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    元スレあかり「ずっとずっと一緒にいられたらいいよね」

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    タグ : - ちなあか + - ゆるゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 12 :

    心臓が苦しいんだが…

    202 = 103 :

    いくらあかりちゃんだって、この歳になれば「ホテルに行かないか」がなにを
    意味するのか、知らないはずは無い。

    あかり「……あかり、ちなつちゃんが待ってるから行けないって、断ったの」

    ちなつ「うん……」

    ゆっくり、あかりちゃんの腕の力が強くなっていく。
    なにかをこらえるみたいに。

    あかり「そしたら、女の子同士でやっちゃうのかって、笑われて」

    ちなつ「……あかりちゃん」

    203 :

    オイコラ

    204 = 103 :

    あかり「……本当に、みんな笑うの。でも、きっとあかりが本気で頷いちゃったら、
        みんな気持ち悪いって顔しちゃうんだよね……」

    私の大学でも、きっとあかりちゃんの大学でも私たちのことはルームシェアをしている
    友達同士と、そんなふうにとられている。
    きっとあかりちゃんを誘った男の人は振られた照れ隠しとか、そんなつもりで
    そんなことを言って笑ったのかも知れないけど。

    私たちにとっては、ひどく傷付いてしまうこと。

    ちなつ「あかりちゃん、私……」

    あかり「それでも、あかり……あかりね、やっぱりちなつちゃんじゃなきゃだめなの

    205 :

    こんなに心が苦しくなったのは久しぶりだ

    206 = 103 :

    逸らした顔を、小さな子供のようにぐっと私の胸に押し付けて、いやいやするように
    首を振ってあかりちゃんは言った。

    あかり「あかり、ちなつちゃんのことしか見えないよ」

    ちなつちゃんじゃなきゃいや。
    ちなつちゃんしかいないの。

    お酒のせいか、だんだん回らなくなってきたような舌で、それでもあかりちゃんは
    言葉を続ける。

    あかり「ちなつちゃんが好きなの……」

    207 = 169 :

    読んでないけど男出るのかよ

    208 = 142 :

    ゆるゆりの世界に男がでるだけで違和感

    209 = 59 :

    ゆるゆりに男は不要
    しかし、あかりと男だけが登場したSSがあってだな

    210 = 179 :

    心が痛い・・・

    211 = 12 :

    と、とりあえず最悪の事態は免れたか
    胃がいてぇ

    212 = 59 :

    213 :

    ぼけっと続きを待っていたが
    保守保守

    214 = 103 :

    はっきりと、あかりちゃんの気持ちを言葉で聞いたのは初めてだった。
    しかも、何度も何度も、あかりちゃんは好きだと繰り返す。

    ちなつ「……」

    今は、同じ気持ちでいられるんだから。
    さっきと同じようにもう一度、心の中で魔法の言葉を反芻する。
    不思議と、今までと違って心の中に染み渡っていくみたいだった。

    あかりちゃんの好きを聞きながら、私もやっぱり、あかりちゃんじゃなきゃ
    だめなのだと思った。

    215 = 103 :

    いくら私たちが同性で、認められるような関係じゃなかったのだとしても。
    私たちは今、こうして一緒にいて、お互いのことを想い合っていて、幸せだと
    いうのなら。

    ちなつ「……あかりちゃん、私もあかりちゃんのこと、好きだよ」

    あかりちゃんが、驚いたように顔を上げた。
    私はそっと、笑いかける。

    同じ気持ちなのなら、一緒にいられるこの時間を、泣いて過ごしたくなんかない。
    せっかく二人で同じ時間にいられるのだから。
    あかりちゃんの温もりが、冷えた身体も心も温めていく。

    時間がないわけじゃない。
    だから悲しい結末なんて、私はまだ、見たくない。

    ――こんな私たちの不安なんて、涙と一緒に、飛んでいってしまえ。

    216 = 60 :

    いいぞいいぞ

    218 = 12 :

    219 = 99 :

    男はいらないものだと分かりました

    221 = 103 :


