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元スレ紅莉栖「メールで告白しちゃう男の人って…」

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1 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:37:19.85 ID:EhRHxj58O (+125,+30,-120)
電話レンジ(仮)の爆発事件から1週間。

Dメールを研究していた頃の熱気は過ぎ去り、俺たちはただ
ダラダラと夏休みを過ごしていた。

ガランとしたラボ内。

今日は、まゆりが補習授業、紅莉栖は講習会、ダルはメイクイーンで行われているイベントに行ってしまい
ラボの中には俺だけが残されていた。

となれば、一人残された俺がやる事といえば一つしかあるまい。

談話室に置かれたティッシュ箱から、ティッシュを3枚ほど抜き取る。

岡部「…うむ、準備は万端だ…」
2 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:39:31.76 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-123)
俺はX68000の前に座り、ネットの海から、女の子達のあられもないあんな画像やこんな画像を探した。

ほどなくして、我が頼れる息子が反応する画像が見つかり
俺はズボンからなにを取り出し、画面を見ながら手で刺激し始める。

岡部「うっ……くうっ……」

刺激を始めて数分、俺は今にも達してしまいそうだった。

この画像…けしからんな……。

実にけしからん…。

あ、もうダメだこれ……。
3 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:40:42.23 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-152)
岡部「うっ……ううっ…」

そんな時、背後でラボのドアが引き開けられ―――。

鈴羽「うーっす。 岡部倫太郎、いるー?」

突然鈴羽が入ってきた。

岡部「え……?」

しまった…! カギを掛け忘れていたなんて…!

岡部「ちょおっ!!おおおおおまおまおま…!」

なんたる失態…。 己の不用心さに呆れて物も言えない。

岡部「待てえええっ! 待ってくれ…っ!」

慌てて我が頼れる息子をズボンに仕舞おうとするが、大きくなっているためなかなか収まらない。

鈴羽は、顔に?マークを浮かべて歩み寄ってくる。
4 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:41:21.26 ID:Q+ZI6x7x0 (+24,+29,+0)
世界一かわいいよおおおおおおおおおおおおおおお
5 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:42:13.10 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-117)
やめろ……くるな……っ!

鈴羽「なになにー? 何してんの~?……あ」

どうやら鈴羽は、俺の様子を見て察してしまったらしい。

終わった。 俺、エル・プサイ・コングルゥ…。

鈴羽「…岡部倫太郎さ~。 そーゆー事するときは、ちゃんとカギ閉めた方がいいよ?」

岡部「…え?」

……しかし、鈴羽の反応は意外なものだった。

鈴羽「まぁ、急に開けたあたしも悪いんだけどねー」

岡部「あ、いや…」
6 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:42:53.13 ID:W+2Yfe3a0 (+19,+24,-4)
3枚って少なくね?
7 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:43:47.23 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-157)
鈴羽「ん? ああ、そうそう。 店長が、預かってたブラウン管が直ったから取りに来いってさ」

岡部「あ、そうですか……じゃなくてだ」

鈴羽「え?」

岡部「女の子ならば、普通こういう時“いやーん!HENTAI!”とか“きゃー!近寄らないで!”とか言うもんじゃないのか…?」

鈴羽「あー…。 いいんじゃない?べつに。 男の子だもんね」

なん…だと…?

岡部「そ、そうですか。 すみませんでした」

鈴羽「じゃー、下で待ってるからさ、終わったら取りに来てよね。 あと、ほどほどにしとけよ~。あっはは」

鈴羽はそう言ってはにかむと、再びラボのドアを開けて行ってしまった。
8 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:43:48.85 ID:g7Imbeb00 (+10,+25,-13)
家でやれよ
9 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:44:51.39 ID:UeajrvaA0 (+30,+29,-3)
>>6
貴様には想像力というものはないのか
10 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:46:01.31 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-108)
岡部「あの……女」

理解のある幼なじみキャラ……だと?

漫画やネット上だけの存在だと思っていた。

聖女か?

