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元スレ紅莉栖「メールで告白しちゃう男の人って…」
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電話レンジ(仮)の爆発事件から1週間。
Dメールを研究していた頃の熱気は過ぎ去り、俺たちはただ
ダラダラと夏休みを過ごしていた。
ガランとしたラボ内。
今日は、まゆりが補習授業、紅莉栖は講習会、ダルはメイクイーンで行われているイベントに行ってしまい
ラボの中には俺だけが残されていた。
となれば、一人残された俺がやる事といえば一つしかあるまい。
談話室に置かれたティッシュ箱から、ティッシュを3枚ほど抜き取る。
岡部「…うむ、準備は万端だ…」
Dメールを研究していた頃の熱気は過ぎ去り、俺たちはただ
ダラダラと夏休みを過ごしていた。
ガランとしたラボ内。
今日は、まゆりが補習授業、紅莉栖は講習会、ダルはメイクイーンで行われているイベントに行ってしまい
ラボの中には俺だけが残されていた。
となれば、一人残された俺がやる事といえば一つしかあるまい。
談話室に置かれたティッシュ箱から、ティッシュを3枚ほど抜き取る。
岡部「…うむ、準備は万端だ…」
俺はX68000の前に座り、ネットの海から、女の子達のあられもないあんな画像やこんな画像を探した。
ほどなくして、我が頼れる息子が反応する画像が見つかり
俺はズボンからなにを取り出し、画面を見ながら手で刺激し始める。
岡部「うっ……くうっ……」
刺激を始めて数分、俺は今にも達してしまいそうだった。
この画像…けしからんな……。
実にけしからん…。
あ、もうダメだこれ……。
ほどなくして、我が頼れる息子が反応する画像が見つかり
俺はズボンからなにを取り出し、画面を見ながら手で刺激し始める。
岡部「うっ……くうっ……」
刺激を始めて数分、俺は今にも達してしまいそうだった。
この画像…けしからんな……。
実にけしからん…。
あ、もうダメだこれ……。
岡部「うっ……ううっ…」
そんな時、背後でラボのドアが引き開けられ―――。
鈴羽「うーっす。 岡部倫太郎、いるー?」
突然鈴羽が入ってきた。
岡部「え……?」
しまった…! カギを掛け忘れていたなんて…!
岡部「ちょおっ!!おおおおおまおまおま…!」
なんたる失態…。 己の不用心さに呆れて物も言えない。
岡部「待てえええっ! 待ってくれ…っ!」
慌てて我が頼れる息子をズボンに仕舞おうとするが、大きくなっているためなかなか収まらない。
鈴羽は、顔に?マークを浮かべて歩み寄ってくる。
そんな時、背後でラボのドアが引き開けられ―――。
鈴羽「うーっす。 岡部倫太郎、いるー?」
突然鈴羽が入ってきた。
岡部「え……?」
しまった…! カギを掛け忘れていたなんて…!
岡部「ちょおっ!!おおおおおまおまおま…!」
なんたる失態…。 己の不用心さに呆れて物も言えない。
岡部「待てえええっ! 待ってくれ…っ!」
慌てて我が頼れる息子をズボンに仕舞おうとするが、大きくなっているためなかなか収まらない。
鈴羽は、顔に?マークを浮かべて歩み寄ってくる。
やめろ……くるな……っ!
