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元スレ魔王「勇者を育成・・・・・・」
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女勇者「あの、す、すいません。 人を待っているので・・・・・・」
魔王「ん?」
街人「いいじゃねぇか。 ちょっとだけ付き合ってくれよ。な? 良い宿紹介するから」
女勇者「こ、困ります。 もう宿は決めてるので・・・・・・」
魔王(ふむ、絡まれたのならさっさと追い払えば良いものを・・・・・・間に入るか)
街人「あんなボロイ宿なんてやめとけって。お金ないんだろ? 面倒見てやるから、な?」スッ
女勇者「きゃ」バチッ
街人「アギャッ!」
魔王「!? なんだ、加護か?」
女勇者「あ、騎士さん!! 助けてください、なんか変な人が・・・・・・」サッ
街人「いってぇ・・・・・・何しやがった女ぁ・・・・・・!」
魔王「おい、失せろ」
街人「は・・・・・・」
魔王「失せろ、と言った」ジャキ
街人「な、なんだよ、マジになりやがって・・・・・・」
魔王「・・・・・・」
街人「く、くそ・・・・・・」タッ
魔王「なんだあの男は」
女勇者「宿を借りたときから引っ付いてきて・・・・・・。 追い払ってくれて有難うございます」ギュ
魔王「いや、それより先刻の加護は何だ?」
女勇者「え?」
魔王「え、じゃない。 お前に触れようとした手が弾かれたように見えたが」
女勇者「あ、そういえばそうですね。 な、なんでだろ・・・・・・」
まちがった>>52
側近「・・・・・・」
女勇者「あれ? この女の人は誰ですか・・・・・・?」
魔王「あ、ああ、私の部下だ。 この街にはお前に合う剣が無かったのでな。 故郷から持ってきて貰った」
女勇者「そ、そうですか・・・・・・それは、どうもすみません・・・・・・」
魔王「ここでは少し人目につく。街の外れに行こう。 側近」
側近「は」シュン
女勇者「え、い、いつのまに・・・・・・」
魔王「では、これを持ってみろ、女勇者」チャキン
女勇者「え、なにこれ・・・・・・綺麗・・・・・・」
魔王「・・・・・・どうだ、軽いか?」
女勇者「は、はい。 凄く軽いです」
魔王「側近、これは・・・・・・」
側近「・・・・・・ええ」
>>54
失せろゴミ
失せろゴミ
魔王「私達は離れておくから、自由に剣を振ってみろ」
女勇者「は、はい」
女勇者「・・・・・・すぅーはぁー・・・・・・。 っ、たぁい!!」ブワァッ
側近「なんと・・・・・・」
女勇者「す、凄い・・・・・・いやぁッ! ふぅーっ・・・・・・・はぁぁっ!!」
魔王「全てが拙い筈なのに、風が・・・・・・これは・・・・・・」
魔王(そうだ・・・・・・この光景は・・・・・・懐かしいぞ、あの姿だ・・・・・・見たことがある・・・・・・)
魔王「ふ、ふはは・・・・・・、は、母上だ・・・・・! 母上の剣が・・・・・・見えるぞ・・・・・・」
側近「・・・・・・」
>>59そこまでコピペなんだっけか?
