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    元スレ紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×6
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    51 = 1 :

    『――おかえりニャさいませご主人様!』

    『フェリスちゃんトゥットルー♪』

    『凶真、時間を川の流れに例えるのはおかしいのニャ』

    『G・B・A・C・K!! G-BACK!!』

    『みんなに幸せを届けるネコ耳メイドの使命ニャ!』

    『過去にメールを送れるマシンを作ったお。主に僕が』

    『凶真、できればDメールの中身は秘密にしときたいのニャ――』

    イイイイイイイイイイイイイイ…

    岡部「…フェイリス?」

    フェイリス「…思い出した…。全部、全部思い出した…!」

    52 :

    フェイリスたんprpr

    53 = 1 :

    ………

    ~フェイリス宅~

    紅莉栖『――準備完了。いつでも送れるわよ』バチバチバチバチ

    岡部「…本当にいいんだな、留未穂」

    フェイリス「…うん。マユシィだって大事な友達だもん、助けたいよ」

    岡部「……」

    フェイリス「ホントはね、パパが居ない世界なんて嫌だよ。だけど私ももう夢から醒めなきゃ。パパが生きてるこの世界は仮初めに過ぎないんだ」グスッ

    岡部「フェイリス…」

    フェイリス「…そのメールを送って。そしてマユシィを、世界を救って」ポロポロ

    岡部「…ああ」ピッ

    フェイリス「…ねぇ。世界線が変わっても、私は凶真のこと覚えていられるのかな」ポロポロ

    岡部「…ああ。きっと覚えてるさ」ウルッ

    フェイリス「…嘘付き。ありがとう、さよなら。私の王子様――」ニコッ

    グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン

    54 = 44 :

    >>53
    グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォンやめろwwwww

    55 = 1 :

    ………

    ~ラボ~

    岡部「……ッ」フラッ

    岡部(…リーディングシュタイナーが発動した…)

    岡部「……」フゥー…

    紅莉栖「岡部、お疲れ様」スタスタ

    岡部「紅莉栖か。フェイリスは?」

    紅莉栖「隣でまゆりと話してるわよ。さっき確認してみたけど…やっぱり前の世界線の記憶は無くなってるみたいね」

    岡部「そうか…」

    紅莉栖「…さて、気を取り直しましょう」

    岡部「…ああ、だな。分かった」

    56 = 1 :

    紅莉栖「さっきのDメールで確かに世界線が変わった。これでまゆりの生存率はさらに上がったはずよ」

    岡部「とりあえずしばらくまゆりの様子を見てみるか?」

    紅莉栖「確かにデッドラインの見極めはするべきだけど…その前に、さらに生存率を押し上げる方法も考えておきたい」

    岡部「生存率を上げる方法、か。一度試して失敗したものはやはり駄目なんだろうな…」

    紅莉栖「確かに信頼はできないわね。とはいえ他に方法はあるのかしら? たいていの場所には逃げてみたし…」ウーン…

    岡部「この際誰かに相談でもするか? ダルなんか適任だろう」

    紅莉栖「確かにあの妄想力は目を見張るものがあるけど…『二次元の世界に逃げれば万事解決だお!』とか言い出しそうね」フフ

    57 = 1 :

    岡部「…二次元? …そうか!! その手があったんだ!!」

    紅莉栖「…岡部?」

    岡部「…なぜ今まで考え付かなかったんだ…!!」

    紅莉栖「…どうしたの岡部? まさか『絵の中に入るガジェットを作るのだーフゥーハハハー!!』とか言い出す気じゃないでしょうね?」ヤレヤレ

    岡部「そうではない! いいか紅莉栖、よく考えてみろ。今まで俺たちが行った逃亡先はすべて東西南北右左に縛られた二次元方向にあるものだけだったんだ」

    紅莉栖「…まさか…!!」

    58 = 1 :

