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元スレ魔王「おら!勇者出て来い!!」勇者「ひぃ!!」
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戦士「いくぞ」
勇者「……」モソモソ
魔法使い「勇者さま、おいしいんです?」
勇者「はい……おいしいです」
魔法使い「それはよかったです」
僧侶「勇者様、必ずお守りします」
戦士「盾になる。死ぬ気でな」
勇者「……」
魔法使い「ドラゴンになって爆炎で灰塵にしてあげるんです?」
勇者「あの……ひとつだけ」
戦士「なんだ?」
勇者「無茶はしないで……ください……」
戦士「おぉ!!」
僧侶「はい!!」
魔法使い「魔王の城までいくんです?」
勇者「……」モソモソ
魔法使い「勇者さま、おいしいんです?」
勇者「はい……おいしいです」
魔法使い「それはよかったです」
僧侶「勇者様、必ずお守りします」
戦士「盾になる。死ぬ気でな」
勇者「……」
魔法使い「ドラゴンになって爆炎で灰塵にしてあげるんです?」
勇者「あの……ひとつだけ」
戦士「なんだ?」
勇者「無茶はしないで……ください……」
戦士「おぉ!!」
僧侶「はい!!」
魔法使い「魔王の城までいくんです?」
魔王城
魔王「母上殿、あの……」
勇者母「ふふ……魔王様……」
魔王「むぅ……」
側近「仲がよろしゅうございますなぁ」
魔王「勇者は?」
側近「はい。旅立ったと報告がございました」
魔王「やっとか!!―――流石に母親まで見捨てるような腑抜けでなかったか」
側近「勇者様たちの出迎えはどのように?」
魔王「いつもどおりで構わん。だが、殺すな。万が一、倒してしまった場合は治療して町の教会にでも運んでやれ」
側近「わかりました」
魔王「よろしく頼む」
勇者母「魔王様……今宵はどんな戯れを?」
魔王「いや……流石に今日は……」
勇者母「だめですよ?誘拐したのは魔王様なんですから、ふふ」
魔王「母上殿、あの……」
勇者母「ふふ……魔王様……」
魔王「むぅ……」
側近「仲がよろしゅうございますなぁ」
魔王「勇者は?」
側近「はい。旅立ったと報告がございました」
魔王「やっとか!!―――流石に母親まで見捨てるような腑抜けでなかったか」
側近「勇者様たちの出迎えはどのように?」
魔王「いつもどおりで構わん。だが、殺すな。万が一、倒してしまった場合は治療して町の教会にでも運んでやれ」
側近「わかりました」
魔王「よろしく頼む」
勇者母「魔王様……今宵はどんな戯れを?」
魔王「いや……流石に今日は……」
勇者母「だめですよ?誘拐したのは魔王様なんですから、ふふ」
数週間後
戦士「来たな」
僧侶「はい」
魔法使い「勇者さま、大丈夫なんです?」
勇者「はい……」ガクガク
戦士「大丈夫だ。ここまで来れたんだから」
勇者「でも……」
僧侶「それに勇者様は勝つことになっています。何を恐れることがありますか」
戦士「そうだ。母親助けて、ついでに世界も平和にしちゃおうぜ」
魔法使い「早く帰ってご飯食べて歯を磨いて寝るんです?」
勇者「そうですね……行きましょう」
戦士「うし」
僧侶「では……」
魔法使い「おやつです?」
戦士「来たな」
僧侶「はい」
魔法使い「勇者さま、大丈夫なんです?」
勇者「はい……」ガクガク
戦士「大丈夫だ。ここまで来れたんだから」
勇者「でも……」
僧侶「それに勇者様は勝つことになっています。何を恐れることがありますか」
戦士「そうだ。母親助けて、ついでに世界も平和にしちゃおうぜ」
魔法使い「早く帰ってご飯食べて歯を磨いて寝るんです?」
勇者「そうですね……行きましょう」
戦士「うし」
僧侶「では……」
魔法使い「おやつです?」
側近「魔王様」
魔王「どうした?」
側近「勇者様がお見えに」
魔王「ふっふっふ……来たか」
