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元スレ美也「にぃにー! あっさだよ-?」
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中多(……とりあえず、そろそろ戻ろう…美也ちゃんも心配してるだろうし…)こそこそ…
中多「……このネタも、忘れないうちにメモっておこうっと」にこにこ
教室
森島「──うん、そろそろ離していいよ。橘君」
純一「え? あ、ああすみません…! まだ抱きついたままでしたね……!」ばっ…
森島「え、私もっと抱きついてもらってても構わないけどなぁ?」
純一「か、勘弁してください…! 僕だってはずかしいですよ…!」
森島「冗談よ。本気にしちゃって……かーわい」
純一「からかわないでくださいよ先輩……!」
森島「ふふ……えっとそれで、どうして急にカチューシャが欲しいっていってきたの?
女装が嘘だったなら、何か別に意味があったのかしら?」
純一「え、ええっとそれは……その…」
森島「?」
中多「……このネタも、忘れないうちにメモっておこうっと」にこにこ
教室
森島「──うん、そろそろ離していいよ。橘君」
純一「え? あ、ああすみません…! まだ抱きついたままでしたね……!」ばっ…
森島「え、私もっと抱きついてもらってても構わないけどなぁ?」
純一「か、勘弁してください…! 僕だってはずかしいですよ…!」
森島「冗談よ。本気にしちゃって……かーわい」
純一「からかわないでくださいよ先輩……!」
森島「ふふ……えっとそれで、どうして急にカチューシャが欲しいっていってきたの?
女装が嘘だったなら、何か別に意味があったのかしら?」
純一「え、ええっとそれは……その…」
森島「?」
純一「と、特に意味は無かったりするんですけど───」
「きゃあああああああ…!!?」
森島「──え、橘君これって…っ」
純一「どこかで悲鳴が、聞こえましたよね……?」
森島「近くだわ! 行きましょ橘君!」だっ
純一「は、はい……!」だっ
階段
中多「え、だだだ大丈夫ですか……っ?」
「う、うう……」
純一「──あ、あれっ? 紗江ちゃん……!?」
中多「しぇ、しぇんぱっぁあああああい…! あ、歩いてたら…そこに人が倒れてて…!」
純一「じゃ、じゃあさっきの悲鳴は紗江ちゃん……?
でも誰が倒れてて───」
「──どうやら、貴方は無事のようね……橘君……っ」
純一「──え、あ、絢辻さん……!?」
「きゃあああああああ…!!?」
森島「──え、橘君これって…っ」
純一「どこかで悲鳴が、聞こえましたよね……?」
森島「近くだわ! 行きましょ橘君!」だっ
純一「は、はい……!」だっ
階段
中多「え、だだだ大丈夫ですか……っ?」
「う、うう……」
純一「──あ、あれっ? 紗江ちゃん……!?」
中多「しぇ、しぇんぱっぁあああああい…! あ、歩いてたら…そこに人が倒れてて…!」
純一「じゃ、じゃあさっきの悲鳴は紗江ちゃん……?
でも誰が倒れてて───」
「──どうやら、貴方は無事のようね……橘君……っ」
純一「──え、あ、絢辻さん……!?」
純一「え、どうしたのさ!? 具合でも悪いの!?」
絢辻「ち、ちがうわ……ちがうの、橘君……っ」
純一「何が違うっていうんだよっ……先輩、どうか保健室の人を……っ」
森島「わ、わかったわ……えーと保健室は……っ」
純一「このまま下りて一階の廊下の突き当たりです!」
森島「ありがと橘君! じゃいってくるね!」だっだっだ…!
純一「──あ、絢辻さん……!本当に大丈夫……!?」
絢辻「大丈夫に見えるの貴方は…っ? ものすごく大変よ……」
純一「みえないよ! 絢辻さん、顔が真っ青だもん…!」
絢辻「だから、そうじゃないの……あ、あたしが大変なんかじゃない……
…おかしいわけじゃない…そんなの、貴方でも分かってるはず…っ」
純一「そ、そりゃそうだけど……!絢辻さんは強い子だけど、それでも…!」
絢辻「──とにかく、きいて……たちばなくん…っ!
どうかあたしが忘れないうちに……貴方に伝えておくわ……!」
絢辻「ち、ちがうわ……ちがうの、橘君……っ」
純一「何が違うっていうんだよっ……先輩、どうか保健室の人を……っ」
森島「わ、わかったわ……えーと保健室は……っ」
純一「このまま下りて一階の廊下の突き当たりです!」
森島「ありがと橘君! じゃいってくるね!」だっだっだ…!
純一「──あ、絢辻さん……!本当に大丈夫……!?」
絢辻「大丈夫に見えるの貴方は…っ? ものすごく大変よ……」
純一「みえないよ! 絢辻さん、顔が真っ青だもん…!」
絢辻「だから、そうじゃないの……あ、あたしが大変なんかじゃない……
…おかしいわけじゃない…そんなの、貴方でも分かってるはず…っ」
純一「そ、そりゃそうだけど……!絢辻さんは強い子だけど、それでも…!」
絢辻「──とにかく、きいて……たちばなくん…っ!
どうかあたしが忘れないうちに……貴方に伝えておくわ……!」
純一「つ、伝えておく…?わすれないうちに…?
何をいってるの絢辻さん……?」
絢辻「黙って聞いて──今ここで、森島先輩を外させたことは行幸よ…橘君。
あの人のおかげで気付いたし…それに、あの人には聞かせてはだめ…」
絢辻「良く考えて聞いてちょうだい……貴方は、この一カ月の間…
なにかがおかしいと思わなかった…?」
純一「え……おかしいことだらけで、むしろ普通のことがなかったきがするけど…?」
絢辻「──正解よ、橘君…ほんとうにここ最近は…おかしいことばかりだった。
貴方にとってはそうだったし…あたしにとっても、それは正解…」
絢辻「でも、でも……あたしたちは見逃していた……いちばん身近なことを…
あたしでさえ気付けないでいた──いや、気付かせないようにされていた…」
絢辻「……この世界の、不具合……」
純一「不具合…? なにをいってるの…?」
絢辻「はぁっ……はぁっ…うっ……な、なるほど…すこしわかってきた…
──あの歌は、誤差をなくすためのものなのね……っ…」
純一「あ、絢辻さん…!?大丈夫?!」
何をいってるの絢辻さん……?」
絢辻「黙って聞いて──今ここで、森島先輩を外させたことは行幸よ…橘君。
あの人のおかげで気付いたし…それに、あの人には聞かせてはだめ…」
絢辻「良く考えて聞いてちょうだい……貴方は、この一カ月の間…
なにかがおかしいと思わなかった…?」
純一「え……おかしいことだらけで、むしろ普通のことがなかったきがするけど…?」
絢辻「──正解よ、橘君…ほんとうにここ最近は…おかしいことばかりだった。
貴方にとってはそうだったし…あたしにとっても、それは正解…」
絢辻「でも、でも……あたしたちは見逃していた……いちばん身近なことを…
あたしでさえ気付けないでいた──いや、気付かせないようにされていた…」
絢辻「……この世界の、不具合……」
純一「不具合…? なにをいってるの…?」
絢辻「はぁっ……はぁっ…うっ……な、なるほど…すこしわかってきた…
──あの歌は、誤差をなくすためのものなのね……っ…」
純一「あ、絢辻さん…!?大丈夫?!」
絢辻「はぁっ……たちばなくんっ……ちゃんと森島先輩の記憶は取り戻したの…?
