元スレ女勇者「人間が魔物に勝てるはずがない」戦士「は?」
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51 = 1 :
門番「特例中の特例だが、許可が出た。ただしペットの扱いとなるが問題ないか?」
女勇者「まぁ特に問題は。」
門番「飼い主はその男という事でいいか?」
戦士「えっと・・・」
女勇者「おk。」
門番「ペットということで首輪をつけておいて貰いたいんだが」
戦士「おい待て。幾らなんでもそれふざけてるだろ。」
女勇者「首輪そっちが貸し出すの?」
門番「あぁ、専用のものがある」
戦士「うぉおおおおい!?勇者さーん?!」
女勇者「こういうアクセつけてる人だっているし大丈夫大丈夫。」
戦士「それ世紀末位しかいないと思うんだが・・・」
52 = 1 :
女勇者「迷ってるより前に進まないとー。ってことで町長さんに会えるかなぁ。」
門番「用件は?ただでさえ特例なんだ。たいした用でなければ許可できない。」
戦士「何か魔物で困ってれば討伐しようと・・・」
門番「ふむ・・・待ってろ、聞いてくる。」
女勇者「テンポ悪いなぁ」
門番「許可が出た。節度を持って行動するように頼むぞ。特に勇者殿。」
女勇者「勇者の扱いじゃないよねもはや」
戦士「誰かさんが魔物になったりするから悪いんだろ・・・」
女勇者「ハハハ、まぁそうだね。とりあえずあんま動き回れないと思うしさっさといこうか。」
戦士「休憩とか食料の補給とかは・・・」
女勇者「僕は大丈夫だから後。」
戦士「僕が大丈夫じゃないから先でお願いしたい・・・」
女勇者「さぁ町長のところへー」
戦士「ちくしょー」
53 = 1 :
町長「この町より東の山にドラゴンが住み着いてましてな」
女勇者「キターーーーーーー!!!」
戦士「(あっ、これもしかして・・・)」
町長「何を喜んでるのですかな。まさか共謀したりなどと・・・」
女勇者「そんなことは断じてありません。ただ糧にする強敵が現れた事に喜んでいるだけです(キリッ」
戦士「(前の時パスっていったのもそういうことか・・・ザコはいらないと)」
町長「今一信用は出来ませんがまぁ、やるだけやってくださいな。」
女勇者「ええ任せてください。確実に仕留めて首を持って帰りましょう」
戦士「それはさすがにグロいだろ・・・」
町長「いや!それほどわかりやすい仕留めた証もあるまい。それでお願いしますぞ。」
戦士「うわー。マジっすか町長さん・・・」
女勇者「よし、いくぞ戦士くんー!」
戦士「うっわ本気でそのままいくのかよー」
55 = 1 :
よかった、まだいるんだ。えろ失敗で散ったかと・・・ホッとしながら頑張る。
女勇者「山はつらいなーさすがに。」
戦士「何か枝刺さって体内入ってるぞ・・・」
女勇者「濁るなぁ。まぁ排出出来るけど・・・。」
女勇者「あー。安請け合いだったかも知れない。これ大変だ。」
戦士「まぁそうこう言ってたらもうついたっぽいぞ。」
女勇者「・・・結局洞窟?魔物の住処そんなに無いのかなぁ。」
戦士「夜行性で定住しないお前がいうな。」
女勇者「さてさて、今度はどれくらいかかるかなぁー」
56 = 1 :
~洞窟2~
女勇者「どうだった?」
