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    元スレ男「そして誰もいなくなった」

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    401 = 81 :

    私をこんなに苦しめているその人物に復讐したい

    しかしその人物が誰なのかは分からない

    だから、私はこの合宿を利用して文芸部員の皆殺しを画策した

    全員殺せば、必然、私の秘密を握って脅している人物も死ぬことになる

    もちろん、1人のために他の6人の無駄死にを生んでしまうが……

    はっきり言って『そんなことは知ったことじゃない』と思った

    私を助けてくれない、私の異常に気づいてくれない他の人間たちも同罪じゃないか

    ────最初の一人を殺してからは、その思いは益々強まっていった

    403 :

    やっと追いついた

    404 = 81 :

    初日の夜、先生を殺した

    この人が脅迫犯である可能性は限りなく低いが、この場で唯一の大人である彼女は最初に殺しておく必要があったのだ

    深夜に部屋に押しかけて、恋愛相談をもちかけ、隙を見て縄で絞め殺した

    自分を殺そうとしている人間を招き入れ、ぽややんとした馬鹿面を振りまいていた彼女は……

    死ぬ寸前になっても何が起こっているのか分からない様子だった

    最期まで……間抜けなヤツ

    殺した後でカーテンレールに縄をくくり、自殺に見せかける

    こんなものは子供騙しだが、別にそれで構わない

    一時的な目眩しにでもなれば十分だと思った

    先生の殺害後に、予め把握しておいた別荘中の電話を壊して自室に戻る

    電話線を切る必要なんてない…………ただ、電話機本体を水につけた後で水気を拭きとってやれば事足りた

    405 = 145 :

    犯人誰なんだ? めちゃ気になる

    406 = 382 :

    ペース早いなーここまでで400しか来てないなんて

    407 :

    別荘中の電話機を知っている人は…

    408 :

    予めって書いてあるだろ
    知ってたら予めなんて書かないと思

    409 :

    まとめサイトライターさん
    お疲れ様です。

    410 = 81 :

    二日目の夜に殺したのはメガネ

    メガネは先生の死因が自殺ではなく絞殺であることを見抜いていたふしがある

    『二人以上で行動するのがいい』という発言から察せられた

    賢い人間は早々に片付けた方がいい

    夜中に部屋を抜けだして、メガネの部屋のブザーを鳴らして呼出す

    案の定警戒していたらしく、ドアには鍵をかけたままで来客の確認窓を覗いてきた

    無防備な挙動に思わず笑いがこみあげる

    ────瞬間、予測位置に固定していたクロスボウで眉間を撃ってやった

    日本では銃器所持の難しさに反して、クロスボウは比較的簡単に手に入る

    基本的に年齢確認等は必要だが、すべての販売店がそのあたりを徹底しているわけでもない

    普段から偉そうな態度をとっておきながらこいつも間抜けだった

    慎重で冷静な行動を心がけていたようだが、所詮はガキだ

    永遠に、おやすみ

    411 = 271 :

    犯人はツインテか?

    412 = 403 :

    413 = 81 :

    三日目の昼、チビ子を殺すのはこれまでで一番簡単だった

    意外なことにチビ子もまた、メガネと同様に頭がキレるタイプのようだったので早々と排除した

    先生の死を見た際の過剰な反応は、恐らく先生が部内の誰かに他殺されたことを瞬時に悟ったからだろう

    方法は簡単…………食事に毒を盛ってやっただけだ

    私のような一般人でも比較的簡単に手に入る毒物がある

    ────トリカブト

    キンポウゲ科の多年草であり、漢方薬として利用されるが、猛毒にもなることでも有名な有毒植物である

    そこらの涼しげな山を探せば普通に生えているが、実は市販されてもいる

    トリカブトの毒には即効性があり、経口摂取後、数十秒で嘔吐や呼吸困難を起こし、ついには心停止に至る

    チビ子はそのご多分にもれず……ゲロを吐き散らしながら苦しんで死んでいった

    なんという惨めで、汚らしく、滑稽な死に様だろう

    私は、あんな死に方したくない

    私にはふさわしくない死に方だ

    414 = 310 :

    妹かな

    415 = 382 :

    殺しの双曲線ぽくもあり十角館ぽくもあり

    416 :

    >>415
    俺も十角館思い出した

    418 = 403 :


    419 = 382 :

    まだかしら・・・?

    420 = 81 :

    そして三日目の夜、ツインテが死んだ

    彼女を殺したのは私ではない

    最初は私も誤解してしまった

    状況からして、てっきり男がツインテを『犯してから殺した』のだと思ったが

    そうではなかった

    実はあの茶髪が…………『殺してから犯した』のだ

    あの茶髪は強姦魔ではない

    ……屍姦野郎だ

    レイプ犯ではなく、…………ネクロフィリアだったわけだ

    いずれにせよ、クソ気持ちわるい変態には他ならないが

    421 = 271 :

    幼馴染か・・・

    422 = 80 :

    結局倫理観のイカれたクズの独善的犯行かぁ
    まぁそんなもんだけど

    423 :

    そして誰もいなくなる

    424 = 382 :

    チビ子もその毒牙に・・・ふぅ・・・
    先生、次の新刊はいつ出ますか?

    425 = 151 :

    クロスボウそんな簡単に持ち込めたん?
    電話の数とかどうやって正確に把握したん?

    427 :

    ふむなかなか

    428 = 81 :

    その事実に気づいたのは、ツインテが死んだ夜が明けた後、四日目の早朝だった

    結局、茶髪の『一緒にいよう』という提案を蹴って私は自室にこもり一人で休むことにした

    予期せぬ事態に疲れを感じてはいたものの、興奮する脳の状態での眠りは浅く……

    ベッドに入って2~3時間で目が覚めてしまった

    ふと思い立って廊下に出る

    ……先生の部屋が半開きになっており、室内から声が聴こえてきた

    ──……誰? 何?