それと、その記憶は色んな事を含まれてた……っ?」
純一「う、うん…そうだよ。確かにそういった記憶だったけど…!」
絢辻「そう、そうなの……橘君…貴方は最後の一人…」
絢辻「──桜井さんの……フラグを絶対にたてなさい……!!」
純一「最後のって……しかも、梨穂子……?」
絢辻「あたしがわかるのは……この世界の不具合は、桜井さんのせい……だと思ってる…っ
予想が正しければ、ちゃんとこれはあってるはず……うっ……」
純一「絢辻さん……!?」
絢辻「うろたえないの……いい、きいてね橘君…この世界は、おかしい。
誰かが望んでそうなってると思うほどに、都合がいい風になってる…!」
絢辻「貴方はなぜ、色んな人と会話できたのか……それと…」
絢辻「貴方がなぜ、そうやって頑張れるのかを……考えて…………」
絢辻「……信じてるから……そうでしょう…?……大好きな、橘君なら……絶対に………」かく…
純一「あ、絢辻さんっ? 絢辻さんってば!?」
それと、その記憶は色んな事を含まれてた……っ?」
純一「う、うん…そうだよ。確かにそういった記憶だったけど…!」
絢辻「そう、そうなの……橘君…貴方は最後の一人…」
絢辻「──桜井さんの……フラグを絶対にたてなさい……!!」
純一「最後のって……しかも、梨穂子……?」
絢辻「あたしがわかるのは……この世界の不具合は、桜井さんのせい……だと思ってる…っ
予想が正しければ、ちゃんとこれはあってるはず……うっ……」
純一「絢辻さん……!?」
絢辻「うろたえないの……いい、きいてね橘君…この世界は、おかしい。
誰かが望んでそうなってると思うほどに、都合がいい風になってる…!」
絢辻「貴方はなぜ、色んな人と会話できたのか……それと…」
絢辻「貴方がなぜ、そうやって頑張れるのかを……考えて…………」
絢辻「……信じてるから……そうでしょう…?……大好きな、橘君なら……絶対に………」かく…
純一「あ、絢辻さんっ? 絢辻さんってば!?」
絢辻 すぅー…すぅー……
純一「ね、ねてる…? どうしたんだよ絢辻さん……急に変なこと言って…」
中多「──せ、せんぱい……」
純一「え……?あ、紗江ちゃん…どうしたの…?」
中多「こ、この人が言ってた……不具合って……あるじゃないですか…?」
純一「え、うん…それがどうしたの…?」
中多「──わたし、その…日記を付けてるんですけど…少し、きになることがあって…
……自分が、あの趣味にハマりこんだきっかけが……書いてないんです…」
純一「え、それってどういう…こと…?」
中多「だ、だって……日記ですから、素直に思ってることをかいてるはずなんです…!
で、でも……こんな大事な趣味を、その始めをかいてないだなんて…おかしいっておもってて…」
中多「でも、今……その絢辻先輩の言葉を聞いて思いました……わたし、記憶がぬけおちたように……」
中多「ある部分の期間の記憶が……ないような気が、します……」
中多「しぇ、しぇんぱい……私はどういうことなのか…さっぱりで……」
純一「さ、紗江ちゃん……そんな、気のせいじゃないよね…?」
純一「ね、ねてる…? どうしたんだよ絢辻さん……急に変なこと言って…」
中多「──せ、せんぱい……」
純一「え……?あ、紗江ちゃん…どうしたの…?」
中多「こ、この人が言ってた……不具合って……あるじゃないですか…?」
純一「え、うん…それがどうしたの…?」
中多「──わたし、その…日記を付けてるんですけど…少し、きになることがあって…
……自分が、あの趣味にハマりこんだきっかけが……書いてないんです…」
純一「え、それってどういう…こと…?」
中多「だ、だって……日記ですから、素直に思ってることをかいてるはずなんです…!
で、でも……こんな大事な趣味を、その始めをかいてないだなんて…おかしいっておもってて…」
中多「でも、今……その絢辻先輩の言葉を聞いて思いました……わたし、記憶がぬけおちたように……」
中多「ある部分の期間の記憶が……ないような気が、します……」
中多「しぇ、しぇんぱい……私はどういうことなのか…さっぱりで……」
純一「さ、紗江ちゃん……そんな、気のせいじゃないよね…?」
中多「はい……気のせいじゃないと───」
『はい、それでは今日はお昼の放送を始めたいと思います~』
純一「──え、お昼の放送……?どうして、今はまだ朝じゃ…」
『今日ならせていただくのは、桜井リホの新曲〝恋は何時でもとらぶりゅ~〟です!』
ちゃらら~……
純一「どうなってるんだ…確かにさっきまでは───」
中多「……………」
純一「──さ、紗江ちゃん…?どうしたの…?急に黙って……」
中多「──えっ、あっ……なんでもないです……あれ? 私なんでここにいるの…?」
純一「え、なにをいって───」
中多「あ~! お、お昼の放送始まってる……美也ちゃんとご飯食べる約束が……!