戦士「数が少なかったからかな。10分だ。まぁ強かったほうだな。」
女勇者「てか手下とかいないんだねー。強い自信があるんだろうけど。」
戦士「そりゃドラゴンっていったらかなり大物だしな。」
女勇者「『私の巣に迷い込んだか愚かな人間よ!その命を以ってその愚かさを知るがいい!』とかいってたのにね」
ドラゴン「ぐっ・・・くそっ・・・」
女勇者「まぁ状態異常系の攻撃を一括で出せるからなぁ僕。相手にしたらつらいよね」
ドラゴン「そうだ!男なら自分の力だけで」ザクッ
女勇者「僕女の子ね。」
ドラゴン「ぐわああああ!羽がぁあ!」
戦士「うわー・・・相変わらずひでぇ。」
57 = 31 :
安心して書け、途中で見放さん。
終わりまで読ませて貰うよ。
58 = 1 :
戦士「で、やっぱりやるの?」
女勇者「やるー。よいしょ。」
戦士「うわっ、羽食べてる。」
女勇者「吸収してるだけですー。あー。もうちょっと血も欲しいかも。変化するのに足りない気がする」ペロペロ
ドラゴン「グゥッ!!」
戦士「女の子が舌を出して舐める仕草って結構ドキっとくるものがないか?それが例えドラゴンの傷から血を舐め取っていたとしても。」
女勇者「変な事言ってないで。さぁ、やる事やったしいくよ。」ザクッ
戦士「うわっ。首!」
女勇者「仕留めた証に使うからね。忘れちゃダメだよ」
戦士「そういや言われてたな・・・。」
59 = 1 :
女勇者「首おもっ。仕方ない、飛ぶか。」ズルゥッ
戦士「あ、変化早いな。もう羽取り込んだのか。」
女勇者「これでも時間掛かったほうだよ。さぁいこうー。」
戦士「飛べるのか?スライムなのに。」
女勇者「さぁ?やるだけやろう。」バッサバッサ
戦士「飛んだー!!うわああああああ」
女勇者「高所恐怖症だったんだ。早くいってよそれ。」
60 = 1 :
町民「町民を集めていったい何を?」
町長「奴らがドラゴンと手を組む可能性も考えられる。武装して待ち構えておこう」
町長「あと、奴らが戦って負けて、その腹いせでドラゴンがこちらに来る可能性も考えてな。」
町民「なるほど・・・さすが町長。先を見据えていらっしゃる。」
ズドーン!!
町長「な、なんだ!?攻撃か!?」
女勇者「ただいま戻りました。」
町長「なっ。貴女は・・・・!」
戦士「なんだ?何で皆武装してんだ?こんなに集まって。」
61 = 1 :
町長「い、いややはり私たちも加勢すべきだと考えましてな・・・」
女勇者「来なくて正解だったかも。正直あれ人間に倒せる気がしないよー。」
町長「という事は倒せなかったと・・・・」
女勇者「”人間に倒せない”って言ったでしょう。僕は人間じゃない」
町長「という事は・・・」
女勇者「約束のドラゴンの首です。」
町長「た、確かにヘビとかではないようですな・・・それにその翼・・・」
女勇者「首以外に言われてないのでこれは私が貰い受けました。他の部位は、山の中の洞窟に転がってますよ。」
町長「ふ、ふむ・・・」
女勇者「じゃ、報酬は貰います。あと望まれてないようなのでさっさと出て行きますねー。」
町長「あ、お、お待ちを!」
女勇者「勇者としてここで受けた事はあちこち伝えておきますのでー。それでは!」
バサァッ!
