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    元スレ男「お前が好きなんだ!」幼「あんた異常者だったの!?」

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    タグ : - ホモ ×3+ - レズ ×3+ - 幼馴染 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 99 :

    幼は、はにかんだ顔で空を見つめたまま言葉を続けた。

    「あたし…あたしね」

    「…」

    憂いを含んだ顔で、言葉を詰まらせる幼。

    「…何だよ、もったいぶって。お前らしくも無いぞ」

    「えへへ…ごめん」

    無邪気に笑う幼。
    その顔はとても綺麗で、その綺麗さの意味が何となくわかったからなのか、
    男は何となく胸がざわつくのを感じた。

    102 :

    はい

    103 :

    速さが足りないッッッッ

    105 = 99 :

    「…早く言えよっ」

    「うん…あたしね」

    その口が縦に横に開いて閉じて、言葉を紡ぐのを何度も見てきた。
    だからだろうか?
    次に発せられたその言葉の、ひとつひとつの唇の形がくっきりと脳裏に焼きついて、
    ただの途切れた音のように思えて、心の理解が追いつかなかったのは。

    「え…」

    「ちょっと、聞いてた?」

    「今、何て言った?」

    106 = 99 :

    「もう、何ぼうっとしてるのよ!」

    男は今度は聞き逃すまいと、頭をしゃんとして構えていた。

    「だからね。あたし」

    でもやっぱり、よく理解する事ができなかった。
    いつかこうなる事なんて頭の片隅にはあった筈なのに。

    いや。次々とパートナーを作っていく友人達を見送って、
    むしろ覚悟を決めておくべきだったのに。

    それを認めたらきっと壊れてしまうから、考えないようにしていたのだろう。

    「あたし、友と結婚しようと思うんだ」

    107 :

    ぐわ

    108 = 103 :

    ntrにはならないが……辛いな

    110 :

    俺はそっとスレを閉じた

    111 :

    こういう展開なのはわかってるんだけどかなりきつい

    113 = 99 :

    「…え」

    「え、じゃないわよ」

    「…」

    「ちょっと、おめでとうの一言も無いわけ? あんた最近ぼーっとしすぎなんじゃないの?」

    (…嘘だ)

    114 = 99 :

    「それでね。…あんたって、これからどうするつもりなのかなって思ってさ」

    (嘘だ)

    「相手探し、どうなのよ。いい加減、ひとり身でいられる歳でもないじゃない?」

    (嘘だ)

    「結婚して、どこに身を置くつもりなのかわからないけど…あたし、あんたとは離れたくない」

    (嘘だ)

    「ねえ、あたし達…ずっと“友達”だよね?」

    115 :

    胸が痛い

    116 = 109 :

    心が痛いぜ…今まで好きだった子が…no…
    支援

    117 = 99 :

    「ふざけるなっ!」

    男はおもむろに立ち上がると、座っていたベンチを右足で思いっきり蹴りつけた。

    「きゃぁっ!?」

    驚いた幼がベンチから飛び跳ねる。

    「ちょっと、どうしたのよ!?」

    118 :

    今北産業

    119 = 103 :

    幼馴染
    片思い
    失恋

    120 = 107 :

    失恋かどうかはまだわからんがね

    121 = 99 :

    「そんなに…そんなにあいつがいいのかよ」

    「えっ…?」

    「俺はずっとお前を見てきたんだぞ…お前の良い所も悪い所も、たくさん知って…全部、全部…!」

    突然声を荒げたかと思えば、だんだん涙まじりの掠れた声になっていく。
    普通ではない男の様子に、幼はかなり困惑しているようだった。

    「なっ…どうしたのよ男! やっぱりあんた、ここんとこ変よ…?」

    「俺は最初からイカれてるよ!!」

    「…? わけわかんないわよ…! 会話になってない!」

    122 = 99 :

    (っ… 相変わらずコイツは、人の気も知らないでっ…!)

