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元スレ紅莉栖「メールで告白しちゃう男の人って…」
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確かに、俺は鈴羽の父親捜索にあたるようになってから、ろくにラボに顔を出していなかった。
なるほど…俺が居ない間、ダルも紅莉栖もまゆりも、ラボに残って電話レンジを修理してくれていたのか。
…不甲斐ないな。 狂気のマッドサイエンティストよ。
岡部「う、うむ……それはすまなかった。 埋め合わせは必ずしよう」
紅莉栖「わ、わかればいい。 それじゃ、これからまたDメールの実験するんでしょ?」
当たり前だ。 やる事は一つ。
岡部「すぐにラボに戻る」
紅莉栖「…じゃあ、行って。 私はこのままホテルに帰る」
岡部「なに? 助手は一緒に来ないのか?」
なぜだ……?
紅莉栖「助手じゃない。 ってか……また助手か」
なるほど…俺が居ない間、ダルも紅莉栖もまゆりも、ラボに残って電話レンジを修理してくれていたのか。
…不甲斐ないな。 狂気のマッドサイエンティストよ。
岡部「う、うむ……それはすまなかった。 埋め合わせは必ずしよう」
紅莉栖「わ、わかればいい。 それじゃ、これからまたDメールの実験するんでしょ?」
当たり前だ。 やる事は一つ。
岡部「すぐにラボに戻る」
紅莉栖「…じゃあ、行って。 私はこのままホテルに帰る」
岡部「なに? 助手は一緒に来ないのか?」
なぜだ……?
紅莉栖「助手じゃない。 ってか……また助手か」
岡部「…ああ、助手は助手だろう。 この俺の助手なのだからな」
紅莉栖「…はあ、やっと名前で呼んでくれるようになったと思ったのに。 期待した私が馬鹿でした」
岡部「……いや、でも俺は、お前が助手で本当によかったと思うよ……」
紅莉栖「……現金すぎるぞ。 自分勝手なやつ」
本当に自分勝手だ。 申し訳ない。
岡部「そうだな」
紅莉栖は、ふい、と振り返るとラボとは反対方向に向かって歩き出す。
俺は、紅莉栖の背中に声をかけた。
岡部「助手よ」
彼女は立ち止まらない。
岡部「ありがとう。 気をつけて帰れよ」
紅莉栖の後ろ姿が、だんだんと小さくなっていった。
紅莉栖「…はあ、やっと名前で呼んでくれるようになったと思ったのに。 期待した私が馬鹿でした」
岡部「……いや、でも俺は、お前が助手で本当によかったと思うよ……」
紅莉栖「……現金すぎるぞ。 自分勝手なやつ」
本当に自分勝手だ。 申し訳ない。
岡部「そうだな」
紅莉栖は、ふい、と振り返るとラボとは反対方向に向かって歩き出す。
俺は、紅莉栖の背中に声をかけた。
岡部「助手よ」
彼女は立ち止まらない。
岡部「ありがとう。 気をつけて帰れよ」
紅莉栖の後ろ姿が、だんだんと小さくなっていった。
しばらくしてメールが届く。
frm.助手
Sub.ばか岡部www
『ここまでやってやったんだから、必ず阿万音さんとは上手くいきなさいよw
まあ、ダメだったら私が慰めてやらん事もないが…(笑)
っていうか死ね! 氏ねじゃなくて死ね! 爆発しろリア充!
また明日、ラボで』
岡部「……ううむ」
俺は携帯をしまい、ラボに駆け出した。
ありがとう、紅莉栖。
frm.助手
Sub.ばか岡部www
『ここまでやってやったんだから、必ず阿万音さんとは上手くいきなさいよw
まあ、ダメだったら私が慰めてやらん事もないが…(笑)
っていうか死ね! 氏ねじゃなくて死ね! 爆発しろリア充!
