元スレ京子「あぁ……死にたい。もう……やだよ…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
ただ何かをする訳でもなく歳納京子はベットに仰向けになり虚ろな表情で天井を眺めていた。ボーという擬音が最も似合いそう姿だ。
燃えるような真夏の熱気にやられたーーというのも少しはあるだろうが何かおかしい。窓は鍵まで閉めきっており、真夏のお供であるエアコンは稼働させてない。涼を求めてはいなかった。
暑さではない何かが彼女をここまで落ち込ませているのは容易に分かる。しかしそれでもやっぱり暑そうだった。汗は無限を思わせる程溢れ出てシーツを湿らせていた。
2 :
読まないで閉じるのが俺のじゃすてぃす
3 :
それから4年後
4 = 1 :
ふと彼女は何かを思い出したかのようにむくりと上半身を起こした。
「……」
その瞬間。それが当然であるかのように、そしてあたかも日常生活の一環のように、自然に歳納京子の手は自身の首へとむかっていった。
ゆっくりと手と首の距離は縮まる。そう着実に縮まっていき、そしてーー絡みつく。
5 :
パンツは脱いだぞ
6 = 1 :
「うっ……く…っ」
空気は遮断された。歳納京子の衰弱しきった細い指は首の肉に深々と入り込み、押しつぶしていく。まるでワイヤーで絞めてる感覚だった。
「はっ…くぅ……っ」
自然と乾いた吐息が零れる。快楽に溺れた甘い吐息に類似しているが表情は決して快楽のそれではなく、苦痛に歪んでいた。
鬱血し血管は網目状に浮き出ており、淡い桃色だった唇は正気の薄い青紫色へ変色していく。
苦しい…!あまりにもリアルな死の恐怖が襲ってきた。その瞬間だ。
7 = 1 :
パッ。あっさりと彼女の手は首から抜けてしまった。そして一瞬間を置いてから滞っていた血液は何事もなかったかのように全身へと駆け巡りだす。
ドクンドクン…トク…トク。鼓動の波打つ速さも減速し冷静さを取り戻した。
「かはっ……はぁはぁ…」
生への依存が去来する。いつも通りだ…。そう、いつもそうなのだ!私はいつも直前になって止めてしまう。それにだ。縄ではなくいつも手で行っている。心の片隅で死を恐れている。
「…うっ…うぅ……っ」
いつも落ちるのは命ではなく、涙である。
8 :
4年経ってるのかよ
9 :
乙おもしろかった!
10 = 1 :
「おはよう京子ちゃん!」
「あ、おはようございます。京子先輩」
午前8時過ぎ、部活の後輩であり親友である赤座あかり、吉川ちなつがいつも通り学校の肛門で挨拶をしてくれる。
11 :
スカトロに走ったぞ
12 = 5 :
おい校門
13 = 1 :
「ちなつちゃーん!ちゅっちゅちゅっー!」
「きゃあっ!もう止めてくださいよぉ京子先輩~!」
「これは私のスキンシップであり愛情だぁ~!止めるもんかぁ
」
「あはは京子ちゃんっていつも元気だよね。見てるこっちまで元気が出てきちゃいそだよぉ」
頬にキスマークが付くほどぎゅーとちなつにキスするのが朝の日課だ。いや、もはや義務だ。ついでにいつも隣で京子のスキンシップを見つめて微笑んでいるというのも日課で義務だ。(時々あかりにもキスする)
14 = 5 :
ここまで読んだ
15 = 1 :
「本当元気に底がないよね京子ちゃんったら」
「本当ですよ~。京子先輩は一回鬱になるべきです!」
あかり、ちなつにとって京子は元気を具現化したような存在なのだろう。リーダー格でトラブルメーカでその挑みかかるような雰囲気にいい意味で彼女達を引っ張られている。
16 = 1 :
彼女達は…京子に隠れる闇は知る由もないだろう。
「あっはっはっ!私が鬱ぅ?そんなのあり得ない、あり得ない」
豪快に笑う。そしてちなつはがっかりし、あかりはそれに微笑む。昨日の自殺未遂は嘘のように感じる。
何気ない日常がこんなにも楽しく感じるのが京子には嬉しくてたまらなかった。
17 :
おまえか
18 :
結衣はどうした?
