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元スレ魔王「おら!勇者出て来い!!」勇者「ひぃ!!」

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翌日 勇者宅
僧侶「勇者さまー」
戦士「いい加減にしろー」
勇者「僕は戦いません!!!」
魔法使い「このクマのぬいぐるみ、かわいいです?」
勇者「知りません!!!」
魔法使い「かわいいのに……」
戦士「駄目だな」
僧侶「もう扉をぶち破りますか?」
魔法使い「爆発でどかーんです?」
戦士「よし」
勇者「やめてください!!器物損壊で逮捕されちゃいますよ!!!」
僧侶「だって……」
魔王「―――ふはははは!!!!勇者よ!!!窓のカーテンをあけてみろ!!!」
勇者「なんですか!!開けません!!」
僧侶「勇者さまー」
戦士「いい加減にしろー」
勇者「僕は戦いません!!!」
魔法使い「このクマのぬいぐるみ、かわいいです?」
勇者「知りません!!!」
魔法使い「かわいいのに……」
戦士「駄目だな」
僧侶「もう扉をぶち破りますか?」
魔法使い「爆発でどかーんです?」
戦士「よし」
勇者「やめてください!!器物損壊で逮捕されちゃいますよ!!!」
僧侶「だって……」
魔王「―――ふはははは!!!!勇者よ!!!窓のカーテンをあけてみろ!!!」
勇者「なんですか!!開けません!!」
魔王「いや、あけんかぁ!!世にも珍しい光景が広がっておるのだぞ!!」
勇者「いやです!!」
魔王「魔王がドラゴンにまたがっているのだ!!どうだ!!想像しただけでも鳥肌もののかっこよさだろう!!」
勇者「見たくないです!!!」
魔王「今ならドラゴンの背中に乗せてやっても良いぞ?」
勇者「え……」
魔王「ドラゴンの背中に乗るなんて普通の人間ではまず経験できん!!」
ドラゴン「普通は人間なんて乗せませんし」
魔王「だそうだ!!どうだ、魅力的だろう?!」
勇者「いいです!!ドラゴンなんかに興味ありません!!!」
ドラゴン「な……」
魔王「おい!!ドラゴンが落ち込んだではないかぁ!!どうしてくれる!?」
勇者「お帰りください!!おねがいですからぁ!!!」
魔王「ドラゴンにも釣られんとは……ロマンを知らんやつだ」
ドラゴン「……興味ない……って……」
勇者「いやです!!」
魔王「魔王がドラゴンにまたがっているのだ!!どうだ!!想像しただけでも鳥肌もののかっこよさだろう!!」
勇者「見たくないです!!!」
魔王「今ならドラゴンの背中に乗せてやっても良いぞ?」
勇者「え……」
魔王「ドラゴンの背中に乗るなんて普通の人間ではまず経験できん!!」
ドラゴン「普通は人間なんて乗せませんし」
魔王「だそうだ!!どうだ、魅力的だろう?!」
勇者「いいです!!ドラゴンなんかに興味ありません!!!」
ドラゴン「な……」
魔王「おい!!ドラゴンが落ち込んだではないかぁ!!どうしてくれる!?」
勇者「お帰りください!!おねがいですからぁ!!!」
魔王「ドラゴンにも釣られんとは……ロマンを知らんやつだ」
ドラゴン「……興味ない……って……」
勇者宅 庭
僧侶「魔王様ー」
魔王「お前たちも来ていたか」
戦士「まあな。今、やれることは説得しかないし」
ドラゴン「はぁ……人間に興味ないとか言われたの……初めて……」
