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元スレ男「朝なのに妹ちゃんが起こしに来ないし幼馴染が迎えにも来ない」
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男「あ、あああの!後輩くん!」
後輩「へ?」
男「い、いつも幼馴染ちゃんがお世話になってるから、お駄賃をあげよう!購買で好きな物を買うといい!」
後輩「は、はあ」
男「ぼ、僕も一緒に行くからもう少し待ってて!」
後輩「えーと……はい……」
後輩「へ?」
男「い、いつも幼馴染ちゃんがお世話になってるから、お駄賃をあげよう!購買で好きな物を買うといい!」
後輩「は、はあ」
男「ぼ、僕も一緒に行くからもう少し待ってて!」
後輩「えーと……はい……」
男「ふ、副委員長くん!」
副委員長「……何でしょう」
男「じ、実は宿題で1つわからないことがあるので学食で昼飯を食べつつ教えていただけませんか!」
副委員長「……別に、かまいませんが」
男「ありがとう!じゃ、じゃあ3人で一緒に行こう!うんそうしよう!」
副委員長「……何でしょう」
男「じ、実は宿題で1つわからないことがあるので学食で昼飯を食べつつ教えていただけませんか!」
副委員長「……別に、かまいませんが」
男「ありがとう!じゃ、じゃあ3人で一緒に行こう!うんそうしよう!」
男「そういうわけなので幼馴染ちゃん!」
幼馴染「な、なに?」
男「僕はこれから学食に行くので、代わりにこの妹ちゃんお手製弁当を食べてくれ!味は最高だから!それじゃあ!」
幼馴染「あ!男ー!?」
男「そ、ソクラテスについてなんだけども」
副委員長「……ソクラテス?倫理の授業は2年では受けないはずですが」
男「いや、どうしても、ソクラテスと妹が――」
幼馴染「な、なに?」
男「僕はこれから学食に行くので、代わりにこの妹ちゃんお手製弁当を食べてくれ!味は最高だから!それじゃあ!」
幼馴染「あ!男ー!?」
男「そ、ソクラテスについてなんだけども」
副委員長「……ソクラテス?倫理の授業は2年では受けないはずですが」
男「いや、どうしても、ソクラテスと妹が――」
男(妹ちゃんがどうして満足したのかはわからないし、それを聞き出すなんて僕にはできない)
男(聞いたとして、それで幼馴染ちゃんが満足するのかもわからない)
男(そんな僕にできること)
男(僕が、幼馴染ちゃんにしてあげたいことなんて、決まりきってるじゃないか)
男(正しいのかなんてわからないけれど、そうすることしかできない)
男(そうしてあげたい)
男(聞いたとして、それで幼馴染ちゃんが満足するのかもわからない)
男(そんな僕にできること)
男(僕が、幼馴染ちゃんにしてあげたいことなんて、決まりきってるじゃないか)
男(正しいのかなんてわからないけれど、そうすることしかできない)
男(そうしてあげたい)
夕方・男宅
幼馴染「男ー弁当箱洗ったから返しにきたよー」
男「よくきた!幼馴染ちゃん!」
幼馴染「……へ?」
男「これから、幼馴染ちゃんの幼馴染ちゃんのための幼馴染ちゃんによる料理教室を始めます!」
幼馴染「え?私の?私による?」
幼馴染「男ー弁当箱洗ったから返しにきたよー」
男「よくきた!幼馴染ちゃん!」
幼馴染「……へ?」
男「これから、幼馴染ちゃんの幼馴染ちゃんのための幼馴染ちゃんによる料理教室を始めます!」
幼馴染「え?私の?私による?」
男「さあさ!上がって上がって!」
幼馴染「いや私料理できないし!」
男「それをこれから覚えてくんだって!」
幼馴染「いやいいって!」
男「女の子なんだから料理くらいできないと!」
妹「……家に帰って来るなり騒がしいと思えば……」
妹「……」
幼馴染「いや私料理できないし!」
男「それをこれから覚えてくんだって!」
幼馴染「いやいいって!」
男「女の子なんだから料理くらいできないと!」