あれが聖女…。

岡部「あの………女ああああぁぁぁぁぁ!!」

正直、どストライクすぎるだろう。

こうして、女に免疫のない、DTの俺は何とも妙ちくりんな理由で恋に落ちてしまったのだった。
11 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:47:48.08 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-144)
どうにか落ち着いた俺は、一階に降りてブラウン管を受け取ると、足早に店を出た。

もちろん店内には鈴羽もいて、はたきで埃を掃除していたが、さっきの事もあり目を合わす事が出来なかったのだが…。

それにしても見たか、おい。 はたき掃除の時は三角巾にエプロン姿だったぞ…。

けしからんな…。 ため息が漏れる。

岡部「はぁ……まさかこの俺が、あのバイト戦士の事を気にする事になるとはな…」

阿万音…鈴羽か…。

そして、ラボへと続く階段を見上げて、俺は再びため息をついた。
12 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:48:52.75 ID:Q+ZI6x7x0 (+24,+29,-2)
よし全裸になったぞ
13 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:49:26.57 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-153)
そんな時、不意に――――。

鈴羽「手伝おっか?」

岡部「うおおわっ! ってうおおっ!」

急に鈴羽がヒョイと視界に入って目をあわせてくる。

俺は思わず、持っていたブラウン管を落としそうになるが、鈴羽がそれを支えた。

鈴羽「うわー…危ないなぁ。 ねー、そんなに驚く事ないじゃ~ん。ちょっと傷付くよ?」

岡部「す…すす……すまん」

鈴羽「…ありゃ、どしたの? いつもの威勢はどこ行ったのさ」

岡部「いや、た…たたす…たすかった…うん」

鈴羽「なに~? あっはは。岡部倫太郎、動揺しすぎ。 今の君、ちょっと可愛いよ?」

岡部「あ………ええ?」
14 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:50:29.75 ID:EhRHxj58O (+90,+30,-53)
鈴羽「……ああもう、調子狂うなー。 もういいや、さっさと運んじゃおーよ」

岡部「あ、あり……」

鈴羽「ん?」

岡部「……がとぅ…」

鈴羽「お、おーう…」
15 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:51:56.62 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-100)
何とか二人してブラウン管テレビをラボに運び込む。

岡部「ぜぇ……ぜぇ……」

鈴羽「なんだー岡部倫太郎。 はぁ、だらしないぞー。はぁ…はぁ」

見ると、鈴羽が額の汗を拭っている。

ぐう…っ!!

岡部「な、なぁ、バイト戦士よ…」

鈴羽「ん? なに~?」

岡部「…運んでくれた礼だ。 ちゃ…茶でも飲んでいかないか…?」

ああ、俺は何を言ってるんだ…。
16 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:52:45.15 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-136)
鈴羽「…あ、もしかしてさっきの事で気ぃつかってんの? 大丈夫。誰にも言わないって~」

岡部「あ、いや、そういうわけじゃないんだが…」

さっきの事を思い出して、思わず赤面してしまう。

鈴羽「うーん、でもあんまり遅くなると店長が怒るからなぁ…」

岡部「じゃ、じゃあ…この後飯でも食いにいくとか…。せめて何かご馳走したいというかだな…」

いや、本当はちょっと話がしてみたいだけなんだが…。

鈴羽「えっ? 岡部倫太郎、奢ってくれんの?」

岡部「も…もも…もちろんだす!」

噛んだ。 しかし、これは好感触…いけるか?
17 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:53:01.52 ID:Q+ZI6x7x0 (+5,+15,-12)
しえん
18 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:53:25.91 ID:O/i9/rgbO (-6,+8,-1)
マグマあっつ!
19 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:53:51.85 ID:v44F/Kro0 (+20,+27,-2)
スレタイは関係あるのか?
20 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:54:08.82 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-95)
鈴羽は、腕を組んで考えている。

なんだ…? これはどういう事だ…?

鈴羽「うーん……。 今日はやっぱやめとく」

なに? 今なんて言った?

冷静に思い返してみる。 やっぱやめとく?

止めておく?