魔法使い「トカゲさん、しっぽ切ってもいいんです?」
魔王「ドラゴンなら好奇心に煽られて顔ぐらいみせると思ったのだが」
僧侶「普通は見ますよ」
戦士「うんうん」
魔王「だろう?勇者の感覚がわからんな」
ドラゴン「うぅ……」
魔法使い「やきはらえーです?」
魔王「いい案はないか?」
魔法使い「炙り出しとかどうです?」
僧侶「魔王様ー」
魔王「お前たちも来ていたか」
戦士「まあな。今、やれることは説得しかないし」
ドラゴン「はぁ……人間に興味ないとか言われたの……初めて……」
魔法使い「トカゲさん、しっぽ切ってもいいんです?」
魔王「ドラゴンなら好奇心に煽られて顔ぐらいみせると思ったのだが」
僧侶「普通は見ますよ」
戦士「うんうん」
魔王「だろう?勇者の感覚がわからんな」
ドラゴン「うぅ……」
魔法使い「やきはらえーです?」
魔王「いい案はないか?」
魔法使い「炙り出しとかどうです?」
魔王「そういうやりかたは好かんな」
僧侶「でも、炙り出しはともかく実力行使にうってでませんと」
戦士「いつになっても勇者は出てこないよな」
魔王「むぅ」
魔法使い「ドラゴラム!!」
ドラゴン「わぁ!」
魔法使い「これでなかよしです?」
ドラゴン「すげー」
戦士「ここはやっぱ、扉をぶちやぶるしか……」
魔王「まて!」
戦士「なんだよ?」
魔王「よし……かっこいいが駄目ならかわいいでいってみようではないか」
僧侶「かわいい?」
魔王「配下の中で随一の愛らしさを持つ魔物を召喚する」
魔法使い「アライグマです?」
僧侶「でも、炙り出しはともかく実力行使にうってでませんと」
戦士「いつになっても勇者は出てこないよな」
魔王「むぅ」
魔法使い「ドラゴラム!!」
ドラゴン「わぁ!」
魔法使い「これでなかよしです?」
ドラゴン「すげー」
戦士「ここはやっぱ、扉をぶちやぶるしか……」
魔王「まて!」
戦士「なんだよ?」
魔王「よし……かっこいいが駄目ならかわいいでいってみようではないか」
僧侶「かわいい?」
魔王「配下の中で随一の愛らしさを持つ魔物を召喚する」
魔法使い「アライグマです?」
勇者「……」
「ゆうしゃーたまー、あけてー」カリカリ
勇者「え?」
「にゃーにゃー」カリカリ
勇者「……だれ?」
「ねこだよー」
勇者「猫はしゃべりません」
「しゃべられる猫だよー」カリカリ
勇者「喋られる猫……?」
「にゃぁにゃぁ」カリカリ
勇者「……」ゴクリ
勇者「……」ガチャ
勇者「……」ソーッ
キラーマジンガ「あ、でてきた」
勇者「ひぃぃ!?!!?!」
「ゆうしゃーたまー、あけてー」カリカリ
勇者「え?」
「にゃーにゃー」カリカリ
勇者「……だれ?」
「ねこだよー」
勇者「猫はしゃべりません」
「しゃべられる猫だよー」カリカリ
勇者「喋られる猫……?」
「にゃぁにゃぁ」カリカリ
勇者「……」ゴクリ
勇者「……」ガチャ
勇者「……」ソーッ
キラーマジンガ「あ、でてきた」
勇者「ひぃぃ!?!!?!」
勇者「わぁぁぁぁ!!!!」
キラーマジンガ「にゃぁにゃぁ」
勇者「よらないで!!こないで!!!ころさないで!!!」
キラーマジンガ「ねこだよー」ガシャンガシャン
勇者「うわぁぁぁん!!!!くるな!!!くるなぁぁ!!!」
キラーマジンガ「にゃぁ、どうしてにゃあ?」
勇者「たすけて!!!たすけてぇぇ!!!!」
キラーマジンガ「ゆうしゃたまー、にゃあにゃあ」
勇者「ひぃぃぃん!!!!」