    岡部「…そうだ。二次元方向が駄目なら三次元方向へ、つまり横が駄目なら上へ逃げれば良いだけだ!!」

    紅莉栖「…正気?」

    岡部「正気だ!! さぁ、宇宙に逃げるぞ紅莉栖ッ!!」

    紅莉栖「……ちょ、待ちなさいよ!! さすがにそれは突飛過ぎるというか…まずお金が足りない!!」

    岡部「金は株でいくらでも作れる」

    紅莉栖「…! でも、宇宙へ行く技術も知識も…」

    岡部「タイムリープして勉強と研究を繰り返せばいい。現に俺はそうしてきた。…ま、お前の研究者魂が既に枯れ果ててしまったというのなら話は別だがな」

    紅莉栖「」ピクッ

    岡部「お前が反対なら仕方無い。考え直すとしよう」

    紅莉栖「…は。はは。ははははははッ!!! 言ってくれるじゃない岡部ッ!!」ダンッ!!

    岡部「おや? お前は地球外逃亡に反対なのだろう?」ニヤニヤ

    紅莉栖「大賛成に決まってる!! 私は研究大好き女!! それは死んでも変わらないッ!!!」

    岡部「うむ!! それでこそ紅莉栖だ!!」

    61 = 44 :

    もうまゆりの死をネタに研究したいだけじゃないのかこいつらwww

    62 = 1 :

    ………

    紅莉栖〈14028回目〉「これ見て岡部! 太陽電池が完成した! エネルギー変換効率が70%を超してる…って何それ?」

    岡部〈27435回目〉「ラジコンヘリだ」

    ………

    紅莉栖〈15714回目〉「ちょっと見て岡部! 新型エンジンが完成した! ガソリン1ℓで軽自動車が300km走る…って何それ?」

    岡部〈29121回目〉「小型飛行機だ」

    ………

    紅莉栖〈18357回目〉「ねぇ見て岡部! 熱防護システムが完成した! 耐熱温度は2500℃オーバー…って何それ?」

    岡部〈31764回目〉「人工衛星だ」

    63 = 44 :

    オカリンハイテクすぎるwwwクリスティーナ涙目ww

    64 = 59 :

    チートだろ…

    65 = 1 :

    ………

    紅莉栖〈19625回目〉「ほら見て岡部! 宇宙服が完成した! 重量を65kgに抑えることに成功…って何それ?」

    岡部〈33032回目〉「宇宙船だ」

    ………

    紅莉栖〈22003回目〉「あれ見て岡部! 地中船が完成した! 地上からメソスフェアまで自由に移動可能…って何それ?」

    岡部〈35410回目〉「潜水艦だ」

    ………

    紅莉栖〈24566回目〉「見て見て岡部! 転送装置(ワープマシン)が完成した! 玄関開けたら2分でSERN…って何それ?」

    岡部〈37973回目〉「反物質だ」

    66 = 59 :

    人を越えてる…

    67 = 7 :

    300人委員会をも支配できそうだwww

    68 = 1 :

    ………

    ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

    岡部〈40407回目〉「……ッ」ズキンズキン

    紅莉栖〈27000回目〉「……ッ」ズキンズキン

    岡部「…ふは。ふはは。フゥーハハハ!! 今度こそ完璧だ!! ついに未来ガジェット1349号『ぐんぐんワープくん』の設計が完成したぞ!!!」フハハハ

    紅莉栖「何かとトラブルに見舞われそうな名前だな。とにかくあとは材料を集めて組み立てをするだけね! 設計は図に書き起こしたほうがいいかしら?」

    岡部「必要無い!! すべて頭に入っている!!」

    紅莉栖「それなら大丈夫ね!! 宇宙空間だけでなく深海や地中への進行をも可能にした脅威の未来ガジェット!! 燃費も異様に良いし完成が楽しみだわ!!」フハハハ

    岡部「その機能もさることながら、最も恐ろしいのは材料さえあれば2日足らずで完成してしまう所だな」ウンウン

    紅莉栖「飛行機能がある上にワープ機能で移動時間の短縮もできるしね。まぁ今はまだ一度に4万km弱の距離しかワープできないけど」

    岡部「二重扉なので安全面でも問題無し! 真空や高温、高水圧にも難無く耐えられる宇宙服も搭載! さぁ紅莉栖!! さっさとマシンを完成させてまゆりを乗せるぞ!!」

    69 :

