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    元スレディオ「学園都市・・・?」

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    201 = 110 :

    ステイルが確かに設置したはずのルーン用紙が、そこにだけ存在しなかったのだ。

    辿り着いたそこには、先ほどと同じ目でステイルを射抜くディオの姿があった。

    「ンッン~~、紙飛行機なんて作ったのは何時以来だったかな。
    ところで随分とビショ濡れの様だが、そこら中にベタベタと貼りつけたコピー用紙はどうなったんだい?」

    202 = 186 :

    >>192
    全然違うよ
    一部ディオ様は人を利用するための道具としか
    見てない、必要以上に馴れ合ったりしない

    このディオはゲロ以下の臭いがぷんぷんしない

    203 = 110 :

    ディオの言葉を無視して詠唱する。

    「――――灰は灰に――――塵は塵に――――」

    ステイルの両手に赤と青の炎剣が現れる。

    「吸血殺しの紅十字ッ!!」

    呪文は完成し、二本の炎剣がディオに襲いかかるが、

    204 = 110 :

    「無駄だッ!その呪文が一番なまっちょろいぞッ!」

    隠者の紫を操り炎剣の軌道を逸らす。

    「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」

    無防備になったステイルに乱打を掛けるディオ。

    「トドメだッ!」

    206 = 110 :

    ステイルの顔面にディオの拳がめり込み、親指を眼に突っ込んでそのまま殴り抜けた。

    吹き飛ばされてドサリと倒れこむステイルは、すでにその意識を手放していた。

    そして、完全に息の根を止めようと、ディオが懐からナイフを取り出したその時、隠者の紫がインデックスの気配を捉えた。

    207 = 110 :

     インデックスは走っていた。

    『すぐにディオをトウマの所につれていかなきゃ!』

    上条に逃げろと言われたインデックスは、自分の果たすべき役割をそう理解した。

    ディオのマンションが遠くに見え始めた所で声がした。

    「ここで一体何をしている」

    208 = 110 :

    「ディオ!とうまが……ディオの所にって……」

    インデックスはそう言いながらディオに抱きついた所で、よほど疲れていたのか気を失った。

    ディオは両手で気絶したインデックスを抱くと、少女の向かってきた方角へ向かう。

    しばらくして気絶した上条の気配を捉え回収し、ステイルと戦ったマンションとは別の自分の部屋へ、二人を抱えながら歩き出した。

    209 = 110 :

     上条は、喉の渇きと体の熱で目が覚めた。

    「とうま?」

    辺りを見回しながら、知らない部屋だと思った辺りで、インデックスが自分を覗き込んでいて、その自分は包帯だらけな事に気付いた。

    たしか自分はあの変な格好の女と戦って、そのまま……。

    210 = 110 :

    「とうまは3日も寝込んでたんだよ」

    インデックスが涙目になりながら上条を睨みつける。

    「3日ァ!?何だってそんなに眠ってたんだ俺は!?」

    上条が驚いていると、レモンティーの香りと共にディオが答えた。

    211 = 110 :

    「『悪い奴からインデックスを守ってくれた』そうだ、よかったじゃあないか」

    ニヤリと笑うディオと、傷だらけの自分を比べて、上条は少し欝になる。

    「たまたま見逃されただけだ、それに」

    まだ終わってない、と続けようとした上条の言葉を、インデックスが遮る。

    「とうまは守ってくれた!守ってくれたんだよ!」

    212 = 110 :

    ううううと、唸りながら上条に抱きつく。

    「神裂とかいう女が、昨日接触してきた。話は聞いたがどうにも胡散臭くてな、お前の情報と照らしあわせたい」

    「……俺もソイツから話を聞いただけだ。ただ、嘘をついてるとは思えない」

    そう言って、上条はあの掠れるような声を思い返す。

    「そうか。まぁどちらにせよインデックスの記憶に関しては手を考えてある」

    213 = 110 :