鈴羽「なになにー? 何してんの~?……あ」
どうやら鈴羽は、俺の様子を見て察してしまったらしい。
終わった。 俺、エル・プサイ・コングルゥ…。
鈴羽「…岡部倫太郎さ~。 そーゆー事するときは、ちゃんとカギ閉めた方がいいよ?」
岡部「…え?」
……しかし、鈴羽の反応は意外なものだった。
鈴羽「まぁ、急に開けたあたしも悪いんだけどねー」
岡部「あ、いや…」
鈴羽「なになにー? 何してんの~?……あ」
どうやら鈴羽は、俺の様子を見て察してしまったらしい。
終わった。 俺、エル・プサイ・コングルゥ…。
鈴羽「…岡部倫太郎さ~。 そーゆー事するときは、ちゃんとカギ閉めた方がいいよ?」
岡部「…え?」
……しかし、鈴羽の反応は意外なものだった。
鈴羽「まぁ、急に開けたあたしも悪いんだけどねー」
岡部「あ、いや…」
鈴羽「ん? ああ、そうそう。 店長が、預かってたブラウン管が直ったから取りに来いってさ」
岡部「あ、そうですか……じゃなくてだ」
鈴羽「え?」
岡部「女の子ならば、普通こういう時“いやーん!HENTAI!”とか“きゃー!近寄らないで!”とか言うもんじゃないのか…?」
鈴羽「あー…。 いいんじゃない?べつに。 男の子だもんね」
なん…だと…?
岡部「そ、そうですか。 すみませんでした」
鈴羽「じゃー、下で待ってるからさ、終わったら取りに来てよね。 あと、ほどほどにしとけよ~。あっはは」
鈴羽はそう言ってはにかむと、再びラボのドアを開けて行ってしまった。
岡部「あ、そうですか……じゃなくてだ」
鈴羽「え?」
岡部「女の子ならば、普通こういう時“いやーん!HENTAI!”とか“きゃー!近寄らないで!”とか言うもんじゃないのか…?」
鈴羽「あー…。 いいんじゃない?べつに。 男の子だもんね」
なん…だと…?
岡部「そ、そうですか。 すみませんでした」
鈴羽「じゃー、下で待ってるからさ、終わったら取りに来てよね。 あと、ほどほどにしとけよ~。あっはは」
鈴羽はそう言ってはにかむと、再びラボのドアを開けて行ってしまった。
>>6
貴様には想像力というものはないのか
貴様には想像力というものはないのか
岡部「あの……女」
理解のある幼なじみキャラ……だと?
漫画やネット上だけの存在だと思っていた。
聖女か?
あれが聖女…。
岡部「あの………女ああああぁぁぁぁぁ!!」
正直、どストライクすぎるだろう。
こうして、女に免疫のない、DTの俺は何とも妙ちくりんな理由で恋に落ちてしまったのだった。
理解のある幼なじみキャラ……だと?
漫画やネット上だけの存在だと思っていた。
聖女か?
あれが聖女…。
岡部「あの………女ああああぁぁぁぁぁ!!」
正直、どストライクすぎるだろう。
こうして、女に免疫のない、DTの俺は何とも妙ちくりんな理由で恋に落ちてしまったのだった。
どうにか落ち着いた俺は、一階に降りてブラウン管を受け取ると、足早に店を出た。
もちろん店内には鈴羽もいて、はたきで埃を掃除していたが、さっきの事もあり目を合わす事が出来なかったのだが…。
それにしても見たか、おい。 はたき掃除の時は三角巾にエプロン姿だったぞ…。
けしからんな…。 ため息が漏れる。
岡部「はぁ……まさかこの俺が、あのバイト戦士の事を気にする事になるとはな…」
阿万音…鈴羽か…。
そして、ラボへと続く階段を見上げて、俺は再びため息をついた。
もちろん店内には鈴羽もいて、はたきで埃を掃除していたが、さっきの事もあり目を合わす事が出来なかったのだが…。
それにしても見たか、おい。 はたき掃除の時は三角巾にエプロン姿だったぞ…。