妹「……家に帰って来るなり騒がしいと思えば……」
妹「……」
後日
朝・幼馴染宅前
男「弁当作ってきた?」
幼馴染「……作ってきたけど……男より下手だよ」
男「そういうのは相手を想うことが大事なんだ」
幼馴染「で、でも」
男「いいか。さりげなく、だ。愛妻弁当とかそんな単語は捨て去れ」
幼馴染「あ、あいさっ……でもなんでこれを先輩なんかに」
男「さあいざ行かん!」
幼馴染「ちょっと!男!」
朝・幼馴染宅前
男「弁当作ってきた?」
幼馴染「……作ってきたけど……男より下手だよ」
男「そういうのは相手を想うことが大事なんだ」
幼馴染「で、でも」
男「いいか。さりげなく、だ。愛妻弁当とかそんな単語は捨て去れ」
幼馴染「あ、あいさっ……でもなんでこれを先輩なんかに」
男「さあいざ行かん!」
幼馴染「ちょっと!男!」
無理っぽいから逝くけど
委員長か妹ルートにしてくれ
絶 対 に だ
委員長か妹ルートにしてくれ
絶 対 に だ
後日
朝・教室
幼馴染「男ー!宿題教え――」
男「副委員長くん!宿題教えてくれない!?」
副委員長「……またですか?」
男「うん、今日はソクラテスの妹についてなんだけど」
幼馴染「……って、あれ」
先輩「幼馴染ー!」
朝・教室
幼馴染「男ー!宿題教え――」
男「副委員長くん!宿題教えてくれない!?」
副委員長「……またですか?」
男「うん、今日はソクラテスの妹についてなんだけど」
幼馴染「……って、あれ」
先輩「幼馴染ー!」
幼馴染「わっぷ!なんですか先輩!」
先輩「随分なご挨拶だなあ。迷える後輩を助けに来たというのに」
幼馴染「はあ?」
先輩「宿題。いっつもやってきてないんだろ?俺が教えてやるって」
幼馴染「ど、どこでそれを」
先輩「まあまあ、国立推薦を貰っている俺に任せなさいって」
幼馴染「わ、わかったから撫でるなー!」
先輩「随分なご挨拶だなあ。迷える後輩を助けに来たというのに」
幼馴染「はあ?」
先輩「宿題。いっつもやってきてないんだろ?俺が教えてやるって」
幼馴染「ど、どこでそれを」
先輩「まあまあ、国立推薦を貰っている俺に任せなさいって」
幼馴染「わ、わかったから撫でるなー!」
後日
昼・教室
後輩「先輩!購買行きましょう!」
幼馴染「あ、えーと……お、お弁当あるし……」
男「後輩くん!おすすめのパンを教えてくれませんか!」
後輩「はい?」
男「どうしても祖母が最高のパンを食べたいとしつこくて」
後輩「え、ちょ、ちょっとー!?」
幼馴染「あ……」
幼馴染「……」
昼・教室
後輩「先輩!購買行きましょう!」
幼馴染「あ、えーと……お、お弁当あるし……」
男「後輩くん!おすすめのパンを教えてくれませんか!」
後輩「はい?」
男「どうしても祖母が最高のパンを食べたいとしつこくて」
後輩「え、ちょ、ちょっとー!?」
幼馴染「あ……」
幼馴染「……」
後日
放課後・下駄箱
幼馴染「あ」
男「ん?……校門の前にいるの、もしかして先輩?」
幼馴染「だね……はあ」
男「……ほら、行きなよ」
幼馴染「え?で、でも男と約束してたし……」
男「僕は妹ちゃんと帰りたい気分だから」
幼馴染「……でも」
放課後・下駄箱
幼馴染「あ」
男「ん?……校門の前にいるの、もしかして先輩?」
幼馴染「だね……はあ」
男「……ほら、行きなよ」
幼馴染「え?で、でも男と約束してたし……」
男「僕は妹ちゃんと帰りたい気分だから」
幼馴染「……でも」
男「どうしても妹ちゃんと帰りたいんだよなあ」
幼馴染「……相変わらずのシスコンっぷりだね」
男「まあね!」
幼馴染「……わかったわよ。じゃあね、幼馴染よりも妹を優先するシスコンさん」
男「あははは。また明日ー」
男「あはは……」
男「……」
幼馴染「……相変わらずのシスコンっぷりだね」
男「まあね!」
幼馴染「……わかったわよ。じゃあね、幼馴染よりも妹を優先するシスコンさん」
男「あははは。また明日ー」
男「あはは……」
男「……」
男宅
男「……ただいま」