女勇者「はぁ、はぁ、ふぅ、ふぅ・・・・・・」ドサリ
魔王「ふ、飯も食わず、あれから日付が変わるほどに剣を振ったのだ。よほど、その剣が気に入ったと見える」
女勇者「は、はいぃ・・・・・・。 凄くよかったです・・・・・・まるで自分じゃないような・・・・・・」
魔王「そうか、それは良かった。 側近」
側近「・・・・・・」
魔王「側近!」
側近「は、はっ! な、なんでしょうか魔王殿」
魔王「女勇者にあの剣はくれてやる。 それでよいな?」
側近「私は、魔王殿の決定に逆らうつもりはありませぬ。 どうぞご随意に」
魔王「・・・・・・今まで一言も喋らなかったが、どうかしたのか」
側近「! ・・・・・・そんな事は、ありませぬ」
>>59
コピペに反応するんじゃない
コピペに反応するんじゃない
魔王「まぁ、よい。 ところで女勇者、何処の宿を・・・・・・寝ている」
女勇者「ん、すぴー・・・・・・んんぅ・・・・・・・」
魔王「ふん、全く、これでは宿をとらせた意味が無い。 側近お前はどうする」
側近「は?」
魔王「一緒にあの街で泊まるか?」
側近「・・・・・・いえ、遠慮しておきまする。 それよりも、魔王城で休まれた方がいいのでは?」
魔王「起きた時に風景が魔物だらけではおかしいだろう。 宿にキャンセルを入れて来ねばならんし」
側近「しかし、訓練も魔王城の方が滞るのではないですか? 人間の姿に化けれぬ者達は追い出せば宜しいのです」
魔王「ふむ、一理ある。 しかし追い出すのはな・・・・・・」
側近「心配要らずとも出て行った魔物たちの住処は早急に作らせまする。 是非私の目の届く場所で!」
魔王「わ、わかった。あ、相変わらずお前の意見は頼りになるな、そのようにしよう」
魔王「・・・・・・しかし宿を探してキャンセルを入れてからな」
女勇者「ん、っ、・・・・・・え、あれ?」
側近「起きられましたか。 ご気分はどうです?」
女勇者「あ、騎士さんの、部下さん。 おはようございます、だ、だいじょぶです。あの、ところで・・・」
側近「なにか?」
女勇者「ど、どこですか? ここ・・・・・・」
側近「貴女の言う騎士殿の家です。 そして私の事は側近と御申し付け下さい」
女勇者「は、はい側近さん。 ・・・・・・で、なんで私は騎士さんの家に・・・・・・?」
側近「貴女が昨日疲労からの昏睡状態となってしまって宿の場所を聞けなくなったのです」
側近「その為、已む無く我が主が貴女を家まで連れて来たのです」
女勇者「え、ええー。 そ、それはごめんなさい・・・・・・」
側近「いえ、どうせ強くなるならばここで修行した方がよろしいですから。 いずれ来たと思います」
女勇者「はぁ」
女勇者「あ」グゥ
側近「ふふ、丸一日程何も食べてないんでしたね。今は昼過ぎなので軽食ですが、持って来ましょう」
女勇者「ほ、ほんとですか? わぁい」
側近「どうぞ」
女勇者「わぁ、さ、さんどいっち・・・・・・頂きます!」
側近「どうですか?」
女勇者「お、おいし・・・・・・側近さんが作ったんですか?」
側近「ええ、主殿への料理は私がたまに。 普段は侍女達がほとんどですがね」
女勇者「いいなぁ、私料理できないんです・・・・・・教えてくれませんか? さんどいっち」
側近「ええ、それぐらいなら。あ、食べ終わったのなら主殿に挨拶へ行かれて下さいね」
女勇者「あ、は、はいわかりました」
魔王「おお、やっと回復したのか」
女勇者「は、はい。ごめんなさい。なんだか迷惑かけたみたいで・・・・・・」
魔王「いや、いい。寝ている間に勝手に連れてきたのは私だから、本来なら責めて貰っても構わぬ」
女勇者「い、いえそんな・・・・・・。 あ、あの、ここ凄い城ですね・・・・・・」