19 = 1 :
「あかり達がこんなに笑顔になれるだから京子ちゃんなら結衣ちゃんも元気にできるよ!」
…あかりの言葉が京子の胸に深く突き刺さった。京子にとって「結衣」という単語はーー。
「そうですよ!早く結衣先輩を元気にしてあげて下さいよぉ!はぁ~ん結衣先輩にだったら口でキスするのにぃ~」
20 :
何があったんだよ…
21 :
続きはよ
23 = 1 :
不意打ち。
京子には不意打ち。
抉れる。
京子の心が抉れる。
壊れる。
京子の体が壊れる。
崩れる。
京子の全てが崩れる。
24 = 1 :
不意打ち。
京子には不意打ち。
抉れる。
京子の心が抉れる。
壊れる。
京子の体が壊れる。
崩れる。
京子の全てが崩れる。
25 :
たこ壷で出してくれ
26 = 1 :
不意打ち。京子に
は不意打ち抉れる。京子の心が抉れる。壊れる京子の体が壊れる崩れる京子の全てが崩れる不意打ち京子には
不意打ち京子京子のののの心が抉れる壊れる壊れる抉れる京子の体体体が壊れる崩れる不意打不意打ち京子の全て
がる不意打ち京子には不意打ち抉れる不意打ち壊れる崩れる京京子京子子京子の体が壊れる崩れるるるる京子の全てが崩れるれるるれるれるるるれるれ崩れる不意壊れ
「はぁ…!はぁ…!」
「京子ちゃ…ん?」
27 = 5 :
良い感じに病んでてワロタ
28 :
京子ちゃん…結衣ちゃん…
29 :
なぜかカイジのナレーションで脳内再生された
30 = 8 :
れろれろ
31 :
わ、わっふる…
32 = 1 :
「京子ちゃん!」
「京子先輩!」
京子の乱れ具合は尋常ではなく蒼白になる。
「わぁっ!」
「あっはっはっ!甘いぞ!君達ぃー」
「もー京子ちゃんったらぁ」
「ふざけないで下さいよ京子先輩!」
あははは
34 = 1 :
帰路。
遥か遠くの山から顔を覗かせていた夕日が淡く美しく橙色に世界を染め上げる。空の透き通る青さ。山の深々と濃い緑。歳納京子、赤座あかり、吉川ちなつの雪を思わせる白い肌。
全てが橙色に染まっていく。
「はぁ…今日も結衣先輩は先に帰っちゃったんですかぁ…」
35 :
ざわ・・・ざわ・・・
36 = 1 :
目を細め、夕日の仄かな眩しさを手で遮りながらちなつは呟いた。
その視線の先には見えぬ結衣を見つめているのか。視線は遠い一色の景色から動かなかった。
「まったくだよね、ちなつちゃん!結衣の奴、私に一言もなく直帰とか…っていつからだっけ?」
「65日前の5月10日水曜日からです」
「…やけに詳しいね」
結衣のことになるとちなつは全細胞が常人を超越するのだ。愛ゆえの成せる技である。
37 :
ほ
38 = 8 :
俺馬鹿だから地の文いっぱいあるとよみにくいんよ
39 = 37 :
「あかり、また4人で帰りたいなぁ」
チクッと刺さる言葉の棘が痛い。しかしだ。また4人で仲良く帰りたいのは本心で本音だ。また仲良く…。
「今から結衣先輩の家に行ってみませんか!?ねぇ!ねぇ!ねぇ!」
夕日に背を向けており、顔は少し影に覆われていたがちなつの表情は明るかった。どうして私とあろう者がこんな簡単なことを思いつかなかったのだろうと言わんばかりだ。
「あかり賛成ー!ね、京子ちゃんも行こうよ!」
「え……」
『うん』という簡単な言葉が言えない。言葉が宙を彷徨う。
40 = 5 :
重い重すぎる
41 :
また京子がひどい目に合うのかな?
42 = 18 :
もうやめたげてよ
43 = 1 :
『開いた口が塞がらない』とはよく言ったものだ。
本当に驚きという感情に心が濁れば口など開きたくても開けない。
「え…っと。結衣の家?えー!遠いよぉ。それに私には帰る家があるのだ…!家が私を待っている…!」
「もぅ!冗談は存在だけにして下さいよ!京子先輩」
ちなつに簡単に一蹴された。
44 :
入巣京子のほうが千倍ぐらい可愛いです(^^)
45 :
黒い…黒いよこのピンク…!
46 = 1 :
「さぁ!!結衣先輩と私の愛の巣へ急ぎましょうー!」
「愛の酢?」
「そ…そうだよね、ちなつちゃん!よ、よっしゃあ、いくぞー!!」
48 = 1 :
ちょっと風呂と飯があるから保守オナシャス
50 :
開いた口が塞がらないは呆れてものが言えない時の表現だろ
まあこの場合はいいけど
みんなの評価 : ★★
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