けしからんな…。 ため息が漏れる。
岡部「はぁ……まさかこの俺が、あのバイト戦士の事を気にする事になるとはな…」
阿万音…鈴羽か…。
そして、ラボへと続く階段を見上げて、俺は再びため息をついた。
そんな時、不意に――――。
鈴羽「手伝おっか?」
岡部「うおおわっ! ってうおおっ!」
急に鈴羽がヒョイと視界に入って目をあわせてくる。
俺は思わず、持っていたブラウン管を落としそうになるが、鈴羽がそれを支えた。
鈴羽「うわー…危ないなぁ。 ねー、そんなに驚く事ないじゃ~ん。ちょっと傷付くよ?」
岡部「す…すす……すまん」
鈴羽「…ありゃ、どしたの? いつもの威勢はどこ行ったのさ」
岡部「いや、た…たたす…たすかった…うん」
鈴羽「なに~? あっはは。岡部倫太郎、動揺しすぎ。 今の君、ちょっと可愛いよ?」
岡部「あ………ええ?」
鈴羽「手伝おっか?」
岡部「うおおわっ! ってうおおっ!」
急に鈴羽がヒョイと視界に入って目をあわせてくる。
俺は思わず、持っていたブラウン管を落としそうになるが、鈴羽がそれを支えた。
鈴羽「うわー…危ないなぁ。 ねー、そんなに驚く事ないじゃ~ん。ちょっと傷付くよ?」
岡部「す…すす……すまん」
鈴羽「…ありゃ、どしたの? いつもの威勢はどこ行ったのさ」
岡部「いや、た…たたす…たすかった…うん」
鈴羽「なに~? あっはは。岡部倫太郎、動揺しすぎ。 今の君、ちょっと可愛いよ?」
岡部「あ………ええ?」
鈴羽「……ああもう、調子狂うなー。 もういいや、さっさと運んじゃおーよ」
岡部「あ、あり……」
鈴羽「ん?」
岡部「……がとぅ…」
鈴羽「お、おーう…」
岡部「あ、あり……」
鈴羽「ん?」
岡部「……がとぅ…」
鈴羽「お、おーう…」
何とか二人してブラウン管テレビをラボに運び込む。
岡部「ぜぇ……ぜぇ……」
鈴羽「なんだー岡部倫太郎。 はぁ、だらしないぞー。はぁ…はぁ」
見ると、鈴羽が額の汗を拭っている。
ぐう…っ!!
岡部「な、なぁ、バイト戦士よ…」
鈴羽「ん? なに~?」
岡部「…運んでくれた礼だ。 ちゃ…茶でも飲んでいかないか…?」
ああ、俺は何を言ってるんだ…。
岡部「ぜぇ……ぜぇ……」
鈴羽「なんだー岡部倫太郎。 はぁ、だらしないぞー。はぁ…はぁ」
見ると、鈴羽が額の汗を拭っている。
ぐう…っ!!
岡部「な、なぁ、バイト戦士よ…」
鈴羽「ん? なに~?」
岡部「…運んでくれた礼だ。 ちゃ…茶でも飲んでいかないか…?」
ああ、俺は何を言ってるんだ…。
鈴羽「…あ、もしかしてさっきの事で気ぃつかってんの? 大丈夫。誰にも言わないって~」
岡部「あ、いや、そういうわけじゃないんだが…」
さっきの事を思い出して、思わず赤面してしまう。
鈴羽「うーん、でもあんまり遅くなると店長が怒るからなぁ…」
岡部「じゃ、じゃあ…この後飯でも食いにいくとか…。せめて何かご馳走したいというかだな…」
いや、本当はちょっと話がしてみたいだけなんだが…。
鈴羽「えっ? 岡部倫太郎、奢ってくれんの?」
岡部「も…もも…もちろんだす!」
噛んだ。 しかし、これは好感触…いけるか?
岡部「あ、いや、そういうわけじゃないんだが…」
さっきの事を思い出して、思わず赤面してしまう。
鈴羽「うーん、でもあんまり遅くなると店長が怒るからなぁ…」
岡部「じゃ、じゃあ…この後飯でも食いにいくとか…。せめて何かご馳走したいというかだな…」
いや、本当はちょっと話がしてみたいだけなんだが…。
鈴羽「えっ? 岡部倫太郎、奢ってくれんの?」
岡部「も…もも…もちろんだす!」
噛んだ。 しかし、これは好感触…いけるか?