キラーマジンガ「……」ガシャンガシャン
勇者「あぁ……」フラ
キラーマジンガ「にゃぁ?」
勇者「……」ドサ
キラーマジンガ「ゆうしゃたま?おーい」
キラーマジンガ「ねちゃったにゃぁ」
キラーマジンガ「にゃぁにゃぁ」
勇者「よらないで!!こないで!!!ころさないで!!!」
キラーマジンガ「ねこだよー」ガシャンガシャン
勇者「うわぁぁぁん!!!!くるな!!!くるなぁぁ!!!」
キラーマジンガ「にゃぁ、どうしてにゃあ?」
勇者「たすけて!!!たすけてぇぇ!!!!」
キラーマジンガ「ゆうしゃたまー、にゃあにゃあ」
勇者「ひぃぃぃん!!!!」
キラーマジンガ「……」ガシャンガシャン
勇者「あぁ……」フラ
キラーマジンガ「にゃぁ?」
勇者「……」ドサ
キラーマジンガ「ゆうしゃたま?おーい」
キラーマジンガ「ねちゃったにゃぁ」
庭
僧侶「あの殺人マシーンのようなロボットが可愛いんですか?」
魔王「容姿は確かに恐怖するところだが、性格の可愛さはまさに無差別級だ」
戦士「へえ」
魔王「最近、萌えというものを覚えたらしくてな。我が部隊の中にファンクラブが存在しているほどだ」
魔法使い「猫耳なんです?」
魔王「ああ。そういうのもつけていたこともある」
僧侶「なんというか愉快ですね」
魔王「息抜きも大事だからな。キラーマジンガのようなムードメーカーは必須だ」
戦士「なるほどねー」
キラーマジンガ「まおうたまー」ガシャンガシャン
魔王「どうだった?」
キラーマジンガ「ゆうしゃたま、ねちゃったんでベッドにはこんどきました」
魔王「寝たのか?!はぁ……キラーマジンガの癒しは底がしれんな」
キラーマジンガ「にゃぁ」
僧侶「あの殺人マシーンのようなロボットが可愛いんですか?」
魔王「容姿は確かに恐怖するところだが、性格の可愛さはまさに無差別級だ」
戦士「へえ」
魔王「最近、萌えというものを覚えたらしくてな。我が部隊の中にファンクラブが存在しているほどだ」
魔法使い「猫耳なんです?」
魔王「ああ。そういうのもつけていたこともある」
僧侶「なんというか愉快ですね」
魔王「息抜きも大事だからな。キラーマジンガのようなムードメーカーは必須だ」
戦士「なるほどねー」
キラーマジンガ「まおうたまー」ガシャンガシャン
魔王「どうだった?」
キラーマジンガ「ゆうしゃたま、ねちゃったんでベッドにはこんどきました」
魔王「寝たのか?!はぁ……キラーマジンガの癒しは底がしれんな」
キラーマジンガ「にゃぁ」
キラーマジンガは勇者のトラウマと言う意味ではドラクエの再現だなww
戦士「じゃあ、今のうちに部屋に」
魔王「寝込みを襲うのか?」
僧侶「言い方は悪いですが……」
魔法使い「朝でも夜這いなんです?」
魔王「むぅ……」
僧侶「魔法で起こしますよ」
魔王「しかしなぁ……」
戦士「覚悟を決めろ。このままじゃ本当に世界を征服しちまうぞ?」
魔王「それは困る。人間を統治下に置くなど嫌だからな」
僧侶「そうなんですか?」
魔王「色々なしがらみがありそうで、面倒そうだからな」
戦士「あー、それはあるかも」
魔法使い「仁義なき戦いなんです?」
僧侶「とりあえず行きましょう。勇者様とちゃんと話し合わないと」
魔王「そうだな……仕方あるまいか」
魔王「寝込みを襲うのか?」
僧侶「言い方は悪いですが……」
魔法使い「朝でも夜這いなんです?」
魔王「むぅ……」