    笑って。

    そんな声が聞こえたような気がして、私は目を覚ました。
    いつのまにか辺りは薄っすら明るくなっていて。
    慌てて身体を起こそうとして、力が入らないことに気付いた。あかりちゃんが私の上に
    乗っかったまま眠っている。

    ちなつ「……はあ」

    とりあえず、安堵の溜息。
    あかりちゃんはすっかり落ち着いたみたいにすやすや寝息をたてていたから。
    夢の中の「笑って」という声は、私からあかりちゃんに向けての言葉だったのだろうか。

    222 :

    これはこれまでの中で一番キツイわ・・・・・・・・
    あかり・・・・・・・

    223 = 213 :

    きたきた
    よかった

    224 = 103 :

    このままずっと、こうしていた気分だったけど。
    さすがに私たちのどちらも風邪を引いてしまう。
    なんとかあかりちゃんを起こさないように、身体をずらして抜け出す。

    ようやく自由になった身体で、今度はあかりちゃんを布団まで運ぼうとして無理だと
    いうことに気付く。
    さすがに寝起きで、今まであかりちゃんの体重を預かっていた身としてはとてもじゃないが
    力が出ない。

    ちなつ「……あかりちゃん、起きて」

    せっかく起こさないようにと頑張ったものの、私はしかたなくあかりちゃんの
    身体をゆさゆさと揺すった。

    225 = 103 :

    あかり「……うん」

    小さな声がして、あかりちゃんが寝返りを打とうとして。
    そこが冷たい廊下だと気付いたのだろう、身体をびくっと震わせてはっとしたように
    目覚めた。

    あかり「……あれ?」

    きょとんとしたあかりちゃんの表情が暗闇の中でよく映える。
    それから私を見つけると、「ちなつちゃん……」と小さく言って身体を起こした。

    あかり「うっ、頭が……」

    ちなつ「いったいどのくらい飲んだのよ」

    226 = 103 :

    あかり「えっと……」

    あかりちゃんは答えようとして、なにか違うことを思い出したのだろう。
    突然顔を真っ赤にして気まずそうに目を伏せた。

    ちなつ「あかりちゃん?」

    あかり「え、えっと……あかり、さっき気が動転してて、それで」

    言い訳するように、ぼそぼそとあかりちゃんが言って。
    私は小さく笑うと、あかりちゃんの手を引いて立ち上がらせた。

    ちなつ「ここ寒いし、とりあえず部屋戻ろう」

    あかり「……うん」

    227 = 103 :

    ―――――
     ―――――

    あかり「……えへへ、ちょっと落ち着いた」

    もう、深夜三時をまわっていた。
    あと少しで四時近い。
    それでもへんに眠ってしまったせいか、私の頭は随分と冴えてしまっていた。

    ちなつ「こんな時間に食べちゃって、太っちゃうかもね」

    あかり「ほんとだねぇ」

    すっかり冷めてしまった晩ごはん。
    けれど、あかりちゃんは全部「おいしいよ」と言って食べてくれた。
    あかりちゃんが嬉しそうに笑うから、ほっとした。

    まだ少し、さっきの泣き顔が頭から離れてはくれないから。

    228 = 103 :

    ――だけど。

    ちなつ「あかりちゃん、こっち来て」

    あかり「うん?」

    眠そうに目許をこすっていたあかりちゃんが、私の言葉にきょとんとしながらも
    近くまでやってきた。
    そんなあかりちゃんを、私は思い切って抱き寄せた。

    あかり「ち、ちなつちゃん……!?」

    だけど、あかりちゃんは確かにここにいて、私はあかりちゃんが好きで、
    あかりちゃんも私のことを好きでいてくれる。
    それでいい。

    あかり「……どうしたの?」

    229 = 103 :

    ちなつ「あかりちゃんが好きだから」

    あかり「……えへへ」

    あかりちゃんは照れたように笑うけど。
    お酒の勢いがなくなったあかりちゃんは、「あかりも好きだよ」とは
    答えてくれないらしい。

    私のほうがお酒に酔ったみたいだ。

    ちなつ「さっきね、あかりちゃんが好きっていっぱい言ってくれたときさ」

    あかり「う、うぅ……!思い出すと恥ずかしいよぉ……」

    ちなつ「……でも、すごく嬉しかったよ」

    231 = 89 :