また明日、ラボで』
岡部「……ううむ」
俺は携帯をしまい、ラボに駆け出した。
ありがとう、紅莉栖。
既に暗くなってしまった秋葉原の街を一気に駆け抜ける。
身体の疲れなど、この際無視する。
ラボの前に到着すると、ブラウン氏が店じまいの準備をしていた。
岡部「…ミスターブラウン、今日はもう閉店か?」
天王寺「おう、岡部。 オメェうちのバイトしらねーか? 後で顔出すって言って、まだ来てねぇんだよ」
ブラウン氏は、作業の手を止めて俺に向き直る。
天王寺「……」
急に黙ったかと思うと、あっちこっち見回しながら、コソコソと喋る。
変なクスリなら買わんぞ。 断じて。
天王寺「…なんかあいつ、今頃どっかで泣いてるんじゃねえかって気がしてよ…」
うわ……ブ、ブラウン氏がそんな事を言うと気味が悪いな。
天王寺「また明日になれば店に来るんだろうなぁ? バックレたら承知しねぇぞ…」
岡部「…う、うむ」
身体の疲れなど、この際無視する。
ラボの前に到着すると、ブラウン氏が店じまいの準備をしていた。
岡部「…ミスターブラウン、今日はもう閉店か?」
天王寺「おう、岡部。 オメェうちのバイトしらねーか? 後で顔出すって言って、まだ来てねぇんだよ」
ブラウン氏は、作業の手を止めて俺に向き直る。
天王寺「……」
急に黙ったかと思うと、あっちこっち見回しながら、コソコソと喋る。
変なクスリなら買わんぞ。 断じて。
天王寺「…なんかあいつ、今頃どっかで泣いてるんじゃねえかって気がしてよ…」
うわ……ブ、ブラウン氏がそんな事を言うと気味が悪いな。
天王寺「また明日になれば店に来るんだろうなぁ? バックレたら承知しねぇぞ…」
岡部「…う、うむ」
天王寺「まあ、気がするってだけなんだけどよ、俺の勘はこれで、結構当たっちまうんだよな…」
痛々しいな。 ムキムキのおっさんが勘だとか予感だとか。
そろそろ終わりにして、ブラウン氏がこれ以上、黒歴史を作り上げないようにしてやらなければ。
岡部「す、鈴羽なら俺が今から連れ戻す。 その代わり、ちょっと揺れるが勘弁してくれ」
天王寺「なにぃ? 岡部テメェ、またあのグラグラをやるつもりか」
岡部「…鈴羽を見つけるためだ。 その代わり、家賃増額でも何でもすればいい」
望むところだ。
天王寺「ああん? 話がさっぱり見えねぇな……」
いや……その、勘とやらで察してくれ。
ブラウン氏が黙って、俺の顔を睨む。
痛々しいな。 ムキムキのおっさんが勘だとか予感だとか。
そろそろ終わりにして、ブラウン氏がこれ以上、黒歴史を作り上げないようにしてやらなければ。
岡部「す、鈴羽なら俺が今から連れ戻す。 その代わり、ちょっと揺れるが勘弁してくれ」
天王寺「なにぃ? 岡部テメェ、またあのグラグラをやるつもりか」
岡部「…鈴羽を見つけるためだ。 その代わり、家賃増額でも何でもすればいい」
望むところだ。
天王寺「ああん? 話がさっぱり見えねぇな……」
いや……その、勘とやらで察してくれ。
ブラウン氏が黙って、俺の顔を睨む。
や、やっぱり……こわい…。
思わず目が泳ぐ。
ブラウン氏は、ひとしきり俺の顔を睨むと、軽くため息をついた。
天王寺「…チッ、本当にバイトを連れ戻すためなんだろうな? 嘘だったら、本当に家賃上げっからな」
ブラウン氏…。
天王寺「……しゃあねぇ。 とりあえず、お前に任すわ。 行け、どんだけでもグラグラやりやがれ」
岡部「わかった…約束する!! ありがとう、ミスターブラウン!」
天王寺「お、おう。 …それじゃ、もうちょっと店を開けとくからよ。 言っとくが、ビルは壊すなよ!」
やれだの壊すなだの。 忙しいおっさんだな。
いいおっさんだが。
聞くか聞かないかのところで俺は駆け出し、階段を2段飛ばしで駆け上がる。
