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    元スレメイド「冥土にお送りいたします」主人「かかって来い」

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    101 = 1 :

    テロリスト「外に、警官や野次馬がだいぶ集まってきたようだ」

    テロリスト「そろそろ主張や要求などを突きつけてはどうだ?」

    リーダー「よ、よしっ! スピーカーを貸してくれっ!」


    リーダーは窓を開け、スピーカーを使って叫ぶ。


    リーダー「聞け、愚民どもっ!」

    リーダー「我々の要求は、国会議事堂をぼくたち“熱湯弁慶”に明け渡すことだ!」

    リーダー「今後、この国の政治はぼくらネットエリートが行う!」

    リーダー「要求を飲まなければ、ここにいる人質がどんどん死ぬことになるよ!」

    リーダー「フハハハハッ!」

    102 = 1 :

    同僚(またバカ笑いしやがって……。てか、ネットエリートってなんだよ)

    同僚(こんなバカげた要求、通るわけがねえ)

    同僚(くそっ、死にたくない……)

    OL「怖いよ……」ガタガタ

    同僚「大丈夫だ、俺がついてる」ギュッ

    OL「うん……」ギュッ


    同僚はOLをそっと抱き寄せた。

    103 :

    主人が助けに行く

    負傷入院

    命の危機

    メイドがお見舞いに来る

    数ヵ月後退院

    また殺しあう

    104 :

    おもしろい
    もっとやれ

    105 = 1 :

    <電車内>

    主人の携帯電話からも、リーダーのバカげた要求を見ることができた。

    しかし、主人が注目したのはリーダーではなく、その奥に映るもう一人の人物。

    主人はすぐに分かった。


    主人(こいつが、黒幕だ!)

    主人(こいつが熱湯弁慶に武器と戦い方を与え、こんな事件を起こしたんだ!)

    主人(そしてこいつは……おそらくは俺と同類!)

    主人(おそろしく強い……。その上、殺しを日常にしている人種だ)

    主人(こういうテロ活動をしょっちゅう実行してきたに違いない……)ハッ


    テレビ『世界的に暗躍しているテロリストが、日本に潜伏したという情報が~』


    主人(もしや、あの時のニュースのテロリストが、あいつか!?)

    主人(俺と同類だとすれば、警察では歯が立たん! 俺が行かなくては!)

    106 = 1 :

    主人は電車内の通話可能なエリアに移動し、家に電話をかけた。


    主人「もしもし、俺だ」

    メイド『ご主人様、どうされましたか?』

    主人「俺の会社がテロ集団に乗っ取られた。おそらく同僚たちも人質にされた」

    主人「俺は今電車にいて、あと30分ほどで会社の最寄り駅に到着する」

    主人「そしたら、会社に乗り込むつもりだ」

    主人「しかし、相手の中に俺たちと同類……がいる」

    主人「もしかしたら、俺は死ぬかもしれない」

    主人「俺が死んだら、自動的にその家と俺の資産は君のものになるようになっている」

    主人「後は任せたよ」

    メイド『かしこまりました』

    主人「君になら安心して任せられるよ」ピッ


    意外なことに、主人の心の中にあったのは強敵と戦える喜びではなかった。

    同類として、己の強大な力を悪用する黒幕(テロリスト)に対する怒りだった。

    107 :

    見つけた小説にはとりあえず文章が稚拙だなって言うことにしてる

    108 = 1 :

    <会社 最寄駅>

    主人が電車から降りると、駅周辺は騒然としていた。

    なにしろ近くで本格的な立てこもり事件が起こっている最中なのだ。


    主人(あのテロリストに思想なんてものはない)

    主人(ただ戦闘とスリルを求めているだけ……)

    主人(きっと今までも世界中のテロ組織に身を置き、助力し)

    主人(戦闘と殺戮を行い、飽きたら別の国へ……というのを繰り返してたんだろう)

    主人(熱湯弁慶は、奴にとってはただの道具に過ぎない)

    主人(あの単純そうなリーダーに武器を与えて、そそのかしたんだろう)

    主人(俺の会社を狙ったのも理由なんかない)

    主人(熱湯弁慶の規模でも制圧可能な小さなビルを、適当に選んだだけだろう)