勇者母「魔王様……」
魔王「母上殿、この数週間、実に楽しかった」
勇者母「私も……」
魔王「ん……」
勇者母「ん……」
魔王「……続きはまた夜だ」
勇者母「魔王様……いかないで……」
魔王「よし。勇者を出迎える!!」
側近「ははー!!」
勇者母「まおう……さ……ま……」
魔王「どうした?」
側近「勇者様がお見えに」
魔王「ふっふっふ……来たか」
勇者母「魔王様……」
魔王「母上殿、この数週間、実に楽しかった」
勇者母「私も……」
魔王「ん……」
勇者母「ん……」
魔王「……続きはまた夜だ」
勇者母「魔王様……いかないで……」
魔王「よし。勇者を出迎える!!」
側近「ははー!!」
勇者母「まおう……さ……ま……」
謁見の間
魔王「……勇者よ。この日を待ちわびたぞ?」
勇者「ひぃ……」
魔王「さぁ……こい。母親を救いたければ、我をたおせぇ!!」
勇者「うぅ……」
僧侶「ほら、勇者様。魔王様の懐ががらあきです」
戦士「とりあえず初撃はくらってくれるみたいだぞ?」
魔王「こい!!さぁ!!こい!!」
勇者「でも……やっぱり怖い……」
魔法使い「……まんじゅうこわい」モグモグ
魔王「どうしたー?!まだかぁー!!」
勇者「ひぃ……!!」
僧侶「魔王様!!大声は控えてください!!」
戦士「勇者がびびっちまうだろ」
魔王「そ、そうか……すまん」
魔王「……勇者よ。この日を待ちわびたぞ?」
勇者「ひぃ……」
魔王「さぁ……こい。母親を救いたければ、我をたおせぇ!!」
勇者「うぅ……」
僧侶「ほら、勇者様。魔王様の懐ががらあきです」
戦士「とりあえず初撃はくらってくれるみたいだぞ?」
魔王「こい!!さぁ!!こい!!」
勇者「でも……やっぱり怖い……」
魔法使い「……まんじゅうこわい」モグモグ
魔王「どうしたー?!まだかぁー!!」
勇者「ひぃ……!!」
僧侶「魔王様!!大声は控えてください!!」
戦士「勇者がびびっちまうだろ」
魔王「そ、そうか……すまん」
勇者「……」ガクガク
魔王「ほら、我のここ隙だらけだぞ?」
勇者「うぅ……」ヨチヨチ
僧侶「がんばって!」
戦士「もうちょっとだ!!勇者!!」
魔法使い「ふわぁぁ……」
魔王「よし!そうだ!!がんばれ!!」
勇者「ひぃ……」ヨチヨチ
魔王「よし、射程距離だ。剣をふれ!!」
勇者「でぁ!!」ズバッ
魔王「ぬう!!ぬかったわ!!」
戦士「やったぜ!!」
僧侶「勇者さま!!素敵です!!」
魔王「ふふ……ではこちらの番だな」
勇者「うわぁぁぁぁ!!!」ダダダダッ
魔王「ほら、我のここ隙だらけだぞ?」
勇者「うぅ……」ヨチヨチ
僧侶「がんばって!」
戦士「もうちょっとだ!!勇者!!」
魔法使い「ふわぁぁ……」
魔王「よし!そうだ!!がんばれ!!」
勇者「ひぃ……」ヨチヨチ
魔王「よし、射程距離だ。剣をふれ!!」
勇者「でぁ!!」ズバッ
魔王「ぬう!!ぬかったわ!!」
戦士「やったぜ!!」
僧侶「勇者さま!!素敵です!!」
魔王「ふふ……ではこちらの番だな」
勇者「うわぁぁぁぁ!!!」ダダダダッ
魔王「にげるな!!」
勇者「うぅ……戦士さん……守ってぇ……」
戦士「仕方ないな……こい!!魔王!!」
魔王「手加減は……できんぞ?」
戦士「覚悟はできてる!!」
魔王「くらえぇ!!!」ドゴォ
戦士「あぎぃ?!」
勇者「わぁぁ!!」
魔王「ふん……」
僧侶「大丈夫ですか!?」
戦士「あぁ……よし、勇者、次はお前の番だ」
勇者「え……」
戦士「早くいけ!!」
魔王「さあ、勇者のターンだ。こい!!」
勇者「ま、またぁ……?」
勇者「うぅ……戦士さん……守ってぇ……」
戦士「仕方ないな……こい!!魔王!!」
魔王「手加減は……できんぞ?」
戦士「覚悟はできてる!!」
魔王「くらえぇ!!!」ドゴォ
戦士「あぎぃ?!」
勇者「わぁぁ!!」
魔王「ふん……」
僧侶「大丈夫ですか!?」
戦士「あぁ……よし、勇者、次はお前の番だ」
