私的良スレ書庫
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元スレ男「朝なのに妹ちゃんが起こしに来ないし幼馴染が迎えにも来ない」
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こういうの結構好きだけどな。
これからわかってくるんじゃない?
④
これからわかってくるんじゃない?
④
翌朝・男の部屋
男「zzz……」
男「……ん……んん……」
男「…………」
男「…………11時!?」
男「zzz……」
男「……ん……んん……」
男「…………」
男「…………11時!?」
>>1おかえり!
リビング
妹「あ、男ちゃんおはよー」
男「そんな……兄さんより遅く起きたなんて……」
妹「世界の終わりみたいな顔しないでよー。傷付くなあもう」
男「す、すみません……起こしてもらえれば良かったのに」
妹「いやあ、あんな安らかな寝顔を壊したくないって……つい、ね」
男「……やはり警備会社と契約すべきでしょうか」
妹「私不審者扱い!?」
男「今更何を」
妹「あ、男ちゃんおはよー」
男「そんな……兄さんより遅く起きたなんて……」
妹「世界の終わりみたいな顔しないでよー。傷付くなあもう」
男「す、すみません……起こしてもらえれば良かったのに」
妹「いやあ、あんな安らかな寝顔を壊したくないって……つい、ね」
男「……やはり警備会社と契約すべきでしょうか」
妹「私不審者扱い!?」
男「今更何を」
男「それはそうと、お腹減ってるでしょう。何か作りますよ」
妹「あーまだいいかなー」
男「……えっ?」
妹「さっき適当に作って食べたから。あ、男ちゃんの分もあるよ」
男「えっ?」
妹「昨日は一日中動いたから、今日は家でゆっくりしよう?」
男「……な、なるほど」
妹「さあさ、こっちに来て一緒に世界情勢とやらを観ましょう!」
男「え、えっと……はい」
妹「あーまだいいかなー」
男「……えっ?」
妹「さっき適当に作って食べたから。あ、男ちゃんの分もあるよ」
男「えっ?」
妹「昨日は一日中動いたから、今日は家でゆっくりしよう?」
男「……な、なるほど」
妹「さあさ、こっちに来て一緒に世界情勢とやらを観ましょう!」
男「え、えっと……はい」
夕方・スーパー
妹「さかなさかなさかなー♪」
男「今夜は魚がご所望で?」
妹「うーん……えのきえのきえのきー」
男「きのこですか?」
妹「はくさいはくさいはくさいー」
男「……鍋ですか」
妹「大正解!そんじゃ生マロと、後は……」
妹「……ん?」
妹「さかなさかなさかなー♪」
男「今夜は魚がご所望で?」
妹「うーん……えのきえのきえのきー」
男「きのこですか?」
妹「はくさいはくさいはくさいー」
男「……鍋ですか」
妹「大正解!そんじゃ生マロと、後は……」
妹「……ん?」
妹「……!」
男「兄さん、魚は鱈で良いですか?」
妹「っ!男ちゃん!こっち見たら駄目です!」
男「?何を…………」
幼馴染「じゃがいもはいらないですって!」
先輩「じゃがいも入ってないとカレーじゃないだろー」
男「……幼馴染ちゃんと先輩……?」
妹「男ちゃん!」
男「兄さん、魚は鱈で良いですか?」
妹「っ!男ちゃん!こっち見たら駄目です!」
男「?何を…………」
幼馴染「じゃがいもはいらないですって!」
先輩「じゃがいも入ってないとカレーじゃないだろー」
男「……幼馴染ちゃんと先輩……?」
妹「男ちゃん!」
先輩「あれ、もしかして男くん?」
幼馴染「え」
先輩「おーい男くーん!」
妹「!男ちゃん帰りましょう!もう鍋は――」
男「こ、こんばんは。先輩、幼馴染ちゃん」
妹「!」
先輩「偶然だね」