    わかっている。仕方が無い。どうしようも無いのだ。
    こいつが鈍いのでも無い。俺が至らなかったのかもしれないが、そこでもない。

    「どうしたのよ、男…! ねえ、私達友達だよね? 親友だよね!?
      そんなに友との結婚が祝福できない…!?」

    返ってくるのは的を外れた答え。

    (っ…)

    言いたい。言ってしまって楽になりたい。
    もう知った事では無い。異常者の烙印を押されようが、ドームから追放されようが、最悪命を落とす事になろうが。
    この思いを背負い込んで生きていくには、心の容量がとっくにパンクしてしまっていた。

    123 :



    126 = 102 :

    火の鳥を思い出した
    なんとなく

    127 = 99 :

    「男…? どうしちゃったのよ、男!」

    「…もう、限界なんだ」

    「え…?」

    「気持ちを隠しておくのは、もう限界なんだ…!」

    「なに、どうしたの…?」

    俺は。もう、何年も前から。
    ずっとずっと、最初がいつだったか思い出せないくらい。
    どうしようもなく。本当に、本当にどうしようもなく。

    「俺は…お前が好きなんだよぉっ…!!」

    128 = 99 :

    「え…?」

    「っ…」

    言ってしまった。…言ってしまったのだ。
    もう、後戻りは聞かない。坂道を転がる石のように、止まる事ができなくなってしまった。
    後はもう落ちていくだけだ。

    「えっ…うっ、うん…それって…友達としてって…って、事でしょ?」

    「違う」

    「ちがう…の…?」

    「…」

    129 = 118 :

    わっふるんっふる

    130 = 99 :

    「友情じゃないって事は…愛情、なの…?」

    「…」

    どんどん引きつっていく幼の顔。
    俺はもう、全てを諦めていた。

    さよなら、みんな。さよなら、父さん。
    そして…さよなら、幼。

    「それって…あんた…あんた…!」

    はじめて聞く幼の悲痛な声。震えて掠れて、体の奥からやっと搾りだしているような…嘆きの声。

    「あんた…女の子が好き、って事なの…!?」

    131 = 111 :

    えっ

    132 :

    え、なにそれは(ドン引き)

    133 :

    134 :

    え、これってどういう世界なのwwwww

    135 :

    うわあああああああああああああはああおなかかかさかぁあ

    136 :

    旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね全世界は再びラピュタの元にひれ伏すことになるだろう

    137 :

    なにそれこわい

    138 = 107 :

    明るい話かと思ったら暗い話かと思ったらとんでもな話だった……!!!

    139 :

    つまりこの世界では同性愛が主流ってことか?

    140 = 109 :

    同性愛…だと…?

    141 :

    おれのレス緑色でお願いします

    143 = 99 :

    「っ…」

    一番知られたくなかった事。

    でも、知らせずにはいられなかった想い。

    もう、後戻りのできないあの日々の思い出と。

    かけがえのない、幼との今を引き換えにしても。

    積年の言葉を、伝えずにはいられなかった。

    「ごめん…」

    胸の奥から漏れたのは、なぜか謝罪の言葉だった。

    145 :

    どんでん返しってレベルじゃねえぞwwwwwwww

    146 = 99 :

    「なに、ご、ごめん…? そんな… な、何で…? どうして…?」

    「…」

    「かわいい男の子、ごまんといるじゃない… 推奨パートナー、五桁なんでしょ…?
      何でわざわざ、女の私…? ねえ、え…? いつから…?」

    「ずっとだ…」

    「ずっと… え? えっ? 小さい時から? 何で? どうして…?
      だって…それって病気じゃない? 何で放っておいたの…?」

    (っ…!!)

    147 = 133 :

    同性愛社会なのか

    148 = 111 :

    同性愛者に病気とか言われるとなんか腹立つな

    149 = 145 :

    ということは友の性別は女になるのかな?
    パートナーを選べる側の人間が選べない相手とくっつくってことだから

    150 = 118 :

    同性愛が当たり前・・・・


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