私的良スレ書庫
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元スレ紅莉栖「岡部と別れる」
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>>97
マジでヒヤッとした
マジでヒヤッとした
紅莉栖「…ねぇ岡部」
岡部「何だ紅莉栖」
紅莉栖「…私と付き合って、後悔してない?」
岡部「してない」
紅莉栖「…嬉しいわ。即答してくれるなんて」
岡部「当然だ。お前は俺と、運命石の扉(シュタインズ・ゲート)が選んだ女だからな」
紅莉栖「茶化さないでよ、バカ」
岡部「…お前は、しているのか?」
紅莉栖「…そうね」
紅莉栖「少し、後悔しているかもしれない」
岡部「煮え切らない答えだな」
紅莉栖「うん。自分でもそう思う」
岡部「何だ紅莉栖」
紅莉栖「…私と付き合って、後悔してない?」
岡部「してない」
紅莉栖「…嬉しいわ。即答してくれるなんて」
岡部「当然だ。お前は俺と、運命石の扉(シュタインズ・ゲート)が選んだ女だからな」
紅莉栖「茶化さないでよ、バカ」
岡部「…お前は、しているのか?」
紅莉栖「…そうね」
紅莉栖「少し、後悔しているかもしれない」
岡部「煮え切らない答えだな」
紅莉栖「うん。自分でもそう思う」
>>101
今マサルさんちょうどそこ読んでたわwwwwwwww
今マサルさんちょうどそこ読んでたわwwwwwwww
紅莉栖「あのね。私たちが付き合ったのって、その場の流れというものが大きいと思うの」
紅莉栖「気が付いたら、お互いが好きになっていて。気が付いたら付き合っていた」
岡部「それが普通というものだろう。好きになることに理由をつけるなど、意味がないと思うぞ」
紅莉栖「うん、わかってる。こういうことは理詰めじゃなくて、感情を先行させるべきだってこと」
紅莉栖「…でもね。私、これでも科学者の端くれだからかなぁ。
どういったことでも、理論的に考察しないと気が済まないのよ」
紅莉栖「岡部は素行もいいとは言えないし、理論的じゃないし、厨二だったし」
紅莉栖「そして優しくて、仲間思いで…。仲間を助けるときにはとても一生懸命な人」
岡部「……」
紅莉栖「でも、分からないの。それだけで、私が岡部に惹かれた理由が。
そんな人、探せばきっといくらでもいるはずなのに。どうして私が岡部を選んだのかが」
岡部「紅莉栖…俺は――」
紅莉栖「分かってるわ。信じてるわよ。岡部の言っていたこと。してくれたこと」
紅莉栖「気が付いたら、お互いが好きになっていて。気が付いたら付き合っていた」
岡部「それが普通というものだろう。好きになることに理由をつけるなど、意味がないと思うぞ」
紅莉栖「うん、わかってる。こういうことは理詰めじゃなくて、感情を先行させるべきだってこと」
紅莉栖「…でもね。私、これでも科学者の端くれだからかなぁ。
どういったことでも、理論的に考察しないと気が済まないのよ」
紅莉栖「岡部は素行もいいとは言えないし、理論的じゃないし、厨二だったし」
紅莉栖「そして優しくて、仲間思いで…。仲間を助けるときにはとても一生懸命な人」
岡部「……」
紅莉栖「でも、分からないの。それだけで、私が岡部に惹かれた理由が。
そんな人、探せばきっといくらでもいるはずなのに。どうして私が岡部を選んだのかが」
岡部「紅莉栖…俺は――」
紅莉栖「分かってるわ。信じてるわよ。岡部の言っていたこと。してくれたこと」
>>74
なかったことにしてはいけない。
なかったことにしてはいけない。
>>107
エロは俺が許可する
エロは俺が許可する
>>107
露骨過ぎなければおk・・・だったはず
露骨過ぎなければおk・・・だったはず
>>107
寒いから早めにお願いしますね
寒いから早めにお願いしますね
>>107
期待してるぜ?
期待してるぜ?