僧侶「魔法で起こしますよ」
魔王「しかしなぁ……」
戦士「覚悟を決めろ。このままじゃ本当に世界を征服しちまうぞ?」
魔王「それは困る。人間を統治下に置くなど嫌だからな」
僧侶「そうなんですか?」
魔王「色々なしがらみがありそうで、面倒そうだからな」
戦士「あー、それはあるかも」
魔法使い「仁義なき戦いなんです?」
僧侶「とりあえず行きましょう。勇者様とちゃんと話し合わないと」
魔王「そうだな……仕方あるまいか」
勇者自室
勇者「ん……うぅ……ん……」
勇者「ん……?」
魔王「起きたか」
勇者「ひゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」
魔王「悲鳴をあげるな」
勇者「なんですか!!!ここ魔王の城!?僕、つかまったんですかぁ!?」
魔王「違う!落ち着け!!」
勇者「そうだ!!そうなんですね!!!もう僕は魔王の腹の中にいるんだぁ!!!!」
魔王「こら!!」
僧侶「勇者様!!」
戦士「よくみろ。お前の部屋だよ!!」
勇者「え……あ、本当だ……」
魔王「始めましてになるな、勇者。こうして顔を合わせられて我は嬉しいぞ?」
魔法使い「勇者さまのゴミ箱、きたないんです?」
勇者「ん……うぅ……ん……」
勇者「ん……?」
魔王「起きたか」
勇者「ひゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」
魔王「悲鳴をあげるな」
勇者「なんですか!!!ここ魔王の城!?僕、つかまったんですかぁ!?」
魔王「違う!落ち着け!!」
勇者「そうだ!!そうなんですね!!!もう僕は魔王の腹の中にいるんだぁ!!!!」
魔王「こら!!」
僧侶「勇者様!!」
戦士「よくみろ。お前の部屋だよ!!」
勇者「え……あ、本当だ……」
魔王「始めましてになるな、勇者。こうして顔を合わせられて我は嬉しいぞ?」
魔法使い「勇者さまのゴミ箱、きたないんです?」
勇者「勝手にみないでください!!」
魔王「勇者……」
勇者「で、でていって……僕は絶対にたたかいませんからぁ……」
魔王「何故だ?」
勇者「痛いのは嫌なんです!!」
魔王「はぁ……」
僧侶「回復は任せてください」
勇者「傷つくのが嫌なんです!!」
戦士「守ってやるって」
勇者「絶対……?」
戦士「おう」
勇者「……」
戦士「だから……」
勇者「火とか爆発からも?」
戦士「それは……攻撃範囲が広いからなんとも……」
魔王「勇者……」
勇者「で、でていって……僕は絶対にたたかいませんからぁ……」
魔王「何故だ?」
勇者「痛いのは嫌なんです!!」
魔王「はぁ……」
僧侶「回復は任せてください」
勇者「傷つくのが嫌なんです!!」
戦士「守ってやるって」
勇者「絶対……?」
戦士「おう」
勇者「……」
戦士「だから……」
勇者「火とか爆発からも?」
戦士「それは……攻撃範囲が広いからなんとも……」
勇者「火傷で死ぬ……」ブルブル
魔王「こやつは……」
僧侶「うーん……魔王様?」
魔王「なんだ?」
僧侶「とにかく勇者様と激闘を繰り広げられればいいんですよね?」
魔王「そうだが?」
僧侶「思ったのですが、それは一方的な戦いでは駄目なのですが?」
魔王「ああ、どちらも満身創痍になっている」
僧侶「となると台本をつくって演劇のようにすることもできませんね」
魔王「……」
戦士「チャンバラでもするってか?」