勇者「え……」
戦士「早くいけ!!」
魔王「さあ、勇者のターンだ。こい!!」
勇者「ま、またぁ……?」
魔法使い「眠くなってきたんです?」
僧侶「勇者様!!」
勇者「えい!!」ズバッ
魔王「いたい!!―――よし、次は我のターンだ」
勇者「うわぁぁ!!!戦士さぁぁん!!」
戦士「またか!?」
魔王「戦士が可哀想だろ!!」
勇者「じゃあ……」
僧侶「えぇ?!」
魔王「おま……!?」
魔法使い「勇者様の盾になるんです?」
魔王「貴様……とことん屑だな……!!」
勇者「だ、だって……」
魔王「よかろう!!僧侶!!次はお前がダメージを食らう番だ!!」
僧侶「やめてください!!死んでしまいます!!」
僧侶「勇者様!!」
勇者「えい!!」ズバッ
魔王「いたい!!―――よし、次は我のターンだ」
勇者「うわぁぁ!!!戦士さぁぁん!!」
戦士「またか!?」
魔王「戦士が可哀想だろ!!」
勇者「じゃあ……」
僧侶「えぇ?!」
魔王「おま……!?」
魔法使い「勇者様の盾になるんです?」
魔王「貴様……とことん屑だな……!!」
勇者「だ、だって……」
魔王「よかろう!!僧侶!!次はお前がダメージを食らう番だ!!」
僧侶「やめてください!!死んでしまいます!!」
魔王「ふん!!」ドゴォ
僧侶「ふげぇ!?」
魔王「……ふぅ」
勇者「僧侶さん……」
僧侶「うぐぐ……さ、さぁ……勇者さまの番ですよ……?」
勇者「あ、はい……」
魔王「さぁこい!!」
勇者「うぅ……でぁ!!」ズバッ
魔王「よし。今のは効いたぞ!!」
勇者「うわぁぁん!!」
魔法使い「あらら?後ろに隠れてどうしたんです?」
魔王「一番貧弱な魔法使いすら盾にするか……」
魔法使い「痛そうなんです?」
魔王「悪く思うな!!でぁ!!!」
魔法使い「!?」
僧侶「ふげぇ!?」
魔王「……ふぅ」
勇者「僧侶さん……」
僧侶「うぐぐ……さ、さぁ……勇者さまの番ですよ……?」
勇者「あ、はい……」
魔王「さぁこい!!」
勇者「うぅ……でぁ!!」ズバッ
魔王「よし。今のは効いたぞ!!」
勇者「うわぁぁん!!」
魔法使い「あらら?後ろに隠れてどうしたんです?」
魔王「一番貧弱な魔法使いすら盾にするか……」
魔法使い「痛そうなんです?」
魔王「悪く思うな!!でぁ!!!」
魔法使い「!?」
魔法使い「―――あぶないです」ギィィン
魔王「?!」
僧侶「え!?」
魔法使い「……」
魔王「我の拳を……杖で……?!」
魔法使い「地獄の業火に焼かれたいんです?」
魔王「な……」
魔法使い「なんでいじめるんです?死にたいんです?」
魔王「お、おい……」
勇者「あ、あの……」
魔法使い「……」
魔王「お前は……」
勇者「魔法使いさん……?」
魔法使い「せぃ!!」パシンッ
魔王「ぶっ!!」
魔王「?!」
僧侶「え!?」
魔法使い「……」
魔王「我の拳を……杖で……?!」
魔法使い「地獄の業火に焼かれたいんです?」
魔王「な……」
魔法使い「なんでいじめるんです?死にたいんです?」
魔王「お、おい……」
勇者「あ、あの……」
魔法使い「……」
魔王「お前は……」
勇者「魔法使いさん……?」
魔法使い「せぃ!!」パシンッ
魔王「ぶっ!!」
魔法使い「やぁ!!やぁ!!」バシバシ
魔王「がはぁ!?」
戦士「おい!!やめろ!!」
僧侶「だめです!!やりすぎです!!」
魔法使い「うぅー……!!」
魔王「こわい……」
勇者「魔王さん……もう、お母さんを返してください」
魔王「え?」
勇者「僕……もう戦いたくないです……」
魔王「しかし……我はどうしてもお前に倒されなくては……」
勇者「じゃあ、もう倒したことにしてください!!」
魔王「待て。我はまだ死んでおらん」
勇者「社会的に死んだってことにしましょうよ!!」
魔王「それは……」
勇者「もう……剣を振るいたくないんです……重いし」
魔王「がはぁ!?」
戦士「おい!!やめろ!!」