戦士「俺空気だったなぁ・・・あ、じゃまぁそういうことでー。」
町長「クッ・・・」
62 = 1 :
戦士「やっぱ不満はあったんだな」
女勇者「体はこれでも心は勇者で人間だからね。幸いにも」
戦士「・・・所で首輪つけたままだが」
女勇者「あ、これは実は気に入ってる。飼い主は戦士くんだし。」
戦士「えっ」
女勇者「なーんでも。飛べるようになったし今後移動が楽だねー。僕楽じゃないけど」
戦士「そうだな。ささっと辿り着けるな。次の街。」
女勇者「多少何か追っ手が来ても問題なく逃げられそう・・・」
戦士「おい待て追いかけられるような事する気か!」
女勇者「存在自体が・・・・。」
戦士「あっ。」
女勇者「まぁどんどんいこう。ね」
戦士「・・・あぁ。」
63 = 1 :
女勇者「うーん。もう既に結構強くなってきてる気がするなぁ」
戦士「元々俺ら結構強い方なんじゃないか?」
女勇者「どうだろうね。それでもやっぱ人間のままじゃ限界があると思うけどなあ」
戦士「だとして、次はどうするんだよ」
女勇者「あれ?戦士くんもう止めないの?」
戦士「止めても聞かないし止めようにもお前強すぎるだろ」
女勇者「そっか。そうだね。えーっと次は・・・触手のある奴を相手にしたい。」
戦士「触手・・・」
女勇者「うん、言いたい事はわかる。戦士くん好きそうだったし。」
戦士「いや、わかってない!女子に触手を付けてどうする!女子が触手に囲まれないとダメだろ!!」
女勇者「さすがに僕でもその力説は気持ち悪い」
戦士「ごめん」
64 = 1 :
「鳥の魔物が・・・」
「スライムが・・・」
「ネズミが・・・」
女勇者「中々来ないなぁ。」
戦士「触手扱うようなのだと、こういう街には出てこないのかもなもっと山にいるというか。」
女勇者「というか前の町ほど僕突っ込まれなかったね。」
戦士「あ、その件はさっき聞いた。どうも前のでかい町から通達が王様にいったらしい。」
女勇者「あー。王様が手を回してくれたのか。」
戦士「自分の体を汚してまで、戦う勇者とかなんとか。」
女勇者「理想だねー。僕が考えてた奴だ。少しは報われる気持ちだよ」
戦士「そう思われたいとかはあったんだな。」
女勇者「一応人間だからね。変わり者だけど。見返りは求めちゃうよ」
戦士「・・・ここまでしなくてもある程度あっただろうに」
女勇者「あー・・・うん、まあ。とりあえず、いいや。」
65 = 1 :
戦士「はぁ。とりあえず今回の町は今までで最大。魔物討伐のギルドなんてあるそうだ。」
女勇者「あ、それで来たんだ。珍しく行きたい町がっていうから何かと思ったら」
戦士「全部前の町で聞いたんだけどな。それで最初の話。王様が手を回した件。」
女勇者「ん?」
戦士「ギルドは本来登録が必要だが、それを無視できるようだ。」
女勇者「おぉ。」
戦士「そして、気になる魔物をリクエストする事も出来るらしいぞ。」
女勇者「おぉー。」
戦士「これなら見つけられるんじゃないか?」
女勇者「随分有益な情報が手に入ったなぁ。よーし、一気に欲しいもの手に入れちゃうぞー」
戦士「あぁどうなることやら・・・。」
女勇者「教えといて後悔しないでよー」
66 = 1 :
女勇者「よーし。こんなもんでしょう」
戦士「・・・触手に炎、氷、雷。そして自爆か・・・。」
女勇者「あと液体金属の魔物取り込んだよー。防御もバッチリだ!ついでに討伐報酬でお金もたっぷり。十分装備も買えたよ。」
戦士「そろそろいいんじゃないか?」
女勇者「そうだねー。十分だ。そろそろいく。」
戦士「ついに勇者らしいことをする訳か・・・」
女勇者「液体の体に竜の翼、毒を吐きあらゆる呪文を使う、触手を持った体色が銀色の勇者が世界を救う!」
戦士「やめろよ・・・それを言うともう何なのかわからねぇから・・・」
67 :