    私怨

    233 = 103 :

    今まで、お互いなんとなくでしか伝えてこなかった気持ちを。
    あかりちゃんは、はっきりと言葉にしてくれた。

    私もあかりちゃんも、好きだと言葉にできなかったのはきっと、伝えてしまったら
    もう後戻りができないことを知っていたからだ。
    知らない間の逃げ道。
    いつでも、友達に戻れるように。

    けれど好きだとはっきり言葉にしてしまったから。
    私たちはもう、後戻りなんてできないししたくない。

    きっと溶け出した不安が、私を酔わせているのだ。

    236 = 103 :

    あかり「……そっか」

    ちなつ「……私、離したくないよ」

    あかりちゃんを、離したくない。
    あかりちゃんと、離れたくない。

    正気に戻ったあかりちゃんを抱き締めながら、私は思う。
    あかりちゃんとなら、何があったって、一緒にいられる。
    一緒にいたいと、本当にそう思う。

    今は、同じ気持ちでいられるんだから。

    あかり「……ずっとずっと、一緒にいられたらいいよね」

    あかりちゃんが、ぽつりと言った。
    私は「いられるよ」
    そう答えて。

    238 = 103 :

    あかり「ほんとに?」

    ちなつ「ほんとに」

    それでもまだ、不安そうな顔をするあかりちゃんに。
    私は目を閉じると、そっと、唇を重ねた。
    触れるだけのキス。

    あかりちゃんはかあっと顔を赤くして、「……久し振りだね」
    そう言って笑った。

    きっと、私たちが本当の意味で恋人になった瞬間。
    もう後戻りはできない。
    けれど、あかりちゃんとなら。ずっとずっと一緒にいられる。

    今はそう、信じていたかった。

    241 = 60 :

    ちなあか支援

    242 = 103 :


    あまりにも突然だが、現在私、吉川ちなつと\アッカリーン/こと赤座あかりちゃんは同棲中である。

    中学生のときに出会ってそのまま、一緒の高校に進み、大学生になったと同時に
    私たちは一緒に暮らし始めた。

    他に好きな人がいたこともある。
    けれど今は、あかりちゃんのことが誰よりも大切だ。
    きっとそれが周囲の人に嫌な気分を与えることになったとしても、私の気持ちは
    変わらないし変えるつもりもない。あかりちゃんも、きっと同じだと笑ってくれるだろう。

    243 = 103 :

    ―――――
     ―――――
    あかり「それじゃあちなつちゃん、あかり行って来るね!」

    一日の始まり。
    ばたばたと忙しそうに家中を駆け回る足音を聞きながら目覚めた私は、
    眠い目をこすりながら「いってらっしゃーい」と今まさに出て行こうとした
    あかりちゃんに声をかけた。

    あかり「あ……えへへ」

    私の声に気付いたあかりちゃんは、振り向くとそっと目を閉じた。
    いってらっしゃいの短いキス。

    あかり「行ってきます!」

    あかりちゃんは、嬉しそうに笑ったあともう一度そう言って駆け出していった。

    終わり

    245 :

    乙! よかった!

    246 = 103 :

    ここ最近ずっと暗い話を書いていたので明るいのを書こうとした、つもりだった
    最後まで見てくださった方ありがとうございました
    それから少し宣伝というか、これの続きのような同棲設定のものをSS速報で
    書くかもしれない(未定)

    それではまた

    247 = 235 :

    王道だな
    乙乙

    248 = 213 :

    乙!

    途中、すげえツライ気持ちになったが
    晴れ晴れとした気分で読み終えた

    かなり好きな一作だわ

    >>246
    書き始めたら教えて

    249 :

    あかちな・結衣京子・ひまさく

    こうなれば皆幸せ

    250 = 59 :

    >>249
    あとはあやとせか


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