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    元スレやよい「プロデューサー…あ、あの…」

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    みんなの評価 : ★★
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    1 :


    P「はい、先月もお疲れ様。お給料です」

    「プロデューサー、自分、奢るから何か食べに行こうよ!」

    美希「響、抜け駆け厳禁だよ?それにプロデューサーさんはミキと食べに行くんだから諦めるの」

    P「いや、俺は今日呑みに行くから無理だって言わなかったっけ?言ってなかったらごめん」

    「そんなのってないさー!プロデューサー自分に言ったじゃないか!給料日になったら食べに行こうって!」

    P「……あはは、ご、ごめんな?」

    美希「プロデューサーさん、酷過ぎるの…」

    P「じゃあまた明日な!」

    やよい「あ、プロデューサー」

    P「ん?どうしたやよい?給料袋は渡した筈だけど」

    やよい「……すみません、なんでもないです。お疲れ様でした」

    P「はい、じゃあまた明日ね」

    2 :

    続けて

    3 :

    朝まで残っているといいな

    4 = 1 :


    ー~駐車場~ー

    P「すみません、待たせちゃって」

    小鳥「いえいえ、来てくれたんですから良いいんですよ?じゃあ行きましょう」

    P「給料日に呑みに行くなんて乙ですよねぇ、今日は割り勘ですか?」

    小鳥「へ~、奢ってくれないんですね」

    P「勘弁してくださいよぉ、今月は先月の比べて4万も引かれてるんですよ?」

    小鳥「ふ~ん…女の子の財布を開かせる人だったんですね、プロデューサーさんって」

    P「あぅ…くっ…」

    6 :

    市営

    7 = 1 :


    小鳥「嘘ですよ、今日は割り勘で許してあげます」

    P「すみません…申し訳無いです」

    小鳥「だって久しぶりじゃないですか、プロデューサーさんと二人で呑みに行くのなんて」

    P「確かに、最近は現場のスタッフとかと呑みに行くだけだったからなぁ~」

    P「まっ、今日は楽しみましょう!小さい居酒屋ですけどね」

    小鳥「……あっ、来ましたよハイヤーが」

    P「小鳥さん、せめてタクシーって言いましょうよ。おばさん臭いっす」

    小鳥「やっぱり今日はプロデューサーさんの奢りで」

    P「そんなぁ」

    8 :

    30歳の言うことじゃねえよ

    9 :

    昔の人ってタクシーをハイヤーって言うのw?

    10 :

    女の子?

    11 :

    ううー

    12 = 1 :


    ー~居酒屋 和花の扉~ー

    P「えっと、中の生を二つに…焼き鳥屋さんの山盛りキャベツ 通の旨タレ、それと熊本 合鴨ロース 柚子胡椒ソース」

    小鳥「じゃあ私は刺身5種盛り合わせとうずらベーコン串焼き、つくね串焼きとウィンナー盛り合わせで。串は塩でお願いします」

    P「刺身に串ってバランス悪くないですか?お腹壊しますよ」

    小鳥「どうせ二人で突つくんですから平気です。ね?」

    P「だったら串は二本ずつ頼むとかしてくださいよ…まぁ良いですけど」

    「生の中瓶で~す」

    P「あ、どうも……ささっ、とりあえず呑みましょうか」

    小鳥「ですね、とりあえず一杯」

    13 :

    チュドーン!