レスがつかないのは見入っているからだ
「やめろ」というレスがつくのは嫉妬だ
「はよ」というレスがつくのは期待されているからだ
69 = 1 :
女勇者「まずは最初の町の方まで戻ろうか。なんかあった気がする。忘れたから王様やら町の人に聞くけど」
戦士「王様・・・王様ね。俺苦手なんだよなぁ・・・」
王様「久々だな勇者よ」
女勇者「ええ。旅立ってだいぶ経ちましたがまだ成果を挙げられず申し訳ありません。」
王様「なに気にするな。魔物を狩るような事はしてるんだ、そこらの町民よりは貢献しているさ」
戦士「相変わらず皮肉がお上手で」
王様「それほどでもない」
女勇者「別に気にしませんけどね。これから行きますし」
70 = 1 :
王様「それで今日は何用だ?」
女勇者「ちょっと情報収集に。」
王様「なるほどな。一番にわしの所へ来たのは正解だったな。」
戦士「といいますと?」
王様「これだけ期間があればわしらでも調べる事くらいは出来るという事だ。まぁ殆ど偶然でわかったようなものだがな」
女勇者「魔王について何かわかったと?」
王様「今現在、魔王は有力な大都市に配下の魔物を置き、支配しているようだ」
戦士「自分たちも大きい町には行きましたが・・・」
王様「そこは偶然違ったようだな。主に狙われたのは軍事都市か。攻撃力を奪う作戦のようだ」
71 :
魔王と手を組もうぜ
72 = 26 :
しえん
74 = 1 :
王様「忍び込んだ魔物が王族や軍事に重要な人物の家族を人質にとってそのまま国を乗っ取った形だな」
女勇者「やり方汚いなー。さすが魔物ってとこ?」
王様「狙うはその町の開放だな。その後のことはその魔物どもでも倒して聞き出せばよい」
女勇者「その軍事都市っていうのは?」
王様「東西南北にそれぞれ位置してる国だ。」
女勇者「なるほど。つまり・・・」
チャキッ
戦士「おい、勇者殿?何故剣を抜いた?」
女勇者「ここもその一つでしたね?王様。ここは”東の国”でしょう」
75 = 1 :
>>73 光栄 がんばる
王様「ご名答。それで分かった訳だ。早速奴らをその剣で・・・」
女勇者「情報は冥土の土産って事でしょうか?ねぇ、偽王様。」
王様「むっ」
偽王様「わしが偽者というとこまで見破っていたか。さすが勇者だな・・・・このまま別に魔物が居るフリをして背後から殺すつもりが・・・。」
ゴキゴキゴキ!
戦士「うわっ、グロっ!!変身した!」
女勇者「勇者だから見破ったかというとちょっと微妙だけどね。人らしくない臭いがしたから気づいたんだし」
魔物「臭い・・・ってお前、本当に人間か・・・・?」
76 = 1 :
女勇者「そっか、魔王に関わる様な奴倒してないからまだマークされてないんだ。」
戦士「野生の動物のようなのばっかりだったしな。」
女勇者「あ、いや。よく考えたら報告しようにも僕に会った魔物は全員死んでるんだ。」
魔物「なるほど、ここ一連の大きめの魔物の死はお前らの仕業か・・・。」
戦士「王様に化けたのに勇者を知らないってどうかと思うけどな」
女勇者「姿さえ真似てればあとは力でごり押せると思ってたのかねぇ?まともに情報収集してないみたいね」
77 = 25 :
戦士「お前人間離れしすぎ。もうついていけんわ。死ぬ」
勇者「えっ」
~HAPPY END~
78 = 1 :
魔物「ふん・・・ここで殺せばいいだけの話だろう。」
女勇者「殺す、か。穏やかじゃないね。これは僕も・・・」
「 本気にならざるを得ない 」
ざわざわざわ・・・・
魔物「触手!?お前・・・人間じゃないのか!?」
女勇者「あ、結局言い忘れたね。元は人間だよ。今は・・・魔王を倒すための魔物、かな?」
女勇者のこうげき!
女勇者のこうげき!
女勇者のこうげき!
女勇者のこうげき!
女勇者のこうげき!
女勇者のこうげき!