僧侶「だめです!!やりすぎです!!」
魔法使い「うぅー……!!」
魔王「こわい……」
勇者「魔王さん……もう、お母さんを返してください」
魔王「え?」
勇者「僕……もう戦いたくないです……」
魔王「しかし……我はどうしてもお前に倒されなくては……」
勇者「じゃあ、もう倒したことにしてください!!」
魔王「待て。我はまだ死んでおらん」
勇者「社会的に死んだってことにしましょうよ!!」
魔王「それは……」
勇者「もう……剣を振るいたくないんです……重いし」
魔王「だがなぁ……」
勇者母「魔王様……」
勇者「お母さん!?」
魔王「母上殿……どうして……?」
勇者母「私……やはり魔王様のことが……」
魔王「あ、いや……その話は……」
勇者「魔王……さん?」
戦士「どういうことだ?」
魔王「あ、いや……」
勇者母「あの夜……優しく包み込んでくれたこと……私は……」
魔王「母上殿!?」
僧侶「魔王様……まさか、未亡人とはいえ……人妻に手を……?」
勇者「……」
魔王「あ、ちが……」
魔法使い「不潔」
勇者母「魔王様……」
勇者「お母さん!?」
魔王「母上殿……どうして……?」
勇者母「私……やはり魔王様のことが……」
魔王「あ、いや……その話は……」
勇者「魔王……さん?」
戦士「どういうことだ?」
魔王「あ、いや……」
勇者母「あの夜……優しく包み込んでくれたこと……私は……」
魔王「母上殿!?」
僧侶「魔王様……まさか、未亡人とはいえ……人妻に手を……?」
勇者「……」
魔王「あ、ちが……」
魔法使い「不潔」
勇者母「魔王さまのことしか……考えられません」
魔王「母上殿……口が滑りすぎ……」オロオロ
勇者「……」
僧侶「さいてーですね」
戦士「見損なったぜ」
魔法使い「汚物」
魔王「まて……誤解だ……!」
勇者母「魔王様……」
魔王「母上殿!!」
勇者「よりにもよって……僕のお母さんに……」
魔王「勇者……これは……!!」
僧侶「魔王様?これは問題ですよ?」
魔王「え……?」
戦士「魔族が人間に手を出した。しかも王が勇者一族にだ。配下たちの信頼も地に落ちるな」
魔法使い「自業自得」
魔王「母上殿……口が滑りすぎ……」オロオロ
勇者「……」
僧侶「さいてーですね」
戦士「見損なったぜ」
魔法使い「汚物」
魔王「まて……誤解だ……!」
勇者母「魔王様……」
魔王「母上殿!!」
勇者「よりにもよって……僕のお母さんに……」
魔王「勇者……これは……!!」
僧侶「魔王様?これは問題ですよ?」
魔王「え……?」
戦士「魔族が人間に手を出した。しかも王が勇者一族にだ。配下たちの信頼も地に落ちるな」
魔法使い「自業自得」
魔王「くっ……!!」
勇者「……」
僧侶「いきましょう。勇者様」
戦士「このことを全世界に広めないと」
魔法使い「スキャンダルです?」
勇者「そうですね……」
魔王「まて……!!」
勇者母「魔王様ぁ……♪」
魔王「あぁ!!」
勇者「魔王は……死んだ!!」
僧侶「ええ」
戦士「だな」
魔法使い「大勝利なんです?」
魔王「まて!!まってくれ!!こんな死に方は予言にはない!!!」
勇者「……」
僧侶「いきましょう。勇者様」
戦士「このことを全世界に広めないと」
魔法使い「スキャンダルです?」
勇者「そうですね……」
魔王「まて……!!」
勇者母「魔王様ぁ……♪」
魔王「あぁ!!」
勇者「魔王は……死んだ!!」
僧侶「ええ」
戦士「だな」
魔法使い「大勝利なんです?」
魔王「まて!!まってくれ!!こんな死に方は予言にはない!!!」
数週間後
側近「魔王様!!反乱軍がそこまで迫っています!!」
魔王「くぅぅ……!!」
側近「お逃げになってください!!」
魔王「退かぬ!!」
側近「魔王様……!!」
魔王「ここで退いて何が王か!!」
勇者母「すてき……♪」
側近「わかりました……では、お暇をいただきます」
魔王「こら!!」
側近「未亡人だからと勇者の正妻に手を出すから……うぅ……」
