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    元スレ男「貞子!伽椰子!富江!ゆき!早く起きろ!」

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    151 = 91 :

    なんといういい話風味

    152 = 1 :

    話は変わるんだけどさ

    この間、電話が鳴ったわけよ

    出てみると

    「私メリーさん。今あなたの町に来てるの」

    なんて言うわけよ

    メリーさんて誰よ

    そんな知り合いいたっけかな、なんて考えてはみるものの

    いないんだよ

    そんな知り合い

    153 :

    何人同棲するつもりだwww
    金あるなコイツ

    155 = 1 :

    しばらくするとまた電話がかかってきてさ

    「私メリーさん。今あなたの家の前にいるの」

    なんて言うわけさ

    いやぁ…これは困ったもんだな。って思ってさ

    俺は恐る恐る口を開いて

    メリーさんとやらに行ったわけよ

    「ごめん、今大学にいるんだけど…」

    156 :

    メリーさん逃げて!君じゃやつらには敵わない!

    157 = 1 :

    「えっ…」

    しばらくメリーさんとやらも黙り込んじゃってさ

    「いや、大学の図書館で調べたいことがあったからさ…」

    メリーさんとやらはまだ押し黙ってるんだよ

    「…家についたらまた連絡するって言うのは?」

    「あ…うん、わかった。じゃあ番号言うね。えっと…×××の…」

    158 = 1 :

    図書館での調べ事も終わってさ

    あ、そうだ、トイレに寄っていこう。って思って

    俺はトイレに行ったんわけよ

    そしたらさ、男子便所がなぜか閉まってるんだよ

    我慢できなかったし、人も全然いなかったからさ

    女子便所に入ったわけ

    あー、女子便所ってこんな匂いがするんだなぁ

    なんて思いながらチンコを勃たせていると

    何か女の子が立ってたるんだよ、そこに

    159 = 13 :

    メリーさん健気やのう

    160 = 1 :

    見た目小学生ぐらいでさ

    何か不気味なんだよ

    「お嬢ちゃん、こんなところで何してるの?」

    って聞いてみたわけ

    俺が何してるんだって話だけどさ

    男子の方は使えないし、仕方ないじゃんと一人で納得してたんだよ

    「花子」

    一言、女の子は自分の名前を言ったんだ

    161 :

    変態じゃないか

    162 = 1 :

    花子て…

    今どきの子供にしては古風な名前だなー、なんて思ってさ

    でもまぁ、何て読むのかも分からないようなキラキラネームよりはマシだよな

    なんて思ってたんだよ

    「君、どこからここから入って来たの?」

    花子ちゃんは何も答えないんだよ

    きっと恥ずかしがってるんだろうな

    こういう奥ゆかしさが今の女性には足りないんだろうな

    という自分なりの結論を出し

    俺は花子ちゃんのような女性が増えるよう星に願ったのです

    163 :

    なんか久々にいい感じ

    164 :

    修羅場しか見えない

    165 = 1 :

    家に帰り、早速メリーさんに電話かけたわけよ

    「家についたよ」

    「うん、今から行くね」

    声からして、子供っぽいのさ

    こんな時間に子供がほっつき歩いてていいのかなー、なんて心配してたらさ

    「今電話してたの誰?」

    って背後で伽椰子が聞いてきたんだよ

    「メリーさん」

    って答えると、伽椰子は何故か溜め息をついたわけ

    166 = 1 :

    メリー「もしもし、私メリーさん。今あなたの家の前にいるの」

    「おう、入っていいよ」

    メリー「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

    「何!?」


    振り返ると、いるんだよ

    メリーさんが

    俺はゾッとしたね

    167 = 1 :

    金髪碧眼の可愛らしい人形のような女の子でさ

    こんな時間まで外出歩いてるとなれば…

    そう

    人身売買しか考えられないわけよ

    この国も地に堕ちたな、なんてゾッとしちゃってさ

    「安心しろ、俺が守ってやる」

    って抱きしめてやったわけよ

    そしたら後で富江と貞子と伽椰子にボコボコにされたわけ

    ゆきとメリーはそれを怯えながら、何も出来ずに見ててさ

    願わくば、君たちはこんな女にはなるなよ…

    俺は再び夜空の星に願ったね

    168 :

    Tさん「破ぁっ!」

    そして男以外誰も居なくなった

    やっぱり寺生まれってすごい

    170 = 1 :