岡部「な、なぜだ…?」

鈴羽「なぜって…何ででもぉ~。 だけど、うん。 また今度誘ってよ」

岡部「お、おうふ」

やった。 次のチャンスがあるという事でいいんだよな?これ。

っていうか、恋だよなこれは。
21 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:55:14.49 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-222)
その後、一人になってひとしきりそわそわしている所でダルが帰ってきた。

早速、さっきの事を話し、会話の内容も伝えて、どうだろうかと尋ねてみる。

ダル「わかんね」

岡部「え?」

ダル「いや、だからわかんねって。 そもそも、何で僕に聞いちゃったん?」

ああ、たしかに…。

岡部「そうか…すまなかったな。 今の話…忘れ―――」

ダル「られる訳ねーよ! ってか、オカリンがいきなりナニの話しだすから」

ダル「いつ逃げようかとドキドキしちゃったじゃねーか。 謝罪と賠償を要求する!」

岡部「ならば俺は遺憾の意を表明する! …というか、大事なところはそこじゃなくてだな…こ、ここ…」

ダル「もうやめて! オカリンのライフポイントは0よ!」

岡部「恋しちゃったって事なんだよおおおおおおぉぉぉぉぉ!」

ダル「はい、言ったああぁぁ!」

ダルと、その場でハイタッチを交わす。
22 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:55:58.06 ID:JlYM7Anw0 (+19,+29,+0)
ダル「」
23 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:56:55.68 ID:Q+ZI6x7x0 (-25,-15,+0)
24 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 22:57:48.06 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-206)
紅莉栖「ほ、ほぉ~? お、岡部がこここ、恋…だと?」

岡部「なん…」

ダル「…だと?」

談話室で座って話していた俺とダルの隣に、いつの間にか紅莉栖が佇んでいた。

紅莉栖は、俺たちを氷のような表情で見下ろしてくる。

紅莉栖「その話…詳しく聞かせてもらおうかしら」

岡部「だ、だが断る」

ダル「残念牧瀬氏、だが断られたわけだが」

紅莉栖「ちょ、いいから話せっつってんのよ!殺すぞ」

…ふざけるな! 紅莉栖なんぞに話してみろ…。

こいつ、きっとふれ回る友達がいなくてもふれ回るに違いない。

最悪の場合、@ちゃんねるにコテハン・鳳凰院凶真の誹謗文章スレが立つことだろう。

それだけは避けねばならん。
25 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:00:06.03 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-145)
岡部「だ、ダルよ、助けて…」

我が頼れる右腕、ダルに助けを求めて手を伸ばす。

すると、急に伸ばした腕に鈍痛が走った。

メキリ…と骨が軋む。

カバに咬まれたら、きっとこんな感じなのだろう。

岡部「うぐぅ!?」

腕の方に目をやる。 まゆりだ。

まゆり「トゥットゥルー♪ オカリンオカリン、まゆしぃもその話、聞きたいなぁー」

まゆりが、俺の腕を掴んでいた。

まゆり「いいよね?」

岡部「わかった……全て…話そう……」
26 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:01:42.97 ID:kPIiL+sj0 (+22,+29,+0)
安定のまっちょしぃ
27 : ジョン・タイター - 2011/11/10(木) 23:02:40.50 ID:sYtho/2L0 (+21,+28,+0)
面白い、支援しよう
28 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:03:01.21 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-152)
岡部「…と、言うわけだ」

俺は仕方なく事の顛末を説明した。

紅莉栖「…それは間違いなく勘違いね。 恋じゃない。 断じて」

まゆり「まゆしぃも、紅莉栖ちゃんに全面的に同意だよぉ」

岡部「な、なんでだ!? っていうかまゆり、お前全面的とか言わないだろう! そして助手よ!どういう事か説明してもらおうか…ぜぇ…」

一気に話して息が上がってしまった。

紅莉栖「そ、それは…そう、吊り橋後悔よ」

吊り橋…? ってあの吊り橋か?