魔王「悪かった……魔が差したんだ……魔王だけに」
側近「……」
魔王「……」
側近「さよなら……」
側近「魔王様!!反乱軍がそこまで迫っています!!」
魔王「くぅぅ……!!」
側近「お逃げになってください!!」
魔王「退かぬ!!」
側近「魔王様……!!」
魔王「ここで退いて何が王か!!」
勇者母「すてき……♪」
側近「わかりました……では、お暇をいただきます」
魔王「こら!!」
側近「未亡人だからと勇者の正妻に手を出すから……うぅ……」
魔王「悪かった……魔が差したんだ……魔王だけに」
側近「……」
魔王「……」
側近「さよなら……」
数ヵ月後 古城
勇者「……魔王さん、ようやく見つけました」
魔王「勇者……」
勇者「生きていたんですね」
魔王「母上殿は?」
勇者「元気にしています」
魔王「あの騒乱の中、無事に逃げられたかどうかだけが心配だった……」
勇者「魔王さん……」
魔王「ここに隠れ住んでからどのくらい経過したか……世界は平和か?」
勇者「いいえ……王を失った魔物たちが各地で暴れ、小さな村や町は次々に壊滅していってます」
魔王「なんと……!!」
勇者「このままでは僕の街もいずれ……」
魔王「勇者……我にどうしろと?」
勇者「僕たちを守ってください……おねがい……」
魔王「都合のよいやつめ……」
勇者「……魔王さん、ようやく見つけました」
魔王「勇者……」
勇者「生きていたんですね」
魔王「母上殿は?」
勇者「元気にしています」
魔王「あの騒乱の中、無事に逃げられたかどうかだけが心配だった……」
勇者「魔王さん……」
魔王「ここに隠れ住んでからどのくらい経過したか……世界は平和か?」
勇者「いいえ……王を失った魔物たちが各地で暴れ、小さな村や町は次々に壊滅していってます」
魔王「なんと……!!」
勇者「このままでは僕の街もいずれ……」
魔王「勇者……我にどうしろと?」
勇者「僕たちを守ってください……おねがい……」
魔王「都合のよいやつめ……」
>>717
ガッ
ガッ
街
勇者「みなさん!!」
戦士「おぉ!!」
僧侶「魔王様!!」
魔法使い「魔王さまなんです?」
魔王「ふふ……久しいな」
勇者母「あぁ……!!」
勇者「僕たちを守ってくれることになりました」
戦士「いいのか?」
魔王「どうせ我は魔族からも人間からも見放された身だ。好き勝手にやらせてもらう」
僧侶「魔王様……」
魔王「やはり予言と違う結果は混乱しか生まなかったか……」
勇者「ごめんなさい……」
魔王「だが……この先の未来、どうなるか楽しみでもあるがな。ふははは!!」
勇者母「抱いて!!」
勇者「みなさん!!」
戦士「おぉ!!」
僧侶「魔王様!!」
魔法使い「魔王さまなんです?」
魔王「ふふ……久しいな」
勇者母「あぁ……!!」
勇者「僕たちを守ってくれることになりました」
戦士「いいのか?」
魔王「どうせ我は魔族からも人間からも見放された身だ。好き勝手にやらせてもらう」
僧侶「魔王様……」
魔王「やはり予言と違う結果は混乱しか生まなかったか……」
勇者「ごめんなさい……」
魔王「だが……この先の未来、どうなるか楽しみでもあるがな。ふははは!!」
勇者母「抱いて!!」
魔物「いたぞー!!」
魔王「とまれぃ!!」
魔物「?!」
魔王「これまでの蛮行……同属だからと看過できるものではない!!」
魔物「うっせー!!人間に手を出したくせに!!」
魔王「!?」
魔物「変態野郎!!」
魔物「ケダモノ!!」
魔物「恥知らず!!」
魔王「やめ……」
魔物「変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
魔王「おぉぉ……!!!」
魔物「変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
魔王「や、やめてくれぇぇ……!!!」
