のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,091人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ京子「来いよ恋!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - ゆるゆり + - 結京 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    201 = 121 :

    202 = 10 :

    203 = 82 :

    結衣の作ってくれたスパゲッティーをフォークでくるくるまわす。
    まわしてはほどいて、まわしてはほどいてを繰り返す。

    結衣「食欲ない?」

    それに気付いた結衣が訊ねてきた。
    「お腹減ったって言ったの京子なのに」と言ってくる結衣に、しゃあないじゃんと
    暴れてやりたい。

    京子「結衣」

    結衣「ん?」

    京子「さ、さっきさ……」

    私になにした?
    ……なんて訊ねられるわけない。

    204 = 161 :

    ヘタレ!京子のヘタレ!

    206 = 190 :

    タマランチ会長

    207 = 122 :

    >>197
    そこがいい ちょっと踏み出せば一気に転がりそうだけど、その一歩が大きいな

    208 = 82 :

    結衣「さっき、なに?」

    京子「綾乃と千歳が罰金バッキンガム宮殿を建設してる夢を見た」

    うわ、なんてデタラメ。
    結衣にチューされる夢見た、と真顔で言えばよかったものを。
    綾乃のギャグを使ったからか、結衣が噴出した。

    結衣「罰金、バッキンガム……!」

    京子「ノンノンノートルダム」

    結衣「ぷっ……くくっ」

    京子「ナイナイナイアガラ」

    結衣「くっ……ぷくくっ……!」

    京子「さらばサハラ!」

    結衣「……」ピタッ

    209 = 184 :

    結衣ちゃんのそういう女ったらしなとこ、好きだよ

    210 = 82 :

    あ、既にダジャレでもなんでもなかった。
    綾乃に対抗意識燃やしたって仕方ないのに。

    結衣「……今のはないわ」

    京子「うん……」

    いつもならも少しまともなダジャレ思いつくはずなのに。
    (たぶん。結衣が笑わないだけでたぶん)

    これじゃあ私、余裕有馬温泉みたいじゃん。

    212 = 82 :

    結衣「京子、お皿洗っちゃうから早く食べて」

    京子「おー、待って!」

    中々通ってくれない喉にお茶で流し込む。
    それで結局、奥の奥のほうで詰まらせてしまった。

    京子「うっ、詰まった……」ゲホッ、ゲホッ

    結衣「ちょ、大丈夫!?」

    咳き込む私に、結衣が慌てたように駆け寄ってきた。
    背中をどんどんと叩かれる。

    結衣「なにやってんだ……」

    京子「結衣が早く食えって言うから……」

    結衣「だからって無理して食べなくてもいいのに」

    213 = 70 :

    良い・・・

    214 = 10 :

    オレ ココ キャンプ スル

    215 = 82 :

    ようやく喉が落ち着いてきた。
    残ったお茶を流し込む。

    京子「はー……死ぬかと思った」

    結衣「大袈裟だな」

    京子「今のは決して大袈裟じゃ……」

    大袈裟じゃ――
    そういいかけて、言葉に詰まった。というかまた息が詰まった気がした。
    結衣を見上げる態勢のまま、固まる。

    京子「ゆ、結衣?」

    216 = 52 :

    しえんた

    217 = 82 :

    結衣「え?」

    はっとしたように結衣が私を見た。
    そして何を考えていたのか、ぱっと顔を逸らす。

    結衣「ついてる」

    京子「へ?」

    結衣「口許、ソース」

    京子「えっ、どこ?」

    慌ててティッシュで拭おうとするけどわからない。
    結衣の手が仕方ないなあというように伸びてきて、拭ってくれる。

    結衣「ん、とれた」

    218 = 122 :

    ほう

    221 = 52 :

    222 = 82 :

    京子「ありがと……」

    結衣「うん」

    蚊の鳴くような声でお礼を言うと、結衣の手が離れてほっとする。
    ほっとするけど心臓の速さは一向に変わらない。ずっと早くなったままで。

    刺激が欲しい。
    恋がしたい。

    まるでこれって。
    恋よ来い。
    さっき、結衣がそう言ってたみたいに、私、ほんとに。

    結衣「……京子、さっきから思ってたんだけど」

    京子「ゲーム!」

    結衣「は?」

    京子「結衣、ゲームやろう!」

    223 = 52 :

    225 = 82 :

    ―――――
     ―――――

    いざとなると、違うと思ってしまう私はどうしてだろう。
    仮に、だ。
    もし私が結衣のことを好きだったとしたら、これまでのことってどうなるんだろうなんて、
    そんなことを考える。

    京子「……」

    寝返りをうつと、すぐそこに結衣の顔。
    結衣は一人で暮らすようになって、寂しがり屋にさらに磨きがかかった。
    もし、仮に私が結衣のこと好きだって言って、それで結衣が私もって言ってくれたら、
    たぶんそれはそれで幸せなんだろうけど。
    こうして一緒にいられなくなっちゃうかもしれない。

    結衣「……寝れないの?」

    ふと、結衣が目を覚ました。
    私がじっと見ていたことに気付くと、訊ねてくる。

    226 = 184 :

    ここを野営地とする!

    227 = 188 :

    結衣は優しいなぁ

    228 :

    229 = 10 :

    まさかこれは友達ENDなのか

    234 = 122 :

    どうなる

    237 = 172 :

    しえんた

    238 = 17 :

    もう5分ぐらいで投下しないと落ちるぞ

    239 = 52 :

    240 = 190 :

    242 = 121 :

    ここまで来て友達エンドは俺が泣くからやめて

    243 = 82 :

    京子「結衣の寝顔見てると寝れなくなった」

    結衣「えっ、なにそれ」

    京子「……なんでだろ」

    結衣「私に言われても」

    京子「……」

    結衣「……京子、やっぱさっきからおかしい」

    知ってる、と答えた。
    結衣はならいいけど、と呟き、「どうしたの?」と。

    245 = 105 :

    うむ

    246 = 82 :

    結衣「急にそんな顔ばっか」

    京子「そんな顔って?」

    結衣「……らしくない顔」

    こんなふうにさせたのはどこの誰だって言いたくなる。
    全部結衣が悪い。

    京子「……」

    結衣「京子……?」

    京子「もし、私かあかりかちなつちゃんが、結衣のこと好きって言ったらどうする?」

    249 = 82 :

    私が、じゃなくってあかりやちなつちゃんをいれたのはたぶん、怖かったから。
    結衣「え?」とぽかんとした顔をして、探るように私を見てきた。

    結衣「……なんで?」

    京子「……結衣が恋よ来いなんて言っちゃうから」

    結衣「……好きって言われたら、嬉しいしありがとうって言う」

    京子「それだけ?」

    結衣「それで、もっと傍にいたいって思うかな」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - ゆるゆり + - 結京 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について