    数分後、誰かが俺の家のドアをノックしてきた

    ドアを開けてみると、そこには先ほど知り合ったばかりの整形女がいてさ

    彼女を見るや、皆怯えちゃってさ

    「何でアイツあんなに口でかいのよ!」

    なんて富江が失礼極まりないこと言い出すんだよ

    俺は彼女が貧乏育ちのいたいけな少女時代を過ごし

    一生懸命働いたお金でやっと整形したのはいいけれど

    ヤブ医者のせいで整形が失敗に終わったことなど

    彼女の生い立ちからこうなったに至るまで、すべて説明したのさ

    皆泣いて彼女に謝ってさ

    何故か彼女自身はポカンとしてるわけよ

    171 = 1 :

    ああ、そうか

    この娘はきっと今まで人の優しさに触れることなく

    健気に生きてきたんだな、と思ってさ

    思わず抱きしめたわけよ

    そしたらまたボッコボコよ

    172 :

    見上げたタフガイだな

    173 = 68 :

    この男ならメガテンの世界いってもやっていけるだろうな

    174 = 1 :

    俺がもはや恒例になりつつある集団リンチを受けていると

    また玄関のチャイムが鳴ったんだよ

    やって来たのは花子ちゃんでさ

    何か皆溜め息ついてるわけ

    ゆきとかメリーとか、友達が増えていいじゃん。って思うんだけどさ

    二人も溜め息ついてるんだよ

    世の中不思議なこともあるもんだなぁ

    なんて考えつつ

    俺は寝た

    175 :

    それから数年後のことだ

    厄年ってこともあってさ

    神社に厄払いに来たわけよ

    皆は嫌がってたけどさ

    行ったわけよ

    176 :

    だめええええ

    177 :

    >>175
    普通の神社で手に負えるレベルじゃないなww

    178 :

    ゴクリ…

    179 :

    消えちゃうとかやめてくれよ

    180 = 175 :

    神主さんの厄払いが始まって

    俺は目を瞑って

    こうしてる間、考えることも特にないし

    このまま無我の境地でも開こうかな、なんて考えてたんだ

    いや、そんな事考えること自体、無我の境地は悟れないだろ

    と自己完結してさ

    終わるのをただひたすら待ってたわけよ

    182 :

    富江を御しきれているだと…

    183 = 175 :

    そしたらさ

    なんと

    神主が死んじゃったんだよ、目の前で

    うわぁ…こんな事もあるんだなぁ

    って、俺は初めて目にした死体に怯えてさ

    なぜか隣にいたゆきがニヤニヤしてるわけよ

    伽椰子も貞子も富江もメリーも花子も整形女も

    皆笑ってるわけ

    俺はゾッとしたね

    184 :

    神主さあああああああああああん

    185 = 175 :

    こいつら…死体見て笑うとか性格悪すぎだろ…

    富江は死体を見て笑っても何ら不思議ではない

    でも他の皆まで笑ってるんだぜ?

    何これ

    皆の性格を歪ませる富江教でも始めたのか?

    だとしたら絶対に入りたくないなぁ、なんて思ってたのさ

    そしたらゆきが

    「さ、帰ろ」

    なんて言うんだよ

    いやいやいやいやいや…

    俺の厄払いは?

    186 = 175 :

    仕方ないから、お守りだけ買って帰ろうとしたんよ

    そしたら貞子が

    「そんなもの必要ない」

    なんて言うんだよ

    でもまぁ、貞子がそう言うならそうなのかなぁ、なんて納得しちゃってさ



    貞子「だってあなたは…私たちが守ってるから//」

    「…?」

    187 :

    リスクは大きいが最強だな

    188 :

    デレてるうちはいいが…

    189 = 175 :

    大学を無事卒業してさ

    就職にも苦労はしたけど何とか就けたわけ

    今度は結婚かな

    なんて思ってさ

    俺だって、ちゃんと世帯を持ってみたいわけよ

    俺は、会社の同僚をディナーに誘った

    190 :

    同僚にげてえええええええ

    191 :

    同僚さん逃げてー、光の速さで逃げてー

    192 :

    逃げろーーーー

    193 :

    し、しんでる…

    194 = 175 :

    話は弾んでさ

    その夜は色々喋ったんだよ

    それで、ホテルに行ったんだ

    これで童貞ともおさらばだな…

    俺は嬉しかったね

    同僚が、シャワーを浴びに行き、俺はその時を心待ちにしてたんだ

    その時だった

    シャワールームから聞こえたんだ

    悲鳴が

    195 = 192 :

    うわぁあああああ

    196 = 179 :

    おっとこれはヤバいんじゃないか

    197 = 175 :

    俺はシャワールームへ駆けつけた

    するとそこには

    首を切られた同僚が死んでいたんだ

    怖かった。ものすごく

    同僚が死んだことも

    また童貞卒業が遠のいたことも

    ショッキングだったわけよ

    198 = 192 :

    なんか笑えなくなってきたwww

    199 :

    あーあ

    200 :

    和製ホラー好きの俺にとっては神SS


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