ダル「ああ、男女が一緒に吊り橋を渡ったドキドキを、恋だと勘違いしちゃうアレか」

岡部「なっ!」
29 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:03:58.88 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-161)
ダル「※ただし(以下略)だけどな。 ほんまかいなTVでやってた」

ああ、あの腐女子御用達の眉唾情報ご紹介番組か…。

紅莉栖「そう。 あんたは短時間の内に…オ、あ、アレを起点として…っ! 何度もドキドキする場面があった」

ダル「なんで言い直すん? もっかいちゃんと言ってよ。 そこ一番重要なとこだろ常考」

紅莉栖「やかましいわ! つまり、岡部のそれは、吊り橋のドキドキを恋のドキドキだと勘違いしてるって事」

まゆり「なぁーんだ~♪ えっへへー。 オカリン、よかったね」

岡部「な…に?」

まゆり「早めに勘違いだって気付けて」

岡部「ふ、ふざけるなっ!」
30 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:04:00.63 ID:UeajrvaA0 (+22,+29,-2)
後悔しちゃったかぁ…
31 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:04:57.32 ID:lbWnbr6z0 (+24,+29,-8)
鈴羽可愛すぎる…
鈴羽ぺろぺろ^^
32 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:05:24.28 ID:RHlzNOit0 (+24,+29,-1)
自重しろまゆクリ
33 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:06:04.72 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-150)
ダル「お、オカリン!?」

岡部「これが例え吊り橋のドキドキであったとしても…俺にとっては恋のドキドキと何ら代わりはない!」

むしろ、吊り橋から恋へクラスチェンジしたのだ。

ネズミが白馬に。

カボチャが馬車に、っていうアレだ。

そうに違いない。

紅莉栖「こいつ…早く何とかしないと…」

やかましい!

紅莉栖「でもさ…」

紅莉栖が残念そうな顔になり、更に反論してくる。

紅莉栖「それって、あんたが自分勝手にドキドキしてるだけで、阿万音さんはむしろ引いてるんじゃない?」

なん…だと…?
34 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:06:13.65 ID:v44F/Kro0 (+27,+29,-8)
どう見ても鈴羽がかわいいから仕方ないな
ほかと比べて性格もいいし
35 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:06:57.06 ID:RHlzNOit0 (+19,+29,-2)
女はこええなぁ
36 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:06:59.68 ID:EhRHxj58O (+90,+30,-120)
ダル「あー、あるある。ってか、もし僕が阿万音氏の父親だったら、そんな動機の奴が近寄ってきた時点で殺しちゃうかもしんね」

岡部「だ、ダルまで…」

紅莉栖「それは無いから安心して、橋田」

ダル「即答かよ!ってかさすがに失礼だろ」

まゆり「そうだねぇ。 まゆしぃもちょっと引いちゃうかもしれないのです…」

くっ……こんな事、話さなけりゃ良かった。

紅莉栖「これはもう…実況検分しか無いわね」

岡部「はい?」
37 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:08:00.06 ID:lbWnbr6z0 (+29,+29,-26)
ジョッシュと特にまゆりが黒い…
鈴羽Loveになってしまたのも分かるなw
38 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:09:36.32 ID:EhRHxj58O (+88,+30,-129)
まゆり「なるほどぉ、発生当時の状況を再現してみようってわけだねぇ♪ さっすが紅莉栖ちゃん」

岡部「おいまゆり、今日はやけに物わかりがいいな」

ダル「うは、これなんてエロゲ? 待ってて、今カメラ用意するから」

ダル!悪のりするなよ!

紅莉栖「さあ岡部、早くやりなさい。 ってか早くやれ早く」

岡部「い、いやだ…!」

まゆり「オカリン、時間がもったいないよぉー」

ダル「よしよし…シーン1、テイクワン…アクション!」

岡部「い、いやだ! お前らふざけるな!」

俺は、靴も履かずにラボから逃げ出した。
39 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:10:25.68 ID:RHlzNOit0 (+24,+29,-5)
このオカリン総受け度たけぇ
40 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:10:26.90 ID:kPIiL+sj0 (+18,+30,+0)
 
41 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:11:26.21 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-91)
急いで実家に帰り、昼間の事を思い出してみた。

あれは…恋だ。 間違いない。

俺は…阿万音鈴羽が好きになってしまったのだ。

そこで、紅莉栖に言われた事を思い出す。

俺は……俺はそうだとしても…鈴羽は?

やつは、本当はどん引きしてしまっていたんじゃないのか…?