鈴羽は、腕を組んで考えている。
なんだ…? これはどういう事だ…?
鈴羽「うーん……。 今日はやっぱやめとく」
なに? 今なんて言った?
冷静に思い返してみる。 やっぱやめとく?
止めておく?
岡部「な、なぜだ…?」
鈴羽「なぜって…何ででもぉ~。 だけど、うん。 また今度誘ってよ」
岡部「お、おうふ」
やった。 次のチャンスがあるという事でいいんだよな?これ。
っていうか、恋だよなこれは。
なんだ…? これはどういう事だ…?
鈴羽「うーん……。 今日はやっぱやめとく」
なに? 今なんて言った?
冷静に思い返してみる。 やっぱやめとく?
止めておく?
岡部「な、なぜだ…?」
鈴羽「なぜって…何ででもぉ~。 だけど、うん。 また今度誘ってよ」
岡部「お、おうふ」
やった。 次のチャンスがあるという事でいいんだよな?これ。
っていうか、恋だよなこれは。
その後、一人になってひとしきりそわそわしている所でダルが帰ってきた。
早速、さっきの事を話し、会話の内容も伝えて、どうだろうかと尋ねてみる。
ダル「わかんね」
岡部「え?」
ダル「いや、だからわかんねって。 そもそも、何で僕に聞いちゃったん?」
ああ、たしかに…。
岡部「そうか…すまなかったな。 今の話…忘れ―――」
ダル「られる訳ねーよ! ってか、オカリンがいきなりナニの話しだすから」
ダル「いつ逃げようかとドキドキしちゃったじゃねーか。 謝罪と賠償を要求する!」
岡部「ならば俺は遺憾の意を表明する! …というか、大事なところはそこじゃなくてだな…こ、ここ…」
ダル「もうやめて! オカリンのライフポイントは0よ!」
岡部「恋しちゃったって事なんだよおおおおおおぉぉぉぉぉ!」
ダル「はい、言ったああぁぁ!」
ダルと、その場でハイタッチを交わす。
早速、さっきの事を話し、会話の内容も伝えて、どうだろうかと尋ねてみる。
ダル「わかんね」
岡部「え?」
ダル「いや、だからわかんねって。 そもそも、何で僕に聞いちゃったん?」
ああ、たしかに…。
岡部「そうか…すまなかったな。 今の話…忘れ―――」
ダル「られる訳ねーよ! ってか、オカリンがいきなりナニの話しだすから」
ダル「いつ逃げようかとドキドキしちゃったじゃねーか。 謝罪と賠償を要求する!」
岡部「ならば俺は遺憾の意を表明する! …というか、大事なところはそこじゃなくてだな…こ、ここ…」
ダル「もうやめて! オカリンのライフポイントは0よ!」
岡部「恋しちゃったって事なんだよおおおおおおぉぉぉぉぉ!」
ダル「はい、言ったああぁぁ!」
ダルと、その場でハイタッチを交わす。
紅莉栖「ほ、ほぉ~? お、岡部がこここ、恋…だと?」
岡部「なん…」
ダル「…だと?」
談話室で座って話していた俺とダルの隣に、いつの間にか紅莉栖が佇んでいた。
紅莉栖は、俺たちを氷のような表情で見下ろしてくる。
紅莉栖「その話…詳しく聞かせてもらおうかしら」
岡部「だ、だが断る」
ダル「残念牧瀬氏、だが断られたわけだが」