    もう数百年は経過してるよな・・・

    70 = 1 :

    ………

    まゆり「あー! 三葉虫の化石だー! ちょっと拾ってくるねオカリン!」パカッ パカッ

    ガシッ グイグイー ガラガラー プチッ

    岡部〈43221回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「マリアナ海溝って深いんだねー♪ ちょっと水着でひと泳ぎしてくるよーえへへー♪」パカッ パカッ

    クシャリ

    紅莉栖〈32685回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「わー見て見て! でっかいサメがいるよー! ちょっと触ってくr」パカッ パカッ

    ガブリ

    岡部〈49228回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    71 = 1 :

    ………

    まゆり「宇宙遊泳って楽しいねー♪ あ! 見て紅莉栖ちゃん! おっきなデブリがこっちに飛んd」フヨフヨ

    ドゴーン

    紅莉栖〈39147回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「わー! この宇宙服って小型ジェットが付いてるんだー♪ じゃあ太陽捕まえてくるねオカリン!」ゴオオオオオー…

    ジュウウウウウウウウウウ

    岡部〈55714回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「わぁー!! 見て見て!! 宇宙ひもがあるよ紅莉栖ちゃん! ヘルメットが邪魔ではっきりと見えないy」ヌギヌギ

    ウックルシッ

    紅莉栖〈45319回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    73 = 7 :

    収束先生のおかげでまゆりが電波になってもうた

    74 = 1 :

    ………

    ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

    岡部〈61399回目〉「はぁッ…はぁッ…」

    紅莉栖〈47992回目〉「はぁッ…はぁッ…」

    岡部「くっそ!! 何故だ!! 何故助からない!!」

    紅莉栖「『ぐんぐんワープくん』に欠陥は無いはず。…もう次のDメールを消すしかないみたいね」

    75 = 30 :

    欠陥があるのはコイツらの頭じゃ…

    76 = 1 :


    ~メイクイーンニャンニャン~

    フェイリス「こちらアイスコーヒーですニャご主人様!」コトン

    岡部「……まさかこんな展開になるとはな。助けてくれ紅莉栖…」グデー

    紅莉栖「漆原さんのDメールの内容は分かってるからあとはポケベルの番号を調べるだけの簡単なお仕事だと思ったんだけど…」チューチュー

    岡部「まさかルカ子とデートをすることになるとは思わなかった…」

    紅莉栖「たったの数日間でしょ? 楽しませてあげなさいよ」チューチュー

    岡部「とは言っても紅莉栖、俺にはそういう経験が全くないのだ。一体何をすればいいのか…」ウーン…

    紅莉栖「自信付けたいなら今からおフロ屋さんに行って童貞卒業してきたら?」チューチュー ジュルルー…

    岡部「そんな怖いことできるか!! コーヒーはブラックでも発想はヴァージンだな紅莉栖!!」

    紅莉栖「ぶッ!? …何よ処女で悪い!? だからわざわざこんなデートマニュアル本まで買ってきたんでしょ!!」バサッ!

    岡部「…なんだか悲しくなってきたな。醜い争いはやめよう紅莉栖…」ドヨーン…

    紅莉栖「…ええ…」ドヨーン…

    77 :

    Dメール取り消せばいいと分かってるのになんで脇道に逸れるんだよww

    78 = 1 :