岡部「違うんだ・・・俺は・・」
紅莉栖「・・・」
岡部「お前を・・好きになれないんだ!!」
紅莉栖「え?」
岡部「・・・」
紅莉栖「ゴメン、聞こえなかった・・もう一回・・い」
岡部「本当なんだ・・」
紅莉栖「・・そう・・」
紅莉栖「・・・」
岡部「お前を・・好きになれないんだ!!」
紅莉栖「え?」
岡部「・・・」
紅莉栖「ゴメン、聞こえなかった・・もう一回・・い」
岡部「本当なんだ・・」
紅莉栖「・・そう・・」
>>113
お前ってヤツは…
お前ってヤツは…
紅莉栖「岡部が前の世界線で、私とまゆりを助けてくれるためにしてきたことの全て。
…正直、今だって眉唾だけどね」
紅莉栖「でも、あの時のあなたが嘘を言っているかどうかくらい分からないほど、短い付き合いじゃない」
岡部「……」
紅莉栖「でもね…所詮は聞いた話に過ぎないわ。信用はしてるけど、納得はしてるわけじゃない」
岡部「お前にも、前の世界線の記憶が僅かながら残っていたじゃないか」
紅莉栖「確かにおぼろげに記憶の残滓があるけど、それも気のせいといって一笑に伏すことが出来るほど瑣末なものなの」
紅莉栖「自然と言葉が出たのだって、既視感と同じで予め何かしらの情報から連想したのかもしれない。
初めてラボに入ったとき間取りを覚えていたのも、前に似たような構造の一室をテレビか何かで知っただけかもしれない」
岡部「……」
紅莉栖「…うん。自分でも、嫌な性格だと思ってる」
紅莉栖「…岡部の話は信じたい。でも、確証を得る術なんてない」
岡部「……」
紅莉栖「怖いの…」
…正直、今だって眉唾だけどね」
紅莉栖「でも、あの時のあなたが嘘を言っているかどうかくらい分からないほど、短い付き合いじゃない」
岡部「……」
紅莉栖「でもね…所詮は聞いた話に過ぎないわ。信用はしてるけど、納得はしてるわけじゃない」
岡部「お前にも、前の世界線の記憶が僅かながら残っていたじゃないか」
紅莉栖「確かにおぼろげに記憶の残滓があるけど、それも気のせいといって一笑に伏すことが出来るほど瑣末なものなの」
紅莉栖「自然と言葉が出たのだって、既視感と同じで予め何かしらの情報から連想したのかもしれない。
初めてラボに入ったとき間取りを覚えていたのも、前に似たような構造の一室をテレビか何かで知っただけかもしれない」
岡部「……」
紅莉栖「…うん。自分でも、嫌な性格だと思ってる」
紅莉栖「…岡部の話は信じたい。でも、確証を得る術なんてない」
岡部「……」
紅莉栖「怖いの…」
紅莉栖「知らないうちに付き合って…まるで、自分の意思じゃないみたいに思えてくる」
紅莉栖「岡部のことは好きなのに…でも、冷静な自分はそれを受け入れることが出来ない…」
紅莉栖「ひょっとしたら、気の迷いだったんじゃないか。自分は何か勘違いしてるんじゃないか」
紅莉栖「そうやって何もかもが信じられなくなることが…とても怖いの…」
岡部「紅莉栖…」
紅莉栖「もう最近、分からなくなってきた。岡部が私を本当に好きなのか、私は本当に岡部を愛しているのか」
岡部「紅莉栖、俺は――」
紅莉栖「言わないで! 聞きたくない…聞きたくないよ…!」
紅莉栖「岡部といると、おかしくなりそうなの…。何を信じたらいいか、わからなくなるの…」
紅莉栖「私自身が選んだはずだったのに…それが全部まやかしだったんじゃないかって…。
否定されたみたいで、怖くなるの…」
紅莉栖「こんなことになるなら…出会わなければ、良かった…」
岡部「……」
紅莉栖「ねぇ岡部…」
紅莉栖「…別れ、ましょ? それがきっと、2人のためなの…」
紅莉栖「岡部のことは好きなのに…でも、冷静な自分はそれを受け入れることが出来ない…」
紅莉栖「ひょっとしたら、気の迷いだったんじゃないか。自分は何か勘違いしてるんじゃないか」
紅莉栖「そうやって何もかもが信じられなくなることが…とても怖いの…」
岡部「紅莉栖…」
紅莉栖「もう最近、分からなくなってきた。岡部が私を本当に好きなのか、私は本当に岡部を愛しているのか」
岡部「紅莉栖、俺は――」
紅莉栖「言わないで! 聞きたくない…聞きたくないよ…!」