妹「おかえりなさい。うがい手洗い……」
男「……」
妹「兄さん」
男「えっ?あ、うがいと手洗いね。了解」
妹「ちゃんとしてくださいね。疲れてる時は風邪引きやすいですから」
男「別に疲れてないですー」
妹「……」
妹「……やれやれ」
男「……ただいま」
妹「おかえりなさい。うがい手洗い……」
男「……」
妹「兄さん」
男「えっ?あ、うがいと手洗いね。了解」
妹「ちゃんとしてくださいね。疲れてる時は風邪引きやすいですから」
男「別に疲れてないですー」
妹「……」
妹「……やれやれ」
後日・朝・通学路
幼馴染「あのさ、明日はバレンタインじゃない」
男「!うん」
幼馴染「それでさ、チョコとか作ってみるのもいいかなあなんて思ってて」
男「……なるほど!それで先輩にあげたいと!」
幼馴染「えっ……まあ、うん。そう、なのかな」
男「あわよくば告白に!」
幼馴染「こくはく!?それはちょっと」
男「そして結婚へ!」
幼馴染「飛躍しすぎ!」
幼馴染「あのさ、明日はバレンタインじゃない」
男「!うん」
幼馴染「それでさ、チョコとか作ってみるのもいいかなあなんて思ってて」
男「……なるほど!それで先輩にあげたいと!」
幼馴染「えっ……まあ、うん。そう、なのかな」
男「あわよくば告白に!」
幼馴染「こくはく!?それはちょっと」
男「そして結婚へ!」
幼馴染「飛躍しすぎ!」
男「じゃあ早速今日の放課後にでも」
幼馴染「うん。……あのさ」
先輩「幼馴染ー」
幼馴染「ぎゃー!撫でるな触るな近付くなー!」
先輩「そ、それはさすがにへこむぞ」
幼馴染「今は男と話しててってあれ!?男!?」
男「ごめん!僕、今日日直だったの忘れてたー!」
幼馴染「今日は男友くんなはずだけどー……」
先輩「行っちゃったな」
幼馴染「……うん」
幼馴染「うん。……あのさ」
先輩「幼馴染ー」
幼馴染「ぎゃー!撫でるな触るな近付くなー!」
先輩「そ、それはさすがにへこむぞ」
幼馴染「今は男と話しててってあれ!?男!?」
男「ごめん!僕、今日日直だったの忘れてたー!」
幼馴染「今日は男友くんなはずだけどー……」
先輩「行っちゃったな」
幼馴染「……うん」
もう限界だ……寝よう
お前ら、おとすなよ……お願いだから……
お前ら、おとすなよ……お願いだから……
夜
男宅・キッチン
男「うん、いいんじゃないかな」
幼馴染「……形、悪いけど」
男「大丈夫だよ、これくらい。きっと喜んでくれる」
幼馴染「……」
男「じゃあラッピングもしちゃおうか」
幼馴染「あ、あの、男」
男「なに?」
男宅・キッチン
男「うん、いいんじゃないかな」
幼馴染「……形、悪いけど」
男「大丈夫だよ、これくらい。きっと喜んでくれる」
幼馴染「……」
男「じゃあラッピングもしちゃおうか」
幼馴染「あ、あの、男」
男「なに?」
幼馴染「もし良かったら、その味見、とか」
男「……さっき味見したから大丈夫だよ」
幼馴染「……」
男「ほら!袋とリボン!」
男「妹ちゃんももうすぐ帰ってくるし、もう夕飯時だから幼馴染ちゃんも帰らなきゃ!」
幼馴染「…………うん」
男「……さっき味見したから大丈夫だよ」
幼馴染「……」
男「ほら!袋とリボン!」
男「妹ちゃんももうすぐ帰ってくるし、もう夕飯時だから幼馴染ちゃんも帰らなきゃ!」
幼馴染「…………うん」
帰路
妹「すっかり遅くなってしまいました」
妹「……」
妹「……兄さん、大丈夫かな。今日は幼馴染ちゃんが来るって言ってたけど」
妹「……」
妹「……!」
妹「……あれは……」
妹「すっかり遅くなってしまいました」
妹「……」
妹「……兄さん、大丈夫かな。今日は幼馴染ちゃんが来るって言ってたけど」
妹「……」
妹「……!」
妹「……あれは……」
神社
幼馴染「……」
妹(……幼馴染ちゃん)
妹「……」
妹(……こんな時間に……何故……?)
妹「……」
妹「何故……今になって……」
幼馴染「……」
妹(……幼馴染ちゃん)
妹「……」
妹(……こんな時間に……何故……?)