思わず目が泳ぐ。
ブラウン氏は、ひとしきり俺の顔を睨むと、軽くため息をついた。
天王寺「…チッ、本当にバイトを連れ戻すためなんだろうな? 嘘だったら、本当に家賃上げっからな」
ブラウン氏…。
天王寺「……しゃあねぇ。 とりあえず、お前に任すわ。 行け、どんだけでもグラグラやりやがれ」
岡部「わかった…約束する!! ありがとう、ミスターブラウン!」
天王寺「お、おう。 …それじゃ、もうちょっと店を開けとくからよ。 言っとくが、ビルは壊すなよ!」
やれだの壊すなだの。 忙しいおっさんだな。
いいおっさんだが。
聞くか聞かないかのところで俺は駆け出し、階段を2段飛ばしで駆け上がる。
岡部「ダル!」
俺は、ラボに飛び込むなり叫んだ。
ダル「おいおい、なにやってんだお。 遅いぞオカリン。 牧瀬氏から話は聞いたん?」
岡部「ああ、待たせたな。 それで…」
ダル「うん、電話レンジ(仮)はいつでも使用可能だお。 あとは、阿万音氏のメールアドレスと送る文章があればおk」
岡部「そうか……ありがとう、ダル」
ダル「よせよ、オカリンに礼を言われるとむず痒いでござる。 礼なら、全部終わった後に、だぜ?」
そう言って照れたダルは、帽子を目深に被ってPCの画面に向き合う。
ダル「……鈴羽を……頼んだぞ」
岡部「…え?」
今のは、明らかにダルとは声色が違う。 壮年の男のような声だった。
ダル「ん? なんか言った?」
……こういう時だけイケメンになりやがって。 今の隠し芸は驚いたぞ。
鈴羽のメールアドレスを、うーぱの付箋に書いて渡すと、ダルはそれをPCから入力する。
俺は、ラボに飛び込むなり叫んだ。
ダル「おいおい、なにやってんだお。 遅いぞオカリン。 牧瀬氏から話は聞いたん?」
岡部「ああ、待たせたな。 それで…」
ダル「うん、電話レンジ(仮)はいつでも使用可能だお。 あとは、阿万音氏のメールアドレスと送る文章があればおk」
岡部「そうか……ありがとう、ダル」
ダル「よせよ、オカリンに礼を言われるとむず痒いでござる。 礼なら、全部終わった後に、だぜ?」
そう言って照れたダルは、帽子を目深に被ってPCの画面に向き合う。
ダル「……鈴羽を……頼んだぞ」
岡部「…え?」
今のは、明らかにダルとは声色が違う。 壮年の男のような声だった。
ダル「ん? なんか言った?」
……こういう時だけイケメンになりやがって。 今の隠し芸は驚いたぞ。
鈴羽のメールアドレスを、うーぱの付箋に書いて渡すと、ダルはそれをPCから入力する。
しばらくして、まゆりもラボに戻ってきた。
ダル「あ、まゆ氏おかえり」
まゆり「トゥットゥルー♪ 紅莉栖ちゃんからメールが来たので戻ってきました。 オカリン、ちゃんと戻ってるねぇ。よかったー」
岡部「すまなかったな、まゆり。 お前にも迷惑をかけた…」
ダル「まゆ氏は、オカリンが血相変えて飛び出してった後、すぐに阿万音氏を探しに行ってくれてたのだぜ」
まゆり…。
岡部「そうだったのか……ありがとう、まゆり」
まゆり「ううん、いいの。 スズさんが居なくなって寂しそうにしてるオカリンなんて、見たくないからねぇ」
どいつもこいつも……。
後で全員50円払えよな。
視界がぼやけそうになるが、グッとこらえる。
ダル「あ、まゆ氏おかえり」
まゆり「トゥットゥルー♪ 紅莉栖ちゃんからメールが来たので戻ってきました。 オカリン、ちゃんと戻ってるねぇ。よかったー」
岡部「すまなかったな、まゆり。 お前にも迷惑をかけた…」
ダル「まゆ氏は、オカリンが血相変えて飛び出してった後、すぐに阿万音氏を探しに行ってくれてたのだぜ」
まゆり…。
岡部「そうだったのか……ありがとう、まゆり」
まゆり「ううん、いいの。 スズさんが居なくなって寂しそうにしてるオカリンなんて、見たくないからねぇ」