幼馴染「お、男、これはね、今日は私の両親が用事でいなくて、昨日それを話したら、先輩がカレー作りに来るって聞かなくて」
男「そ、そうなんだ」
幼馴染「え」
先輩「おーい男くーん!」
妹「!男ちゃん帰りましょう!もう鍋は――」
男「こ、こんばんは。先輩、幼馴染ちゃん」
妹「!」
先輩「偶然だね」
幼馴染「お、男、これはね、今日は私の両親が用事でいなくて、昨日それを話したら、先輩がカレー作りに来るって聞かなくて」
男「そ、そうなんだ」
幼馴染「もちろん食べたらすぐに帰ってもらうんだけど……」
先輩「作らせるだけ作らせて帰らせるとか……Sだな」
幼馴染「なんでそうなるの!」
妹「……」
先輩「まあまあ」
幼馴染「だから撫でるなってば!」
男「あ、あの、先輩」
先輩「ん?」
先輩「作らせるだけ作らせて帰らせるとか……Sだな」
幼馴染「なんでそうなるの!」
妹「……」
先輩「まあまあ」
幼馴染「だから撫でるなってば!」
男「あ、あの、先輩」
先輩「ん?」
男「……その、幼馴染ちゃんの両親、月に何回か今日みたいに夜遅くなるので、もし良かったらまた、ご飯作ってあげてもらえませんか?」
先輩「!」
妹「!」
幼馴染「男!何を」
男「幼馴染ちゃん、昔から料理苦手ですし……あ、でもすごく一生懸命に頑張るんです!でもやっぱり苦手で……も、もちろん味は悪くはないんですけど……あれ何言ってんだ僕……」
妹「……」
先輩「!」
妹「!」
幼馴染「男!何を」
男「幼馴染ちゃん、昔から料理苦手ですし……あ、でもすごく一生懸命に頑張るんです!でもやっぱり苦手で……も、もちろん味は悪くはないんですけど……あれ何言ってんだ僕……」
妹「……」
男「僕はどれだけ頑張っても上手になれないんで、先輩が良かったら」
男「……幼馴染ちゃん、カレーがめちゃめちゃ好きなんで」
先輩「……そっか」
男「あの、それじゃあ、僕はここで。ほら兄さん、行こう」
妹「……」
幼馴染「ね、ねえ男!」
男「……幼馴染ちゃん、カレーがめちゃめちゃ好きなんで」
先輩「……そっか」
男「あの、それじゃあ、僕はここで。ほら兄さん、行こう」
妹「……」
幼馴染「ね、ねえ男!」
男「……なに?」
幼馴染「も、もし良かったら男とお兄さんも一緒に家で――」
妹「幼馴染ちゃん!」
幼馴染「っ!」
妹「いい加減にしてください」
幼馴染「……」
妹「さあ、男ちゃん」
男「う、うん……」
妹「…………最低」
幼馴染「も、もし良かったら男とお兄さんも一緒に家で――」
妹「幼馴染ちゃん!」
幼馴染「っ!」
妹「いい加減にしてください」
幼馴染「……」
妹「さあ、男ちゃん」
男「う、うん……」
妹「…………最低」
先輩は悪い事してないのはわかるけど、それでも先輩死ねと思ってしまう俺は心が狭いのでしょうか
夜・男宅・台所
男「……」
妹「男ちゃん」
男「!ご、ごめんもう少しでできるから」
妹「……」
男「……」
妹「男ちゃん、代わります」
男「え……」
妹「怪我、しちゃいます」
男「……ごめんね」
妹「いいえ」
男「……」
妹「男ちゃん」
男「!ご、ごめんもう少しでできるから」
妹「……」
男「……」
妹「男ちゃん、代わります」
男「え……」
妹「怪我、しちゃいます」
男「……ごめんね」
妹「いいえ」
風呂
妹「背中、かゆい所はないですかー?」
男「う、うん……」
妹「よいしょ、よいしょ」
男「も、もういいよ……」
妹「駄目です」
男「……」
妹「よいしょ、よいしょ」
男「……」
妹「じゃあ流しますねー」
妹「背中、かゆい所はないですかー?」
男「う、うん……」
妹「よいしょ、よいしょ」
男「も、もういいよ……」
妹「駄目です」
男「……」
妹「よいしょ、よいしょ」
男「……」
妹「じゃあ流しますねー」
男の部屋