しぇ、しぇんぱい…!すみません!わたしはこれで…!」たったった…
純一「え、あ、ちょっと紗江ちゃん……!?」
純一「ど、どういことなんだ…?いきなり、紗江ちゃんがおかしくなったような…」
純一「……くそ、よくわからないよ…絢辻さん。
──とりあえず…絢辻さんを保健室に連れて行かないと…」
『はい、それでは今日はお昼の放送を始めたいと思います~』
純一「──え、お昼の放送……?どうして、今はまだ朝じゃ…」
『今日ならせていただくのは、桜井リホの新曲〝恋は何時でもとらぶりゅ~〟です!』
ちゃらら~……
純一「どうなってるんだ…確かにさっきまでは───」
中多「……………」
純一「──さ、紗江ちゃん…?どうしたの…?急に黙って……」
中多「──えっ、あっ……なんでもないです……あれ? 私なんでここにいるの…?」
純一「え、なにをいって───」
中多「あ~! お、お昼の放送始まってる……美也ちゃんとご飯食べる約束が……!
しぇ、しぇんぱい…!すみません!わたしはこれで…!」たったった…
純一「え、あ、ちょっと紗江ちゃん……!?」
純一「ど、どういことなんだ…?いきなり、紗江ちゃんがおかしくなったような…」
純一「……くそ、よくわからないよ…絢辻さん。
──とりあえず…絢辻さんを保健室に連れて行かないと…」
保健室
純一「──よし、これでいいや……後はちゃんと布団をかぶせて…」
絢辻 すぅー…すぅー…
純一「……。先輩、森島先輩どこいったんだろう……保健室に行ったと、
思ったんだけどな……」
純一(……これは、どういうことなんだ…?
みんななんだか急におかしくなって……いきなり変わってしまった…)
純一(なにかが原因でそうなったのかな…?いや、でもそう感じるモノは無かった気がする…)
純一「──絢辻さん、どうしたっていうのさ…馬鹿な僕じゃ、さっぱりだよ…」
純一「なにも、なにもわからない……どうしてこうなったんだ…絢辻さん、どうか起きて僕を、
こんな馬鹿な僕を怒ってよ……」
純一「……………………」
純一「……だめだよ、橘純一……これじゃだめだ…何を弱気になってる……!」
純一「なにも僕だけじゃできないわけじゃない……そうだよ、僕は絢辻さんに言われていたじゃないか」
純一「──よし、これでいいや……後はちゃんと布団をかぶせて…」
絢辻 すぅー…すぅー…
純一「……。先輩、森島先輩どこいったんだろう……保健室に行ったと、
思ったんだけどな……」
純一(……これは、どういうことなんだ…?
みんななんだか急におかしくなって……いきなり変わってしまった…)
純一(なにかが原因でそうなったのかな…?いや、でもそう感じるモノは無かった気がする…)
純一「──絢辻さん、どうしたっていうのさ…馬鹿な僕じゃ、さっぱりだよ…」
純一「なにも、なにもわからない……どうしてこうなったんだ…絢辻さん、どうか起きて僕を、
こんな馬鹿な僕を怒ってよ……」
純一「……………………」
純一「……だめだよ、橘純一……これじゃだめだ…何を弱気になってる……!」
純一「なにも僕だけじゃできないわけじゃない……そうだよ、僕は絢辻さんに言われていたじゃないか」
純一「『だから貴方がしっかりしないと、わかることもわからない』──そうだよ、僕は託されたんだ。
絢辻さんはたぶん、決死の思いで僕にまで伝えに来たんだ……そのことを、ちゃんと思い出そう…!」
純一「まっててよ、絢辻さん…僕は必ず、君が伝えようとしてくれたことをわかってあげる。
──そして、どうにかして答えを見つけるから!」
純一「──それと、大好きって言ってくれてありがとう。僕も絢辻さんのこと大好きだからね…」
純一「……よし、じゃあいっちょ気合入れて行くかなっ!」
数十分後
純一「…………」
純一「うーん……」
純一「そうだなぁ………うんうん───」
純一「───ぜんぜんわからないよ……僕の脳みそじゃわかることも、分からなくなってる気がするよ…!」
純一「──あ、そうだ!ここは頼りになるあいつがいるじゃないか!」
純一「……でもなぁ、なんだかちょっと聞きにくいけど…」
絢辻 すぅー…すぅー…
純一「…うん。そんなこと言ってる暇なんてないよ、行かなくちゃいけないんだから」たったった…
絢辻さんはたぶん、決死の思いで僕にまで伝えに来たんだ……そのことを、ちゃんと思い出そう…!」
純一「まっててよ、絢辻さん…僕は必ず、君が伝えようとしてくれたことをわかってあげる。
──そして、どうにかして答えを見つけるから!」
純一「──それと、大好きって言ってくれてありがとう。僕も絢辻さんのこと大好きだからね…」
純一「……よし、じゃあいっちょ気合入れて行くかなっ!」
数十分後
純一「…………」
純一「うーん……」
純一「そうだなぁ………うんうん───」
純一「───ぜんぜんわからないよ……僕の脳みそじゃわかることも、分からなくなってる気がするよ…!」
純一「──あ、そうだ!ここは頼りになるあいつがいるじゃないか!」
純一「……でもなぁ、なんだかちょっと聞きにくいけど…」
絢辻 すぅー…すぅー…
純一「…うん。そんなこと言ってる暇なんてないよ、行かなくちゃいけないんだから」たったった…
教室
薫「……なに、あんた。いっきなり土下座して」
純一「……………すみませんでした」
薫「いっみわかんないわよ。ちゃんと説明して」
純一「何もご説明する事はありません。
本当に心から謝罪の言葉しかないんです」
薫「それが意味が分からないっていってんのよ。
なに? あんた周りが見てんのに恥ずかしくないの?」
純一「棚町さんに謝罪の気持ちに敵う感情は、今は持ち合わせていません。はい」
薫「へー…そうなの。そしたらなに?あたしが命令で、女装しろって言ったら
あんたはこの場ではじめてくれるの?」
純一「ご命令であれば」
薫「じゃあやりなさいよ」
純一「…………」いそいそ…
薫「ば、ばか!!ほんとうにするやつがある!?」ごん!
純一「いだっ!?ええ!?」
薫「……なに、あんた。いっきなり土下座して」
純一「……………すみませんでした」
薫「いっみわかんないわよ。ちゃんと説明して」
純一「何もご説明する事はありません。
本当に心から謝罪の言葉しかないんです」
薫「それが意味が分からないっていってんのよ。
なに? あんた周りが見てんのに恥ずかしくないの?」
純一「棚町さんに謝罪の気持ちに敵う感情は、今は持ち合わせていません。はい」
薫「へー…そうなの。そしたらなに?あたしが命令で、女装しろって言ったら
あんたはこの場ではじめてくれるの?」
純一「ご命令であれば」
薫「じゃあやりなさいよ」
純一「…………」いそいそ…
薫「ば、ばか!!ほんとうにするやつがある!?」ごん!