    上条はぽかーんと口を開けながら、ディオを見つめる。

    「何だそのマヌケ面は、まさか脳の容量がどうのと言う話を信じているわけじゃないだろうな」

    「ぅ……ぇ?」

    「どいつもこいつも頭がマヌケらしい。いいか、人間の脳の容量は完全記憶能力の有無に関わらず、何年生きようが使いきれやしないんだよ」

    214 = 110 :

    「でもアイツの言葉は」

    嘘だとは思えなかった、あんな顔、嘘でできるものか。

    「奴らが騙されていたと考えれば筋が通るだろう、インデックスを縛り付ける鎖といった所か。
    そこで、我が隠者の紫を使い、インデックスをスキャンした」

    215 = 138 :

    なんだと…

    216 = 110 :

    「それで!どうすりゃインデックスは助かるんだよ!」

    上条は、自分にしがみついているインデックスを抱き返す。

    「インデックスの上顎に妙な刺青がある、それを壊して終わりだ」

    217 = 110 :

     終章 二人と世界

     こんこん、と病室のドアをノックする。

    たったそれだけの仕草に、インデックスは心臓が破裂しそうになる。

    返事が返ってくるまでに、そわそわと掌についた汗をディオが縫い直した修道服のスカートでごしごし拭いて、ついでに十字を切った。

    218 = 110 :

    はい?と少年の声が帰ってきた。

    インデックスはドアに手をかけた所で、はい?と言われたからにはここで『入っていい?』と聞くべきか迷った。

    けれど逆にしつこい野郎だ早く入ってくりゃいいのにとか思われるのも怖い。すごくすごく怖い。

    ギクシャクとロボットみたいにドアを開ける。六人一部屋の病室ではなく、一人一部屋の個室だった。

    219 = 110 :

    床も天井も白一色のせいか、距離感がズラされて妙に広く感じられる。

    少年は真っ白なベッドの上にいて、上半身だけ起こしていた。

    ベッドの側の窓は開いていて、机の上には妙に小洒落たブランデーの入った化粧箱が置いてあった。

    ひらひらと真っ白なカーテンが揺らいでいる。

    220 = 110 :

    生きていた。

    たったそれだけの事実に、インデックスは涙がこぼれるかと思った。

    今すぐ少年の胸に飛びつくべきか、それともあんな無茶をした事にまず頭を丸かじりすべきかちょっと迷う。

    結論が出ないままその場であーうーやってると、
    「そんなとこで何やってんだ?」

    221 = 110 :

    目の前には、今まで通りのとうまが居た。

    「そうだ、この酒持って帰ってくれよ。
    ディオの奴日本国ではお酒は二十歳からってしらないんじゃねえか?こんな病室じゃ隠し様がないっつーの!」

    こらえきれずに抱きついてしまう、傷だらけになりながらも、私を守ってくれた主人公に。

    「とうまー、とうまー、とーうまー」

    222 = 110 :

    第一部完、長いことありがとうございました

    よかったら感想とかディオの違和感とか書いてくれるとうれしいです

    223 :

    DIO様がいい奴なのかドス黒い悪なのかよくわからん

    224 = 195 :

    225 = 161 :

    面白かった

    226 :

    いろいろ気になるところもあったけど面白い

    227 :

    んで、続きの方は・・・

    228 = 186 :

    カリスマ性を感じない
    誰かと協力するにしても自分に利益を求めるタイプだし
    人を道具にしか見てない

    このディオは悪役になりきれてない

    出だしだけしか見てないけど

    229 :

    普通に面白かったと思うけどディオが善人なのが違和感あるかな


    で、続きは・・・・?

    230 = 195 :

    明日まで残れば見たい。まだ最初しか読んでないから
    ディオの出だしはよかったけど、上条と絡み始めたら違和感がありまくり
    絡ませるためにキャラクターを捻じ曲げるなら、いっそ絡まない方がいいと思った

    あと、上条みたいなタイプがディオの一番嫌いなタイプだから

    231 :

    よむ


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