そんな時、携帯がけたたましく着信音を鳴らした。

紅莉栖かメール魔に違いない。 くそっ。こんな時に…。

岡部「…ってうおっ!」
42 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:12:04.60 ID:lbWnbr6z0 (+29,+29,-7)
岡部っていうよりカオヘ主人公っぽいw
鈴羽ぺろぺろ…!
43 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:12:48.16 ID:Q+ZI6x7x0 (-20,-10,-1)
44 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:13:07.67 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-94)
frm.バイト戦士
sub.おなかすいたー
『どっかに草とか虫が一杯採れる場所ないかなー? そうすれば、あたしのサバイバル技術が生かせるんだけど』

草とか虫?

おなかすいた?

虫?

岡部「鈴羽…。 お前、一体どんな生活をしているんだ…?」

俺の…鈴羽に対する興味は、ますます深まっていくばかりだった。
45 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:15:17.08 ID:2oJv8+Iw0 (+24,+29,-3)
別に気にしないんだが、これはα世界線?
46 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:15:59.85 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-215)
翌朝ラボに来ると、ブラウン管工房の前では鈴羽が掃き掃除をしていた。

ふ、フフフ……フゥーッハハハ! なんたる偶然! ここで巡り会ったのも奇跡に違いない!

岡部「よ、よう。バイト戦士」

鈴羽「あ、おっはー。 岡部倫太郎、今日早いじゃーん」

岡部「う、うむ。 それよりバイト戦士よ、朝から掃除か?大変そうだな?」

鈴羽「いや~、他にする事無くってさー。 このお店暇でしょ?あっはは」

鈴羽がはにかむ。

岡部「どれ……俺が、て、てて、手伝おうか?」

ここは、鳳凰院凶真流のやさしさアピールと洒落込むか。

鈴羽「え? いいっていいって。あたしの仕事だし、他にやる事なくなっちゃうよー」

岡部「で、でも…」

そう言うと、鈴羽は首を横に振って、ばつの悪そうな顔で頭を掻いた。

しまった。 これは残念な選択肢を選んだようだぞ…。
47 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:16:10.77 ID:RHlzNOit0 (+29,+29,-12)
オカリンが特定人物にこんだけベタボレるSSって初めて見た気がする
48 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:17:03.39 ID:0KV6y4iR0 (+18,+28,-3)
わりと再現度高いからあり
49 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:17:34.99 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-131)
岡部「そ、そうか。 いらぬ気遣いをしてしまったようだな」

鈴羽「ううん。 っていうか岡部倫太郎さ、昨日から様子が変だよ? 大丈夫~?」

まずい…挙動不審に見られていたか。

岡部「そうか? そんな事は無いと思うが…」

鈴羽「ふーん。 じゃ、あたし…」

あ、まずい。 鈴羽が掃除に戻ろうとしている。

なにか話題を…。

岡部「あっ。 …時にバイト戦士よ。 お前、昨日のメールだが…」

鈴羽「えっ? あー、あれね。 どう? いい場所あるかな?」
50 : 以下、名無しにか - 2011/11/10(木) 23:20:12.45 ID:EhRHxj58O (+95,+30,-230)
鈴羽は、チラチラとこっちを見ながらと目を輝かせている。 メールの内容が内容だけに、複雑な気分だ。

岡部「いや…そうじゃないんだが…。 お前、普段どんな物を食べているんだ?」

鈴羽「え?」

岡部「いや、草とか虫とかって書いてあったから…」

鈴羽の表情が少し険しくなる。 これは…まずいか…?

鈴羽「…うん。 あの…ね? あの…色々あんだって」

小さくなってしまった。

しかし、聞かずにはいられない。

岡部「色々ってお前、どこに住んでるんだ? 両親は――――」

そこまで言ったところで、鈴羽が急に目を見開いた。

鈴羽「しっつこいなー!もう!  それは君には関係ないじゃん!」

岡部「うぐっ…!」

今まで、どこかとぼけていたような鈴羽が、急に感情を顕わにする。

鈴羽「あ、ゴメン…」

岡部「…いや、俺の方こそすまん…」
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