妹「……」
妹「何故……今になって……」
男宅・リビング
妹「すみません遅くなりました。すぐにご飯作りますね」
妹「……兄さん?」
男「……あ、おかえり。妹ちゃん……」
妹「……兄さんどうかしたんですか」
男「……大したことないんだけど、ちょっと頭痛が……」
妹「大したことあります!顔が真っ青です!身体がふらふらです!」
男「……うん……」
妹「兄さん!」
妹「すみません遅くなりました。すぐにご飯作りますね」
妹「……兄さん?」
男「……あ、おかえり。妹ちゃん……」
妹「……兄さんどうかしたんですか」
男「……大したことないんだけど、ちょっと頭痛が……」
妹「大したことあります!顔が真っ青です!身体がふらふらです!」
男「……うん……」
妹「兄さん!」
男の部屋
男「…………あれ……?」
妹「兄さん、わかりますか?」
男「……妹ちゃん」
妹「……先ほど、兄さんは倒れてしまったのです」
男「……そっか」
妹「熱があります。後でおかゆを持ってくるので今日はもう休みましょう」
男「……うん」
男「…………あれ……?」
妹「兄さん、わかりますか?」
男「……妹ちゃん」
妹「……先ほど、兄さんは倒れてしまったのです」
男「……そっか」
妹「熱があります。後でおかゆを持ってくるので今日はもう休みましょう」
男「……うん」
男「……頭の中がガンガンする」
妹「熱があるんです。仕方ありません」
男「……なんだろう……誰かの、悲しい気持ちとか……」
男「……色んな人の想いとか……」
妹「……兄さん?」
男「……色んな人を見ていて……でもずっと見ているのは」
男「……1人、だけで……」
妹「……兄さん?」
妹「熱があるんです。仕方ありません」
男「……なんだろう……誰かの、悲しい気持ちとか……」
男「……色んな人の想いとか……」
妹「……兄さん?」
男「……色んな人を見ていて……でもずっと見ているのは」
男「……1人、だけで……」
妹「……兄さん?」
男「……ごめんな」
妹「え?」
男「……ごめんな、ずっと、ずっと」
男「いつも、いつも僕は甘えてばっかりで……」
妹「……!……兄さん、もう寝ましょう」
男「ごめん……ごめんな……」
妹「私は大丈夫ですから。前に言ったでしょう?」
男「……ほんとに……ごめんな……」
妹「大丈夫。大丈夫です」
妹「え?」
男「……ごめんな、ずっと、ずっと」
男「いつも、いつも僕は甘えてばっかりで……」
妹「……!……兄さん、もう寝ましょう」
男「ごめん……ごめんな……」
妹「私は大丈夫ですから。前に言ったでしょう?」
男「……ほんとに……ごめんな……」
妹「大丈夫。大丈夫です」
夢を見た。
いつもの学校。いつもの教室。
そこには、どこから現れたのか女先輩や後輩ちゃん。
そして委員長がいて、その中心には……。
そんないつもの光景を少し離れた所から見ている。
悲しくて、けれど、邪魔はしたくない。
顔も見たくないのに、朝会うとやっぱり心は踊ってしまう。
そんないつもの、誰かの……
これは、僕の夢なのだろうか……?
いつもの学校。いつもの教室。
そこには、どこから現れたのか女先輩や後輩ちゃん。
そして委員長がいて、その中心には……。
そんないつもの光景を少し離れた所から見ている。
悲しくて、けれど、邪魔はしたくない。
顔も見たくないのに、朝会うとやっぱり心は踊ってしまう。
そんないつもの、誰かの……
これは、僕の夢なのだろうか……?
すんません…限界っす…書き貯め的な意味でも…
とりあえず風呂はいる…
とりあえず風呂はいる…
あ、絶対に終わらせるので!終わらせるので!絶対に!
あと少しなので!多分!
あと少しなので!多分!
>>1
風呂あがったら続き書けそう?
風呂あがったら続き書けそう?
>>194
書くにしても書き貯めがなくなったので時間がかかると思う…
なので、とりあえず寝つつ書き貯めようという所存です
夕方くらいには戻ってきます
落ちたらSS速報あたりかな…ここまできて終わらせないのは無礼なので
書くにしても書き貯めがなくなったので時間がかかると思う…
なので、とりあえず寝つつ書き貯めようという所存です
夕方くらいには戻ってきます
落ちたらSS速報あたりかな…ここまできて終わらせないのは無礼なので
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