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    元スレまどか「ほむらちゃんが一人でたき火してる……?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - ほのぼの + - サバイバル + - ダークソウル + - 佐倉杏子 + - 巴マミ + - 改変後の世界 + - 暁美ほむら + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 :

    三週間ぶりくらいにこのスレに出会えた!なんという行幸、抱きしめたいな、声うpスレ!

    202 :

    ダクソスレかと思った

    203 = 201 :

    誤爆失礼

    204 = 154 :

    >>202
    この焚き火は人間性捧げても火力が強くならないらしいよ。おかしいよね

    205 = 147 :

    ほむら「ん………」コクコク…

    ほむら「ふぅ。お茶もいいわね……」

    吐息を白い蒸気に変えながら呟く。

    ほむら「こんなにゆるゆるするの、久々かも………」

    マミ「ふふふ。……受験勉強、進んでる?」

    ほむら「……やめて、その単語を聞かせないで」フルフル

    露骨に嫌そうな顔で首を振る。

    マミ「あらー? 私が去年苦しんでいたとき、散々弄ってくれたのはどこのどなただったかしら……」コクッ…

    ほむら「反省してるわよ……。当事者になって、このプレッシャーがようやく分かったわ」

    マミ「それは良かったわ。でもね、私も他人事になると、このからかってみたい気持ちが分かるようになったのよね♪」

    ほむら「くっ……」

    杏子「そんな悩むモンかねぇー、受験ってのは……」モグモグ

    ほむら「限られた時間、迫り来る本番、いくら覚えても足りない気がする焦り……。貴女には一生分からないわよ」

    マミ「あらあら。それはちょっと侮蔑が過ぎるわね。最近は佐倉さんも勉強しているのよ?」

    ほむら「………何ですって?」

    206 = 150 :

    ほ……む……?

    207 = 154 :

    ほむむむ

    208 :

    ほむらちゃん!

    209 = 147 :

    ほむら「佐倉杏子が勉強? まさか、そんな……。そんなことがあったら、因果律そのものに対する反逆よ。
        貴女は神にでもなるつもりなの?」ガクガク

    杏子「おい……。さすがにあたしも怒るぞ?」

    ほむら「失礼、冗談よ。でも、ホントに何で?」

    杏子「え、いやそれは……」

    マミ「うふふ。それは、佐倉さんが学校の先生になりたいからよ」

    杏子「おいマミ!」

    ほむら「………へ?」

    素で驚いた声を上げる。

    ほむら「……本気で、言ってるのよね?」

    杏子「な、何だよ。悪いかよ!」

    ほむら「いえ、そうは言っていないけれど………。どういう風の吹き回し?」

    本当に意外そうに、興味津々で尋ねるほむらの問いに、

    杏子「………マミもほむらも、将来がどうのみたいな話してたから」

    ちょっと恥ずかしそうに、うつむいて答える。

    杏子「……あたしもさ。将来、仕事しないとなぁって思って……」

    212 = 147 :

    ゴクッ…

    気の抜けかけたコーラを一口。

    杏子「……っふぅ。あたしなんか、そんなに何ができるってわけでもねぇけど……。
       ガキの相手すんの、嫌いじゃねぇなーとか……思って。はは、笑えるかもしんねーが」

    ほむら「いいえ。そんなことはないわ……」

    杏子「………そっか。うん、まぁあとは、自分がさ。学校ってのに興味がある」

    ほむら「………」

    杏子「行けなかったし、もう自分が生徒として行くことはねーからな。
       ……だったら、先生として行ってみるのも、面白いんじゃねーかって」

    ほむら「なるほど、ね……」

    マミ「それなら、ちゃんと勉強して大学出て、教員の資格取らないとねって。高卒認定試験の話をしたのよ」

    ほむら「……えっと、大検って呼ばれていたあれのこと?」

    マミ「そうよ。内容は若干異なるみたいだけれど、同じ物」

    杏子「勉強もしねーといけねーし、金もためねーといけねーし、大変そうだけど。やりがいはあるなって……」

    杏子「丁度、ほむらが受験勉強に集中するためってんで、今はマミの家に居候中だからさ。
       ためしにマミから勉強教わってんだよ。結構面白いな、アレ」

    ほむら「………」

    213 = 194 :

    杏子でさえ将来を見据えてるというのにお前らときたら

    214 = 208 :

    あん?