僧侶「勇者様を見る限り、そうでもしないと」
魔法使い「私は木の役でいいんです?」
勇者「出て行って……おねがいですから……一人にして……」ウルウル
魔王「劇か……」
魔王「こやつは……」
僧侶「うーん……魔王様?」
魔王「なんだ?」
僧侶「とにかく勇者様と激闘を繰り広げられればいいんですよね?」
魔王「そうだが?」
僧侶「思ったのですが、それは一方的な戦いでは駄目なのですが?」
魔王「ああ、どちらも満身創痍になっている」
僧侶「となると台本をつくって演劇のようにすることもできませんね」
魔王「……」
戦士「チャンバラでもするってか?」
僧侶「勇者様を見る限り、そうでもしないと」
魔法使い「私は木の役でいいんです?」
勇者「出て行って……おねがいですから……一人にして……」ウルウル
魔王「劇か……」
戦士「歴史を揺るがす壮大な八百長だもんな……演劇でもよさそうだけど」
僧侶「はい」
魔王「だがな、それでは勇者という役さえいれば誰でもいいことになる」
戦士「それでも駄目か?」
魔王「予言では勇者は勇者の血を受け継ぐ者だとされている」
僧侶「じゃあ……」
勇者「うぅ……」ブルブル
魔法使い「ブルブルしてたのしいです?」
勇者「よらないで!!」
僧侶「演劇にするにしろ勇者様にはご出席していただかないといけませんね」
魔王「そういうことだな」
勇者「かえって……かえってください……」
魔法使い「ブルブルー」
魔王「勇者……」
勇者「僕は戦いません……戦いませんから……」
僧侶「はい」
魔王「だがな、それでは勇者という役さえいれば誰でもいいことになる」
戦士「それでも駄目か?」
魔王「予言では勇者は勇者の血を受け継ぐ者だとされている」
僧侶「じゃあ……」
勇者「うぅ……」ブルブル
魔法使い「ブルブルしてたのしいです?」
勇者「よらないで!!」
僧侶「演劇にするにしろ勇者様にはご出席していただかないといけませんね」
魔王「そういうことだな」
勇者「かえって……かえってください……」
魔法使い「ブルブルー」
魔王「勇者……」
勇者「僕は戦いません……戦いませんから……」
魔王「わかった!!!」
勇者「ひぃ!?」
魔王「もうよい。勇者よ、お前のことはよくわかった」
勇者「……」
僧侶「魔王様?」
魔王「確かに予言通りにしなくても世界はきちんと回ってくれるだろう」
戦士「どうした?」
魔王「我は世界を征服する!!」
魔法使い「大変なんです?」
魔王「ああ。大変だ!世界中の人間が我の支配下に置かれるのだ!!こわいなー!!!」
勇者「……がんばって統治してください」
魔王「……」
勇者「応援します」
魔王「―――やっぱり人間は皆殺しだ!!」
勇者「えぇ?!」
勇者「ひぃ!?」
魔王「もうよい。勇者よ、お前のことはよくわかった」
勇者「……」
僧侶「魔王様?」
魔王「確かに予言通りにしなくても世界はきちんと回ってくれるだろう」
戦士「どうした?」
魔王「我は世界を征服する!!」
魔法使い「大変なんです?」
魔王「ああ。大変だ!世界中の人間が我の支配下に置かれるのだ!!こわいなー!!!」
勇者「……がんばって統治してください」
魔王「……」
勇者「応援します」
魔王「―――やっぱり人間は皆殺しだ!!」
勇者「えぇ?!」
魔王「さぁ、困ったなぁ。お前が我をとめんと、何の罪もない人間が死んでいくのだぞ?」
勇者「……」