純一「いだっ!?ええ!?」
廊下
薫「はぁー……ほんとってアンタ、羞恥心ってものを持ち合わせてないの?
あたしまで教室に居られなくなったじゃないっ」
純一「だ、だから言っただろ…? 僕は謝罪の気持ちしかないって。
それが薫からの命令だったら、僕はなんだってするよ」
薫「そうだとしても限度があるでしょ! ったく……もう、それでなんなの?
いきなり土下座って事は、そうとうなことをがあったんじゃないの?」
純一「……絢辻さんが、倒れたんだ…」
薫「え? 絢辻さんが……? どうしてよっ?」
純一「それは……僕にも分らないよ。でも、急に変なことを僕に言い伝えて、
それで意識を失ったんだ……」
薫「なによそれ……もうちょっと詳しく聞かせないさいよ純一」
数分後
薫「──なるほど、ね。世界の不具合……」
純一「うん、そうなんだ。こればっかりはよくわからなくて…
紗江ちゃんも気になることを言ってたし…なにかそれについてわかることある?」
薫「はぁー……ほんとってアンタ、羞恥心ってものを持ち合わせてないの?
あたしまで教室に居られなくなったじゃないっ」
純一「だ、だから言っただろ…? 僕は謝罪の気持ちしかないって。
それが薫からの命令だったら、僕はなんだってするよ」
薫「そうだとしても限度があるでしょ! ったく……もう、それでなんなの?
いきなり土下座って事は、そうとうなことをがあったんじゃないの?」
純一「……絢辻さんが、倒れたんだ…」
薫「え? 絢辻さんが……? どうしてよっ?」
純一「それは……僕にも分らないよ。でも、急に変なことを僕に言い伝えて、
それで意識を失ったんだ……」
薫「なによそれ……もうちょっと詳しく聞かせないさいよ純一」
数分後
薫「──なるほど、ね。世界の不具合……」
純一「うん、そうなんだ。こればっかりはよくわからなくて…
紗江ちゃんも気になることを言ってたし…なにかそれについてわかることある?」
薫「……そうね、特には無いけれど…でも、なんで急にそんなことを言ったのかしら?」
純一「わからないよ…僕はたぶん、この記憶のことと関係があるんじゃないかって
思ってるけど……でも、よくはわかってないし…」
薫「──そうね、とりあえずはそこは置いといて。その周りの人たちの不具合を話し合いましょ」
純一「え? ああ、紗江ちゃんとか…森島先輩とか?」
薫「そう、あたしが知ってる限りじゃ……
その二人共は、倒れてる人を見過ごすような性格じゃないって思ってる。そうでしょ純一」
純一「当たり前だよ!そんなの!」
薫「怒らないの。ちゃんとわかってるって言ったでしょ?だからとりあえず、その原因を調べるの」
薫「なにかしらの原因があるはずだから……とりあえず、その時の状況をもっと詳しく教えなさい」
純一「ええっとその……あの時は、森島先輩は保健室に行って…紗江ちゃんと僕はその場に残った。
そして絢辻さんが気を失って…お昼の放送が鳴って、紗江ちゃんがおかしくなって……」
薫「改めて聞くと、凄い状況ねそれって……それで、アンタはなにか気にかかることでもあった?」
純一「わからないよ…僕はたぶん、この記憶のことと関係があるんじゃないかって
思ってるけど……でも、よくはわかってないし…」
薫「──そうね、とりあえずはそこは置いといて。その周りの人たちの不具合を話し合いましょ」
純一「え? ああ、紗江ちゃんとか…森島先輩とか?」
薫「そう、あたしが知ってる限りじゃ……
その二人共は、倒れてる人を見過ごすような性格じゃないって思ってる。そうでしょ純一」
純一「当たり前だよ!そんなの!」
薫「怒らないの。ちゃんとわかってるって言ったでしょ?だからとりあえず、その原因を調べるの」
薫「なにかしらの原因があるはずだから……とりあえず、その時の状況をもっと詳しく教えなさい」
純一「ええっとその……あの時は、森島先輩は保健室に行って…紗江ちゃんと僕はその場に残った。
そして絢辻さんが気を失って…お昼の放送が鳴って、紗江ちゃんがおかしくなって……」
薫「改めて聞くと、凄い状況ねそれって……それで、アンタはなにか気にかかることでもあった?」
純一「いや、特には……でも、紗江ちゃんの変わりようを直に見てたから…それがちょっと」
薫「ふむふむ……変わりようね。その変わった瞬間って、なにかしら起こってたかしら?」
純一「えっと……その──そうそう! なんで忘れてたんだろう…あれだよあれ。
朝だと思ってたら、急にお昼の放送が鳴ったんだった!」
薫「……? まぁとりあえず、放送がなったと…そしたら中多さんが変わったってワケね…」
純一「そ、そうだな……なんでだろう。よくわからないよ薫……」
薫「………………」
純一「薫…? どうしたんだよ」
薫「ねぇ、絢辻さんって『最後の一人の桜井さんのフラグ』って行ったのよね?
それと、桜井さんが不具合の原因とも……」
純一「う、うん……言ってたね。絢辻さんが嘘を言うわけないし、
僕もびっくりしたけど…それがどうかしたの?」
薫「──さっきの放送で流れたあれ、確か桜井リホの新曲じゃなかったかしら?」
純一「え? ああ、そうだね確かに……」
薫「あたしは自分のウォークマンで曲を聞きながらご飯食べてたから、
あんまり聞こえはしなかったんだけど……なるほどねぇ。いや、全然なるほどじゃないけど」
薫「ふむふむ……変わりようね。その変わった瞬間って、なにかしら起こってたかしら?」
純一「えっと……その──そうそう! なんで忘れてたんだろう…あれだよあれ。
朝だと思ってたら、急にお昼の放送が鳴ったんだった!」
薫「……? まぁとりあえず、放送がなったと…そしたら中多さんが変わったってワケね…」
純一「そ、そうだな……なんでだろう。よくわからないよ薫……」
薫「………………」
純一「薫…? どうしたんだよ」
薫「ねぇ、絢辻さんって『最後の一人の桜井さんのフラグ』って行ったのよね?