79 = 1 :
戦士「触手全部にそれぞれ別の剣を持たせて戦えるとは」
女勇者「結構必死に練習したよ。それでまー・・・・普通程度には振れるようになったよ。」
魔物「ぐっ・・・く、くそ・・・」
女勇者「多分・・・トロルかな?少しは賢いようだけど相手の力量見れるくらいにならないと生き残れないんじゃない?戦場に出るなら。」
女勇者「動物同士でも知的生物同士でもそれくらい戦う時必要じゃない?」
トロル「くぅ・・・」
女勇者「で、君の言ったとおり聞こうかな。魔王に関する情報。ちゃんと答えられれば見逃す確立はあるよ」
トロル「ふん」
ザクッザクザクザク!
トロル「ぎゃああああ!!」
80 = 1 :
女勇者「死ななければ回復魔法で元に戻れるよね。ギリギリ生かしてあげる。」
戦士「手足全部落としてよくいうよな。」
女勇者「早くてわかりづらかった?指から順番に落としたんだよ。なるべく痛い目見るように。あ、爪も剥がせばよかった」
女勇者「次は耳と目と歯かなぁ。」
戦士「えげつねぇな。」
トロル「あああああ!」
女勇者「うるさいなぁ。混乱毒かけとけば痛みはわかんなくなるかな?」
戦士「というより混乱すれば重要な事勝手に喋りそうじゃないか?頭の中めちゃくちゃになるし。」
女勇者「あ、そっか。そーれ。」
82 = 25 :
戦士「俺もういらないじゃん あとはひとりで頑張ってくれ」
83 = 1 :
女勇者「はぁ。結局何も知らない訳か。」
女勇者「じゃ、さっさと次いこっか。」
戦士「あれ?ほっとくのか?」
女勇者「あ、そっか。聞く事聞いたしもういいよね。」ザクッ
戦士「やっぱり殺すのか・・・。見逃す確立あるって言ってたのに。」
女勇者「確立はあくまで確立。外れることもあるのさー。」
戦士「それが言いたくてわざと”確立”って言葉使ったな?」
女勇者「まぁね。」
85 = 1 :
戦士「そういや、結局聞かなかったけど王様はどこに行ったんだろう」
女勇者「聞かなかったね・・・。それに、他に仲間が居ないかも確かめなかった。」
戦士「普段のお前じゃありえない事だな。どうしたんだ?」
女勇者「・・・・あの国の王って、私の親父。」
戦士「おっと・・・。」
女勇者「これだけ汚れちゃったから顔合わせ辛くてね。でも使命もあるし行ったんだ。」
女勇者「すぐ偽者ってわかった。王は・・・親父は会話中に髭いじる癖あるから。」
戦士「・・・探さなくていいのか?」
女勇者「どうせ死んでるでしょ。生きててもまぁ他の人が見つける。魔物は死んだし。」
女勇者「やっぱり、顔合わせづらいし・・・」
戦士「・・・いいのか?」
女勇者「・・・・わかんない。でも早く魔王倒そう。」
戦士「・・・おう。」
86 = 1 :
戦士「次はどこに向かってるんだ?」
女勇者「あの国からすぐの所にある湖。最初旅立つときに国の人が噂してたんだ。帰ったら思い出した。」
女勇者「幽霊が出るらしい。で、何か宝箱を守ってるとか。」
戦士「その宝箱の中身を取りに?」
女勇者「取りに。中身については噂だらけでよくわかんない。とりあえず冒険に必要かもしれないからいくんだ。」
戦士「妙なことになりそうだなまた。」
女勇者「大丈夫と思いたい。魔力は蓄えてあるし。他の魔物のものを。」
戦士「戦う気満々かよ!!」
87 = 1 :
念の為おさらい。現在の勇者
・スライム体。一応人型。メタルスライムを取り込んでおり、銀色の体をしている。
・ドラゴンの翼を持つ。飛べる。現在のメイン移動手段
・背中から触手が出る。普段は収納。手と同じ位には使える。幾つでも増やせるが、8本以上は目が届かないので現状出せず。
・あらゆる毒を使う。麻痺、毒、混乱。