紅莉栖「ちょ、いいから話せっつってんのよ!殺すぞ」
…ふざけるな! 紅莉栖なんぞに話してみろ…。
こいつ、きっとふれ回る友達がいなくてもふれ回るに違いない。
最悪の場合、@ちゃんねるにコテハン・鳳凰院凶真の誹謗文章スレが立つことだろう。
それだけは避けねばならん。
岡部「なん…」
ダル「…だと?」
談話室で座って話していた俺とダルの隣に、いつの間にか紅莉栖が佇んでいた。
紅莉栖は、俺たちを氷のような表情で見下ろしてくる。
紅莉栖「その話…詳しく聞かせてもらおうかしら」
岡部「だ、だが断る」
ダル「残念牧瀬氏、だが断られたわけだが」
紅莉栖「ちょ、いいから話せっつってんのよ!殺すぞ」
…ふざけるな! 紅莉栖なんぞに話してみろ…。
こいつ、きっとふれ回る友達がいなくてもふれ回るに違いない。
最悪の場合、@ちゃんねるにコテハン・鳳凰院凶真の誹謗文章スレが立つことだろう。
それだけは避けねばならん。
岡部「だ、ダルよ、助けて…」
我が頼れる右腕、ダルに助けを求めて手を伸ばす。
すると、急に伸ばした腕に鈍痛が走った。
メキリ…と骨が軋む。
カバに咬まれたら、きっとこんな感じなのだろう。
岡部「うぐぅ!?」
腕の方に目をやる。 まゆりだ。
まゆり「トゥットゥルー♪ オカリンオカリン、まゆしぃもその話、聞きたいなぁー」
まゆりが、俺の腕を掴んでいた。
まゆり「いいよね?」
岡部「わかった……全て…話そう……」
我が頼れる右腕、ダルに助けを求めて手を伸ばす。
すると、急に伸ばした腕に鈍痛が走った。
メキリ…と骨が軋む。
カバに咬まれたら、きっとこんな感じなのだろう。
岡部「うぐぅ!?」
腕の方に目をやる。 まゆりだ。
まゆり「トゥットゥルー♪ オカリンオカリン、まゆしぃもその話、聞きたいなぁー」
まゆりが、俺の腕を掴んでいた。
まゆり「いいよね?」
岡部「わかった……全て…話そう……」
岡部「…と、言うわけだ」
俺は仕方なく事の顛末を説明した。
紅莉栖「…それは間違いなく勘違いね。 恋じゃない。 断じて」
まゆり「まゆしぃも、紅莉栖ちゃんに全面的に同意だよぉ」
岡部「な、なんでだ!? っていうかまゆり、お前全面的とか言わないだろう! そして助手よ!どういう事か説明してもらおうか…ぜぇ…」
一気に話して息が上がってしまった。
紅莉栖「そ、それは…そう、吊り橋後悔よ」
吊り橋…? ってあの吊り橋か?
ダル「ああ、男女が一緒に吊り橋を渡ったドキドキを、恋だと勘違いしちゃうアレか」
岡部「なっ!」
俺は仕方なく事の顛末を説明した。
紅莉栖「…それは間違いなく勘違いね。 恋じゃない。 断じて」
まゆり「まゆしぃも、紅莉栖ちゃんに全面的に同意だよぉ」
岡部「な、なんでだ!? っていうかまゆり、お前全面的とか言わないだろう! そして助手よ!どういう事か説明してもらおうか…ぜぇ…」
一気に話して息が上がってしまった。
紅莉栖「そ、それは…そう、吊り橋後悔よ」
吊り橋…? ってあの吊り橋か?