    主人(同僚、OL、課長……みんな。必ず俺が救い出してやる)


    「ご主人様」

    109 :

    自分、見抜き良いスか?
    ありがとう

    111 = 68 :

    楽しんでるよ

    112 = 1 :

    主人「!」


    主人の前には、家にいるはずのメイドがいた。


    主人「どうして君がここに……!」

    主人「まさか俺を助けに──!?」

    メイド「勘違いなさらないで下さい」

    メイド「ご主人様を冥土に送ることができるのは、この地球上で私のみ」

    メイド「私はご主人様の力量を疑ったことは一度もありません」

    メイド「私がこうして参ったのは、ご主人様のご友人方のためです」

    メイド「同僚様とOL様も、人質にされているのでしょう?」

    メイド「ご主人様のご友人は、私にとっても友人です」

    メイド「あの方々が危機とあらば、動かないわけには参りません」

    主人「なるほど、君らしい理由だ」

    主人「じゃあ行こうか」ザッ

    メイド「かしこまりました」スッ

    114 = 1 :

    <会社周辺>

    機動隊が熱湯弁慶の説得に当たるが、リーダーはまるで聞く耳を持たない。


    リーダー「国会議事堂はまだぼくらのものにならないのかい!?」

    リーダー「早くしないと人質殺して、死体をポイッと窓から投げちゃうよ!?」

    リーダー「ぼくらは生まれ変わったんだ!」

    リーダー「ネットと現実を支配する、ダブル王者になるんだ!」

    リーダー「人殺しぐらい、なんてことないんだ! フハハハハッ!」



    隊長「……参ったな。まるで話が通じんよ」

    隊員A「えぇ、このままじゃ本当にやりかねません」

    隊長「かといって奴ら、ああ見えてかなりの重装備な上、統率もとれている」

    隊員A「うかつに突入はできませんね……」

    115 = 1 :

    隊員B「あ、あの……」

    隊長「どうした?」

    隊員B「変な二人組がこっちに歩いてきてるんです」

    隊長「変な二人組?」

    隊員B「スーツ姿のサラリーマンと……メイドなんですが」

    隊長「な、なんだそりゃ?」


    ザッ


    主人「皆さん、すいません。ここから先は俺たちに任せて下さい」

    メイド「私とこの方で、立てこもり犯を退治いたします」

    116 = 1 :

    機動隊長は二人を見た瞬間、寒気を覚えた。

    主人とメイドは自分たちよりも遥か上位にあると本能的に察した。

    とはいえ、一般市民に事件解決を委ねるわけにはいかない。


    隊長「冗談はよしてくれ! 君たちになにができる!?」

    主人「これくらいのことはできます」


    主人は機動隊の一人から盾を奪うと──

    グシャンッ!

    力む表情すらせず腕力だけで丸めてみせた。


    隊長(私は夢でも見ているのか……?)

    117 :

    追いつき支援

    118 = 1 :

    主人「おっと失礼」

    主人「器物破損で捕まりたくないからな。すぐ直してくれ」

    メイド「かしこまりました」


    メイドはグシャグシャに丸まった盾をこれまた腕力で引き伸ばし、

    形を整え、元通りに修復してみせた。

    機動隊員たちは言葉を失ってしまった。


    主人「ビルの中にも一人、これくらいのことができる人間がいます」

    主人「他の人間はともかく、そいつは俺たちでなきゃ倒せないでしょう」

    主人「行こう」ザッ

    メイド「かしこまりました」スッ

    119 = 1 :

    歩きながらの作戦会議。


    主人「裏口から侵入しよう。俺の会社のビルは七階……」

    主人「一階につき30秒でカタをつければ、3分で最上階にたどり着く」

    メイド「もし侵入を最上階に察知された場合、人質の方々は大丈夫でしょうか?」

    主人「それは大丈夫だ。ただしテロリストが俺の考えているような奴であれば──」

    主人「一人死ぬことになる」

    120 = 1 :