    215 = 154 :

    あんあんああんん

    216 = 158 :

    >>213
    おいやめろ

    217 :

    >>213
    マジでやめてくれ

    218 = 148 :

    >>213
    しね

    219 = 160 :

    流れにワロタ

    220 = 150 :

    パリン

    221 = 154 :

    一気に殺伐としたぞwwww

    222 = 147 :

    ほむら「……ごめんなさい」

    杏子「……ん?」

    何となく目線は合わせづらく、そっぽを向きながらも…

    ほむら「笑ったりして。ごめんなさい」

    心からそう告げる。

    杏子「ああ、気にしちゃねーから安心しろって。いつも通りのほむらじゃねーか」

    ほむら「………」

    ほむら「あと、がんばって。応援してる、から………」

    杏子「……はは。ああ、がんばるよ。ありがとなっ」ニッ

    ほむら「………///」

    笑う杏子の顔を、ほむらもまた横目で見ながら照れ笑いをする。

    マミ「でも……」

    杏子「ん?」

    マミ「先に頑張るのは、暁美さんの方だと思うけどな~」ボソッ

    ほむら「………!」

    224 = 147 :

    ほむら「貴女ねぇ……!」

    杏子「容赦ねぇな……」

    マミ「ふふふ。まぁ、私は二人ともあまり心配していないってコトよ」

    ほむら「何よそれ……」

    マミ「暁美さんも何だかんだで出来るコトは知ってるし。判定も悪くなかったのでしょう?」

    ほむら「それはまぁ……」

    マミ「なら、自信を持って良いじゃない。緊張しすぎるのも損よ?」

    ほむら「むむ………」

    マミ「佐倉さんも、特に数学なんかは、始めたばかりとは思えない出来映えよ」

    ほむら「え、そうなの?」

    杏子「いや……。何か、パズルみたいで面白いもんで……」

    ほむら「……うらやましい頭してるわね、ちょっと脳みそ半分寄越しなさい」

    杏子「さすがに死ぬからやめてくれ……」

    225 :

    ほむほむかわええ

    226 = 148 :

    夜食を漁ってくるかどうか迷う・・・

    227 = 152 :

    そうか、この三人だとほむほむ末っ子か

    228 = 154 :

    >>227
    なるほど興味深いですな

    229 :

    たまりませんな

    230 :

    もうさやかは導かれちゃったのか

    231 = 147 :

    杏子「次は小さいの行くかな……?」ガササ…

    火ばさみで灰の中を漁る。

    杏子「っと。これにしよう」

    ほむら「そうね……。じゃあ、さっきよりは一回り大きな……これ」ガサッ

    マミ「私は……焼きリンゴにしようかな。美味しそうに食べる佐倉さん見てたら、食べたくなっちゃった」ガサ…

    杏子「………?」ガサガサ

    開けてみて、白い半月の形をした粒に首を捻る。

    杏子「なぁマミ、これ何だ?」

    マミ「え? ……ああ、それニンニクじゃない。おいしそう」

    杏子「……あー。ニンニクの匂いすると思ったら、これ自体がニンニクなのか」

    手で摘んでまじまじと眺める。

    マミ「意外と知らないもの……なのね?」

    杏子「スライスしたのとか、皮剥く前のなら分かるけど……。へぇ、ほくほくしててうめーじゃん」モグモグ

    ほむら「なるほど、料理しないものね、貴女……」

    マミ「醤油合うわよ、醤油」

    232 = 154 :

    にんにくはいろいろとたぎるぞ!
    しかし女の子がにんにくマルカジリってどうなんだろう?

    233 = 152 :

    >>232
    うまいとかわいいは正義

    234 :

    ワリオマンみたいになってしまうのだろうか。

    235 = 147 :

    ほむら「私のは……」ガサ…

    先ほどとは違い、今度はいろいろ詰まっている。
    小さな鮭の切り身に、エリンギ、タマネギ、ニンジン。

    ほむら「ああ、鮭のホイル焼きね」

    振られたレモン汁の香りが混じって立ち上る。

    杏子「お? 妙に豪華な包みもあるんだな?」

    マミ「ホイル焼きって聞いたら、真っ先に浮かんで食べたくなったから入れてみたの」

    ほむら「これ一つで、普通に晩ご飯のおかずよね。バター貰うわね」

    マミ「うん。だからその代わり、お腹いっぱいになっちゃわないように、小さく一人分に切ってあるわけ」

    ほむら「………うん、美味しい。タマネギもニンジンも甘みが出てるし……。
        鮭はもうちょっと柔らかいうちでも良かったかも……」モグモグ

    杏子「くそ、早くそいつも頂かないと……!」モグモグモグモグモグ

    マミ「だーから、そう急いでニンニクを食べ尽くさなくても大丈夫だってば……もう」

    杏子「冬は何かさ、人の食ってるモン見るだけで美味そうでたまらないんだよなー。何でだろ」

    ほむら「……そうね、きっとそれは、湯気が原因じゃないかしら」

    マミ「ああ、分かるかも。白い息で肉まん食べてる人とか見掛けると、お腹すいちゃうわよね……」

    236 = 148 :