妹「じゃあ電気消しますねー」
男「兄さん……さすがに添い寝は」
妹「駄目です」
男「……なんか襲われそうだし」
妹「妹を性欲の対象でもって愛でているわけではないので」
男「いやしかし……」
妹「……駄目です」
男「……」
妹「……駄目ですか?」
男「うう……」
妹「じゃあ電気消しますねー」
男「兄さん……さすがに添い寝は」
妹「駄目です」
男「……なんか襲われそうだし」
妹「妹を性欲の対象でもって愛でているわけではないので」
男「いやしかし……」
妹「……駄目です」
男「……」
妹「……駄目ですか?」
男「うう……」
妹「今日だけ。今日限りで良いです」
男「特売品みたいな頼み方だね……」
妹「今日限りで、今日でおしまいにします」
妹「もう私は、十分に満足しました」
妹「……これで最後にします」
男「兄さん?」
妹「……だから……お願いします」
男「……」
男「わかった。わかりました」
男「特売品みたいな頼み方だね……」
妹「今日限りで、今日でおしまいにします」
妹「もう私は、十分に満足しました」
妹「……これで最後にします」
男「兄さん?」
妹「……だから……お願いします」
男「……」
男「わかった。わかりました」
妹「……ほんとですか?」
男「うん。さ、おいで」
妹「ふふ。はい」
男「ぬくぬくだねえ」
妹「はい。すごく温かいです……」
男「おやすみ。兄さん」
妹「おやすみ……なさい……」
妹「……お……に……ちゃん……」
男「うん。さ、おいで」
妹「ふふ。はい」
男「ぬくぬくだねえ」
妹「はい。すごく温かいです……」
男「おやすみ。兄さん」
妹「おやすみ……なさい……」
妹「……お……に……ちゃん……」
翌朝・男の部屋
男「zzz」
「兄さん、起きてください、朝です」
男「zzz」
「兄さん、朝ですよ。遅刻してしまいますよ」
男「……んん……あとすこし……」
「兄さん、ご飯もできていますから。さあ起きて」
男「んん……いもうとちゃんのごはん……?」
男「ってあれ!?妹ちゃん!」
妹「まだ寝ぼけてるんですか?顔洗ってきてください」
男「zzz」
「兄さん、起きてください、朝です」
男「zzz」
「兄さん、朝ですよ。遅刻してしまいますよ」
男「……んん……あとすこし……」
「兄さん、ご飯もできていますから。さあ起きて」
男「んん……いもうとちゃんのごはん……?」
男「ってあれ!?妹ちゃん!」
妹「まだ寝ぼけてるんですか?顔洗ってきてください」
翌朝、いつものように僕は妹に起こされ、
相変わらず料理が上手にならない妹の、最高に美味しい朝食を食べて、登校した。
いつものように、という表現は正しく、
世界は初めからこうであったと当たり前に示しているが、
僕にとってその表現は久方振りに、と言った方がしっくりきた。
間違いなく僕にとって、昨日までの普通は普通ではなかったのだ。
相変わらず料理が上手にならない妹の、最高に美味しい朝食を食べて、登校した。
いつものように、という表現は正しく、
世界は初めからこうであったと当たり前に示しているが、
僕にとってその表現は久方振りに、と言った方がしっくりきた。
間違いなく僕にとって、昨日までの普通は普通ではなかったのだ。
うはwwwwやっとわかってきたwwww
おもしろいですwwww
おもしろいですwwww
教室
男「委員長!」
委員長「おお、男。一昨日は何故メールを返してくれなかったんだ。3時間ほど待っていたというのに」
男「乙女か!じゃなくて!
男「戻ったんだよ!」
委員長「?」
男「妹ちゃんが妹に戻ったんだよ!」
男「委員長!」
委員長「おお、男。一昨日は何故メールを返してくれなかったんだ。3時間ほど待っていたというのに」
男「乙女か!じゃなくて!