    岡部「…しかしそんなマニュアルが本当に役に立つのか? 装丁からして古臭さ全開なのだが」

    紅莉栖「さぁ…とりあえず平積みしてあったのを買ってきたんだけど」ペラペラペラペラ

    岡部・紅莉栖「……」ペラペラペラペラ ヨミヨミ

    岡部・紅莉栖「…これは無いな…」パタン…

    紅莉栖「もう行き当たりばったりでいいじゃない。今のあんたに怖いものなんて無いでしょ?」

    岡部「注射は死ぬほど怖いぞ」

    紅莉栖「そういうこと言ってるんじゃないっつーの! ったく、こうなったら私が遠くからずっと見ておきましょうか? 何かあったら随時サポートするから」

    岡部「そうしてくれると助かるが…さすがにバレないか?」

    紅莉栖「その点は心配しないで! この未来ガジェット1350号『ピーピング・シタイナー』を使えば3km離れた地点までなら手に取るように分かるのよ!」ババーン

    岡部「いつの間にそんなガラクタ双眼鏡を作ったのだ? しかし俺もお前も『ぐんぐんワープくん』の経験のおかげでやたら製作速度が上がったな」

    紅莉栖「ガラクタ言うな! ま、こんな物があってもまずは岡部が頑張らなきゃ意味無いんですけどねー」

    岡部「…結局俺はどうすればいいんだ…」ハァー…

    79 = 1 :

    フェイリス「ニャニャ? 凶真デートするのかニャ?」ヒョコッ

    岡部「え? ああ、一応な」

    フェイリス「ニャーン!? 相手は誰なのニャ!? もしかしてマユシィ!? それともこの子だったりするのかニャ!?」ワクワク

    紅莉栖「い、いや私じゃないわよ!? まゆりの友達!」

    フェイリス「ほほう…女子高生に手を出すとはさすが凶真ニャ…!! それで何をそんなに悩んでるのかニャン?」

    岡部「何をすれば楽しませてやれるのかが全く分からないのだ…」

    フェイリス「そんなの簡単ニャ! 凶真はただ凶真らしくしていればいいのニャ!」

    岡部「俺らしく、か?」

    紅莉栖「…そうね。変に考えてもドツボに嵌まるだけかも知れない。あの子が惚れたのは普段の岡部なんだもの。デートでも普段の岡部のままでいればいいのよ」

    フェイリス「その通り! とっとと未成年淫行でとっ捕まってくるのニャ凶真ー!」

    岡部「なるほど! 普段の俺のままでいいのだな! 助言感謝するぞフェイリス!」

    80 = 44 :

    >>79
    いや、ツッコめよオカリンwwww

    81 = 1 :

    ………

    岡部「ふははは立ち去れチンピラ共めが!!」シュババババ

    チンピラ共「ぐあああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ

    ルカ子「すごいです岡部さん!」キラキラ

    ………

    「彼氏が車に轢かれた!! 誰か助けてください!!」ビエーン!!

    岡部「不用意に動かすな! 俺が応急処置をするからお前は救急車を呼べ! ルカ子は今すぐハサミとライターを買ってくるんだ!」

    ルカ子「すごいです岡部さん!!」キラキラ

    82 = 1 :

    ………

    岡部「ふははは立ち去れヤー公共めが!!」シュババババ

    ヤー公共「ぐああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ

    ルカ子「すごいです岡部さん!!!」キラキラキラキラキラ

    ………

    フランス人「Parce que j'ai faim, veuillez l'aider.」ペラペラ

    岡部「Mangez une pizza; un adipeux.」ペラペラ

    ルカ子「すごいです岡部さん!!!!」キラキラキラキラキラ

    83 = 1 :

    ………

    岡部「ふははは立ち去れポリ公共めが!!」シュババババ

    ポリ公共「ぐあああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ

    ルカ子「すごいです岡部さん!!!!!」キラキラキラキラキラキラ


    ………

    岡部「――以上の証拠から奥さん、犯人はあなたしか考えられないんですよ!!」ビシィッ!