    <会社 裏口前>

    主人「武器はいらないのかい?」

    メイド「はい。私は武器や道具を用いない方が、戦いやすいので」

    主人「ほぉ、つまりいつもは手加減をしてくれてたのか」

    メイド「いえ、そうではありません」

    メイド「ご主人様ほどの相手に切り札(素手)は見せたくありませんでしたので」

    メイド「確実にご主人様を冥土に送れる、と思った時に素手で攻撃しようと……」

    主人「まあ俺も似たようなものだ。素手で戦う方がやりやすい」

    主人「家での戦いで道具を使うのも、君と同じような理由だ」

    主人「さて、おしゃべりはここまでだ」

    主人「入ろう」

    メイド「はい」バキンッ


    鍵のかかったドアを強引にこじ開け、二人は中に突入した。

    121 :

    私怨

    122 = 1 :

    <会社 一階>

    中にいた熱湯弁慶の武装兵たちは面食らった。

    突然、外からサラリーマンとメイドのコンビが侵入してきたのだから。


    熱湯兵A(な、なんだっ!?)

    熱湯兵B(ここの社員か!? ……とメイド!?)


    彼らはテロリストから「誰か入ってきたらかまわず撃て」と命じられている。

    テロリストからいわれた通り、マシンガンを構える。

    ──が、すでに二人の兵の意識は体から抜け落ちていた。

    二人の突きで、一瞬にして昏倒させられてしまったのだ。


    主人「あと数人いるな。撃たれる前に、倒そう」

    メイド「はい」

    123 = 1 :

    <会社 二階>

    一階の兵を全滅させた二人は、二階に上がった。


    熱湯兵C「な、なんだ、こいつら──」


    すでにメイドは兵Cの後ろに回っていた。

    そしてチョークスリーパーをかける。

    兵Cも必死に逃れようとするが、無駄な努力だった。


    熱湯兵C(な、なんだこの女の力は……ビ、ビクとも……し、ねぇ……)ガクッ

    メイド「ご安心を。ご主人様以外を冥土送りにするつもりはありませんので」スッ


    二階の兵が全滅するのも時間の問題だった。

    124 = 109 :

    >>45
    自分、見抜き良いスか?

    >>101
    おはよう

    126 :

    ワクワクする

    127 :

    兵C…兵士ー……エフッエフッ

    128 = 68 :

    なんか胸がざわざわするな

    129 = 1 :

    <会社 最上階>

    主人とメイドはほとんど無音で熱湯弁慶を退治していたが、

    テロリストだけは侵入者の気配を察知していた。

    そして、極上の来客であると理解していた。


    テロリスト(凄まじい強者が二人、この階に迫っている……!)

    テロリスト(すごい……すごいぞ!)

    テロリスト(私が標的にこのビルを選んだ理由は、二つ)

    テロリスト(一つは小さい組織である熱湯弁慶でも、制圧可能な大きさだからだ)

    テロリスト(もう一つは、このビルを襲えば最上級の獲物に会えると予感したからだ)

    テロリスト(私の予感は正しかった!)

    リーダー「どうした? 同志よ」

    テロリスト「侵入者だ……それも極上のな」

    リーダー「な、なんだってっ!?」

    130 :

    すげえきつかったゾ

    132 :

    >>64
    こんにちは
    ありがとう

    133 = 1 :

    同僚(警察が突入してきたのか!? ──のわりに、それっぽい物音はしないが……)

    OL(私たち助かるの!? それとも死ぬの!?)


    リーダー「国会をぼくたちに明け渡さず、突入してくるとは! 警察めえっ!」

    リーダー「こ、殺すっ! 人質殺してやるぅっ!」ジャキッ

    テロリスト「待ちたまえ。彼らはこれから始まるショーの生き証人となる」

    テロリスト「この私が強力な侵入者二名を仕留めるという究極のショーのね」

    テロリスト「殺すことは許さん」

    リーダー「なんだと!? なにがショーだ! ふざけるなよ、どういうつもりだっ!」

    テロリスト「思い上がるなよ、熱湯弁慶」

    テロリスト「キサマらなど、私がスリルと戦闘を楽しむための道具にすぎんのだ」

    リーダー「なんだとぉっ!?」

    リーダー「君がぼくたちなら日本のトップに立てるというから、ぼくらは──」


    シュバッ!