それと、桜井さんが不具合の原因とも……」
純一「う、うん……言ってたね。絢辻さんが嘘を言うわけないし、
僕もびっくりしたけど…それがどうかしたの?」
薫「──さっきの放送で流れたあれ、確か桜井リホの新曲じゃなかったかしら?」
純一「え? ああ、そうだね確かに……」
薫「あたしは自分のウォークマンで曲を聞きながらご飯食べてたから、
あんまり聞こえはしなかったんだけど……なるほどねぇ。いや、全然なるほどじゃないけど」
純一「どういうことだよ薫…?」
薫「──とりあえず、アンタが聞いたその絢辻さんの言葉と、人が変わった原因は一つ」
薫「桜井さん──ってことにならないかしら?」
純一「……た、確かに…頭いいな薫…
曲を聞いてから、紗江ちゃんはおかしくなったきがするよ…」
薫「でしょー! ──いや、あたしだっていみわかんないけど、それでも真面目に考えたら
そうじゃないかって思うしかないわ」
純一「そうか、そうか……原因は、絢辻さんが言いたかったことは……その梨穂子か…」
薫「それにまだ世界の不具合ってのもまだ、わかってないわよ?
桜井さんとその不具合ってのが、どんなふうにかかわっているかなんて思いつかないわ」
薫「──たぶんだけど、この原因を見つけ出すには……
そうね、実際に桜井さんに会いに行かなくちゃいけない気がする」
純一「梨穂子に…? でも、あいつはアイドルでそうそう学校になんか───」
薫「……ん? どうかした純一?」
純一「──待てよ、確か今朝にみたテレビで…あいつ、ライブやってたな…」
薫「──とりあえず、アンタが聞いたその絢辻さんの言葉と、人が変わった原因は一つ」
薫「桜井さん──ってことにならないかしら?」
純一「……た、確かに…頭いいな薫…
曲を聞いてから、紗江ちゃんはおかしくなったきがするよ…」
薫「でしょー! ──いや、あたしだっていみわかんないけど、それでも真面目に考えたら
そうじゃないかって思うしかないわ」
純一「そうか、そうか……原因は、絢辻さんが言いたかったことは……その梨穂子か…」
薫「それにまだ世界の不具合ってのもまだ、わかってないわよ?
桜井さんとその不具合ってのが、どんなふうにかかわっているかなんて思いつかないわ」
薫「──たぶんだけど、この原因を見つけ出すには……
そうね、実際に桜井さんに会いに行かなくちゃいけない気がする」
純一「梨穂子に…? でも、あいつはアイドルでそうそう学校になんか───」
薫「……ん? どうかした純一?」
純一「──待てよ、確か今朝にみたテレビで…あいつ、ライブやってたな…」
薫「そうなの? 最近、テレビ見てないからわかんないけど……」
純一「そうなんだよ。それで、どうにかそのライブに行ければ──梨穂子とも会えるかもしれない…」
薫「いい案ね──って言いたいところだけど、アンタ……チケットどうすんのよ?」
純一「そうだよな。今、僕も考えてた……でも」
薫「でも?当てがあるの?」
純一「──ああ、ある。あるというか、あるようにさせるつもりだ」
薫「なにそれ…?とりあえず、あてがあるならあたしの分まで用意してね」
純一「え、お前もくるつもりなのか?」
薫「はいー? ここまで巻き込んでおいて、それはないってもんでしょ純一」
薫「──ちゃんと、最後までアンタについて行くわよ。安心しなさい」
純一「それ、付きまとってるだけじゃ……」
薫「あ"あ"ん…?」
純一「な、なんでもないです…はい…」
純一「そうなんだよ。それで、どうにかそのライブに行ければ──梨穂子とも会えるかもしれない…」
薫「いい案ね──って言いたいところだけど、アンタ……チケットどうすんのよ?」
純一「そうだよな。今、僕も考えてた……でも」
薫「でも?当てがあるの?」
純一「──ああ、ある。あるというか、あるようにさせるつもりだ」
薫「なにそれ…?とりあえず、あてがあるならあたしの分まで用意してね」
純一「え、お前もくるつもりなのか?」
薫「はいー? ここまで巻き込んでおいて、それはないってもんでしょ純一」
薫「──ちゃんと、最後までアンタについて行くわよ。安心しなさい」
純一「それ、付きまとってるだけじゃ……」
薫「あ"あ"ん…?」
純一「な、なんでもないです…はい…」
テラス
純一「──あ、いたいた…おーい!」
「え……あ、先輩」
純一「よう───路美雄、今朝ぶりだな」
樹里「そ、そうですね……いやーこうやって何度も先輩と出会えるなんて、
嬉しい限りです!」
純一「う、うん……そうだね、うん…」
純一(今さらだけど、森島先輩が言ったことがとても気になる……
まさかだとは思うけど、うーん……いや、そんなことはないよね!)
樹里「それでそれで! 先輩はぼくに御用でもあるんですかっ?」
純一「……え? あ、うん──そうなんだけどさ……」
純一「あの〝約束〟……覚えているか路美雄」
樹里「えっ……あの、約束ですか……?」
純一「そう、あの約束だ………」
樹里「…………えへへ」
純一(わらった!? なんで笑うの!?)
純一「──あ、いたいた…おーい!」
「え……あ、先輩」
純一「よう───路美雄、今朝ぶりだな」
樹里「そ、そうですね……いやーこうやって何度も先輩と出会えるなんて、
嬉しい限りです!」
純一「う、うん……そうだね、うん…」
純一(今さらだけど、森島先輩が言ったことがとても気になる……
まさかだとは思うけど、うーん……いや、そんなことはないよね!)
樹里「それでそれで! 先輩はぼくに御用でもあるんですかっ?」
純一「……え? あ、うん──そうなんだけどさ……」
純一「あの〝約束〟……覚えているか路美雄」
樹里「えっ……あの、約束ですか……?」
純一「そう、あの約束だ………」
樹里「…………えへへ」
純一(わらった!? なんで笑うの!?)
純一「と、とりあえず思い出してくれた……?」
樹里「は、はい!あれですよね!
……その、ぼくと先輩は…いつまでたっても一緒に居るって!」
純一「何を勝手に言葉を変えてるんだお前…!そこは親友に言葉はいらないってところだったろ!
それに約束した所違うよ!そこじゃないから!」
純一「助けが欲しかったら、遠慮なく言うつもりだよ。お前の力がひつようだったら、
僕はなんだってお前に頼るつもりだ」
純一「確かお前にはそう言ったはずだった気がするけど──ちゃんと覚えてる?」
樹里「はい…そうでしたね…」
純一(あれ、落ち込んでる!? なんだよこいつ…はっきりいってめんどくさい!)