    奥さん「……ふふ。やっぱり悪いことはできないわね…」ガクリ…

    ルカ子「すごいです岡部さん!!!!!!」キラキラキラキラキラキラ

    84 = 1 :

    ………

    ~柳林神社~

    ルカ子「ボク…本当は男の子に戻りたくなんか無いです…男の子に戻ったら…この気持ちを封印しないといけなくなるから…」ポロポロ

    岡部「……」

    ルカ子「…ねぇ岡部さん。ボクが男の子になっても覚えていてくれますか?」ポロポロ

    岡部「…ああ」

    ルカ子「女の子だったボクのこと、覚えていてくれますか?」ポロポロ

    岡部「…ああ」ウルッ

    ルカ子「ありがとうございます。…さよなら、ボクの好きな人――」ピッ

    グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン

    85 = 1 :

    ………

    ~ラボ~

    紅莉栖「――お疲れ様。結局私がサポートするまでも無かったわね」

    岡部「…ああ、だな」

    紅莉栖「今度こそまゆりが助かるといいんだけど…」

    岡部「…念には念を入れよう。まだ生存率を上げる方法はあるはずだ」

    紅莉栖「…2次元方向への逃亡は失敗で、3次元方向への逃亡もやはり失敗だった。となると残されたのは…」

    岡部「4次元方向への逃亡」

    紅莉栖「……『タイムリープマシン(改)』と『ぐんぐんワープくん』の技術を応用・改良すれば不可能ではなさそうね」

    岡部「だな! 時間を移動するマシンを作るぞ紅莉栖!!」

    86 :

    追いついた
    続編ktkr

    ところでこの>>1案外博識だな

    87 = 1 :

    ………

    ………

    岡部〈80647回目〉「…ふは。ふははははは。フゥーハハハハ!! 遂に完成したぞ!! 未来ガジェット1777号『轢き逃げ霊柩車(イビルデロリアン)』!!」

    紅莉栖〈67240回目〉「もう少し名前は何とかならんかったのか? まぁとにかく完成ね!」

    岡部「過去方向へはもちろん未来方向への跳躍も可能となった究極の未来ガジェット!! 」

    紅莉栖「さらにワープくんの全機能を改良して付け加えたことで跳躍後の世界でも自由な移動が可能になっている!! …恐ろしい出来ね」

    岡部「これにまゆりを乗せて逃げれば…ミッションコンプリートだ!!」

    88 = 44 :

    ネーミングセンスの良し悪しより不謹慎だろwwww

    89 = 1 :

    ………

    まゆり「わぁー! プテラノドンだよー♪ あ、こっちに来r」

    ガシッ バッサバッサ アレー?

    岡部〈84375回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「見て見て紅莉栖ちゃん! カルタゴ軍もローマ軍もかっこいいね! さっきからすごい数の矢だよーえへh」

    ヒューン サクッ

    紅莉栖〈74797回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「ねぇねぇオカリン! あそこで戦ってるおじさんって張飛さんじゃないかな? あ、こっちに来t」

    ウオオオオオオ!! スパーン

    岡部〈92921回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    90 = 1 :

    ………

    まゆり「あー見て見て! 十字軍がいっぱいいるよ! すごいねーえへh」

    ドドドドドドド ブスリ

    紅莉栖〈82928回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「ほら見てオカリン! 五稜郭で戦争してるよ! 土方さんどこにいるのかなー!?」キョロキョロ

    パァン ドサッ

    岡部〈100629回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「わー見て紅莉栖ちゃん! ライト兄弟が飛行機を飛ばしてるよ! あ、こっちに来t」

    ヒューン… ドガァァァン プチッ

    紅莉栖〈91430回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    91 = 44 :

    思うんだ…まゆりも不注意だがオカリンたちもなぜこんな危険な場所ばっかり…

    94 = 1 :

    ………

    まゆり「レジスタンス? よく分からないけど秘密基地みたいでカッコいいね! それにしてもあのおじさんダルくんにちょっと似てr」

    ラウンダーニココガバレタゾー!! ミサイルガクルゾニゲロー!! チュドオオオオオオオン!!

    岡部〈108026回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「あーすごーい!! 青い宇宙人がテレビで歌ってるよ!! 車も空を飛んでてびっくりなのでs」

    キキイイイイイイー!! ドガアアアアン!!

