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元スレ魔王「勇者を育成・・・・・・」
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魔王「さて、お前は今日この、犬を相手にして貰う」
ケルベロス「グルルル・・・・・・!」
女勇者「ひ、ひぃいいいいいい・・・・・・!!」ビクビク
魔王「・・・・・・。そう怯えるな、コイツにお前の加護は突き破れぬよ」
女勇者「で、でも・・・・・・こんな大きくて顔が三つもあるのなんて犬じゃ、な」
ケルベロス「ガァァアアアアアッ!!!」
女勇者「ひやぁああああっ!!」プルプル
魔王「・・・・・・見事一撃。一撃だ。 コイツに当てろ」
女勇者「ひぇえぇええ・・・・・・!」
ケルベロス(攻撃重視でいけば宜しいので?)
魔王(うむ。 暴れて構わん)
ケルベロス(は)
ケルベロス「ッガァッ! ギャオゥッ!!」ブオンブオン
女勇者「ひゃ、いやぁ・・・・・・! きゃぁあああ!!」ドタドタ ドサッ
魔王「おい、お前が逃げ回ってどうする。この犬は動きは緩慢で、剣は当て易い筈だ。どっしり構えろ!」
女勇者「だ、だって・・・・・・」
ケルベロス「ジャゥッ! ギャァオオッ!」ドンドゴン
魔王(ふむ、石の破片も女勇者に届かぬとは・・・やはり強力)
魔王「絶対に当たらぬ。当たる時は弱い剣が当たった時だけだ。 教えた一撃を思い出せ!」
女勇者「う・・・・・・うぅ・・・・・・がんばれわたしがんばれわたし・・・・・・!!」ジャキ
ケルベロス(!? 空気が・・・・・・)
魔王「そうだ、目を瞑れ。どうせ当たらぬ。 空気の震えを感じ取れ、犬が攻撃する瞬間に剣を振るえ」
ケルベロス(ど、どうすれば・・・・・?)
魔王(お前のタイミングで攻撃して構わん。 ただし剣が当たれば攻撃を止めろ)
ケルベロス(む、無茶を言う・・・・・・)
ケルベロス「グ・・・ルルル・・・・・・」
女勇者「すぅーーーっ・・・・・・はぁーーーーっ・・・・・・」
魔王「そうだ、恐れるな。お前が振るうは虚空へ。 全力で震える空気を切れ」
女勇者「・・・・・・すぅ」ピィィン
ケルベロス「・・・・・・・グ、グオアアアアッ!! ダァヤォオオッ!!」グワッ
女勇者「・・・・・・いやあああッ!!!」カッ
ケルベロス「・・・・・・!?」シュゥウ・・・
女勇者「・・・・・・?」
魔王「うむ。 合格だ。 見事一撃入れることが出来たな」
ケルベロス(魔王様!! 何故間に入られたのですか!!)
女勇者「き、騎士さん。 なんで・・・・・!?」
魔王「なに、この馬鹿犬が一撃受けたぐらいでは止まらなかったのでな」
>>156 使い方を知らない設定
学べば、使える筈、という設定でお願いします
学べば、使える筈、という設定でお願いします
ケルベロス(す、すいません魔王様、どうにも止めることが・・・・・・)
魔王「犬はよい。 この女勇者の一撃がまだまだ甘いから、押し切られる。 明日からも訓練だな」
女勇者「き、騎士さん・・・・・、すみません未熟なばっかりに・・・・・・」
魔王「いや、未熟なものか。 空気の震えへ反射的に剣を振った時点で予想以上だ。 才能か」
女勇者「そ、そうですか? 私夢中で・・・・・・えへへ」
魔王「しかし、威力に関しては及第点以下だ。 本気ならばこの豪腕を真っ二つに出来た筈」
女勇者「・・・・・・はい」
魔王「筋力で威力を上げようと考えるな。体中に満ちている魔力で己を強化する、明日からは突き詰めて教えよう」
女勇者「え、じゃぁ今日は・・・・・・」
魔王「うむ。 休め」
女勇者「やたーっ!」
魔王(ふふ、可愛いものだ。 ・・・・・・・待て、私は何を思った。 無意識に、何を・・・・・・)
側近「・・・・・・」
女勇者「側近さん、今日も一緒にお風呂入りましょーっ!」
側近「あ、はい。 わかりました。 先に入っておいてください」
女勇者「はい、待ってますね!」
側近「・・・・・・」
女勇者「ふーっ・・・・・・、この温泉のお蔭でなんとかもってるかんじがしますー・・・・・」
側近「ふふっ・・・・・そうですね・・・・・・」
女勇者「・・・・・・ねぇ、側近さん。 なんだか最近、・・・・・・悩んでますか?」
側近「! ・・・・・・そ、そんな事は、・・・ありませぬ」
女勇者「うそだぁ、元気ないですもん。 相談ならうけますよ! 側近さんにはいつもお世話になってますし!」
側近「・・・・・・女勇者殿は、純粋ですね。 羨ましいです・・・・・」
女勇者「じゅ、純粋・・・・・・? そ、そんな事ないですよ!」
側近「そうですか? ふふ」
側近「・・・・・・貴女は、身近な人が敵だと分かったら・・・・・・どうしますか?」
女勇者「? てき・・・・・・?」
側近「分かりませんか? たとえば、私が、敵だったら・・・・・・」
女勇者「え!? 側近さん敵だったんですか!? 誰の敵ですか!」