純一「ぐっ……」
純一(ここで諦めたらだめだ純一……っ!今頼りになるのはコイツだけなんだから…!!)
純一「──そ、それで路美雄……どうか僕を助けてほしいんだよ…」
樹里「せんぱいが……ぼくに助けを、ですか…?」
純一「そ、そうそう。助けてほしいんだよ!」
樹里「は、はい!あれですよね!
……その、ぼくと先輩は…いつまでたっても一緒に居るって!」
純一「何を勝手に言葉を変えてるんだお前…!そこは親友に言葉はいらないってところだったろ!
それに約束した所違うよ!そこじゃないから!」
純一「助けが欲しかったら、遠慮なく言うつもりだよ。お前の力がひつようだったら、
僕はなんだってお前に頼るつもりだ」
純一「確かお前にはそう言ったはずだった気がするけど──ちゃんと覚えてる?」
樹里「はい…そうでしたね…」
純一(あれ、落ち込んでる!? なんだよこいつ…はっきりいってめんどくさい!)
純一「ぐっ……」
純一(ここで諦めたらだめだ純一……っ!今頼りになるのはコイツだけなんだから…!!)
純一「──そ、それで路美雄……どうか僕を助けてほしいんだよ…」
樹里「せんぱいが……ぼくに助けを、ですか…?」
純一「そ、そうそう。助けてほしいんだよ!」
樹里「──これほど光栄なことはありません…!
なんだっていってください!むしろいってください!」
純一「あ、ありがとう……そしたらその、とあるチケットをだな───」
次の日
純一「おおう…これがライブってやつか……凄い人だよ」
薫「そうねぇ。確かに人が多いわね」
純一「……なんだよ薫。なんだか感想が薄いなぁ」
薫「そお? でもまぁ、これでも結構ライブとかいってるしね」
純一「え、そうなの?」
薫「そうよー? ほら、バイトの子とか……あとはよく恵子といったりするわね~」
純一「へー…知らなかったよ。というか今度行く時、僕も誘えよな」
薫「だってアンタ、人ごみとか苦手でしょ?
ちょっとはこっちも遠慮してあげてんのよ」
純一「え、そうでもないんだけど──それってただ、体よくチケットを準備するのが
めんどくさいだけじゃ……」
薫「さ、行きましょ! はやく並ばないとだめよ純一ぃ!」だっ
なんだっていってください!むしろいってください!」
純一「あ、ありがとう……そしたらその、とあるチケットをだな───」
次の日
純一「おおう…これがライブってやつか……凄い人だよ」
薫「そうねぇ。確かに人が多いわね」
純一「……なんだよ薫。なんだか感想が薄いなぁ」
薫「そお? でもまぁ、これでも結構ライブとかいってるしね」
純一「え、そうなの?」
薫「そうよー? ほら、バイトの子とか……あとはよく恵子といったりするわね~」
純一「へー…知らなかったよ。というか今度行く時、僕も誘えよな」
薫「だってアンタ、人ごみとか苦手でしょ?
ちょっとはこっちも遠慮してあげてんのよ」
純一「え、そうでもないんだけど──それってただ、体よくチケットを準備するのが
めんどくさいだけじゃ……」
薫「さ、行きましょ! はやく並ばないとだめよ純一ぃ!」だっ
ライブ会場室内
純一「う、うおおお……でかい!」
薫「こ、こらあんた! なにはしゃいでるの…! 恥ずかしいじゃない!」
純一「でもでも薫…! これは凄いよ!凄すぎるよ!」
薫「ガキかあんたは……それよりもほら、こっちこっち!」ぐいぐいっ
純一「うわぁー…すごいなぁー…」ずりずり…
薫「──よし、ここのようね。なんてvip席なのかしら…会場が丸見えね」
純一「え? こういったもんじゃないのか?」
薫「ばかいわないでよ、ほら……あそこの立見席あるでしょ?
普通のお客はたいがいあそこで立って見るべきなの。座って見るなんて相当ないわよ」
純一「へー……じゃあ僕らは、凄いんだね!」
薫「だからはしゃがないでよ……あんた、気付いてないの…?」
純一「え、どうしたの…?」
薫「あたしたちと同じように座ってる人たち…みんなテレビで見たことのある顔ばっかよ?
どんだけ凄い所に居るか、ちょっとは考えなさい!」
純一「う、うおおお……でかい!」
薫「こ、こらあんた! なにはしゃいでるの…! 恥ずかしいじゃない!」
純一「でもでも薫…! これは凄いよ!凄すぎるよ!」
薫「ガキかあんたは……それよりもほら、こっちこっち!」ぐいぐいっ
純一「うわぁー…すごいなぁー…」ずりずり…
薫「──よし、ここのようね。なんてvip席なのかしら…会場が丸見えね」
純一「え? こういったもんじゃないのか?」
薫「ばかいわないでよ、ほら……あそこの立見席あるでしょ?
普通のお客はたいがいあそこで立って見るべきなの。座って見るなんて相当ないわよ」
純一「へー……じゃあ僕らは、凄いんだね!」
薫「だからはしゃがないでよ……あんた、気付いてないの…?」
純一「え、どうしたの…?」
薫「あたしたちと同じように座ってる人たち…みんなテレビで見たことのある顔ばっかよ?
どんだけ凄い所に居るか、ちょっとは考えなさい!」
純一「そ、そうなのか……路美雄の奴、なんだか張り切ってたからなぁ…」
薫「しょーじきにいって、楽しみにしてたライブだったけど……
なんかちょと気まずくて素直に楽しめないわあたし…」
純一「ま、まぁそういうなって……ただで見られるんだし、よかったじゃないか!」
薫「まぁそうだけど。それよかアンタ……ここ、大丈夫なの?」
純一「え? なんで?」
薫「なんでって……そこを思い出してないなら、別にいいけど……
けっこうこの場所、高い場所にあるわよ?」
純一「え……?」
薫「──高所恐怖症のアンタは……平気なのかってきいてるの」
純一「………………」ちら
びゅぉおおお……
純一「…………ごめん、薫。かえろっか…」
薫「だめ」がし
純一「や、やめてくれ…! 今、思い出した…!僕って高い所苦手だったよ…!」
薫「しょーじきにいって、楽しみにしてたライブだったけど……
なんかちょと気まずくて素直に楽しめないわあたし…」
純一「ま、まぁそういうなって……ただで見られるんだし、よかったじゃないか!」
薫「まぁそうだけど。それよかアンタ……ここ、大丈夫なの?」
純一「え? なんで?」
薫「なんでって……そこを思い出してないなら、別にいいけど……
けっこうこの場所、高い場所にあるわよ?」
純一「え……?」
薫「──高所恐怖症のアンタは……平気なのかってきいてるの」
純一「………………」ちら
びゅぉおおお……
純一「…………ごめん、薫。かえろっか…」
薫「だめ」がし
純一「や、やめてくれ…! 今、思い出した…!僕って高い所苦手だったよ…!」
薫「しったこっちゃないわ! もうここまできてるんだから!