男「戻ったんだよ!」
委員長「?」
男「妹ちゃんが妹に戻ったんだよ!」
委員長「妹が妹と成る、か。哲学の話ならあまり詳しくはないが」
男「僕だって詳しくないよ!倫理の時間は寝てたし……あれ?起きてた?あれ?」
委員長「……すまん、混乱させるつもりはなかった。要するに、妹さんが普通の妹となった。いや、戻った、というわけだな」
男「普通に……うん、そういうことらしい」
男「僕だって詳しくないよ!倫理の時間は寝てたし……あれ?起きてた?あれ?」
委員長「……すまん、混乱させるつもりはなかった。要するに、妹さんが普通の妹となった。いや、戻った、というわけだな」
男「普通に……うん、そういうことらしい」
委員長「なるほど。今朝起きたら戻っていた、と」
男「うん。久しぶり……ではないんだろうけど、久しぶりに起こされたって感じ」
委員長「昨日と一昨日で妹さんに何か変わったことは?」
男「…………えーと、とりあえず、僕がずっと一緒にいた、と思う」
委員長「……ふむ」
男「うん。久しぶり……ではないんだろうけど、久しぶりに起こされたって感じ」
委員長「昨日と一昨日で妹さんに何か変わったことは?」
男「…………えーと、とりあえず、僕がずっと一緒にいた、と思う」
委員長「……ふむ」
男「あとは……寝る前に……これで最後、だとか、満足した、とか言っていたような気がする」
委員長「……最後……満足……」
委員長「……」
委員長「……なるほどな」
幼馴染「……お話中失礼します」
委員長「おっと」
男「お、幼馴染ちゃん!な、なにか?」
委員長「……最後……満足……」
委員長「……」
委員長「……なるほどな」
幼馴染「……お話中失礼します」
委員長「おっと」
男「お、幼馴染ちゃん!な、なにか?」
幼馴染「なんで先に1人で行ったのよー」
男「っ!それは、途中で先輩に会ったし、邪魔しちゃ悪いかなあと……あと、い、委員長に話もあったし」
幼馴染「……ふうん、まあいいや。ね、宿題見せて?」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「げ!」
副委員長「げ、とはなんですか失礼な。宿題の時間です」
幼馴染「ちょっ……私は」
副委員長「早く」
男「……」
男「っ!それは、途中で先輩に会ったし、邪魔しちゃ悪いかなあと……あと、い、委員長に話もあったし」
幼馴染「……ふうん、まあいいや。ね、宿題見せて?」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「げ!」
副委員長「げ、とはなんですか失礼な。宿題の時間です」
幼馴染「ちょっ……私は」
副委員長「早く」
男「……」
委員長「彼女の方は戻っていないようだ」
男「……そうなのかな。いや委員長が言うんだから、そうなんだろうな」
委員長「私だってケアレスミスくらいはするぞ」
男「もし仮にそうだとして、どうしたら元に戻るんだろう」
委員長「君の話を聞く限りでは彼女も満足すれば、あるいは」
男「……」
委員長「どうすれば満足するのかまでは私にも答えられないぞ」
男「ですよね」
男「……そうなのかな。いや委員長が言うんだから、そうなんだろうな」
委員長「私だってケアレスミスくらいはするぞ」
男「もし仮にそうだとして、どうしたら元に戻るんだろう」
委員長「君の話を聞く限りでは彼女も満足すれば、あるいは」
男「……」
委員長「どうすれば満足するのかまでは私にも答えられないぞ」
男「ですよね」
男「……はあ。満足、か」
男友「どうした。幼馴染さんのことで悩みか」
男「ああ、うん。まあ」
男友「……よくわらんが、お前のできることをお前なりにやれば良いと思うぞ」
男「……月並みな意見をありがとう」
男友「お前なあ」
男「……」
男「僕にできること……」
男友「どうした。幼馴染さんのことで悩みか」
男「ああ、うん。まあ」
男友「……よくわらんが、お前のできることをお前なりにやれば良いと思うぞ」
男「……月並みな意見をありがとう」
男友「お前なあ」
男「……」
男「僕にできること……」
先輩「幼馴染ー飯食おうぜー」
幼馴染「あー実は私、今日お弁当持ってくるの忘れちゃって……」
先輩「えーじゃあ学食か?まいったな、弁当持って行ったらおばちゃん怒るんだよなあ」
後輩「じゃあ購買に行きましょう!そして僕におごってください!」
幼馴染「えー……」
男「……」
幼馴染「あー実は私、今日お弁当持ってくるの忘れちゃって……」
先輩「えーじゃあ学食か?まいったな、弁当持って行ったらおばちゃん怒るんだよなあ」
後輩「じゃあ購買に行きましょう!そして僕におごってください!」
幼馴染「えー……」
男「……」
副委員長「パンでは栄養が偏ります。僕と一緒に学食に」
幼馴染「うー……」
後輩「先輩!」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「うう……」
男「……」
男「よし」
幼馴染「うー……」
後輩「先輩!」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「うう……」
男「……」
男「よし」
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