魔王「それでもいいのか?いや、いいはずが―――」
勇者「か、勝手にしてください。僕には関係ありません」
魔王「!?」
僧侶「勇者様!!」
戦士「おい!!」
魔法使い「三時のおやつはまだなんです?」
勇者「僕は勇者の一族ってだけで……特別な力なんてないんですから……貴方の暴虐を止めることなんてできません」
魔王「勇者……本心か?」
勇者「……」
魔王「我の目をみろ!!」
勇者「帰って……ください……」
魔王「勇者……」
魔法使い「おやつまだなんです?」
勇者「……」
魔王「それでもいいのか?いや、いいはずが―――」
勇者「か、勝手にしてください。僕には関係ありません」
魔王「!?」
僧侶「勇者様!!」
戦士「おい!!」
魔法使い「三時のおやつはまだなんです?」
勇者「僕は勇者の一族ってだけで……特別な力なんてないんですから……貴方の暴虐を止めることなんてできません」
魔王「勇者……本心か?」
勇者「……」
魔王「我の目をみろ!!」
勇者「帰って……ください……」
魔王「勇者……」
魔法使い「おやつまだなんです?」
魔王「―――よかろう。その言葉、しかと受け止めた」
僧侶「え……」
戦士「お、おい……」
魔王「さらばだ」
勇者「……」
魔王「ほんとうに帰るぞ?」
勇者「……」
魔王「とめるなら今だぞ?」
勇者「……」
魔王「我が城に帰ったら、手遅れになるぞ?」
勇者「……」
魔王「あと十秒だ」
勇者「帰ってください!!」
魔王「……わかった!!帰る!!後悔するがよいわぁ!!!あっはっはっは!!―――はぁ」トボトボ
僧侶「魔王様……」
僧侶「え……」
戦士「お、おい……」
魔王「さらばだ」
勇者「……」
魔王「ほんとうに帰るぞ?」
勇者「……」
魔王「とめるなら今だぞ?」
勇者「……」
魔王「我が城に帰ったら、手遅れになるぞ?」
勇者「……」
魔王「あと十秒だ」
勇者「帰ってください!!」
魔王「……わかった!!帰る!!後悔するがよいわぁ!!!あっはっはっは!!―――はぁ」トボトボ
僧侶「魔王様……」
>>81
あーそれかデジャブ
あーそれかデジャブ
戦士「勇者、いいのかよ!?」
僧侶「皆殺しですよ?お母様も死んでしまうんですよ?」
勇者「……」
魔法使い「おやつ……」
戦士「勇者!!今なら間に合う、魔王を追うぞ!!」
僧侶「行きましょう!!」
勇者「みなさんが戦えばいいじゃないですか」
僧侶「それは……」
戦士「お前じゃなきゃ勝てないんだよ」
勇者「僕より強いくせに……」
戦士「それは……」
勇者「もう帰って……一人にしてぇ……」
僧侶「……」
戦士「……」
魔法使い「……」グゥ~
僧侶「皆殺しですよ?お母様も死んでしまうんですよ?」
勇者「……」
魔法使い「おやつ……」
戦士「勇者!!今なら間に合う、魔王を追うぞ!!」
僧侶「行きましょう!!」
勇者「みなさんが戦えばいいじゃないですか」
僧侶「それは……」
戦士「お前じゃなきゃ勝てないんだよ」
勇者「僕より強いくせに……」
戦士「それは……」
勇者「もう帰って……一人にしてぇ……」
僧侶「……」
戦士「……」
魔法使い「……」グゥ~
まず勇者じゃなかったでござるの巻
と思ったら
勇者でありながら勇気無い発言は勇気あることなのか?
そもそも勇者って誰が決めたんだろう‥?
と思ったら
勇者でありながら勇気無い発言は勇気あることなのか?
そもそも勇者って誰が決めたんだろう‥?