    紅莉栖〈99078回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    ………

    まゆり「わぁー!! 地球が大爆発したよ!! 星にも寿命ってあるんだねー♪ 暑さでだんだん宇宙服が蒸れてきたよーえへh」ヌギヌギ

    ウックルシッ

    岡部〈116703回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

    95 = 30 :

    見て見てオカリン~、ケネディ大統領がパレードしてるよ~

    96 = 1 :

    ~ラボ~

    ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

    岡部〈119999回目〉「はぁーッ…はぁーッ…」

    紅莉栖〈106592回目〉「はぁーッ…はぁーッ…」

    岡部「…クッソ!! 何でだよ!! 何で何度繰り返しても助からないんだ!!」ダンッ!!

    紅莉栖「気持ちは分かるけど落ち着いて岡部。これからどうするかを考えないと」

    岡部「…少なくとも時間を超えるのは無駄なようだな」

    紅莉栖「そうね。たとえマシンでデッドラインの時間を越えても、結局しばらくするとまゆりは死んでしまった」

    岡部「…何故だ? デッドラインの時刻さえ回避すればいいのではなかったのか…?」

    紅莉栖「…それは『所属』の問題なんじゃないかしら」

    岡部「『所属』?」

    97 :

    もうゲームマスター越えてるよな

    98 = 1 :

    紅莉栖「まゆり――この場合は具体的な個物としてのまゆり、とでも言った方がいいのかも知れないけれど――は『今この時間を生きている人間』。それは分かるわね?」

    岡部「ああ。当然だろう」

    紅莉栖「これを『この世界線の時間に所属している状態』と捉えたとしたら。例えまゆりが過去や未来へ行っても、まゆりの中に『今この時間』が生き続けているとしたら」

    岡部「…なるほど。『まゆりの中の時間』が一定の時刻に達した時、『その時居る時間』に関わらずまゆりは死んでしまうということか」

    紅莉栖「そういうこと。イメージ的には体内時計…いや、いっそのこと時限爆弾のようなものをイメージした方が分かり易いかも知れない」

    岡部「過去や未来への逃亡はまゆりの生存率を上げる上では何の意味も為さない、ということか。…生存率を上昇させるためには」

    紅莉栖「最後のDメールを打ち消すしかない」

    岡部「…桐生萌郁。かつて俺が閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)と呼んだ女のDメール…!」

    99 = 1 :

    ………

    ~萌郁のアパート前~

    岡部「――じ、自殺?」

    警官「そう自殺。アパートの自室で首吊ってたんだ。ちなみに事件性は皆無だよ」

    岡部「…そう、ですか」

    警官「遺体は総合病院の方にあるから、良かったら会いに行ってあげてね」

    岡部「……」

    100 = 1 :

    ………

    ~ラボ~

    岡部〈120000回目〉「――と言う訳だ」カタカタカタカタ

    紅莉栖〈106593回目〉「帰ってくるなり『タイムリープするぞ!』なんて言い出すから何事かと思ったら…なるほどね。そういうことはタイムリープする前に言いなさいよ」

    岡部「先にある程度前準備をしておこうと思ったのでな」カタカタカタカタ

    紅莉栖「前準備? さっきからやってるネットサーフィンのこと?」

    岡部「ネットサーフィンでは無い…っとやっと見つけたぞ。紅莉栖、お前これ扱えるか?」

    紅莉栖「どれどれ……ってはぁあ!? 一体何するつもりなのよ岡部!? よく見たらここ思いっきり違法サイトじゃない!!」

    岡部「ただの通販サイトだ。そんなことより俺はこれを扱えるかと聞いているのだ紅莉栖よ」

    紅莉栖「まぁ扱えないことは無いけど…ホントに何する気なの?」

    岡部「扱えるのなら問題無い!! では只今よりッ!! 『地這う世界蛇』作戦(オペレーション・ヨルムンガンド)の開始を宣言するッ!!」ババーン

    紅莉栖「いやちょっ待っ…ちゃんと説明しろ!!」


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