側近「え、貴女・・・・・ふふふ、あははっ。 女勇者殿は可愛いですね」
女勇者「え、そんな、可愛いなんて・・・・・・」
側近「・・・・・もし、もし貴女の敵が私だったなら、どう、思いますか?」
女勇者「? ・・・うーん、側近さんはどうなんですか? もし、私が側近さんの敵だったら・・・・・・」
側近「それは・・・・・・嫌いに、なれないと、思います」
女勇者「そうですよね! だから私も側近さんを嫌いになったりしません、だって、友達ですもん!」
側近「と、ともだち・・・・・・」
女勇者「いや、お姉ちゃんかな、やっぱり・・・・・・、あ、それとも、こんなの、迷惑ですか・・・・・・?」
側近「いえ・・・・・・・とても・・・嬉しいです・・・・・・」
女勇者「? てき・・・・・・?」
側近「分かりませんか? たとえば、私が、敵だったら・・・・・・」
女勇者「え!? 側近さん敵だったんですか!? 誰の敵ですか!」
側近「え、貴女・・・・・ふふふ、あははっ。 女勇者殿は可愛いですね」
女勇者「え、そんな、可愛いなんて・・・・・・」
側近「・・・・・もし、もし貴女の敵が私だったなら、どう、思いますか?」
女勇者「? ・・・うーん、側近さんはどうなんですか? もし、私が側近さんの敵だったら・・・・・・」
側近「それは・・・・・・嫌いに、なれないと、思います」
女勇者「そうですよね! だから私も側近さんを嫌いになったりしません、だって、友達ですもん!」
側近「と、ともだち・・・・・・」
女勇者「いや、お姉ちゃんかな、やっぱり・・・・・・、あ、それとも、こんなの、迷惑ですか・・・・・・?」
側近「いえ・・・・・・・とても・・・嬉しいです・・・・・・」
女勇者「はぁ、良かった・・・・・・・あ、えっと、悩んでたのってその事なんですか?」
側近「え、ええまぁ、そんなとこです・・・・・」
女勇者「そうですか! よかったです、解決して! じゃぁ、久しぶりに洗いっこしましょうか」
側近「・・・・・・いいのですか? 念入りに洗いますよ?」
女勇者「う・・・・・・。い、いいですよ、でも側近さんは二分です、二分だけですよ!」
側近「ふふ、いいですよ。 二分で、余裕です」
女勇者「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
側近「あら、どうしたのですか? まだ一分ですが」
女勇者「うぅ・・・・・・いじめっこです。 側近さんは・・・・・」
側近「ふふっ・・・・・・(魔王殿、私にはこの少女を・・・・・・)」
側近「魔王殿、よろしいですか」コンコン
魔王「ん、側近か、入れ」
側近「は」
魔王「で、どうしたのだ?」
側近「・・・ええ、実は、女勇者殿の訓練について全体の予定を聞いていなかったので」
魔王「ああ、うむ。 呑み込みの速さから見て、この予定で十分な筈だ、見てくれ」
側近「・・・・・・まだ半年ある筈ですが、これは余りにも激務なのでは・・・・・・?」
魔王「もう、剣の型は出来ている。 後は実践だ」
側近「しかし、このリストを見ても生半可な訓練ではありませぬ。 私より遥かに強いものばかりではないですか!」
側近「今日は魔王殿が止めに入れたものの、この連中では万が一に間に合いませぬ! 殺す気ですか!?」
魔王「だが、大魔王はそれらより遥かに強い。そして最後は私も女勇者と相手をするつもりなのだ」
側近「な・・・・・・!」
魔王「側近、大丈夫だ。私の目の前であいつが死ぬ様な事態にはさせぬ。心配するな」
側近「・・・・・・」
魔王「・・・・・・情を移すな、と言わなかったか? 女勇者の苦しみをいかにもお前が味わっている様だ」
側近「・・・・・・はい、申し訳、ありませぬ」
魔王「ふぅ。 側近、もう、戦いが始まるのだ、後半年で。 それまでに間に合わせる」
側近「はい・・・・・・」
魔王「話は終わりだ。そのリストの魔物に声をかけておけ」
側近「・・・・・・あの」
魔王「ん?」
側近「女勇者は、どうなるのでしょうか・・・・・・?」
魔王「・・・・・・どういう意味かな」
側近「大魔王に匹敵する力を得た後は・・・・・・どうするので」
魔王「殺す。 私が。 私の力を護る為に、な」
側近「・・・・・・」
魔王「なんだ、本当はどう思っているのだ、側近。 聞いてやる」
側近「友達・・・・・・です」
魔王「・・・・・・」
側近「・・・・・・」
魔王「ふん。 残念だ、お前がそこまで毒されていようとは・・・・・失望したぞ。 勇者とはなんだ? 言ってみろ」
側近「敵、です」
魔王「そうだ、敵だ。 相容れぬものだ。 それを、友達だと?」
側近「か、彼女は、純粋です。 ただの、少女ですよ! 勇者などでは、ないです」
魔王「勇者だ。勇気ある者。正義の為の力に責任を持ち、意思を力に変える人間。 それはまさしくあの娘の事だ」
脳内で外見を二次キャラに置き換えてみたら何故かぷよぷよのサタン、ルルー、アルルになった
何故だ
何故だ
最後は魔王様を巡って争う三角関係ラブコメになるんだろ?そうなんだろ?
