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元スレP「765プロを全寮制に?」社長「うむ」
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P「またえらく唐突で突飛な発想ですね、今度は何に影響されたんですか?」
社長「別に何に影響されたというわけではないさ。確かに、アイドル個人の力量というものも大切ではあるが、
十人以上のアイドルグループとして売り出している以上は団結力も必要だと思い立ったのだよ」
P「だから同じ環境に住まわせて、仕事だけでなくプライベートでも手と手を取り合わせることにより・・ですか?」
社長「そういうことになるね」
P「理には適ってるとは思いますが・・少し非現実的すぎませんか、予算とかスケジュールの面から見て」
社長「はっはっは、何を言っておるのかね、君は?」
P「え?」
社長「本日からこの企画は既に始まっていてね、もうアイドル諸君には入寮してもらっているよ」
P「い、いやいやいや・・住居とか親御さんの許可とかその他諸々の手続きとかは、」
社長「無論、すべて円滑に済ませてある。後は君の引越しが済めば『765荘』完成、といったところだね」
P「・・水面下でこんなに派手な企画が進行されていたなんて」
社長「サプライズだろう?」
P「ドヤ顔しないでください」
社長「ああ、でも流石にずっとというわけにはいかなくてね。一ヶ月だけの期間限定企画なのだよ」
P「・・たった一ヶ月のために引越しさせられるんですか」
社長「引越し費用なんなりはこちらで持つから安心したまえ。君だけ、家賃は払ってもらうがね」
P「鬼畜の所業だ」
社長「あまり浮かない顔をしないでくれたまえよ。アイドル諸君はこぞって賛成してくれたんだがなあ」
P「そうなんですか?やよいなんか兄弟の世話とかもあって、大変そうですが」
社長「彼女は特例としていつでも帰宅して良いようになっているよ。どうしても、という日は私が彼女の家に出向くさ」
P「不審者に間違われないようにしてくださいね・・」
社長「何を言う、私はこう見えても子ども好きなのだよ?」
P「なのだよ?とか言われましても・・」
社長「ちなみに寮は親御さん、家族以外は男子禁制。だから、私も住むわけにはいかないんだ」
P「俺も男なんですが」
社長「まあ、君はアイドル諸君にとってお兄さんみたいなものだからね」
P「(・・ごまかした)」
社長「とりあえず、君には明日から入寮してもらうよ」
P「あ、明日からですか!?」
社長「ダメかね?」
P「あ、いや・・心の準備とか、っていうか荷物も整理してませんし」
社長「問題ないさ。既に君の今の住居はすっからかんになっているはずだからね」
P「横暴だ・・!」
社長「あぁ、あと、明日一日、アイドル諸君の部屋の点検を頼みたいんだが・・」
P「て、点検?俺がですか?」
社長「うむ。コミュニケーションも兼ねて、ね」
P「そんな・・女の子の部屋に入り込むなんてできませんよ」
社長「大丈夫大丈夫、君ならやれるさ。何せ、君は765プロのプロデューサーなんだからね」
P「(良いオチをつけて、投げやがった・・)」
~AM09:00~
P「ここか・・こうして見ると割と良い建物だな、小綺麗だし」
P「そこそこ金かかってそうだし、アパートとマンションの中間って感じかな」
P「急拵えっぽいけど、耐震構造とか大丈夫なんだろうか」
P「えーと、俺の部屋は・・うぇっ、四階か。確かここ経費削減でエレベーターないって聞いたぞ」
P「・・ま、とりあえず、一階から順々に点検していくとするかな」
ガーッ
P「うお、入っていきなり大広間があるのか。ホテルみたいだ」
P「この絨毯とか・・どこの国の紋様だこれ」
P「うわ、照明はシャンデリアか」
P「・・なるほど。暇なときは一堂に会して話したり遊んだりするわけか」
P「大きいテレビがあるわ、高そうなソファーがあるわ・・金のかけ方にそつがないな、社長は」
P「・・エレベーターは外したくせに」
P「うわ、このテレビ、何インチだろ・・」ジーッ
P「フハハ!ふかふかだ、このソファー」ボインボインッ
シーン
P「・・・」
P「・・さて、気を取り直して」
P「一階の部屋は二つだけか・・まあこれだけの広間があるんじゃ部屋のスペースが足りなくなるもんな」
P「じゃあ、本格的に点検開始といくか」
P「あれ、表札が取られてる・・まあ、こっちの方が楽しめるか。誰が出てくるか分からないし」
P「よし、じゃあ一人目だ」
ピンポー、ガチャッ!