    15 = 1 :


    小鳥「それにしても酷い話ですね、給料4万カットって」モグモグ

    P「まぁ先月は暇な日が多かったんで仕方ないかなぁ…つっても9人は流石にキツい」モグモグ

    小鳥「そりゃあ律子さんみたいに売れっ子アイドルグループでも作ればそのユニットに集中出来て新しいプロデューサーを雇うんじゃないですか?」

    P「俺にはそれは無理みたいです」モグモグ

    P「……律子と違って俺、飽きっぽいんで…だから一つの事をするより色々な事をやり続けたいなぁなんて」

    P「あ、あはは…笑っちゃいますよね。要するに自分の無能さを棚に上げて逃げてるだけなんです」

    小鳥「そうですか?私は良いと思いますけど………すみませーん、生を二つ」

    17 = 1 :


    P「いえ、今の俺は浅く物を考え過ぎなんです。だから皆の事をまだ完全に理解してませんし」

    小鳥「……そうですか」モグモグ

    小鳥「でも、プロデューサーさんのおかげで毎日笑顔で居られる人だって居るんですよ?」

    P「えっ?」

    「生二つっす~、こちら下げますよ?」

    小鳥「あっ、ありがとうございます。ついでに串焼き盛り合わせを塩で」

    「ざーっす!串焼き盛り合わせ、塩はいりまーす」

    P「俺が居るから笑顔って……はぁ、多分俺の顔みて笑う奴って事ですよね」ゴクゴク

    小鳥「またそうやって自分を責めようとして…お酒が回るといつもこうなんでしたっけ……」

    18 = 1 :


    P「それに、まだ俺は彼女達の真実を知らない……長い事やってるのに皆はそれを俺に見せてくれないんです」

    小鳥「真実?どういう意味なんですかプロデューサーさん」

    P「俺はプロデューサーですよ?彼女達の道を作ってあげて導くのが俺の役目なんです。」

    P「けれど……俺は道を作って無理矢理彼女達を歩かせてるだけなのかなって」

    「串焼き盛り合わせっす。こちらのお皿は…」

    小鳥「あっ、下げといてください。美味しかったですよ♪」

    「あはは、ありがとうございます」

    19 :

    ゃっぱり
    ゃょぃは
    ぇぅぃ

    20 = 1 :


    P「最初のうちはそれしか出来なかった。プロデューサーって何をすれば良いのか分からなくてただ仕事を見つけて彼女達に押し付けて終わり…」

    P「けど、いつしか余裕が出来てきて、皆と接する機会も増えて来た……けど、そこから前に進めてない自分が居て」

    小鳥「……思い詰めすぎですねぇ~」

    P「思い詰めすぎなんかじゃ無いですよ、だって俺、皆から本当に信頼されてるのか未だに分からないんですよ?」

    小鳥「プロデューサーさんは物事を深く考え過ぎなんです。全然浅く無いじゃないですか」

    P「……すみません、北海道 子持ちししゃも炙り焼きになんこつの唐揚げを一つ」

    「っしゃーす!なんこつとししゃもはいりましたー!」

    21 :

    何だか自分腹減ってきたぞ

    22 :

    ビールが飲みたくなってkちあ

    23 = 1 :


    小鳥「一度、背伸びしてみてください」

    P「また訳の分からない事言って俺を困らせようとする……だから嫌なんだ」

    小鳥「プロデューサーさんは全然止まらないんですよ。立ち止まって、背伸びしてもう一度周りをよく見て下さい」

    小鳥「きっと、プロデューサーさんは気づく筈です。自分が見落としてる何かに…ね?」

    P「やっぱり分からない…俺、不器用っすから」

    小鳥「あはは、カッコつけてますよね?今少しだけカッコつけましたよね」

    P「見ないでください…」

    小鳥「見ます!がんがん見ますよ~!」

    25 = 1 :


    ー~やよい宅~ー

    やよい「やよい、今月の給料袋は何処や?父ちゃん北斗打ちに行きたいねん」

    やよい「……はい、今月のお給料はこれです…」

    やよい「…なんや~、先月より少のうなっとるやないか!やよい、堪忍してーなー」

    やよい「ご、ごめんなさい…」

    やよい「やよいの給料で自分は生活しとるみたいなもんやからなぁ、やよいが頑張らんとやばいで?」

    やよい「……はい」

    やよい「まぁ父ちゃんに任せとき!この袋の中身ぱんぱんにして帰ってくるからな!」

    やよい「が、頑張ってください…」

    バタン

    26 = 11 :

    やよちちって関西人なん?