魔王「ん、あ、ああ。 えっと、土地が悪いから安いのだ。 仕え人も少ないだろう?」
女勇者「そ、うですか・・・・・・?」
側近(十分富裕層レベルです・・・・・・)ヒソヒソ
魔王「(そ、そうか。すまん)ま、まぁ、あまり気にするな。 自分を鍛えるのには良い場所なのだ」
側近「・・・・・・我が主は、各地で様々な功績を立てている為、こうして富裕層の仲間入りをしていまする」
女勇者「そうなんですか! はぁ、騎士さん凄いんですね・・・・・・・」
魔王(すまん、助かった側近)ヒソヒソ
側近(いえ)
女勇者「それに、凄く大きなペットとかもいるし・・・・・・。騎士さん動物好きなんですか?」
魔王「いや、それは(人に変化できなかったものが、唯小さくなっているだけなのだが・・・・・・)」
側近「ええ、立地が悪いので醜くなって生きられぬ者を我が主が拾っていると、こんなに」
女勇者「へえー。優しいんですね、騎士さん」
側近「ええ、醜いものばかり拾って・・・・・だから皆不細工でしょう?」
魔物達(ひでえよ、姐さん・・・・・・)
女勇者「そう、ですか? けっこーかわいいですけど・・・・・・」
魔物達(おお、嬉しいこと言うじゃねえか)
魔物達(でも、怖がらせるのが仕事だから不細工でも良いんじゃ・・・・・・)
魔物達(うるせぇ、小さい時ぐらい愛らしくていいじゃねえか)
側近(いえ)
女勇者「それに、凄く大きなペットとかもいるし・・・・・・。騎士さん動物好きなんですか?」
魔王「いや、それは(人に変化できなかったものが、唯小さくなっているだけなのだが・・・・・・)」
側近「ええ、立地が悪いので醜くなって生きられぬ者を我が主が拾っていると、こんなに」
女勇者「へえー。優しいんですね、騎士さん」
側近「ええ、醜いものばかり拾って・・・・・だから皆不細工でしょう?」
魔物達(ひでえよ、姐さん・・・・・・)
女勇者「そう、ですか? けっこーかわいいですけど・・・・・・」
魔物達(おお、嬉しいこと言うじゃねえか)
魔物達(でも、怖がらせるのが仕事だから不細工でも良いんじゃ・・・・・・)
魔物達(うるせぇ、小さい時ぐらい愛らしくていいじゃねえか)
>>65
ここで魔王殿って言ってるのは名前を言ってるって認識でいいのかな?
ここで魔王殿って言ってるのは名前を言ってるって認識でいいのかな?
>>75 うわぁマジだ・・・・・・。
えーと、はいそれで、お願いします。 まぁ、この時点で気絶してるんでよしという事で
えーと、はいそれで、お願いします。 まぁ、この時点で気絶してるんでよしという事で
側近「我が主が許せば、何時でも遊べますよ。 今は、まだ駄目でしょうが」
女勇者「そうなんですか?」
魔王「ん、んむ。 今はまだ、危険だな」
女勇者「危険・・・・・・?」
魔王「おお、そうだ。 女勇者に聞かねばならん事があるのだ」
女勇者「は、はい。 なんですか?」
魔王「勢いで連れてきたが、ここで戦いを学ぶか、それとも冒険しながら戦いを学ぶか。選んで欲しい」
側近「!」
魔王「冒険は勇者には欠かせぬ。 人との出会い、出来事によって、勇者としての心と技が研磨、洗練されていく」
魔王「しかし、私はその冒険を捨ててでも、一年。ここで修行して欲しいと思っている」
魔王「・・・・・・変な話だが、選んで欲しいのだ。お前に」
女勇者「私は・・・・・・うん」
女勇者「私はきっと・・・冒険に出るにはまだまだなんです」
女勇者「目の前で、人が倒れてても、助けることが出来ない気が、します」
女勇者「・・・・・・だから、騎士さん、ここで私に大事な人の救い方を! 護り方を! 教えてくださいッ!!」
魔王「ふ、勿論だとも。 ・・・一年、一年だ。途中で折れるなよ?」