響「はいさい!」
P「うお、びっくりした。一番手は響か」
響「待ってたぞ、プロデューサー!」
P「ん、待ってた?」
響「うん。社長から、プロデューサーが今日、点検訪問に来るって聞いてたからねっ」
P「へぇ、じゃあ皆知ってるわけか。不意を突けないのは残念だな」
響「午前中に来るって話だったから、自分、朝の7時から正座して待ってたんだよ?」
P「お、おう・・それは待たせてすまなかったな」
響「おかげで足の痺れが酷いんだ・・」
P「・・それは俺のせいじゃない」
響「なんくるないさー。それより、真っ先に自分の部屋に来てくれたんだね、プロデューサー」
P「まあ、一階から順番に見ていこうと思っただけなんだが・・ん、響は朝飯の最中か?」
響「うん」
P「・・俺を待つために玄関で正座しながら飯食ってたのか」
響「あと、皆にも朝ご飯あげてたところなんだ」
バウアウッ ピーッ ウッウー グルルゥッ チチチッ ポポポポーン
P「うおっ!?・・あ、あぁ、そうか。ペットたちも同居してるんだな」
響「当然だぞー。だから、自分は一階に住むように言われてるんだし」
P「ああ、確かに。動物がベランダから落ちたりしたら大変だもんな」
響「そんなことないと思うけど・・それでも、一階は色々と勝手が良いから自分は満足してるさー」
P「なら良いが・・でも響は引っ越し前とあんまり変わってないんじゃないか?」
響「まーね。自分、元々一人暮らしだから、基本的に環境は変わってない気がするぞ」
P「だろうな。でも、一人暮らしの先輩として、皆に色々と教えてやってくれよ」
響「うん、任せてっ」
ガチャッ
あずさ「ただいま~・・ってあら?」
響「あれ?」
あずさ「あらー・・ここ、響ちゃんの部屋だったのね、間違えちゃったわ」
響「もう~、これで三回目だぞっ」
あずさ「ごめんなさいね~、まだ新居に慣れてなくって」
P「(慣れた頃にはこの企画が終わってるんだろうな、一ヶ月限定だし)」
あずさ「ところで、どうしてプロデューサーさんが響ちゃんの家に?」
P「点検訪問って奴ですよ。俺もここに住むんで、皆の部屋くらいは知っておこうと思って」
あずさ「ここに住む・・って響ちゃんの部屋に?」
響「うええええぇぇぇっ!!??プ、プロデューサー、自分と・・どどど、どーせーするのか!?」
P「ち、違います!この寮にって意味ですよ、響も勘違いしないでくれっ」
響「・・だ、だよね。自分、ちょっとびっくりしちゃったぞ」
P「俺は響のびっくり具合にびっくりしたぞ」
響「って、プロデューサーが入寮することも点検訪問に来ることも、みんな知ってるはずだぞ?」
あずさ「そういえば、昨日社長がそんなことを言っていた気が・・、」
P「(道に迷うだけでなく、部屋を間違う上に、物忘れも酷くなっている・・)」
あずさ「それじゃあ、私の部屋にも・・?」
P「まあ、女の子の部屋ですから無理には・・」
あずさ「いえいえ。ぜひ私の部屋にも来てください、響ちゃんと同じ一階にありますから」
P「分かりました、すぐに伺いますね」
あずさ「あっ、でも少しだけ時間をください。色々と整えておきたいので・・」
響「むっ、プロデューサーには有りのままの自分の部屋を見てもらうべきだと思うぞっ、点検だからね!」
P「(そもそも、これって何を点検すべきなんだろう)」
あずさ「あらあら、でも引っ越したばかりであまり綺麗じゃ・・」
P「別に構いませんけど、引っ越したばかりですから整理の機会は必要ですね。どうぞ、時間はたくさんありますから」
あずさ「良かった、じゃあ十分くらいしたら来てくださいね」
P「はい、分かりました」
響「うー・・自分はプロデューサーが来るからって、朝の五時に起きて掃除してたのに」
P「なに塞ぎ込んでるんだ、まだ足が痺れるのか?」
響「な、何でもないよっ。ところで、プロデューサーは朝ご飯もう食べた?」
P「そういえば、まだ食べてないな・・近くにコンビニがあったし、あずささんの部屋に行く前に朝飯でも買っていくかな?」
響「あ、あの、朝ご飯ならウチで食べていくと良いよ!」
P「いや、でも作ってもらうんじゃ悪いだろ?」
響「じ、自分、朝ご飯を作りすぎちゃったんだ。だから、プロデューサーが食べてくれれば自分、助かるんだけどなー」チラッ