・炎、氷、雷等の魔術を使う。自爆の術も会得。
・羞恥心がない。が、服は結局着た。
・処女は戦士が頂いてる
・魔物に対して外道。
88 = 1 :
戦士「幽霊といえば夜にならないと出ないイメージだったんだが」
女勇者「普通になんか居るね。湖の真ん中の小島?に。」
戦士「宝箱もむきだしで置いてあるし。よく今まで誰かに取られなかったな。」
女勇者「透けてるし・・・足ないし・・・それだけで避けられてたのかな?あれだけハッキリ居て怖いも何もないだろうに」
戦士「どうすんだ?」
女勇者「普通に突っ込む。レッツゴー」
バッサバッサ
幽霊「勇者様ですね、お待ちし・・・あれ?勇者様っぽい気配したのに居ない?おっさんだけ?」
戦士「俺まだ17なんですが。というか魔物はもう居ないもの扱いかよ。」
女勇者「ゴツイから仕方ない。僕もね。という事で勇者ですけどー」
幽霊「えっ、えっ?えぇぇえ・・?」
戦士「なると思ったよコレ」
女勇者「どうしよう。」
89 = 1 :
戦士「かくかくしかじかいっとけ。」
女勇者「はい。かくかくしかじか」
幽霊「えぇ・・・随分変わった方なんですね・・・」
女勇者「本当に伝わっちゃったよ」
戦士「それはそうと待ってたって?」
幽霊「私と私の恋人は生前泥棒をしてまして。」
女勇者「あ、もうわかった。まずいもん盗んで、死んでもここに居るままになったんだ」
幽霊「話が早くて助かるわ」
戦士「それで、勇者の力でないと解けないような呪いってことか?」
幽霊「うん。これも勇者の装備するべき伝説の装備なんだってさ!」
女勇者「うわー。急に口調砕けたなぁ。」
戦士「あの口調ですら無理してたのか」
幽霊「所詮泥棒だからね!教養なんかあったもんじゃないさ!」
90 = 25 :
戦士の存在意義を出せよ
91 = 1 :
女勇者「結局呪いってどういうの?僕こんなだし解けるかわかんないよ?」
幽霊「大したもんじゃないさ、勇者がこの箱開けるまで天国いけないって感じの。」
女勇者「あぁ、それくらいなら別に・・・あれ?開かないんだけど・・・」
幽霊「残念ながら、カギはこの湖の底に沈んでてね。それを私の恋人が持ってるのさ」
戦士「それで恋人の話もした訳か・・・ワンセットなんだな。」
幽霊「まぁそういう事で。ちゃちゃっととってきて貰えるー?もう人来るたび追い払ってるとか暇でやってられないのさ」
女勇者「これまで魔物に見つからなかったの?」
幽霊「まぁそこら辺はうまいことやってるさ。元々ここ聖域とからしくて魔物来たくないらしいし。」
女勇者「・・・その、カギって勇者が取ってこないとダメなのかな?」
幽霊「あ?んー。いや?とりあえず勇者と共に行けば、誰がとっても問題ないって。」
女勇者「あぁー。同行は必須か・・・まずいなぁ」
戦士「どうしたよ?」
女勇者「いや僕体スライムだよ?しかも金属系の。沈むし流れるし水に飛び込むのは・・・」
戦士「・・・小さくなってみたらどうだ?」
92 = 31 :
戦士は居るだけで存在意義。
この勇者なら色んな意味で尚更。
93 = 25 :
んなわけねーだろ
94 = 1 :
女勇者「小さくなってどうするの?」
戦士「まず出来るのか?」
女勇者「出来るよ。体積どうなってるとかツッコまないでね。で、どうするの?」
戦士「これとか。」
女勇者「・・・ビン?勇者のびん詰めって・・・」
戦士「これしかないだろ。カギは俺が取るから。」
女勇者「これ要するに僕戦えないよね?戦士くんも泳ぐから装備外すし・・・大丈夫?」
戦士「何とかなるなる。」
96 = 1 :
戦士は勇者の好みで連れられてるだけ。存在意義はいずれ自分で見つけるんじゃない?