大人しく座りなさい!ほら!」
純一「な、なんだよ薫…! さっきまで全然乗り気じゃなかったくせに…!」
薫「いやーなんだか楽しくなってきちゃったっ」
純一「……なんて良い笑顔なんだ…!
それ、確実に僕をいじめることが楽しいってことだけだろ……!!」
薫「いーからほら! すわりなさいって!」ぐいっ
純一「わぁあ!?」どしん
薫「──ほら、もう始まるわよ純一……」
純一(ふ、ふとももが目の前に……!!)
薫「──きゃー!!桜井さーん!!かっわいいー!!」
純一(ちょ、ちょっと匂いでも……だめだだめだ!なにやってんだ僕は………)
純一「………くんくん…」
薫「ほら、あんたいつまでつっぷしてんの! ちゃんとみなさいって!」
純一「──ああ、見させていただきます。ふふ、ちゃんとね…」きりっ
大人しく座りなさい!ほら!」
純一「な、なんだよ薫…! さっきまで全然乗り気じゃなかったくせに…!」
薫「いやーなんだか楽しくなってきちゃったっ」
純一「……なんて良い笑顔なんだ…!
それ、確実に僕をいじめることが楽しいってことだけだろ……!!」
薫「いーからほら! すわりなさいって!」ぐいっ
純一「わぁあ!?」どしん
薫「──ほら、もう始まるわよ純一……」
純一(ふ、ふとももが目の前に……!!)
薫「──きゃー!!桜井さーん!!かっわいいー!!」
純一(ちょ、ちょっと匂いでも……だめだだめだ!なにやってんだ僕は………)
純一「………くんくん…」
薫「ほら、あんたいつまでつっぷしてんの! ちゃんとみなさいって!」
純一「──ああ、見させていただきます。ふふ、ちゃんとね…」きりっ
『会場のみんなぁ~! 今日もごはんたべてるぅ~?』
タベテルーワーキャー
純一「──ほう、あれが梨穂子……なんだか大分、痩せたなぁ」
薫「そうね! 学校で見たときよりも、だいぶすっきりしてるわねぇ」
純一「──なるほど、な。今の薫とは違って体調管理がきっちりし」
薫「フンッ!」ぶぉん!
純一「──あ、あああぶないじゃないか薫……絶対に当たってたら、
鼻の骨折れてたと思うぞ…?」
薫「今日はライブに連れてきてくれたってことで、許してあげる。
でも、それ以上の失言は危険よ純一。それともう、その口調はやめなさい」
純一「は、はい……わかりました…」
薫「それじゃ、楽しむわよ! いぇーいたべてるー!!」
純一(なんだかんだいって…楽しんでるじゃないか薫…まぁ、そんな奴だって
知ってたけどさ)
タベテルーワーキャー
純一「──ほう、あれが梨穂子……なんだか大分、痩せたなぁ」
薫「そうね! 学校で見たときよりも、だいぶすっきりしてるわねぇ」
純一「──なるほど、な。今の薫とは違って体調管理がきっちりし」
薫「フンッ!」ぶぉん!
純一「──あ、あああぶないじゃないか薫……絶対に当たってたら、
鼻の骨折れてたと思うぞ…?」
薫「今日はライブに連れてきてくれたってことで、許してあげる。
でも、それ以上の失言は危険よ純一。それともう、その口調はやめなさい」
純一「は、はい……わかりました…」
薫「それじゃ、楽しむわよ! いぇーいたべてるー!!」
純一(なんだかんだいって…楽しんでるじゃないか薫…まぁ、そんな奴だって
知ってたけどさ)
純一(それにしても……梨穂子。だいぶ変わったなぁ)
リホ『らんらら~♪ 今日はみんなで焼肉パーティ~♪
焼肉のたれを零して服汚す♪』
純一(そういえば、梨穂子って歌を歌うのがすきだったなぁ。
昔からよくわからない歌詞で歌ってた気がするよ……うん)
リホ『でもでもぉ! それは場スクリーンがあればだいじょうぶ!
え、ちがうちがうそれじゃだめだめ!』
ダメダメー!
リホ『そうだよぉー!それならこれがあるから心配ご無用!
あたしの愛の洗剤でよごれをおとすぅー!キラ☆』
キラ!!
純一(でも、それはアイドルになってもかわってないな…
何だろう、最近はこういうのがはやりなのかな…?)
数分後
リホ『っじゃあーつぎのきょくいっくよぉ~!』
純一「いっくよー!!リホリホ~!!」
リホ『らんらら~♪ 今日はみんなで焼肉パーティ~♪
焼肉のたれを零して服汚す♪』
純一(そういえば、梨穂子って歌を歌うのがすきだったなぁ。
昔からよくわからない歌詞で歌ってた気がするよ……うん)
リホ『でもでもぉ! それは場スクリーンがあればだいじょうぶ!
え、ちがうちがうそれじゃだめだめ!』
ダメダメー!
リホ『そうだよぉー!それならこれがあるから心配ご無用!
あたしの愛の洗剤でよごれをおとすぅー!キラ☆』
キラ!!
純一(でも、それはアイドルになってもかわってないな…
何だろう、最近はこういうのがはやりなのかな…?)
数分後
リホ『っじゃあーつぎのきょくいっくよぉ~!』
純一「いっくよー!!リホリホ~!!」
リホ『食べ残しはだめんだよー! それはだっていけないこと!