    27 :

    高槻家父を戦争幇助の対象と認定、武力介入を開始する

    29 = 1 :


    長介「おかえり、やよい姉ちゃん」

    やよい「あっ、晩ご飯なら今から作るからもう少し待っててね」

    長介「良いよ別に…それに、冷蔵庫の中殆ど無いから」

    やよい「えっ!?でも昨日までは」

    長介「父ちゃんが酒のつまみにって言って殆ど食べちゃったから…」

    やよい「そんな…」

    30 :

    >>27

    了解。援護は任せろ。

    31 = 1 :


    やよい「あっ、かすみは?部屋で勉強でもしてるのかな」

    長介「かすみ……部屋で泣いてる。また学校で虐められたんだって」

    長介「何時も同じ服着てるから近寄るなとか、お前と一緒にいたらかすみ菌が移るって……俺、同じ小学校なのにまた気づいてやれなかった」

    やよい「ちょ、長介が悪いんじゃないよ!悪いのはかすみにそんな事言う人達なんだから……そんな思い詰めちゃ駄目」

    長介「……父ちゃんと母ちゃんが離婚してもう何年目だっけ…」

    やよい「ぁ…」

    32 = 14 :

    なんでいつもおかあちゃんは出ていってしまうん?

    33 :

    さっきまでの居酒屋シーンでは大量に食事を頼んでたのこととの対比がまた

    34 = 1 :


    長介「俺とやよい姉ちゃんにかすみが父ちゃんのとこで後の二人は母ちゃんのとこ……父ちゃん、俺達に家事を全部させてさ」

    やよい「長介!お父さんになんて事言うの?今まで、いや、今でも私達を育ててくれてる大切な

    長介「大切な父ちゃんなら!やよい姉ちゃんの給料袋を奪って遊びに行くのかよ!」

    やよい「それは…」

    長介「母ちゃんと別れてまずした事は仕事を辞めて遊び歩いてただろ!?」

    長介「毎日いつ帰ってくるか分からない!俺達の事なんて道具としか思ってない父ちゃんを大切な人なんて呼んで良いのかよ!」

    35 :

    泣いた

    36 = 24 :

    北斗はやめとけ

    37 = 14 :

    浩なんとか×2はまた出番なしか

    38 = 11 :

    いっつも着てる服くんくんしたい

    39 = 1 :


    長介「やよい姉ちゃんは悔しく無いの!?汗水流してやっと手に入れた給料を父ちゃんにさも当然の様に奪われてさ!」

    やよい「だから、それは…」

    長介「やよい姉ちゃんがそんなんだからいけないんだよ!生活保護を受けてるから学校のお金は掛かんないよ?けど、そのせいでかすみは虐められ始めたんだ!」

    長介「貧乏が更に貧乏になったって……金が払えないなら学校に来るなって…」

    長介「やよい姉ちゃんは知らないから言うけどさ……かすみ、ここ数ヶ月まともに小学校に行ってないよ」

    やよい「え!?で、でも毎日ちゃんと玄関で長介と一緒に学校に行くとこを」

    長介「玄関からだよね……かすみ、家のすぐ近くでやよい姉ちゃんが出て行くのを確認して、そのまま家に閉じこもっちゃうんだ」

    やよい「か、かすみが…」

    長介「今日は俺が無理矢理連れて行ったんだ……だけど、久しぶりに登校したところで何にも変わってなかった」

    長介「かすみに向けられたのは歓迎の眼差しじゃなくて……なんで来たんだと疑問の眼差しを向けられてた」

    長介「俺がちゃんとかすみの事を考えてなかったからいけないんだ……ち、ちくしょう…」

    40 = 1 :