女勇者「は、はい!」
魔王「では、早速広場でやろう。 側近、女勇者の剣とあいつを用意してくれ」
側近「・・・・・・は」
女勇者「あいつ・・・・・・?」
女勇者「な、なんですか? これ」
魔王「全ての物理攻撃を吸収する軟体生物だ」
側近「そして、攻撃が大きければ大きいほど細かく露散し、また集まります。つまり、一撃の大きさを測れるのです」
女勇者「ま、魔物じゃないですか・・・・・・!」
魔王「うむ、だが私の従順なペットだ。 攻撃能力は無いに等しいし、火に弱いから安心しろ」
スライム(・・・・・・)プルプル
女勇者「は、はぁ・・・・・・。そ、それなら・・・・・・確かに、良く見たらかわいいですし・・・・・・」
魔王「ほら、これがお前の剣だ。 あの生物に振ってみろ」
女勇者「は、はい・・・・・・。 はぁーーーっ・・・・・・てぇい!!」シュ ポン
側近「・・・・・・7粒ですか。 まずまずですかね」
魔王「うむ。 力の入れ方に変な癖がある。 力の入れ所を知れば20はいったな」
女勇者「う、そうですか・・・・・・頑張ったんですけど」
スライム(ふぅ・・・・・・よゆー・・・・・・・よゆー)プルルン
魔王「・・・・・・よし、お前が目指すべき一撃を示しておこう。 今度は目で、私の斬撃を感じろ」
スライム(え? まおうさまのいちげきなんてもらったらもとにもどれなく)プルプル
魔王「すーーーっ・・・・・・、・・・・・・ぬ、ぅえあ!!」ドッ パァン
女勇者「う、わぁ・・・・・・・」
側近「お見事です」
女勇者「凄い、だって水滴が見えないぐらい小さくて・・・・・・」
魔王「このレベルまで、一年で到達してもらう」
女勇者「そ、そんな・・・・・・!」
魔王「でなければ、お前はいずれ死んでしまうだろう。 この方法が一番理に適っているのだ」
魔王「さて、コイツが元に戻るまで暇だろう。 一撃を極める為の構えを教えよう」
女勇者「は、はい」
魔王「剣は、腕先だけの力で振るえば威力も無く弾かれる。 体全体の力を剣に乗せることが出来る構えが必要だ」スッ
女勇者「は、はぁ。 え、あ、腕を、はい」
魔王「そうだ上段に構えて・・・・・・利き手は右だろう。 なら右手を・・・・・・そう」
側近「・・・・・・」
女勇者「こ、こうですか。 はい、えっと・・・・・・」キュッ
魔王「足を踏ん張る為に前へ出して・・・・・・出しすぎだ。 もう少し、自分が踏ん張れる・・・・・・そうだ」
側近「・・・・・・」
女勇者「えっと、脇を・・・・・・。 ぁ・・・・・・きゃっ」
魔王「ん、くすぐったかったか? 悪い」
女勇者「い、いえ、いえっ・・・・・・な、なんでもないです・・・・・・」
側近「・・・・・・」
魔王「よし、そうだ。 もう少し腰に力を入れて体を固定させろ。 うん」
女勇者「で、できましたか・・・・・・?」
魔王「うむ。 よし、その体制で目を瞑れ。ゆっくり深呼吸しろ。 呼吸で体全体の力を感じるんだ」
女勇者「・・・・・・ふぅーーっ・・・・・・はぁぁーーーっ・・・・・・」
魔王「さて、そろそろ・・・・・・なんで睨みつけるんだ。側近」
側近「・・・・・・なんでも、ありませぬ」
魔王「? なんだ、まだコイツは元に戻ってないのか。側近、魔法をかけてやれ。ただし出現は女勇者の目の前だ」
側近「・・・・・・は」ブツブツ
スライム(っぷ・・・・・・ひゃーー・・・・・・・やっともどれたお・・・・・・つかれたお・・・・・・)プルル
魔王「・・・目を閉じたまま、規則正しい呼吸の中で力が一番大きく集まる瞬間だ。 それを見極め、振り落とせ」
女勇者「すぅ・・・・・・はぁ・・・・・・すぅ・・・・・・」カッ!!