側近「・・・しかし、本当は魔王殿も愛おしく思っているのでは!? 私は知っていまする。魔王殿の彼女に向ける、瞳を!」
魔王「黙れ」
側近「!」
魔王「・・・・・・・・・確かに、愛おしいな。 あの者を、ただの人間とは思えぬ。 だが、だからこそ・・・・・・」
魔王「・・・・・・私は、拒絶が怖いのだ。 たった一人の人間の拒絶が、非道を尽くす魔王にとって最も恐ろしいのだ」
魔王「側近よ。私は魔王だ。ならば魔王らしく振舞う。 だから・・・・・・口出しするな」
側近「っ・・・・・・・・・・・・は」
魔王「もう、下がれ」
側近「は・・・・・・」ガチャ
魔王「・・・母上、人間とは意思を力に変えることが出来る。しかし魔王には・・・剣を自分の為に扱う魔王には無理なのだ」
魔王「・・・・・・母上、貴女は何故あの剣を使えたのですか・・・・・・意思を力に変える、あの剣を・・・」
>>186
魔王△
魔王△
魔王「さて、女勇者には構え、始め魔力量による斬撃の強化まで指南した結果」
魔王「・・・・・・威力ならば私の全力の三分の二程度まで到達した」
女勇者「はいッ!」
魔王「よって、これからは実践訓練のみだ。 犬はもう相手にならんだろうから、コイツを連れてきた」
天狗「・・・・・・」
魔王「速さ等の身体能力はお前の遥か上を行く。 この天狗に一撃当ててみろ」
女勇者「あの・・・・・・騎士さん」
魔王「なんだ」
女勇者「騎士さんって、変わった友達・・・多い、ですよね・・・・・・」
魔王「う、む。 ・・・・・・コイツはシャイでな。天狗の面を被ってないと落ち着かんのだ」
天狗「・・・・・・」
女勇者「は、はぁ・・・・・・」
魔王「・・・・・・威力ならば私の全力の三分の二程度まで到達した」
女勇者「はいッ!」
魔王「よって、これからは実践訓練のみだ。 犬はもう相手にならんだろうから、コイツを連れてきた」
天狗「・・・・・・」
魔王「速さ等の身体能力はお前の遥か上を行く。 この天狗に一撃当ててみろ」
女勇者「あの・・・・・・騎士さん」
魔王「なんだ」
女勇者「騎士さんって、変わった友達・・・多い、ですよね・・・・・・」
魔王「う、む。 ・・・・・・コイツはシャイでな。天狗の面を被ってないと落ち着かんのだ」
天狗「・・・・・・」
女勇者「は、はぁ・・・・・・」
天狗「・・・・・・」
魔王「構えろ、女勇者。 もう始めるぞ」
女勇者「は、はいッ!」キッ
天狗「・・・・・・」シュッ
女勇者「わっ・・・・・・!」
魔王「速さに翻弄されるな。 教えただろう、見えない敵は見ようとするな」
女勇者「はい・・・・・・っ!」スッ
天狗「・・・・・・!?」
魔王(・・・・・・綺麗な構えだ、加護を抜きにしても隙が無い。 あの天狗を警戒させるとはな)
天狗「・・・・・・」チラリ
魔王「不服だろうが近接攻撃だけだ。 翻弄してやれ」
天狗「・・・・・・」ダッ
魔王(さて、どう攻撃する・・・・・・? 今の女勇者では、攻略に一週間掛かるはずだ・・・・・・)
天狗「・・・・・・!」ダッ ドッ ドンッ
魔王(・・・・・・天狗にしてはえらく警戒しているな。 もっと変わり身を使ってガンガン攻める奴なんだが)
女勇者「・・・・・・すぅ」
天狗「・・・・・・ジャッ!」シュドッ
魔王(おお、女勇者の後ろから様子見の刺突・・・・・・。っな!?)
女勇者「っ、いやああああああっ!!!」ドジュッ
天狗「!!? ・・・・・・グボッ・・・・・・!」ドサッ
魔王「馬鹿な・・・・・・後ろへ振り向いての一撃を、あの速さで・・・・・・!」
魔王(確かに最終的に構える事が出来る体制に持っていけばいいと教えたが・・・・・この実戦の中で・・・・・・)
側近「天才、ですね・・・・・・」
魔王「う、む。 私、以上だ・・・・・・」
>>195
そうなの?
そうなの?
>>195
ちがくね?
ちがくね?
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