どいつもこいつも……。
後で全員50円払えよな。
視界がぼやけそうになるが、グッとこらえる。
岡部「よし、文章は打ち終えた…。送り先は、3時間前の鈴羽の携帯だ!」
ダル「え? なんだ、本人あてかよ。 オカリン、チキンすぐる」
まゆり「もーぅ、自分で会いにいきなよー。 オカリンの悪いとこだよー?」
いいんだ。 俺はチキンだから。
―――あとは、これを送るだけだ。
ダル「ま、それじゃ、電話レンジ(仮)起動するお!」
ダル「え? なんだ、本人あてかよ。 オカリン、チキンすぐる」
まゆり「もーぅ、自分で会いにいきなよー。 オカリンの悪いとこだよー?」
いいんだ。 俺はチキンだから。
―――あとは、これを送るだけだ。
ダル「ま、それじゃ、電話レンジ(仮)起動するお!」
―――なんとしても、鈴羽を取り戻す。
まゆり「オカリン、スズさんによろしくね♪」
―――たとえ、それが自分勝手な事でも関係ない。
電話レンジ(仮)のターンテーブルが逆回転を開始する。
―――その辺にいる神様とやら。聞いているか? 罰を当てたけりゃ、好きなだけ俺に当てろ。 俺には、鈴羽が必要だ。
ダル「綺麗なターンテーブルだろ? 逆回転してんだぜ、これ」
―――だから、罰を当てられようと、何度でもねじ曲げてやる。
すぐさま、放電現象が始まる。
―――お前には負けない。 鈴羽は、どこへも行かせない。
岡部「いくぞ!」
―――鈴羽、待っててくれ。
俺は、送信ボタンを押した。
まゆり「オカリン、スズさんによろしくね♪」
―――たとえ、それが自分勝手な事でも関係ない。
電話レンジ(仮)のターンテーブルが逆回転を開始する。
―――その辺にいる神様とやら。聞いているか? 罰を当てたけりゃ、好きなだけ俺に当てろ。 俺には、鈴羽が必要だ。
ダル「綺麗なターンテーブルだろ? 逆回転してんだぜ、これ」
―――だから、罰を当てられようと、何度でもねじ曲げてやる。
すぐさま、放電現象が始まる。
―――お前には負けない。 鈴羽は、どこへも行かせない。
岡部「いくぞ!」
―――鈴羽、待っててくれ。
俺は、送信ボタンを押した。
―――また、一緒に星を眺めよう。
―――また、一緒に歩こう。
―――また、一緒に笑おう。
岡部「届けえええええええええ!」
―――また、一緒に歩こう。
―――また、一緒に笑おう。
岡部「届けえええええええええ!」
視界がグニャリ、と歪む。
ダルやまゆりの姿が見えなくなる。
モノクロの世界。
地面に立っているのか、宙に浮いているのかも解らない、不思議な感覚。
俺の身体は、白黒を漂う。
ふと、足許に地面の感覚が戻ってくる。
身体が、重力に引っ張られる。
白黒だった世界に色が付く。
岡部「…ここは」
ラボだった。 ダルやまゆりは居るが、鈴羽の姿は無い。
岡部「そんな……まさか」
失敗だった……?
俺が何か言ったところで、変わるものじゃなかったっていうのか……?
失敗した。
ダルやまゆりの姿が見えなくなる。
モノクロの世界。
地面に立っているのか、宙に浮いているのかも解らない、不思議な感覚。
俺の身体は、白黒を漂う。
ふと、足許に地面の感覚が戻ってくる。
身体が、重力に引っ張られる。
白黒だった世界に色が付く。
岡部「…ここは」
ラボだった。 ダルやまゆりは居るが、鈴羽の姿は無い。
岡部「そんな……まさか」
失敗だった……?
俺が何か言ったところで、変わるものじゃなかったっていうのか……?
失敗した。
俺は、床に膝をつく。
岡部「くそぉっ!!」
床を叩く。 ガツッと鈍い音がして、手がビリビリと痺れた。
そうだ……まだ、何か手はないか…? なにか……。
ダル「うわ、びっくりした。オカリンなにやってるん?」
……え?