ダル「ああ、男女が一緒に吊り橋を渡ったドキドキを、恋だと勘違いしちゃうアレか」
岡部「なっ!」
ダル「※ただし(以下略)だけどな。 ほんまかいなTVでやってた」
ああ、あの腐女子御用達の眉唾情報ご紹介番組か…。
紅莉栖「そう。 あんたは短時間の内に…オ、あ、アレを起点として…っ! 何度もドキドキする場面があった」
ダル「なんで言い直すん? もっかいちゃんと言ってよ。 そこ一番重要なとこだろ常考」
紅莉栖「やかましいわ! つまり、岡部のそれは、吊り橋のドキドキを恋のドキドキだと勘違いしてるって事」
まゆり「なぁーんだ~♪ えっへへー。 オカリン、よかったね」
岡部「な…に?」
まゆり「早めに勘違いだって気付けて」
岡部「ふ、ふざけるなっ!」
ああ、あの腐女子御用達の眉唾情報ご紹介番組か…。
紅莉栖「そう。 あんたは短時間の内に…オ、あ、アレを起点として…っ! 何度もドキドキする場面があった」
ダル「なんで言い直すん? もっかいちゃんと言ってよ。 そこ一番重要なとこだろ常考」
紅莉栖「やかましいわ! つまり、岡部のそれは、吊り橋のドキドキを恋のドキドキだと勘違いしてるって事」
まゆり「なぁーんだ~♪ えっへへー。 オカリン、よかったね」
岡部「な…に?」
まゆり「早めに勘違いだって気付けて」
岡部「ふ、ふざけるなっ!」
ダル「お、オカリン!?」
岡部「これが例え吊り橋のドキドキであったとしても…俺にとっては恋のドキドキと何ら代わりはない!」
むしろ、吊り橋から恋へクラスチェンジしたのだ。
ネズミが白馬に。
カボチャが馬車に、っていうアレだ。
そうに違いない。
紅莉栖「こいつ…早く何とかしないと…」
やかましい!
紅莉栖「でもさ…」
紅莉栖が残念そうな顔になり、更に反論してくる。
紅莉栖「それって、あんたが自分勝手にドキドキしてるだけで、阿万音さんはむしろ引いてるんじゃない?」
なん…だと…?
岡部「これが例え吊り橋のドキドキであったとしても…俺にとっては恋のドキドキと何ら代わりはない!」
むしろ、吊り橋から恋へクラスチェンジしたのだ。
ネズミが白馬に。
カボチャが馬車に、っていうアレだ。
そうに違いない。
紅莉栖「こいつ…早く何とかしないと…」
やかましい!
紅莉栖「でもさ…」
紅莉栖が残念そうな顔になり、更に反論してくる。
紅莉栖「それって、あんたが自分勝手にドキドキしてるだけで、阿万音さんはむしろ引いてるんじゃない?」
なん…だと…?
どう見ても鈴羽がかわいいから仕方ないな
ほかと比べて性格もいいし
ほかと比べて性格もいいし
ダル「あー、あるある。ってか、もし僕が阿万音氏の父親だったら、そんな動機の奴が近寄ってきた時点で殺しちゃうかもしんね」
岡部「だ、ダルまで…」
紅莉栖「それは無いから安心して、橋田」
ダル「即答かよ!ってかさすがに失礼だろ」
まゆり「そうだねぇ。 まゆしぃもちょっと引いちゃうかもしれないのです…」
くっ……こんな事、話さなけりゃ良かった。
紅莉栖「これはもう…実況検分しか無いわね」
岡部「はい?」
岡部「だ、ダルまで…」
紅莉栖「それは無いから安心して、橋田」
ダル「即答かよ!ってかさすがに失礼だろ」
まゆり「そうだねぇ。 まゆしぃもちょっと引いちゃうかもしれないのです…」
くっ……こんな事、話さなけりゃ良かった。
紅莉栖「これはもう…実況検分しか無いわね」
岡部「はい?」
ジョッシュと特にまゆりが黒い…
鈴羽Loveになってしまたのも分かるなw
鈴羽Loveになってしまたのも分かるなw
まゆり「なるほどぉ、発生当時の状況を再現してみようってわけだねぇ♪ さっすが紅莉栖ちゃん」
岡部「おいまゆり、今日はやけに物わかりがいいな」
ダル「うは、これなんてエロゲ? 待ってて、今カメラ用意するから」
ダル!悪のりするなよ!
紅莉栖「さあ岡部、早くやりなさい。 ってか早くやれ早く」
岡部「い、いやだ…!」
まゆり「オカリン、時間がもったいないよぉー」
ダル「よしよし…シーン1、テイクワン…アクション!」
岡部「い、いやだ! お前らふざけるな!」
俺は、靴も履かずにラボから逃げ出した。
岡部「おいまゆり、今日はやけに物わかりがいいな」
ダル「うは、これなんてエロゲ? 待ってて、今カメラ用意するから」
ダル!悪のりするなよ!
