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元スレ花村「なぁ…里中」里中「…あによ?」

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51 = 32 :

里中の席は、花村の右斜め前。

前の席は空席だったので、里中の姿が嫌でも視界に入りやすい。


里中「どうよ、この町慣れた?」

花村「え?あー…いや、まだ昨日越してきたばっかだから」

里中「だよね、だと思った」

じゃあ聴くなよ…と、突っ込みたくなる花村だったが、不思議と里中と喋っていると素で居られる様な…不思議な感覚がした。

52 = 32 :

それは、誰にでも分け隔てのない少女の性格がそうさせているのだと、しばらく話しながら帰る内に花村は理解した。

里中「あ、じゃあさ!まだ名物とか知らないっしょ?」

花村「名物ぅ?」

里中「ビフテキ!そう肉!お肉!みんな大好き青春の主食!」

花村「ハハ…なんだそれ。ビフテキねぇ、旨いのか?」

里中「もち!超うまいよ!」

花村「ふぅん」

53 = 32 :

里中「よぉっし!町の先輩として、後輩くんをビフテキの旨い店に連れていってあげようじゃないの」

花村「え、マジで?うわ、なんか…ちょっと楽しみだわ」

里中「そうと決まれば……ほい!」

里中はポケットから携帯電話を取り出すと、花村に突き付けた。

里中「番号交換ね!よろしく!」

花村「え!?あ、ああ。おっけ」

花村も携帯電話を取り出すと、千枝の携帯を身ながら、慣れない様子でアドレス帳にそのアドレスを書き込んでいった。

花村「あー…ワリぃ。まだ携帯変えたばっかで使い慣れてねぇから遅いわ…」

54 :

ここだけの話、花村で何回も抜いたことがある

56 = 32 :

里中「ならあたしやるよ。貸してみー」

半ば強引に花村の携帯を奪い取ると、素早く登録を完了させていった。

花村「はえー…」

里中「でしょ?はい!あ、ごめん。それと、アドレス帳に勝手に組分け作っちゃった」

花村「え?」

見ると、アドレス帳の欄に“クラスメイト”の組分けが追加されていた。

里中「あたし、その組分けの中の1番だから!へへ、誰よりも早いぜ!みたいなね」

57 = 47 :

陽介って都会ではキョロ充だったんだろうなって感じ

58 = 32 :

花村「あ…ああ、あんがと」

里中「ま、いつでも電話してよ!……んじゃ、いこうか」

花村「は!?い、今からか!?」

里中「つべこべいわず行くよ、花村!」

花村「あ!……ま、待てっつーの」

………………………………
………………………
………………

花村「…………」

花村「…つか、今思えば、赤外線使えば良かったじゃんな」

59 = 40 :

もう少しかな

60 = 46 :

かわいいのう

62 = 32 :

花村「…でも、ま…」

アドレス帳のクラスメイト。
その1番目を見ていると、そこはかとなく嬉しくなった。

花村「これはこれで、いっか」


花村「さて…電話するか」


何処か落ち着いた表情で、花村は通話ボタンを押した。

63 = 32 :

ー里中千枝の自室ー


里中「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」

花村同様、千枝は自室をぐるぐると歩き回っていた。

里中「電話なんか出来ないよー…つーか、ウザがられてるかもだし…」

ついにはベッドに飛び込んで、ジャックフロストのぬいぐるみを抱き抱えて転がりだす始末だった。

里中「はぁ…」

64 :

花村って普通にいい奴そうだよな

65 = 32 :

もう、いつもの調子で忘れてましたで終わらせよう……

そう考えた、まさにその時。



♪~♪~


里中「!!?」

携帯が鳴った。
着信音で、すぐ花村からの着信と気付く。

66 :

ふむ

67 = 40 :

>>66
ヒュー

68 = 32 :

慌てて携帯を取ると、過度な深呼吸をして、なるべく平静を装いつつ…

里中「出ないってのは…ダメだしね、うん…」

通話ボタンを押した。

程なく、聞き慣れた声が耳に飛び込んでくる。



花村『……あ、もしもし…里中?』

69 = 32 :