まゆり「はやくスズさんのところへ行ってあげなよー」
なに? なんだ? この二人の反応は。
―――まさか。
いい意味で、心臓が高鳴る。 俺は慌てて携帯を取り出した。
着信履歴だ、もしかすると、そこにこそ、答えがあるかもしれない。
震える指で、着信ボックスを開く。 …どうか、有ってくれ……頼む……。
岡部「……あ……っ」
俺は、思わず声をあげた。
岡部「くそぉっ!!」
床を叩く。 ガツッと鈍い音がして、手がビリビリと痺れた。
そうだ……まだ、何か手はないか…? なにか……。
ダル「うわ、びっくりした。オカリンなにやってるん?」
……え?
まゆり「はやくスズさんのところへ行ってあげなよー」
なに? なんだ? この二人の反応は。
―――まさか。
いい意味で、心臓が高鳴る。 俺は慌てて携帯を取り出した。
着信履歴だ、もしかすると、そこにこそ、答えがあるかもしれない。
震える指で、着信ボックスを開く。 …どうか、有ってくれ……頼む……。
岡部「……あ……っ」
俺は、思わず声をあげた。
frm.鈴羽
sub.岡部倫太郎へ
『なにこれ、ずるーい!
なんか、未来からメールが届いたんだけど(笑)
あたしもだよ、倫太郎。
ラジ館で待ってる。』
送信時刻は12分前。
しまった、これは大遅刻だ。
……なにやってんだよ、オカリン。
sub.岡部倫太郎へ
『なにこれ、ずるーい!
なんか、未来からメールが届いたんだけど(笑)
あたしもだよ、倫太郎。
ラジ館で待ってる。』
送信時刻は12分前。
しまった、これは大遅刻だ。
……なにやってんだよ、オカリン。
俺は、呆気に取られたダルとまゆりを置いて、すぐさまラボを飛び出す。
外に出ると、まだ昼間の蒸し暑さが残っていた。
周囲の店は、殆ど店じまいをしたようで、街の明かりは少ない。
走りながら、ふと、空を見上げる。
夜空には、煌々とした月の輪郭が浮かんでいた。
俺は、ダルから借りて珍しくハマった厨二の塊のようなアニメの中の、一つの詩を思い出す。
『乙女、黒き夜、悲しみを弔い 独り、深き悲しみの帳に沈む。』
―――頬に暖かい風を受けて、俺は秋葉原の街をひた走る。
『されど、寄り添う月は、白銀に満ち、贖いの夜は、静かに去りぬ。』
―――鈴羽。
―――いま、むかえにいくぞ。
ポエリン乙。
おわり。
外に出ると、まだ昼間の蒸し暑さが残っていた。
周囲の店は、殆ど店じまいをしたようで、街の明かりは少ない。
走りながら、ふと、空を見上げる。
夜空には、煌々とした月の輪郭が浮かんでいた。
俺は、ダルから借りて珍しくハマった厨二の塊のようなアニメの中の、一つの詩を思い出す。
『乙女、黒き夜、悲しみを弔い 独り、深き悲しみの帳に沈む。』
―――頬に暖かい風を受けて、俺は秋葉原の街をひた走る。
『されど、寄り添う月は、白銀に満ち、贖いの夜は、静かに去りぬ。』
―――鈴羽。
―――いま、むかえにいくぞ。
ポエリン乙。
おわり。
ちょうど昨日pspシュタゲクリアしたとこだったから面白かった!乙!
エピローグはこの曲の中に詰まってるので、あえて書きませんでした。
よかったら聞いて下さい。
阿万音鈴羽で「君をつれて」
http://www.youtube.com/watch?v=_OO-BHfMIdk&sns=em
こんな時間なので、音量に気をつけて。
それでは、乙でした。
皆さん、本当にありがとう!!
よかったら聞いて下さい。
阿万音鈴羽で「君をつれて」
http://www.youtube.com/watch?v=_OO-BHfMIdk&sns=em
こんな時間なので、音量に気をつけて。
それでは、乙でした。
皆さん、本当にありがとう!!
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