P「作りすぎちゃったなら、その分を昼に食べれば良いんじゃないか」
響「う、うぐ・・でも、昼まで置いといたらいぬ美たちに食べられちゃうかもしれないし(嘘」
P「うーむ、作り置きもできないなんて難儀だな…まあ、せっかくだし、頂くとするか」
響「ホント!?」
P「そんなに喜ぶほど困ってたなら、次からはちゃんと分量考えろよ。一人暮らしの先輩なんだからな」
響「う、うん。自分みたいな完璧な人間も間違うことはあるさー」
P「ははっ、孔法も筆の誤りって奴だな」
響「河童も木から落ちる、とも言うよね」
P「・・・、沖縄の河童は木登りするのか?」
響「んぇ?」
4F|??|プロ|??|??|
3F|??|??|??|??|
2F|??|??|??|??|
1F|あず| 響 | 広 間 |
P「ふぅ、美味かった。朝からゴーヤチャンプルー食わされるとは思わなかったけど・・」
P「次は約束通り、あずささんの部屋だな・・掃除は終わってるだろうか」
ピンポーン
あずさ「は~い」
ガチャ
P「お邪魔しまー、」
あずさ「おかえりなさい、プロデューサーさん♪」
P「ふぉうっ!?」
あずさ「なーんて、びっくりしました?」
P「は、はい。エプロンですか、それ」
あずさ「ふふっ、おかしなプロデューサーさん。これがエプロン以外の何に見えますか?」
P「ですよね。何というか、訪問二人目にもかかわらず、気絶して一日を終えるところでした」
あずさ「あ。ちなみにこれ、ついさっき亜美ちゃんと真美ちゃんが電話をしてきて、こういうお出迎えをすればプロデューサーさんが喜んでくれるって、」
P「あの悪ガキども・・(後でお礼を言っとかないと」
あずさ「それじゃあ、どうぞ」
P「ああ、はい、すみません・・そういえば、響は動物のこともあってですけど、あずささんはどうして一階なんですか?」
あずさ「あ~、それはですね、部屋が四階とかになると、その部屋に辿り着く前に私が迷子になるんじゃないかって律子さんが・・」
P「・・寮の中で、ですか?」
あずさ「失礼しちゃいますよねぇ・・」
P「(さっき、間違えて響の部屋に入ってきたのはどこの誰だよ!)」
あずさ「あ、ごめんなさい。亜美ちゃんたちと電話していたので、掃除が中途半端になってしまっていて・・」
P「いえいえ。とても綺麗な部屋じゃないですか、女性らしいというか何と言うか」
あずさ「そうですか、ありがとうございます~」
P「それに、綺麗かどうかより、居心地が良いかどうかの方が大事だと思いますよ」
あずさ「ですね。それを聞いたら、プロデューサーさんのお部屋を見るのが楽しみになってきました」
P「そ、それはほどほどに楽しみにしておいてください」
あずさ「あら、プロデューサーさんは整理整頓は苦手なんですか?」
P「まあ、それほど・・最近は仕事でなかなか身の回りに手が付けられなかったので」
あずさ「それなら、お掃除が必要なときにいつでも呼んでください、私で良ければお手伝いしますから」
P「毎日じゃダメでしょうか」キリッ
あずさ「え?」
P「な、何でもないです・・お金を払ってでも週1くらいで来てほしいですね」
あずさ「うふふ、お仕事に支障が出ないくらいなら、いくらでも・・♪」
P「(か、通い妻・・!)」
P「そういえば、そのエプロン、あずささんのですよね?」
あずさ「ええ。クローゼットの中にもたくさんありますよ?」
P「服がですか?」
あずさ「いえ。エプロンが」
P「!?」
あずさ「冗談ですよ、冗談。そんなにエプロンがあっても仕方ないじゃないですか」
P「・・ですよね」
あずさ「あ、でもそのクローゼットの中は開けちゃダメですよ?」
P「へぇ、どうしてですか?」
あずさ「・・・」
P「あずさ、さん?」
あずさ「・・知りたいんですか?」
P「め、滅相もございません!」
あずさ「うふふ・・」
P「(何だ、今の無言の圧力は・・)」
〔三部屋目〕
P「あずささんの部屋、居心地良かったなあ・・」
P「・・さて、一時間ちょいで二人消化か。まあまあのペースだな」
P「二階は四部屋あるらしいし、二階を見回ったら昼飯にしようかな」
P「ん、あれは?」
