」ニギッ
るか「な、何でいきなり手を!?」
まゆり「ルカくん、お肌すべすべだねー。えっへへー」ナデナデ
るか「そ、そんなことないと思うけど」
まゆり「クリスちゃんもすごくお肌きれいだし、まゆしぃは羨ましいのです!」
るか「ま、まゆりちゃんも、十分キレイだよ……」
るか「な、何でいきなり手を!?」
まゆり「ルカくん、お肌すべすべだねー。えっへへー」ナデナデ
るか「そ、そんなことないと思うけど」
まゆり「クリスちゃんもすごくお肌きれいだし、まゆしぃは羨ましいのです!」
るか「ま、まゆりちゃんも、十分キレイだよ……」
>>44
女の子の時の服装ならアニメで出て来る
女の子の時の服装ならアニメで出て来る
るか「(やっぱり、恰好だけ変えてもダメか――でも、まだまだチャンスはある)」
「(まゆりちゃんには悪いけど、はっきり断ろう!)」グッ
まゆり「あれ、ルカくん何もってるの?」
るか「きょ、今日お弁当作ってきたんだよ。お昼になったら食べよ」
まゆり「おおー、気が利いてるね! いいお嫁さんになれるよー」
るか「お、お嫁さんって――ボク、男なんだけど」モジモジ
まゆり「冗談だよー。ルカくんとってもカワイイし!」
るか「うう、素直に喜べない……」
まゆり「……あれ、もうこんな時間! ルカくん。早く行こ! 買い物の前に、ちょっと寄り道したいの!」ダッ
るか「あ、急に走り出さないでー!」
「(まゆりちゃんには悪いけど、はっきり断ろう!)」グッ
まゆり「あれ、ルカくん何もってるの?」
るか「きょ、今日お弁当作ってきたんだよ。お昼になったら食べよ」
まゆり「おおー、気が利いてるね! いいお嫁さんになれるよー」
るか「お、お嫁さんって――ボク、男なんだけど」モジモジ
まゆり「冗談だよー。ルカくんとってもカワイイし!」
るか「うう、素直に喜べない……」
まゆり「……あれ、もうこんな時間! ルカくん。早く行こ! 買い物の前に、ちょっと寄り道したいの!」ダッ
るか「あ、急に走り出さないでー!」
――雷ネットAB大会会場前――
るか「雷ネットの大会?」
まゆり「そう、フェリスちゃんが出てるの」
「だからね、試合前に差し入れしたいなーって思って」
るか「ボク、あんまり詳しくないんだけど、フェイリスさんってやっぱり強いの?」
まゆり「うん! 1度に10人くらい相手にして勝っちゃうんだよ!」
るか「(そ、それは凄い……)」
るか「雷ネットの大会?」
まゆり「そう、フェリスちゃんが出てるの」
「だからね、試合前に差し入れしたいなーって思って」
るか「ボク、あんまり詳しくないんだけど、フェイリスさんってやっぱり強いの?」
まゆり「うん! 1度に10人くらい相手にして勝っちゃうんだよ!」
るか「(そ、それは凄い……)」
まゆり「んーと……あ、フェリスちゃーん!」
フェイリス「あれ、その声は――マユシィ! こんにちニャンニャン!」ヒョコッ
まゆり「フェリスちゃん、トゥットゥルー♪」
るか「こんにちは、フェイリスさん」
フェイリス「ルカニャン! もしかして、応援しに来てくれたのかニャ?」
まゆり「ごめんね、今日は用事があって……」
「でもね、差し入れ持ってあげたんだー」
フェイリス「あれ、その声は――マユシィ! こんにちニャンニャン!」ヒョコッ
まゆり「フェリスちゃん、トゥットゥルー♪」
るか「こんにちは、フェイリスさん」
フェイリス「ルカニャン! もしかして、応援しに来てくれたのかニャ?」
まゆり「ごめんね、今日は用事があって……」
「でもね、差し入れ持ってあげたんだー」
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