スライム(!? ちがう、さっきのとは・・・・・・まるでまおうさまの・・・・・・)プルッ
女勇者「・・・・・・・っだッ!!!」ドン ボワッ
側近「! ・・・・・・な、んと」
魔王「ふむ、40は、下るまい」
女勇者「や、やった、出来ましたよ、騎士さん!! 私も!」
魔王「ああ、見事だ。後は垂直の振り方と細かな体運動で三桁近くいく。今日はもう暗い。明日教えるから飯にしよう」
女勇者「は、はい! あ、も、もしかして側近さんがつくるんですか!?」
側近「え? ええまぁ、その積もりですが」
女勇者「うわぁい、楽しみです!」
魔王(そういえば、余り食べずにあの剣を振ったのだったな・・・・・・)
側近(は、はい。 少しの軽食のみです)
魔王(末恐ろしいな、普通は構えを言われたとおり実践するなど並大抵の事ではないのに・・・・・・)
側近(・・・・・・そうですね、昔の魔王殿を見ているようです)
魔王(そ、そうか。・・・・・・憶えていたのか? 父上に私が指導されていた頃は、まだお前小さかったろう)
側近(忘れませんよ。・・・・・・魔王殿の、事では)
侍女「では、ここでお待ち下さい」
魔王「うむ、ご苦労。 さ、女勇者」
女勇者「え、あ、は、はい・・・・・・」
魔王「どうした?」
女勇者「え、えと・・・・・・こんな綺麗な所で食べたこと無いので、マナーとか・・・・・・」
魔王「ふ、気にするな。私も貴族のマナーなど無い、気にせず何時も通りで構わん」
魔王「ふむ。 後ろの侍女が気になるようなら下がらせる」
侍女「・・・・・・」
女勇者「いえいえ、そんな・・・・・・」
魔王「ああ、そうそう、その侍女はこれからのお前のお付だ。 何かあればそいつに言え」
侍女「よろしくお願い致します。 女勇者様」
女勇者「は、はぁ」
魔王「うむ、ご苦労。 さ、女勇者」
女勇者「え、あ、は、はい・・・・・・」
魔王「どうした?」
女勇者「え、えと・・・・・・こんな綺麗な所で食べたこと無いので、マナーとか・・・・・・」
魔王「ふ、気にするな。私も貴族のマナーなど無い、気にせず何時も通りで構わん」
魔王「ふむ。 後ろの侍女が気になるようなら下がらせる」
侍女「・・・・・・」
女勇者「いえいえ、そんな・・・・・・」
魔王「ああ、そうそう、その侍女はこれからのお前のお付だ。 何かあればそいつに言え」
侍女「よろしくお願い致します。 女勇者様」
女勇者「は、はぁ」
側近「夕飯、出来ました。 女勇者殿はお酒、飲まれますか?」
女勇者「あ、いえ、私、駄目です・・・・・・」
側近「そうですか。 主殿もお酒は飲めないので、私だけですね」
女勇者「え・・・・・・!? 騎士さん飲めないんですか?」
魔王「・・・・・・そうだが?」
側近「ふふ、意外ですか」
女勇者「は、はい・・・・・・」
魔王「ふん、放っておけ」
側近「そう、不機嫌になさらず。 侍女達、開けなさい」
侍女「は」カパ
女勇者「わぁ・・・・・・!」
側近「では、好きなだけ」
女勇者「いいんですか!?」
側近「ええ、それに、貴女の訓練はこれから熾烈を極めるでしょう。 女勇者殿は食べれるだけ食べたほうがいいですね」
女勇者「え・・・・・・。 それを聞くと食欲が・・・・・・ほんとですか?」
魔王「ああ。 ここに居る限り、睡眠と飯を十分にとらねば、体が持たぬだろう。 食べておけ」
女勇者「は、はぁ・・・・・・」モソモソ ・・・・・・パァアッ
女勇者「お、おいしい・・・・・・!」パクパク モッキュモッキュ
魔王「・・・・・・現金な奴だな」
側近「いえ、これ程まで喜ばれるのは久しぶりなので気分が良いです」
魔王「ん、そんなに私は反応が薄かったか・・・・・・?」
側近「いえ」
魔王「お前は最近私に冷たい気がするな・・・・・・」
側近「そんなことは、・・・・・・ありませぬ(・・・・・・・誰のせいだと思っているのですか)」
女勇者「はぁ、お腹一杯・・・・・・!」
侍女「女勇者様。 お湯浴みの時間です」
女勇者「え・・・・・・・?」
侍女「どうぞ、こちらに」
女勇者「湯浴み? 水浴びじゃなくて・・・・・・?」
侍女「タオルを体に巻いてくださいね」
女勇者「す、すごい・・・・・・湯気が・・・・・・」
側近「やはり驚かれますか。 近くに火山があるのでこうして温泉を作ることが出来たのです」
女勇者「あ、じゃぁ火を熾す必要がないのか・・・・・・というか側近さん!?」
側近「私も湯浴みに。 何時もは水浴びでしょう、温かい水にどっぷり浸かるのは癖になりますよ」
女勇者「は、はぁ・・・・・・」
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