本人まだ気にしてないから大丈夫!
男幽霊「お待ちしておりました勇・・・ハァ!?何こいつら!」
女勇者「そりゃそうなるよね・・・。えっと、勇者は僕でこの人付き添いの戦士くんね。」
男幽霊「付き添い・・・?いや、っていうかアンタが勇者って・・・えぇ?」
女勇者「かくしか」
男幽霊「そうかい。んじゃま、とりあえずカギ渡すけど・・・・大丈夫なんだろうかこれ・・・」
女勇者「まぁとりあえず、戦士くんの息が持たないのでさっさと渡して陸に戻らせてー」
男幽霊「あぁはいはい。さっさとそれで俺ら成仏させてくれ」
97 = 1 :
女勇者「ただいまー」
戦士「そこまで俺息止めるの苦手じゃないんだがな?」
女勇者「いろいろ言われそうだったから切り上げる手段だよー。」
女幽霊「じゃぁさっそく開けて貰おうか。」
女勇者「はいはーい。よいしょっ・・・アレ?空っぽなんだけど・・・」
女幽霊「かかったなぁ!!これで我らは自由よ!!ハハハハハハハ!!」
男幽霊「もうお前らは用済みだ!ここで消えて・・・」ザクッ!!
女勇者「10刀流に敵うとでも?」
幽霊「そんな・・・セリフくらい最後まで言わせてくれても・・・いいじゃないかぁああ!」
98 = 1 :
戦士「一撃・・・か。」
女勇者「経験も肉体も強化したからねぇ。こんな辺鄙なとこに居る程度の魔物にそれ以上いらないよ」
戦士「そりゃそうだが俺の出番がない」
女勇者「さっきみたいな場面で手を貸してくれればいいよ」
戦士「そうそう水中なんぞいかんだろうに・・・。
女勇者「いや、それ以外もあるでしょきっと」
戦士「勇者のお供がこんなのでいいんかねー?それ単なる雑用じゃ・・・」
女勇者「なーにいってんの。君は正義目的で来てないでしょ。最初からお金と僕の体目当てだったくせに。」
戦士「ど、どうしてそれを!!」
女勇者「女の勘・・・みたいな?」
戦士「つまりカマかけられただけか。ちくしょう・・・まぁ出番ないの気にしてるのはマジなんだがな・・・。」
99 = 1 :
女勇者「さて、幽霊も退治したし、次に・・・」
戦士「・・・なんか宝箱光ってね?」
「魔物を倒してくれてありがとう」
女勇者「斧は落としてないですよ」
「確かに泉の精だけど無関係です」
戦士「どういう事だよ。」
「実はあの魔物は私が魔力だけ封じたのですが・・・最後の力で私も道連れにされた形でして。」
女勇者「んー。宝箱の中にあいつらの魔力が入ってたのは判ったけど、一緒に入ってたの?」
「いえ、私は宝箱の下に。そして奴らに押さえ付けられていました」
戦士「随分非力な精だなおい・・・押しのけろよ・・・」
「奴らの魔力が結構重たくて。」
100 = 1 :
女勇者「まぁ凄く頼りないけどこれでこの辺はもう大丈夫、だよね。」
戦士「だな、行くか」
「お待ちを。これを持って行ってください」
女勇者「この剣は・・・」
「魔王を倒す為の装備の一つ、魔物を祓う剣です」
女勇者「・・・・・・持てると思います?」
戦士「持って自分が祓われたら洒落にならんよな」
「えっ?あ、どういう事です貴方!!」
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