街
魔王「勇者は追ってこないな……」
魔王「全く……!!」
「魔王だー」
「スライムちゃんはー?」
魔王「よさんか、離れろ!!」
「魔王、また魔法でなんかみせてー」
魔王「我は曲芸師ではない!!」
「魔王ー」
「まおー」
「まおーまおー」
「あ、まおちゃんだ」
魔王「ええい!!マスコットみたいに慕うでないわぁ!!」
「きゃー、おこったー」
魔王「くそ……それどころではないというに……」
魔王「勇者は追ってこないな……」
魔王「全く……!!」
「魔王だー」
「スライムちゃんはー?」
魔王「よさんか、離れろ!!」
「魔王、また魔法でなんかみせてー」
魔王「我は曲芸師ではない!!」
「魔王ー」
「まおー」
「まおーまおー」
「あ、まおちゃんだ」
魔王「ええい!!マスコットみたいに慕うでないわぁ!!」
「きゃー、おこったー」
魔王「くそ……それどころではないというに……」
公園
魔王「ふぅー……」
魔王「どうすればよいか……」
魔王「本気でこの街に攻め込んでみるか……?」
魔王「だが、今の勇者では死を簡単に受け入れてしまいそうだ」
魔王「勇者が死ねば、世界は我のものになる」
魔王「それだけは避けねば……!!」
魔王「……」
「ちょっと、魔王!!そこに座ったらシーソーで遊べないんだけど!?」
「何人乗っても動かないよ!!」
魔王「ああ、すまん」スッ
「きゃぁぁ!!」バターン
「急に立たないで!!」
魔王「どうしろというのだ?」
魔王「ふぅー……」
魔王「どうすればよいか……」
魔王「本気でこの街に攻め込んでみるか……?」
魔王「だが、今の勇者では死を簡単に受け入れてしまいそうだ」
魔王「勇者が死ねば、世界は我のものになる」
魔王「それだけは避けねば……!!」
魔王「……」
「ちょっと、魔王!!そこに座ったらシーソーで遊べないんだけど!?」
「何人乗っても動かないよ!!」
魔王「ああ、すまん」スッ
「きゃぁぁ!!」バターン
「急に立たないで!!」
魔王「どうしろというのだ?」
魔王「ふむ……」
魔王「勇者はどうすれば本気になるのだ?」
勇者母「あら、魔王様」
魔王「これは母上殿」
勇者母「いつもすいません」
魔王「きにするでな―――」
勇者母「どうされました?」
魔王(これだ)
魔王「母上殿、ちょっといいかな?」
勇者母「え、な、なんでしょう?」
魔王「我と一緒に城まできてもらえませんか?」
勇者母「や、やですわ……そんな……死んだ夫を裏切るわけには……」
魔王「ふふ……いいではないか」
勇者母「魔王……さま……」
魔王「勇者はどうすれば本気になるのだ?」
勇者母「あら、魔王様」
魔王「これは母上殿」
勇者母「いつもすいません」
魔王「きにするでな―――」
勇者母「どうされました?」
魔王(これだ)
魔王「母上殿、ちょっといいかな?」
勇者母「え、な、なんでしょう?」
魔王「我と一緒に城まできてもらえませんか?」
勇者母「や、やですわ……そんな……死んだ夫を裏切るわけには……」
魔王「ふふ……いいではないか」
勇者母「魔王……さま……」
戦士「駄目だな……」
僧侶「出直しますか?」
魔法使い「もう四時です。おやつはまだなんです?」
戦士「これでも食ってろ」スッ
魔法使い「クッキー♪」モソモソ
僧侶「はぁ……」
魔王「―――勇者よ!!きこえておろう!!」
僧侶「??!」
戦士「なんだぁ!?」
魔王「お前の大事な母親は我が預かった!!返して欲しくば我の城までこい!!ふはははは!!!」
僧侶「そんな……人質!?」
戦士「魔王……そんな汚い手をつかうなんて……!!」
魔法使い「もっとください。クッキーたりないんです?」
戦士「おらよ」
魔法使い「クッキー♪」
僧侶「出直しますか?」
魔法使い「もう四時です。おやつはまだなんです?」
戦士「これでも食ってろ」スッ
魔法使い「クッキー♪」モソモソ
僧侶「はぁ……」
魔王「―――勇者よ!!きこえておろう!!」