紅莉栖「さあ岡部、早くやりなさい。 ってか早くやれ早く」
岡部「い、いやだ…!」
まゆり「オカリン、時間がもったいないよぉー」
ダル「よしよし…シーン1、テイクワン…アクション!」
岡部「い、いやだ! お前らふざけるな!」
俺は、靴も履かずにラボから逃げ出した。
急いで実家に帰り、昼間の事を思い出してみた。
あれは…恋だ。 間違いない。
俺は…阿万音鈴羽が好きになってしまったのだ。
そこで、紅莉栖に言われた事を思い出す。
俺は……俺はそうだとしても…鈴羽は?
やつは、本当はどん引きしてしまっていたんじゃないのか…?
そんな時、携帯がけたたましく着信音を鳴らした。
紅莉栖かメール魔に違いない。 くそっ。こんな時に…。
岡部「…ってうおっ!」
あれは…恋だ。 間違いない。
俺は…阿万音鈴羽が好きになってしまったのだ。
そこで、紅莉栖に言われた事を思い出す。
俺は……俺はそうだとしても…鈴羽は?
やつは、本当はどん引きしてしまっていたんじゃないのか…?
そんな時、携帯がけたたましく着信音を鳴らした。
紅莉栖かメール魔に違いない。 くそっ。こんな時に…。
岡部「…ってうおっ!」
frm.バイト戦士
sub.おなかすいたー
『どっかに草とか虫が一杯採れる場所ないかなー? そうすれば、あたしのサバイバル技術が生かせるんだけど』
草とか虫?
おなかすいた?
虫?
岡部「鈴羽…。 お前、一体どんな生活をしているんだ…?」
俺の…鈴羽に対する興味は、ますます深まっていくばかりだった。
sub.おなかすいたー
『どっかに草とか虫が一杯採れる場所ないかなー? そうすれば、あたしのサバイバル技術が生かせるんだけど』
草とか虫?
おなかすいた?
虫?
岡部「鈴羽…。 お前、一体どんな生活をしているんだ…?」
俺の…鈴羽に対する興味は、ますます深まっていくばかりだった。
翌朝ラボに来ると、ブラウン管工房の前では鈴羽が掃き掃除をしていた。
ふ、フフフ……フゥーッハハハ! なんたる偶然! ここで巡り会ったのも奇跡に違いない!
岡部「よ、よう。バイト戦士」
鈴羽「あ、おっはー。 岡部倫太郎、今日早いじゃーん」
岡部「う、うむ。 それよりバイト戦士よ、朝から掃除か?大変そうだな?」
鈴羽「いや~、他にする事無くってさー。 このお店暇でしょ?あっはは」
鈴羽がはにかむ。
岡部「どれ……俺が、て、てて、手伝おうか?」
ここは、鳳凰院凶真流のやさしさアピールと洒落込むか。
鈴羽「え? いいっていいって。あたしの仕事だし、他にやる事なくなっちゃうよー」
岡部「で、でも…」
そう言うと、鈴羽は首を横に振って、ばつの悪そうな顔で頭を掻いた。
しまった。 これは残念な選択肢を選んだようだぞ…。
ふ、フフフ……フゥーッハハハ! なんたる偶然! ここで巡り会ったのも奇跡に違いない!