勇者「魔王……さん……」
魔王「とまれぃ!!」
魔物「?!」
魔王「これまでの蛮行……同属だからと看過できるものではない!!」
魔物「うっせー!!人間に手を出したくせに!!」
魔王「!?」
魔物「変態野郎!!」
魔物「ケダモノ!!」
魔物「恥知らず!!」
魔王「やめ……」
魔物「変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
魔王「おぉぉ……!!!」
魔物「変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
魔王「や、やめてくれぇぇ……!!!」
勇者「魔王……さん……」
数日後 小屋
魔物「おらぁ!!魔王出て来い!!」
魔王「ひぃ!!」
魔物「俺たちになんの弁解もなしかぁ!!」ドンドン
魔王「もうゆるしてくれ……たのむ……たのむ……」
勇者「魔王さん……あれからずっと篭りっぱなしですね」
戦士「予言に従わなかったからか……」
僧侶「少し罪悪感が……」
魔法使い「魔族の中では人間に手を出すなんて考えられないんです?」
僧侶「ええ。人間が馬や犬に発情するようなものらしいです」
勇者「なんてことだ……」
魔王「ひぃ……もう……やめてくれ……」
勇者母「私がずっと傍にいますわ……」
魔王「母上殿……うぅ……」ポロポロ
魔物「おらぁ!!魔王出て来い!!」
魔王「ひぃ!!」
魔物「俺たちになんの弁解もなしかぁ!!」ドンドン
魔王「もうゆるしてくれ……たのむ……たのむ……」
勇者「魔王さん……あれからずっと篭りっぱなしですね」
戦士「予言に従わなかったからか……」
僧侶「少し罪悪感が……」
魔法使い「魔族の中では人間に手を出すなんて考えられないんです?」
僧侶「ええ。人間が馬や犬に発情するようなものらしいです」
勇者「なんてことだ……」
魔王「ひぃ……もう……やめてくれ……」
勇者母「私がずっと傍にいますわ……」
魔王「母上殿……うぅ……」ポロポロ
>>145
やめてください死んでしまいます
やめてください死んでしまいます
勇者母「大丈夫……大丈夫ですよ……」
魔王「うぅ……母上殿……」
勇者母「私が守ってあげます」
魔王「すまない……すまない……」
勇者母「ふふ……」
魔王「母上殿……」
勇者母「―――さあ、魔王様」
魔王「母上……ど……の……」
魔王「うぅ……母上殿……」
勇者母「私が守ってあげます」
魔王「すまない……すまない……」
勇者母「ふふ……」
魔王「母上殿……」
勇者母「―――さあ、魔王様」
魔王「母上……ど……の……」
数年後
魔物「やべえ!!あいつだぁぁ!!!」
勇者妹「しね!!」ドドーン
勇者「おい……」
勇者妹「魔物は敵だぁぁ!!!」
勇者「……」
勇者妹「行くぞ!!世界中の魔物を駆逐してやるぜ!!!」
勇者「お母さん……なんて妹をつくってくれたんだ……5歳にして魔王並みの実力があるなんて……」
勇者妹「ウォォォォ!!!!」
勇者「……まあ、妹のおかげで世界は平和になってきたけど」
勇者妹「はやくしろ!!」
勇者「あ、ああ……」
勇者妹「パパを愚弄した魔物は皆殺しだぁぁぁ!!!!」
勇者「……」
おしまい。
魔物「やべえ!!あいつだぁぁ!!!」
勇者妹「しね!!」ドドーン
勇者「おい……」
勇者妹「魔物は敵だぁぁ!!!」
勇者「……」
勇者妹「行くぞ!!世界中の魔物を駆逐してやるぜ!!!」
勇者「お母さん……なんて妹をつくってくれたんだ……5歳にして魔王並みの実力があるなんて……」
勇者妹「ウォォォォ!!!!」
勇者「……まあ、妹のおかげで世界は平和になってきたけど」
勇者妹「はやくしろ!!」
勇者「あ、ああ……」
勇者妹「パパを愚弄した魔物は皆殺しだぁぁぁ!!!!」
勇者「……」
おしまい。
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