ちゃんとたべて、元気になろうよ!』
純一「げんきになろうよぉー!!」
リホ『食べ物すべては命の源、元気は食事からわっしょい!』
純一「わっしょい!!!!」
薫「わっしょいー!!」
数分後
リホ『ららら~……がんばれるからぁー…』
純一「ううっ…なんて良い曲なんだ……」
薫「そうね……そうよね…ぐす」
数分後
リホ『じゃあ、最後に新曲の歌をうたうよぉ!みんなきいてねぇ!』
純一「リホリホー!!いやだわかれたくないよぉー!!」
薫「──あ、やばい…ちょっと素に戻ってきちゃった…
ちょ、ちょっと純一……やめなさいってば…」
ちゃんとたべて、元気になろうよ!』
純一「げんきになろうよぉー!!」
リホ『食べ物すべては命の源、元気は食事からわっしょい!』
純一「わっしょい!!!!」
薫「わっしょいー!!」
数分後
リホ『ららら~……がんばれるからぁー…』
純一「ううっ…なんて良い曲なんだ……」
薫「そうね……そうよね…ぐす」
数分後
リホ『じゃあ、最後に新曲の歌をうたうよぉ!みんなきいてねぇ!』
純一「リホリホー!!いやだわかれたくないよぉー!!」
薫「──あ、やばい…ちょっと素に戻ってきちゃった…
ちょ、ちょっと純一……やめなさいってば…」
最初から入れなかったのが悔しい良ssだな
梨穂子無意識黒幕ルートとか斬新
梨穂子無意識黒幕ルートとか斬新
純一「なんだよ薫ぅ!? そんなしけたかおして!!」
薫「何か急にさめちゃったのよ…さっきまでのあたし、まるでどうにかなってたみたいな…」
純一「なにいってんだこいつぅ!!最後までちゃんと楽しもうぜ!!」つんつん!
薫「なんか、うざいわねあんたのノリ……ま、いいわ。とりあえずちょっとお手洗いに行ってくるから」
純一「ああ、いってこい!!トイレが長くても僕は気にしないから!!」
薫「う、うるさいわね!!ちょ、ちょっと手を洗いに行くだけよ……っ」
純一「おう!!いってら!!」
純一「何だよ薫の奴……ノリが悪いなぁ。あんなノリが悪い奴だって思わなかったよ。
──ま、いいや。ここは僕だけでも楽しんで──」
ばばっ!
純一「──あれ? なんだろう、急に会場がまっくらに……」
ばっ!
純一「あっ……急に明るく───」
薫「何か急にさめちゃったのよ…さっきまでのあたし、まるでどうにかなってたみたいな…」
純一「なにいってんだこいつぅ!!最後までちゃんと楽しもうぜ!!」つんつん!
薫「なんか、うざいわねあんたのノリ……ま、いいわ。とりあえずちょっとお手洗いに行ってくるから」
純一「ああ、いってこい!!トイレが長くても僕は気にしないから!!」
薫「う、うるさいわね!!ちょ、ちょっと手を洗いに行くだけよ……っ」
純一「おう!!いってら!!」
純一「何だよ薫の奴……ノリが悪いなぁ。あんなノリが悪い奴だって思わなかったよ。
──ま、いいや。ここは僕だけでも楽しんで──」
ばばっ!
純一「──あれ? なんだろう、急に会場がまっくらに……」
ばっ!
純一「あっ……急に明るく───」
リホ『とつぜんごめんなさぁーい……みんなびっくりしたよね~?
実は今日は、新曲に入る前に──飛び入りゲストをよんでまぁ~す!』
純一「え、飛び入りゲスト…一体誰だろう……?」
リホ『それはねぇ~! なんとそれはねぇ! KBT108アイドルから私を推薦してくれて、
こうやってソロで活動をさせてくれた人で~!』
リホ『そして、新曲の〝恋は何時でもとらぶりゅ~〟を作曲してくれた人なのぉ~!
みんな気になるよねー!』
キニナルー!!
純一「きになるぅううううう!!」
リホ『だよねだよね~!! じゃあ登場してもらいうね───どうぞ!!』ばんっ
リホ『──金の仮面さんです~!!!』
すたすた…
純一「え……」
すたすた…
金の仮面「──はい、ご紹介に受けたまった……わたし、金の仮面です」
ワァアアアアアアア!!!
実は今日は、新曲に入る前に──飛び入りゲストをよんでまぁ~す!』
純一「え、飛び入りゲスト…一体誰だろう……?」
リホ『それはねぇ~! なんとそれはねぇ! KBT108アイドルから私を推薦してくれて、
こうやってソロで活動をさせてくれた人で~!』
リホ『そして、新曲の〝恋は何時でもとらぶりゅ~〟を作曲してくれた人なのぉ~!
みんな気になるよねー!』
キニナルー!!
純一「きになるぅううううう!!」
リホ『だよねだよね~!! じゃあ登場してもらいうね───どうぞ!!』ばんっ
リホ『──金の仮面さんです~!!!』
すたすた…
純一「え……」
すたすた…
金の仮面「──はい、ご紹介に受けたまった……わたし、金の仮面です」
ワァアアアアアアア!!!
純一「──どう、して……貴方が、そこに……」
純一「貴方は、僕が記憶失った時に……謎の手紙をくれた……人物……」
リホ『あのねぇ~!みんなが気になってると思うからさきにいっておくとね~!
金の仮面さんは、とっても恥ずかしがり屋さんで~こうやって何時も仮面をつけてるの~!』
リホ『でもかっこいいよね~! なんかこう……えじぷと? でありそうな奴だね~』
純一「……そう、だな…確かに、金というよりは……ミイラの仮面…?」
リホ『それではぁ~! なんとなんと、金の仮面さんから重大はっぴょうがあるみたいですー!』
ワァアアアアアア…
金の仮面『……はい、みなさま。今日は桜井リホのライブに来ていただき、ほんとうにありがとうございます』
金の仮面『今日はとても皆さまを幸せにできたことを──深く喜びを感じている所存です』
ワァアアアアア!!
金の仮面『…ありがとうございます。それで今回、わたしから重大な発表をさせていただきます……それは』
純一「貴方は、僕が記憶失った時に……謎の手紙をくれた……人物……」
リホ『あのねぇ~!みんなが気になってると思うからさきにいっておくとね~!
金の仮面さんは、とっても恥ずかしがり屋さんで~こうやって何時も仮面をつけてるの~!』
リホ『でもかっこいいよね~! なんかこう……えじぷと? でありそうな奴だね~』
純一「……そう、だな…確かに、金というよりは……ミイラの仮面…?」
リホ『それではぁ~! なんとなんと、金の仮面さんから重大はっぴょうがあるみたいですー!』
ワァアアアアアア…
金の仮面『……はい、みなさま。今日は桜井リホのライブに来ていただき、ほんとうにありがとうございます』
金の仮面『今日はとても皆さまを幸せにできたことを──深く喜びを感じている所存です』
ワァアアアアア!!
金の仮面『…ありがとうございます。それで今回、わたしから重大な発表をさせていただきます……それは』
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