僧侶「??!」
戦士「なんだぁ!?」
魔王「お前の大事な母親は我が預かった!!返して欲しくば我の城までこい!!ふはははは!!!」
僧侶「そんな……人質!?」
戦士「魔王……そんな汚い手をつかうなんて……!!」
魔法使い「もっとください。クッキーたりないんです?」
戦士「おらよ」
魔法使い「クッキー♪」
勇者自室
勇者「え……!?」
魔王「大事な母親を助けたければ、必ず我が城までこい!!よいなぁ!!!!」
勇者「お母さんが……!!」
勇者「……」
勇者「なんて卑怯な……」
勇者「……」
勇者「でも……僕には……」
勇者「お母さんを助けるだけの力なんて……ない……」
勇者「出来損ないの勇者なんだ……」
勇者「うぅ……」グスッ
戦士「勇者!!」
勇者「……!」
僧侶「お母様を助けにいきましょう!!」
勇者「……」
勇者「え……!?」
魔王「大事な母親を助けたければ、必ず我が城までこい!!よいなぁ!!!!」
勇者「お母さんが……!!」
勇者「……」
勇者「なんて卑怯な……」
勇者「……」
勇者「でも……僕には……」
勇者「お母さんを助けるだけの力なんて……ない……」
勇者「出来損ないの勇者なんだ……」
勇者「うぅ……」グスッ
戦士「勇者!!」
勇者「……!」
僧侶「お母様を助けにいきましょう!!」
勇者「……」
俺の頭の中では魔王はイスカンダルで、勇者がウェイバーなんだが.......
魔法使い「クッキーおいしいんです?」
勇者「だめです……僕には……」
戦士「……ふざけんなよ」
勇者「え……?」
戦士「母親が浚われてもそんなこというのかよ!!ええ!?!」
勇者「ひぃ……」
僧侶「落ち着いてください」
魔法使い「カルシウムが足りないんです?」
戦士「母親だぞ!?母親が危険に晒されても、自分は弱いから仕方ないって言い訳すんのか!?」
勇者「そ、れは……」
戦士「母親が死んでも……そういうのか?」
勇者「え?」
戦士「自分が弱いから守れなかった。仕方ない。そう自分に言い訳すんのかよ!?」
僧侶「口が過ぎます」
魔法使い「クッキーもっとないんです?」
勇者「だめです……僕には……」
戦士「……ふざけんなよ」
勇者「え……?」
戦士「母親が浚われてもそんなこというのかよ!!ええ!?!」
勇者「ひぃ……」
僧侶「落ち着いてください」
魔法使い「カルシウムが足りないんです?」
戦士「母親だぞ!?母親が危険に晒されても、自分は弱いから仕方ないって言い訳すんのか!?」
勇者「そ、れは……」
戦士「母親が死んでも……そういうのか?」
勇者「え?」
戦士「自分が弱いから守れなかった。仕方ない。そう自分に言い訳すんのかよ!?」
僧侶「口が過ぎます」
魔法使い「クッキーもっとないんです?」
戦士「立てよ」グイッ
勇者「や、めて……」
僧侶「あの……乱暴は……」
魔法使い「勇者さま、クッキーたべます?」
勇者「え……?」
魔法使い「きっとお腹がすいてるから、元気ないんです。お腹いっぱいになれば元気でるんです?」
勇者「……」
戦士「……行くよな?」
勇者「……」
僧侶「勇者さま……」
魔法使い「クッキー食べれば大丈夫です?」
戦士「ほら……食え」スッ
勇者「え?」
戦士「腹がへってたら、確かに力はでないからな」
勇者「……はい」
勇者「や、めて……」
僧侶「あの……乱暴は……」
魔法使い「勇者さま、クッキーたべます?」
勇者「え……?」
魔法使い「きっとお腹がすいてるから、元気ないんです。お腹いっぱいになれば元気でるんです?」
勇者「……」
戦士「……行くよな?」
勇者「……」
僧侶「勇者さま……」
魔法使い「クッキー食べれば大丈夫です?」
戦士「ほら……食え」スッ
勇者「え?」
戦士「腹がへってたら、確かに力はでないからな」
勇者「……はい」
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