紅莉栖「岡部といると、おかしくなりそうなの…。何を信じたらいいか、わからなくなるの…」
紅莉栖「私自身が選んだはずだったのに…それが全部まやかしだったんじゃないかって…。
否定されたみたいで、怖くなるの…」
紅莉栖「こんなことになるなら…出会わなければ、良かった…」
岡部「……」
紅莉栖「ねぇ岡部…」
紅莉栖「…別れ、ましょ? それがきっと、2人のためなの…」
岡部「そうだな・・・」
紅莉栖「・・くっ」
紅莉栖はラボを出て走り去った
開発室からダルがでてくる
ダル「・・・・・」
岡部「これで・・良かったのか?」
ダル「・・・・・・」
パシンッ
岡部「な・・」
ダル「お前・・最低すぎる」
紅莉栖「・・くっ」
紅莉栖はラボを出て走り去った
開発室からダルがでてくる
ダル「・・・・・」
岡部「これで・・良かったのか?」
ダル「・・・・・・」
パシンッ
岡部「な・・」
ダル「お前・・最低すぎる」
――1時間ほど前――
~居酒屋~
岡部「…そうだな。俺は、前の世界線の体験からか慎重になりすぎて、自然と感情を抑えてしまった気がする」
岡部「情けない話だな…。お前の言うとおりだ。一度、本当の意味で紅莉栖と向き合うことにするよ」
岡部「…たとえ、どんな結果になろうとな」
ダル「大丈夫だって。少しは自分の嫁を信頼しろお。
牧瀬氏は本当に辛くなったら嘘でごまかすことは、オカリンだって知ってるっしょ?」
岡部「しかし…もしそうなれば、どうすれば……」
ダル「はぁ…じゃあ大サービスな。とっておきを教えてあげるお」
岡部「とっておき?」
ダル「多分、オカリン限定牧瀬氏に対する、とっておきの魔法の言葉だお」
―――――――――――――――――――
――――――――
――――
~居酒屋~
岡部「…そうだな。俺は、前の世界線の体験からか慎重になりすぎて、自然と感情を抑えてしまった気がする」
岡部「情けない話だな…。お前の言うとおりだ。一度、本当の意味で紅莉栖と向き合うことにするよ」
岡部「…たとえ、どんな結果になろうとな」
ダル「大丈夫だって。少しは自分の嫁を信頼しろお。
牧瀬氏は本当に辛くなったら嘘でごまかすことは、オカリンだって知ってるっしょ?」
岡部「しかし…もしそうなれば、どうすれば……」
ダル「はぁ…じゃあ大サービスな。とっておきを教えてあげるお」
岡部「とっておき?」
ダル「多分、オカリン限定牧瀬氏に対する、とっておきの魔法の言葉だお」
―――――――――――――――――――
――――――――
――――
>>120
お前最低すぎる
お前最低すぎる
>>120
死ね 氏ねじゃなくて死ね
死ね 氏ねじゃなくて死ね
>>120
お前邪魔
お前邪魔
岡部「なっ……そ、そんな簡単なことでいいのか!?」
ダル「そんな簡単なことって言われてもねぇ…だってオカリンが牧瀬氏に告った時、ヘタれて鳳凰院モードだったっしょ?」
岡部「う…ぐ……」
ダル「そんでもってオカリンのことだから、その後は照れ隠しだとか、『言わなくてもわかるだろ』とか、
そんなノリで面と向かって言った事なんてきっとないっしょ?」
岡部(た、確かに…似たような台詞は言ったが、それだけはあまり…あれ? 言ったことないかもしれないぞ…?)
岡部「な、何ということだ…」
ダル「そういうこと。ま、取りあえず騙されてみたと思ってやってみたまへ」
岡部「…ダル。すまない。本当に、感謝する」
ダル「気にすんなって。あ、でも後で結果は報告はしてね?」
岡部「まったくお前は…わかった。約束しよう」
ダル「いってらー」
―――――――――――――――――――
――――――――
――――
ダル「そんな簡単なことって言われてもねぇ…だってオカリンが牧瀬氏に告った時、ヘタれて鳳凰院モードだったっしょ?」
岡部「う…ぐ……」
ダル「そんでもってオカリンのことだから、その後は照れ隠しだとか、『言わなくてもわかるだろ』とか、
そんなノリで面と向かって言った事なんてきっとないっしょ?」
岡部(た、確かに…似たような台詞は言ったが、それだけはあまり…あれ? 言ったことないかもしれないぞ…?)