    やよい「長介…」

    長介「やよい姉ちゃんだって中学校で何かされてない?俺さ、男だから腕っぷしには自信が有るんだ……だからさやよい姉ちゃん」

    やよい「わ、私はそんな事されて無いから大丈夫だよ。それよりかすみを慰めに行かなきゃ」

    長介「今は泣かせといてあげたいんだ…かすみに必要なのは俺でも、やよい姉ちゃんでもないんだよ……」

    やよい「そんな事ない!私がかすみを救ってあげにいってくる」

    ダタタタタ

    長介「自分も救えないで偉そうなんだよやよい姉ちゃんは…」

    長介「そんなやよい姉ちゃんが……大っ嫌いだ」

    41 = 21 :

    確かに貧乏は苛められるからな…

    42 :

    うーん、長助の声がルフィでしか脳内再生されないのはたぶん俺がアイマスを見てないからだろうな

    43 = 14 :

    ナマボスロッカスはつま先から下ろし金にかけられて死ね

    44 = 1 :


    ー~かすみルーム~ー

    やよい「……かすみ、どうして泣いてるのかお姉ちゃんに教えてくれない?きっと力になれると思うよ」

    かすみ「…出てってよ、やよいお姉ちゃん」

    やよい「かすみ……ううん、出て行かないよ。かすみが理由を言ってくれるまで出て行かない」

    かすみ「出てってよ……今は一人にして」

    やよい「嫌、出て行かないよ」

    かすみ「……やよいお姉ちゃん、ウザいからさ……出てってよ」

    やよい「ウザくても良いよ、けど、かすみが私に涙の訳を教えてくれるまで出て行かな

    かすみ「やよいお姉ちゃんに私の何が分かるの!?分かる訳無いよ!!」

    やよい「……」

    45 :

    なんか生々しい

    46 = 14 :

    鬱っ鬱ーはやめて!
    嬉っ嬉ーにしてあげて

    47 = 1 :


    かすみ「やよいお姉ちゃんはさ!上履きの中に泥を入れられた事なんて無いでしょ!?」

    かすみ「教科書を隠されたり椅子を窓から捨てられたりした事無いんでしょ!!」

    かすみ「体操服をドブに捨てられた事なんて……無いんでしょ…」

    かすみ「体育館の裏に呼ばれて…皆から文句言われた事……無いんでしょ…」

    やよい「……」

    かすみ「まだ有るよ、思い出したく無いのに…忘れられ無いんだよ…」

    かすみ「クラスの皆が敵なんだよ?…せ、先生だって私の味方なんてしてくれない……先生も、私の敵…一人なんだ私」

    かすみ「クラスで私だけ…酷く浮いてるんだよ……」

    48 :

    忘れてたのに不登校から久しぶりに学校出た時の事思い出してつらくなった
    あの視線は呼吸が止まりそうになる

    49 = 42 :

    中学の頃、ジャンプ買いたくてコンビニへ行ったら同級生にあった時は死にたくなった。しかも女子……

    50 = 1 :


    かすみ「やよいお姉ちゃんは良いよね…そんな事無いんだから……765プロの皆と友達なんでしょ?」

    やよい「…うん、765プロの皆は私の大切なお友達だよ」

    かすみ「ほら…や、やっぱりやよいお姉ちゃんに私の気持ちなんて分かりっこないんだ……出てって…出てってよ」

    やよい「かすみ、かすみは本当にそれで良いの?虐められたからってここで丸まってて良いと思ってるの?」

    やよい「お姉ちゃんね、かすみには前を向いて歩いて欲しいって思ってる。かすみは後ろを向いて佇んでるんだよ?」

    かすみ「出てって」

    やよい「かすみは何時になったら前を向こうとするの?それとも前を向きたくない?向くのが恐い?」

    かすみ「出てって!!やよいお姉ちゃんなんて私と違って沢山友達が居るんでしょ!私と違って毎日が楽しいんでしょ!」

    かすみ「出てってよー!」

    やよい「……明日はちゃんと学校に行こうね」

    かすみ「五月蝿いうるさいウルサイ五月蝿いウルサイうるさいうるさい!!」

    やよい「また明日ね…おやすみ」

    バタン


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