伊織「ちょっと、遅いじゃない!」
P「何だ、どうしていきなり怒ってるんだ、伊織?」
伊織「何だもどうしてもないわよっ、あんたが点検訪問に来るっていうからこうやってわざわざ部屋の前で・・、」
P「つまり、出迎えてくれたのか」
伊織「あっ、いや、違うのよっ、ちょっとお手洗いに行こうと思ってただけよっ」
P「はは、何言ってんだか。だいたい、トイレなら各部屋にあるはずだろう」
伊織「う、うくゅ・・じゃ、じゃあ、」
P「何にせよ、失礼致しました。伊織お嬢様にわざわざお出迎えしていただけるなんて、ワタクシ、感無量でございます」
伊織「だ、だから、違うって言ってるでしょっ!!」
伊織「ほら、ちゃんと靴の裏の泥を落としてから上がりなさい」
P「脱ぐんだから別に良いだろ」
伊織「何、文句があるなら上がらせないわよ」
P「すみません」
伊織「よろしいっ・・ようこそ、伊織ちゃんの秘密のお部屋へっ」
P「・・お、随分と良い匂いがするな」
伊織「ふふん、でしょう?」
P「なるほど、アロマキャンドルか。朝から洒落てるな」
伊織「言っておくけど、そんじょそこらで売ってるのと一緒にしちゃダメよ?」
P「ほー、見た目はあんまり変わらないように見えるけどな」
伊織「見た目じゃなくて匂いで判断するものよ。ま、あんたみたいな駄犬の鼻に高い安いの判断ができるとは思ってないけど♪」
P「ボロクソだ・・」
P「しっかし、所々キラキラしてはいるものの、伊織にしては控えめな部屋模様だな」
伊織「んー、実家から家具とかインテリアとか色々持ってきたかったんだけど、」
P「持ってくれば良かったじゃないか」
伊織「家具もインテリアも大きすぎて、この部屋はスペースが足りないのよ」
P「・・さいですか」
伊織「こんなことなら、水瀬家に寮そのものを用意させれば良かったのに」
P「でも広間とかは結構金かかってる感じのつくりだったぞ?」
伊織「あれくらい、私の家じゃ玄関より低コストよ」
P「おふぅ・・だ、だいたい、一ヶ月限定なんだから、大豪邸みたいな寮は必要ないぞ」
伊織「分かってるわ。作らせるにしても、東京ドームくらいの広さには留めるわよ」
P「待て。その広さに『留める』いう言葉は合わないぞ」
伊織「あ、ちょっと、勝手にベッドに座らないでよ」
P「おっと、すまん。伊織が使ってるベッドならさぞふかふかなんだろうなって思ってさ」
伊織「・・そう言うなら、まあ、別に良いけど」
P「寝て良いか?」
伊織「ダメに決まってるでしょっ、この変態」
P「何だ、水瀬さんちの伊織ちゃんは意外とケチなんだな」
伊織「う。何よ、その目は」
P「いや、別に」
伊織「・・わ、分かったわよ、少しだけね」
P「ひゃっほぉーう!」ボッスンッ
伊織「ダイブしてんじゃないわよっ!」
P「い、痛た・・何もぶつことないだろ」
伊織「ったくもう、シーツまでぐしゃぐしゃにして・・」
P「直したんだから良いだろ」
伊織「うっさい。気が済んだでしょ、ほら、さっさと次の部屋行きなさいよ」
P「はいはい・・」
伊織「あ、ちょっと待って」
P「ん?」
伊織「ほら、アロマ。ひとつだけあげるわ」
P「お、くれるのか。ありがとな」
伊織「お礼なんて良いわよ。あんたの部屋、辛気臭そうだからね」
P「はは、助かるよ」
伊織「なくなったらまた言いなさいよね、いくらでもあるから」
P「おう。ありがとう、伊織」
伊織「・・・」
バタン
伊織「ったくもう、何であいつはああも甲斐性がないのよっ」
伊織「・・・」
伊織「あいつが寝転んでたのは・・大体この辺だったかしら」
伊織「・・・」クンクン
P「あ、言い忘れてたんだが」ガチャッ
伊織「わひゃあぁっ!?ちょ、ちょっと、ノックなりチャイム鳴らすなりしなさいよっ!」
P「おお、悪い悪い」
伊織「で、何よ」
P「・・・」
伊織「・・・」
P「すまん、忘れた」
伊織「・・・」プチンッ
〔四部屋目〕
P「痛て・・さすがに鳩尾は効いたな」
P「さて、次は・・」
ピンポーン
?「はーい!」
ガチャッ
やよい「うっうー!お待ちしてましたっ、プロデューサー!」
P「ん、お邪魔するよ。伊織の隣はやよいか、良い部屋割りだな」