里中「う、うん。ど、どーしたの花村?」


花村『…あのさ、明日の事なんだけど…』

里中「(き…きき、来た…)」

里中「あーアレね!うん!!あ、えっとホラ、嫌だよね?ってか嫌だったら良いよ?ホラ!なんか…そのアレは…あの時の勢ry」

70 = 32 :

平常心など、やっぱり保ってなんか居られない。

走り出した千枝のテンパり超特急は、全てを無かった方向へ向かおうと言の葉を進めていたのだが…

それは、千枝にとって意外な、花村の一言でせき止められた。


花村『あのさ、なんつーか…俺、その…期待していいんだよな…?』


里中「…え…?」

73 = 32 :

と、ここまで書いてる内に落ちたのれす
続きダラダラ書いてくるでゲソ!

74 = 64 :

寒いからはよ

78 = 47 :

千枝ちゃんと花村は良いコンビだけど
千枝ちゃんは渡さない

79 = 40 :

前は何分放置で落ちたんだ?

80 = 32 :

確か10分近くだったような

81 = 40 :

俺はちょっとオナニーしてるつもりだったのに…
そんなに経ってたのか…

83 :

にゃんにゃん

84 :

意外と流れ早かったのかね
今日なんかあったっけ?

85 :

俺千枝との関係はいつも恋人にしちゃうけど
この組み合わせも有りだよな
なんにせよかわいい

86 = 32 :

自ら保守もするでゲス

87 :

まだ追いついてないけど・・・・
あ、あぁぁぁあ・・・里中が・・・俺の嫁が・・・・・




いいぞもっとやれ
花村×里中はイチオシなんだ、りせ完と同じくらい

88 :

天城「千枝にはテッテレもどきがお似合い」

89 = 75 :

花千枝支援

90 = 47 :

雪子番長は無いな

91 = 75 :

番長はりせち

93 = 32 :

花村『いや…そのさ、なんつーか。随分と久しぶりじゃん?二人ってのも』


里中「あ…う、ん。そだね。そーいえば…」


千枝も、漸く思い出した。

事件前、親友の雪子が旅館の手伝いで時間が取れない時、よく花村と二人で遊んでいた事。

ここ最近の事件関連で、常に多くの仲間達に囲まれて過ごす中で、忘れていた頃があった事。

94 = 32 :

他愛ない話も織り交ぜながら、明日の時間、場所などが定まった頃、電話の終わりに花村の一言が入る。


花村『それじゃ、また明日な、里中』

千枝は、マヨナカテレビを見た直後の連絡網以外で、久しぶりに花村の“また明日”を聴いた気がするなぁ、と、何処か変に感動した。

里中「うん。それじゃね」

95 = 40 :

あいか「また明日って♪」

96 = 32 :

ごめん
>>94と順番入れ替えで


里中「(…そっか…初めてじゃ無かったっけ…)」


花村『だろ?だからさ、その…色々と話したい事も、二人だから話せる事も、きっとさ。あるんじゃねぇかなって』

里中「うん。そーかも」


千枝は、いつの間にか平常心を取り戻していた。

ごく自然な会話の様に、二人の間にクリスマスイブの予定は築き上げられていく。

97 = 32 :

ツー…ツー…


終話音が響き、電話は切れた。

急に音声の途切れた静かな部屋の中、千枝は花村の言葉を思い出していた。


里中「……二人だから話せる事……」


里中「…………」


里中「……まさか、ね」


…………………………
……………………
……………

98 = 32 :

―花村陽介の自室―


花村「良かった…とりあえず、ドタキャンはねーみたいだな…」


無事に電話が終わり、ホッと胸を撫で下ろす。


花村「全く、里中の奴…明日OKとかマジで本当どういうつもりだよ…」

花村「…………どういう……」


花村はしばらく無言で、俯いていた。

だが、次第にその表情は赤く染まりだし、居ても立っても居られなくなった衝動が、再び窓から放たれた。


「うおおお!!!!!!!!夢じゃねえええぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!ヒャッホー!!!!」

99 = 32 :

続き書いてくるクマ


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