    おいいつまで食ってんだwwww
    もう我慢ならん食いもん探してくるわwwwwwww

    237 = 234 :

    なんで湯気も出ていない文字媒体なのにこんなにおいしそうに見えるんだろう。
    多分キャラのせいだ。あとさやかのせいだ。

    うまそうだ…深夜に見るようなものじゃないな…ごくり

    238 = 147 :

    カラン…

    時折追加される薪で炎は保たれる物の、
    ほとんどはおき火や灰になって、静かな焚き火に変わりつつある。

    杏子「……そういやマミ」

    マミ「うん?」

    杏子「昨日の晩、せっせと作ってたアレはまだ出さねーの?」

    マミ「ああ! そうね、そろそろ出しとかないと……」ガサゴソ…

    クーラーボックスを漁る。

    ほむら「何? まだ何か隠し持っていたの?」

    マミ「ええ。これよ」

    出したその手には、ラップに包まれたクリーム色のカタマリが3つ乗せられていた。

    ほむら「……? 何これ」

    マミ「パン」

    杏子「パンだな」

    ほむら「パン?」

    マミ「パンの生地よ。焚き火でこれを焼くの」

    239 :

    最終兵器が出やがった……!

    240 :

    いいなぁ

    241 = 152 :

    パン種きたーーー!!

    242 = 229 :

    明日まで残っててくれ

    243 = 147 :

    ほむら「焚き火で……焼けるの?」

    マミ「意外とふかふかとしたのが焼けるらしいわよ?」

    ほむら「そうなの……? 何となく怪しいわね」

    マミ「大丈夫よ、ちゃんと強力粉をこねて、イースト菌で発酵させるところからやってるんだから!」

    杏子「ギッタンバッタンうっさかったなぁ……」

    ほむら「それもホイルで包んで投げ込むのかしら」

    マミ「いえ違うわ……あ、でもその前に、暖かいところに出して二次発酵させるの」

    ほむら「二次発酵?」

    マミ「生地を改めて膨らませるのよ。30度以上にしないといけないから……」ガララ…

    枯れ枝の中から、太めで安定していそうなのを一本取り出し、焚き火の横に置く。

    マミ「……このへんでいいかしら。ここに、生地のラップを緩めて」ピリリ…

    三つの生地に空気が入るようにして、枝の上に並べる。

    マミ「これで30分ぐらい暖めればいいと思う」

    ほむら「へぇ……」

    杏子「お、パンの匂いがする。ちょっとお酒っぽい」スンスン

    244 = 240 :

    ちくしょう腹減る

    245 = 185 :

    カリふわトーストが食べたいよぉ

    246 = 148 :

    俺らをこんな目に遭わせて、一体>>1の目的は何なんだ!?

    247 = 147 :

    ほむら「焚き火一つで、随分いろいろな料理の仕方があるものね……」

    杏子「ダッチオーブンなんかあると、凝ってるっぽいけど豪快な料理作れるぞ」モグモグ

    ほむら「何またその妙な名前のモノは……」

    杏子「鋳物で出来た、すげー丈夫な鍋だよ。フタをして、火のなかに丸ごとつっこめる」

    ほむら「たしかに豪快ね……」

    マミ「竹の筒にご飯を詰めて、炊き込みご飯とか作ることも出来るらしいわよ」

    ほむら「竹筒で?」

    マミ「ええ。結構美味しく炊けるらしくって。最後に竹を割って食べるんだって」

    杏子「いろいろあるもんだなぁ」

    マミ「今回は、竹筒なんてどこで手に入るか分からなかったし、パンにしたのだけれどね」

    杏子「でも食べてみてぇな……。竹筒ごはん」モグモグ

    ほむら「………三人集まって、またやればいいわ。別に手紙を書かなくたって、焚き火はできるもの」

    マミ「ふふふ、そうね。楽しみにしておきましょう」

    杏子「……うん。そうだな………」

    248 = 191 :

    チキンダック作ろうとしてダッチオーブンを溶かしたのはいい思い出

    249 = 152 :

    火のそばで語るっていいよね

    250 :

    放火少女


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