やよい「はいっ。私は、部屋はどこでも良いって思ってたんですけど、そうしたら伊織ちゃんが隣にって」
P「なるほど、伊織の計らいか・・そういえば、この企画の部屋割りってどんな風に決められたんだ?」
やよい「んー、基本的にはじゃんけんでしたよ」
P「じゃ、じゃんけん?」
やよい「はい。響さんとあずささんは一階に、ってくらいしか予め決まってなかったと思います」
P「ふぅん。低い階の方が良いよな、階段上がるの面倒だし・・なぜかエレベーターがないからな、ココ」
やよい「でも、春香さんや美希さんとか・・ほとんどの人は四階の部屋が良いって言ってましたよ?」
P「何でまた・・女の子は高いところの方が好きなのか?」
やよい「少なくとも伊織ちゃんは高いところ・・四階が良いって言ってました」
P「そりゃまあ金持ちは高いところに部屋を構えるもんだけどさ」
やよい「伊織ちゃんの場合は、それだけが理由じゃなかったみたいですけど・・」
P「まあ何にせよ、二階に伊織の部屋があったってことは、伊織はじゃんけんで負けたわけか」
やよい「はい。私なんかは高いところが苦手だから、むしろこれで良かったですけど・・」
P「ふぅん・・俺は勝手に四階に決められてたからげんなりしたけどなあ」
やよい「プロデューサーの部屋は四階なんですか?」
P「ああ。あれ、やよいは知らなかったのか。四階の監視役として、俺の部屋は一番最初に決められてたらしいんだ」
やよい「・・そっかぁ、プロデューサーは四階だったんですね。だから、春香さんたちはあんなに、」
P「ん?」
やよい「あ、いえ。何でもないですっ」
P「あれ、やよいの部屋は伊織たちの部屋と違って少し広くないか?」
やよい「あ、はいっ。弟たちが遊びに来るかもってことを考えて、少しだけ広くしてもらったんです」
P「ま、待て待て。アイドル組は寮を建ててから部屋を決めたんじゃないのか?」
やよい「いえ、随分前に住む階数と部屋だけ決めて、それを元に寮を建てたんですよっ」
P「まあ俺の部屋はそれよりも前に決められてたわけだし、そんな前から企画が進んでたんだよなぁ・・まったく気付かなかったよ」
やよい「はいっ。プロデューサーにばれないように、律子さんがかんこーれー?を敷いてたって」
P「箝口令な」
やよい「かんこうれい・・お、お化けか何かですか?」
P「・・後で自分で辞書を引いてみてくれ」
P「しかし、やよいは寮に入ってていいのか、弟たちの世話があるんだろう?」
やよい「だから、私はいつも居るわけじゃないんですよ。とくれい?で私はいつでも実家に帰っても良いって」
P「ああ、社長がそんなこと言ってたな」
やよい「はい。私がこっちに居る間は社長が弟たちの世話をしてくれるとか・・」
P「あ、あぁ、社長がそんなこと言ってたな・・あれ本気だったのか」
やよい「この間、ウチに来てくれたんですけど・・社長、意外と弟たちと打ち解けてましたよ?」
P「それはそれは・・」
やよい「『アイドルたちの団結のためなら、いくらでもお世話しよう』って嬉しそうにしてましたっ」
P「あの人、社長としての仕事はちゃんとやってるんだろうか・・」
やよい「社長にしてベビーシッター・・すごいですよね」
P「型破りだよな」
P「あれ、これは・・」
やよい「あ、もやしですっ、昨日育て始めたばかりなんですけど」
P「ほー、たくさんあるなぁ」
やよい「はいっ、しっかり育ててあげれば、そんなに日がかからなくても食べられるようになるそうですっ」
P「なるほどな・・自家栽培とは、一人暮らしならではだな」
やよい「そうですねー、でも、こまめに水をあげなきゃいけないから、お仕事で忙しいときは世話が大変かもしれません・・」
P「まあ、手が回らないときは俺も手伝うよ」
やよい「はいっ、私の家は毎週木曜日がもやし祭りの日なので、
寮では毎週日曜日をもやし祭りにしますねっ、皆を誘ってっ」
P「しゅ、週に二回ももやし祭りをやると・・やよい自身が腹ペコににならないか?」
やよい「大丈夫ですっ。もやしの栄養価をなめちゃダメですよ、プロデューサーっ」
P「たくましいな、やよいは・・」
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