岡部「よ、よう。バイト戦士」
鈴羽「あ、おっはー。 岡部倫太郎、今日早いじゃーん」
岡部「う、うむ。 それよりバイト戦士よ、朝から掃除か?大変そうだな?」
鈴羽「いや~、他にする事無くってさー。 このお店暇でしょ?あっはは」
鈴羽がはにかむ。
岡部「どれ……俺が、て、てて、手伝おうか?」
ここは、鳳凰院凶真流のやさしさアピールと洒落込むか。
鈴羽「え? いいっていいって。あたしの仕事だし、他にやる事なくなっちゃうよー」
岡部「で、でも…」
そう言うと、鈴羽は首を横に振って、ばつの悪そうな顔で頭を掻いた。
しまった。 これは残念な選択肢を選んだようだぞ…。
オカリンが特定人物にこんだけベタボレるSSって初めて見た気がする
岡部「そ、そうか。 いらぬ気遣いをしてしまったようだな」
鈴羽「ううん。 っていうか岡部倫太郎さ、昨日から様子が変だよ? 大丈夫~?」
まずい…挙動不審に見られていたか。
岡部「そうか? そんな事は無いと思うが…」
鈴羽「ふーん。 じゃ、あたし…」
あ、まずい。 鈴羽が掃除に戻ろうとしている。
なにか話題を…。
岡部「あっ。 …時にバイト戦士よ。 お前、昨日のメールだが…」
鈴羽「えっ? あー、あれね。 どう? いい場所あるかな?」
鈴羽「ううん。 っていうか岡部倫太郎さ、昨日から様子が変だよ? 大丈夫~?」
まずい…挙動不審に見られていたか。
岡部「そうか? そんな事は無いと思うが…」
鈴羽「ふーん。 じゃ、あたし…」
あ、まずい。 鈴羽が掃除に戻ろうとしている。
なにか話題を…。
岡部「あっ。 …時にバイト戦士よ。 お前、昨日のメールだが…」
鈴羽「えっ? あー、あれね。 どう? いい場所あるかな?」
鈴羽は、チラチラとこっちを見ながらと目を輝かせている。 メールの内容が内容だけに、複雑な気分だ。
岡部「いや…そうじゃないんだが…。 お前、普段どんな物を食べているんだ?」
鈴羽「え?」
岡部「いや、草とか虫とかって書いてあったから…」
鈴羽の表情が少し険しくなる。 これは…まずいか…?
鈴羽「…うん。 あの…ね? あの…色々あんだって」
小さくなってしまった。
しかし、聞かずにはいられない。
岡部「色々ってお前、どこに住んでるんだ? 両親は――――」
そこまで言ったところで、鈴羽が急に目を見開いた。
鈴羽「しっつこいなー!もう! それは君には関係ないじゃん!」
岡部「うぐっ…!」
今まで、どこかとぼけていたような鈴羽が、急に感情を顕わにする。
鈴羽「あ、ゴメン…」
岡部「…いや、俺の方こそすまん…」
岡部「いや…そうじゃないんだが…。 お前、普段どんな物を食べているんだ?」
鈴羽「え?」
岡部「いや、草とか虫とかって書いてあったから…」
鈴羽の表情が少し険しくなる。 これは…まずいか…?
鈴羽「…うん。 あの…ね? あの…色々あんだって」
小さくなってしまった。
しかし、聞かずにはいられない。
岡部「色々ってお前、どこに住んでるんだ? 両親は――――」
そこまで言ったところで、鈴羽が急に目を見開いた。
鈴羽「しっつこいなー!もう! それは君には関係ないじゃん!」
岡部「うぐっ…!」
今まで、どこかとぼけていたような鈴羽が、急に感情を顕わにする。
鈴羽「あ、ゴメン…」
岡部「…いや、俺の方こそすまん…」
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- 紅莉栖「岡部がツンデレ過ぎて生きるのが辛い」 (127) - [47%] - 2011/7/12 5:30 ★
- 春香「765プロが倒産してもう3年かぁ……」 (513) - [47%] - 2011/10/8 11:45 ★★
- ハルヒ「キョンってなんだか大人だな…」 (1001) - [46%] - 2009/2/8 7:32 ★★★×18
- 紅莉栖「ツンツンしすぎて岡部に愛想尽かされた……」 (202) - [46%] - 2012/5/14 9:30 ★
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