岡部「な、何ということだ…」
ダル「そういうこと。ま、取りあえず騙されてみたと思ってやってみたまへ」
岡部「…ダル。すまない。本当に、感謝する」
ダル「気にすんなって。あ、でも後で結果は報告はしてね?」
岡部「まったくお前は…わかった。約束しよう」
ダル「いってらー」
―――――――――――――――――――
――――――――
――――
>>126
世界一周の特訓して出直せ
世界一周の特訓して出直せ
――時は戻り――
~リビング~
紅莉栖「ねぇ岡部…別れましょ? それがきっと、二人のためなの…」
岡部「…紅莉栖」ガタッ
紅莉栖「え?」
スタスタ
ガバッ
紅莉栖「な!? え?」
岡部「…こんなことを言われた後で、女々しいのはわかっている」
岡部「こういうことを言うのは卑怯だと思う。無様なのも、みっともないのも重々承知だ」
岡部「だが、残念ながら俺はひじょうに諦めが悪い。だから、聞いて欲しい」
岡部「これを聞いてくれた後なら…お前の言うとおりにしてくれても構わない」
岡部「…どうか1つだけ、言わせてくれないか?」
紅莉栖「……」
~リビング~
紅莉栖「ねぇ岡部…別れましょ? それがきっと、二人のためなの…」
岡部「…紅莉栖」ガタッ
紅莉栖「え?」
スタスタ
ガバッ
紅莉栖「な!? え?」
岡部「…こんなことを言われた後で、女々しいのはわかっている」
岡部「こういうことを言うのは卑怯だと思う。無様なのも、みっともないのも重々承知だ」
岡部「だが、残念ながら俺はひじょうに諦めが悪い。だから、聞いて欲しい」
岡部「これを聞いてくれた後なら…お前の言うとおりにしてくれても構わない」
岡部「…どうか1つだけ、言わせてくれないか?」
紅莉栖「……」
>>129
流石に何回もやられると、イラつくわ~
流石に何回もやられると、イラつくわ~
>>131
いつもいいところで焦らされる
いつもいいところで焦らされる
>>126
複数の人間から純粋にウザがられる気分はどうだい?
複数の人間から純粋にウザがられる気分はどうだい?
紅莉栖「――ッ」
岡部「俺は、牧瀬紅莉栖を心から愛している」
岡部「世界中の誰よりも愛している」
岡部「この気持ちは一生変わらない。いや、きっと死んでも変わらない」
岡部「愛しているんだ、紅莉栖……」
紅莉栖「……」
ツーッ…
岡部「紅莉、栖……?」
紅莉栖「あれ? ははっ、何だろ、これ…。生娘ってわけでもないのに」ポロポロ
紅莉栖「こんなありきたりな言葉1つで…そんな、処女じゃあるまいし…」
紅莉栖「なのに、何で…? 何で、涙が溢れてくるんだろ…?」
岡部「俺は、牧瀬紅莉栖を心から愛している」
岡部「世界中の誰よりも愛している」
岡部「この気持ちは一生変わらない。いや、きっと死んでも変わらない」
岡部「愛しているんだ、紅莉栖……」
紅莉栖「……」
ツーッ…
岡部「紅莉、栖……?」
紅莉栖「あれ? ははっ、何だろ、これ…。生娘ってわけでもないのに」ポロポロ
紅莉栖「こんなありきたりな言葉1つで…そんな、処女じゃあるまいし…」
紅莉栖「なのに、何で…? 何で、涙が溢れてくるんだろ…?」
紅莉栖「こんなの…遅すぎるのに」
岡部「え?」
紅莉栖「不安だったのよ? 私、とっても…」
紅莉栖「岡部は…付き合おうとか、好きだ、とかは言ってくれたけど…」
紅莉栖「愛しているとは、一言も言ってくれなかった…」
岡部「す、好きも愛しているも、同意義ではないのか?」
紅莉栖「全然違うわよ…バカぁ…」
紅莉栖「なのに…い、今更、言ってくれたって…」
紅莉栖「こんなんじゃ駄目なのに…いやだ、これじゃ、私が安い女みたいじゃない…」
紅莉栖「なのに…どうして、こんなに嬉しいのよ…」グスッ
岡部「……」
ギュッ
紅莉栖「あ…」
岡部「え?」
紅莉栖「不安だったのよ? 私、とっても…」
紅莉栖「岡部は…付き合おうとか、好きだ、とかは言ってくれたけど…」
紅莉栖「愛しているとは、一言も言ってくれなかった…」
岡部「す、好きも愛しているも、同意義ではないのか?」
紅莉栖「全然違うわよ…バカぁ…」