    音をたてないようにそっと中を伺うと、そこで見たものは……

    茶髪が、ツインテとチビ子と先生、3人分の遺体と…………─────『仲良く』している現場だった

    429 :

    幼馴染だとして、金の入手手段はやっぱ援交だよ、な

    431 = 81 :

    物言わぬ亡骸に何事かをささやきながら、裸同士で『仲良く』している姿

    ……あの遊び慣れた様子からすると、きっと二日目の夜のうちから既に先生の遺体に悪戯をしていたのではないか

    おぞましすぎて嘔吐する

    思わず声が漏れて

    眼が…………合った

    見つかった

    全力で逃げた

    逃げたのはいいものの……崖側に走ったのがまずかった

    追いつかれ……

    必死に抵抗して顔面を殴りつけてやったが

    揉み合っているうちに突き飛ばされて、私は…………崖下に落ちた

    432 = 329 :

    幼馴染…

    433 = 244 :

    茶髪マジキチやん…

    434 = 403 :


    435 = 81 :

    ────…………かなりの高所からの落下にもかかわらず、私は死ななかった

    崖の上からでは分かりにくいのだが、崖の岩壁から木々が生えており、それが落下の衝撃を和らげてくれたのだった

    そのような事情のため、死ななかったこと自体は奇跡というほどのものでもないが……

    骨折すらなく捻挫程度ですんだのはやはり奇跡的だったと言える

    頭を打たなかったことも幸いしていた

    1~2時間ほど気を失ってはいたが、目を覚ました私は自分の無事を確認した上で、崖上へと登ることにした

    崖下から崖上へはきちんと歩いて登れる道があるが、島の外周を遠回りしつつ登る道であるために時間がかかった

    別荘にたどり着いた頃には……夕方になっていた

    437 = 80 :

    幼馴染みが理不尽過ぎてなんともはや

    438 = 81 :

    ────静かに、別荘内に入る

    ネクロ野郎に見つからないように慎重に慎重を期して行動していたが、……っはは

    あの死姦嗜好者、男にやられたのだろうか

    グルグル巻きに縛られて、猿轡までかまされている茶髪を発見した

    変態野郎……

    日頃の会話の内容や私に向ける粘ついた視線から、私はこの変態こそが脅迫犯だろうという推測を疑めていた

    ──────くるしめてやる

    自室から持ちだしたナイフで、彼の顔面をめった刺しにしてやった

    ただし、とてもゆっくりとしたスピードで、だ

    猿轡をかまされた口元から悲鳴と嗚咽が漏れる

    喋ることはできないため……、助けてくれ、許してくれ─────と、そんなふうに涙で溢れた両目で必死に懇願する

    私はニッコリと微笑んで…………その両方の目玉を抉ってやった

    1時間……絶命するまでたっぷりと楽しんだ

    439 :

    これはいい狂気
    楽しいな

    440 = 244 :

    茶髪ざまぁ

    441 :

    ほとんど空気だった幼馴染が犯人かよw

    442 = 427 :

    ほおおお

    443 = 81 :

    妹はキッチンで料理をしていた

    自分の衣服にこびりついた茶髪の血を洗い落とさずに近づく

    私に気づくと驚いていたが、茶髪に突き落とされた事情を説明すると、衣服や両手についた血を私のものだと勘違いしてくれた

    私の身体はあちこち汚れており、傷口からバイ菌が入らないようにするためには風呂に入って清めた方がいいと言う

    腕がうまく動かないと嘘をつくと、この阿呆は疑いもせず一緒に風呂に入ってくれると提案してくれた

    せっかくなので御厚意に甘えて一緒に風呂に入り……

    風呂のお湯の中に妹の顔面を抑えつけて溺れさせてやった

    私の方が体格は大きいのだが、生死がかかった人間の力というのは中々にすごい

    最初のうちは抵抗も強かったが、全力で湯船の中に頭を押し付けた結果、4-5分も経てばぴくりとも動かなくなった

    ふふ。残念だったね……

    あともう少し慎重だったら、お兄ちゃんとのハッピーエンドが待っていたのに

    444 = 329 :

    怖えな

    445 = 80 :

    茶髪殺した時点で妹と男無視していいじゃないですかー!
    ……ってそんなまともさがあったらこんな事件起こさないんだろうけど

    447 = 81 :

    そして最後の一人、男を殺した

    男は崖先に立っていたので、音をたてずに後ろから近づいて突き飛ばしてやった

    実を言えば、私は彼に対して少なからず好意をもっていた

    一見すると冷たい人間のように見えるけれど、実は心優しい人だということは幼少期からの付き合いで知っている

    しかし,もちろん彼が私を脅していた人物の可能性だって……僅かではあるが、やはり捨てきれない

    捨てきれない以上……他のみんなを殺してきたときと同様、虫を殺すように無慈悲に手を下した

    ……でも

    突き飛ばしたときの感触が、少し……軽すぎた

    ひょっとすると彼は、…………今まさに自殺しようとしていた所だったのかもしれない

    であれば、勝手に死ぬのを見守っていればよかった

    あるいはもっと早々に突き飛ばしてやるべきだった

    だって気持ち悪いじゃないか

    はたして私は彼を殺したのか……それとも彼は自殺したのか……最後の殺人が曖昧なままだなんて…………

    448 :

    あ~つまんねはやくしなさいよ

    449 :

    たった一度の過ちとか言ってるあたり幼馴染もカスDQNだよな
    まともなのは先生とチビだけか

    450 = 427 :

    ほうほう……


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