    134 = 1 :

    ゴロン…

    リーダーは、手刀で首をハネられた。


    テロリスト「バカが……」

    テロリスト「ビルに立てこもったくらいで国を獲れるなら、だれも苦労はしない」


    課長「うわぁぁぁっ!」

    社員A「ひぃぃぃぃっ!」

    社員B「首が、首がっ!」

    同僚(おいおいマジかよ、仲間を殺しやがった! どーなってんだ、これは)

    同僚(しかも今、チョップでやったよな!? んなことできるのかよ!)

    OL「やだ……もういやだぁ……!」

    同僚「!」

    同僚「大丈夫だ、俺が守ってやる……! もう、なにも見るな!」ギュッ

    OL「う、うん……」

    135 = 1 :

    <会社 六階>

    メイド「少々眠っていただきます」


    ストトトトトンッ

    メイドはかろやかに宙を舞うと、武装兵たち5名の首に手刀を当て、

    同時に気絶させた。


    主人「おーしくらまんじゅう、押されて泣くなーっと……」

    熱湯兵たち「お、押されっ──!」


    グイッ!

    主人も武装兵5名を壁に押しつけ、圧力で失神させた。


    残るは最上階のみ──

    137 :

    お前いっつもおんなじ事ばっか言ってて気味が悪いんだけど

    138 = 1 :

    <会社 最上階>

    バァンッ!

    ドアを蹴破り、大広間になだれ込む主人とメイド。


    テロリスト「ようこそっ!」

    主人(やはり……“一人死んだ”か)


    首と胴体が離れたリーダーを見て、主人はため息をつく。

    主人はテロリストの性質を見抜いていた。

    弱者を殺すことに興味は薄く、

    なおかつ自分の戦闘(強さ)をより多くのギャラリーに見せたがる。

    そして用済みになったり目障りになったりした者は、容赦なく殺すタイプ……。

    できれば死人を出したくなかったとはいえ、ここまでは想定通りだった。

    139 = 45 :

    タイプくそわろた

    140 :

    結論から言うと、主人もメイドも自惚れが過ぎたようだった

    主人は心臓をえぐり取られ、メイドは一撃で体が動かせなくなる程のダメージを受けた

    なぜメイドは死ななかったのか

    メイドは生かされたのだ

    人質たちの目の前で犯されるメイド

    犯されているにも関わらず女の喜びをしったメイドは、誰とも知れぬ男の子供を孕まされることとなった

    END

    141 = 140 :

    すみません順番間違えました

    142 :

    >>27
    笑えねーよカス

    143 :

    えっ
    ちょまっ

    144 :

    なんで変なのがいるの?
    春休みだから大学生が増えたの?

    145 :

    いや流石になりすましだろjk

    146 :

    >>140
    おもろないからさっさとねろ

    147 :

    エーリススレはここですか?

    148 :

    主人「ヤツとは俺が一対一(サシ)でやる」

    主人「君は人質を守ってくれ」

    メイド「かしこまりました」

    テロリスト「フフフ……分かる、分かるぞ」

    テロリスト「キサマらも生まれながらに強すぎる力を持った者だろう?」

    テロリスト「選ばれし者なのだろう!?」

    テロリスト「私は世界中を渡り歩いてきたが、まさか同類に出会えるとは!」

    テロリスト「それも同時に! 二人も! この国に来た甲斐があった!!」

    主人「力で悪意をばら撒くようなバカが、俺らと同類?」

    主人「ふざけるなよ」

    主人「もっと早くに出会っていれば、いい好敵手になれたかもしれないが──」

    主人「いや、やめておこう」

    主人「お前とは分かり合える気がしない」

    149 :

    >>141
    センスねえから潰れろ

    150 = 148 :

    メイドが人質たちの盾になるように、待機する。


    OL「メイドさん、どうしてあなたがここに!?」

    同僚「それにアイツ、武器も持たずにアレと戦うつもりか!?」

    同僚「死んじまう! 知らないだろうがあの男、素手で人の首をハネたんだぞ!」

    メイド「大丈夫。あの方は勝ちます」

    メイド「必ず」

    同僚(無理だ!)

    同僚(そりゃあ、たしかにアイツ、ちょっと人間離れしてるとこあったけど……)

    同僚(あのテロリストは人間離れ、どころじゃない)

    同僚(正真正銘の怪物なんだ!)


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