紅莉栖「なのに…い、今更、言ってくれたって…」
紅莉栖「こんなんじゃ駄目なのに…いやだ、これじゃ、私が安い女みたいじゃない…」
紅莉栖「なのに…どうして、こんなに嬉しいのよ…」グスッ
岡部「……」
ギュッ
紅莉栖「あ…」
岡部「紅莉栖…俺は、大馬鹿だ」
岡部「俺はこの世界線で、再びお前と会えたことに舞い上がりすぎたのかもしれない」
岡部「お前とまた会えた時、思ったんだ。ああ、これは運命なんだ。世界が決めた選択なのだ、と」
岡部「だから俺は、この世界線でもお前と結ばれることに、何の疑問も持たなかった」
岡部「お前は俺のことが好きなのだと、俺を選んでくれるのだと、特に考えもせずに信じて疑わなかった」
紅莉栖「……」
岡部「だが、違ったんだな。どの世界線上にいてもお前はお前だった。何も知らない、ただの少女だった」
岡部「俺は運命という不明瞭なものを盲目的に信じ続け…結果として、お前への想いを蔑ろにしてしまっていた」
岡部「本当にすまなかった……紅莉栖」
紅莉栖「……いいよ」
ギュゥ…
紅莉栖「だって、愛してる」
岡部「俺はこの世界線で、再びお前と会えたことに舞い上がりすぎたのかもしれない」
岡部「お前とまた会えた時、思ったんだ。ああ、これは運命なんだ。世界が決めた選択なのだ、と」
岡部「だから俺は、この世界線でもお前と結ばれることに、何の疑問も持たなかった」
岡部「お前は俺のことが好きなのだと、俺を選んでくれるのだと、特に考えもせずに信じて疑わなかった」
紅莉栖「……」
岡部「だが、違ったんだな。どの世界線上にいてもお前はお前だった。何も知らない、ただの少女だった」
岡部「俺は運命という不明瞭なものを盲目的に信じ続け…結果として、お前への想いを蔑ろにしてしまっていた」
岡部「本当にすまなかった……紅莉栖」
紅莉栖「……いいよ」
ギュゥ…
紅莉栖「だって、愛してる」
岡部「紅莉栖、お前…」
紅莉栖「思い出したの」
岡部「え?」
紅莉栖「岡部と過ごした三週間を…初めて会った日のことも」
紅莉栖「言い争った日のこと。2人でパソコンを運んだ日のこと。
タイムマシン研究のこと。青森に行く約束のこと。パーティをしたこと」
紅莉栖「まゆりを助けるために、大変な思いをしてきたこと。私が助けたこと。
そして、私のために泣いてくれたこと」
紅莉栖「初めてキスしたこと。何度も何度も繰り返したこと。
最後に言えなかった台詞のこと。貴方の腕の中で死んだこと」
岡部「……」
紅莉栖「何でこんな大切なこと…忘れていたんだろ…。
私の中にはこんなにも、貴方で満たされているのに」
紅莉栖「岡部の想いが、温もりが、全部頭の中になだれ込んできて…大好きって気持ちが伝わってくる」
紅莉栖「私たちって…幸せなんだね。また、こうして会えて、本当に幸せだったんだね」
紅莉栖「ごめんね、岡部…今まで、思い出せなくて、ごめんね…」ギュゥ…
紅莉栖「思い出したの」
岡部「え?」
紅莉栖「岡部と過ごした三週間を…初めて会った日のことも」
紅莉栖「言い争った日のこと。2人でパソコンを運んだ日のこと。
タイムマシン研究のこと。青森に行く約束のこと。パーティをしたこと」
紅莉栖「まゆりを助けるために、大変な思いをしてきたこと。私が助けたこと。
そして、私のために泣いてくれたこと」
紅莉栖「初めてキスしたこと。何度も何度も繰り返したこと。
最後に言えなかった台詞のこと。貴方の腕の中で死んだこと」
岡部「……」
紅莉栖「何でこんな大切なこと…忘れていたんだろ…。
私の中にはこんなにも、貴方で満たされているのに」
紅莉栖「岡部の想いが、温もりが、全部頭の中になだれ込んできて…大好きって気持ちが伝わってくる」
紅莉栖「私たちって…幸せなんだね。また、こうして会えて、本当に幸せだったんだね」
紅莉栖「ごめんね、岡部…今まで、思い出せなくて、ごめんね…」ギュゥ…
苦労したって言葉が生易しく聞こえるぐらい、数奇で苛烈な人生だからな。2人とも。
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