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    元スレ子猫「みー…」

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    602 :

    狐っ娘で切ねぇ思いをしたと思ったら今度は猫娘ですよ…

    603 = 590 :

    少し嬉しそうに笑った少女が静かに口を開く

    の子「口と口、くっつけたら元気になれるかな…?」

    「なれる!だから…もう戻ってくれ…」

    の子「…でも猫の姿だと、君とお話できないよ」

    「元気になったらまた人になればいいじゃないか!」

    の子「ずっと…人でいたい…」

    「だめだ、このままじゃ悪くなる一方だ…」

    の子「お願い、もう少しだけ…人でいさせて…」

    「もう限界だ…、もう戻ろう…」

    の子「少しだけ…お話するだけだから…」

    の子「少しだけ…君の手に触れていたいから…」


    ――少しだけ

    ―君の温かさを感じていたいから

    604 :

    おもろなってきた
    待ってたかいがあったな

    606 = 590 :

    我儘言ってごめんね

    いっぱい引掻いてごめんね

    撫で撫でしてくれた時、嬉しかったよ

    優しく抱っこしてくれた時、すごく安心したよ

    の子「ちょっと…眠くなってきちゃった」

    もう後はない、そう考えるより先に身体が動く

    俺は少女の身体を抱き締めながら唇を重ねていた

    「約束破っちまった…」

    の子「やだよ…戻りたくないよ…」

    の子「もっと…お話したいよ…」

    「…」

    の子「やだよ…やだよぅ…ぐすっ…」

    泣きじゃくる少女の顔を見ることができなかった

    でも、少女は再び元気になることができる

    先を考えるのなら正しい選択をしたとも思えた―――その時は。

    607 :

    ハッピーエンドでないと泣いちゃうよ

    608 = 594 :

    もう既に俺は泣いている

    609 :

    この続きを読みたくないけど読んでしまうんだろなぁ

    611 :

    寝たいから早くしろよ

    612 = 590 :

    何故…どうして

    確かに、俺は口づけをした

    少しだけ時間を要するものなのか?

    いや、今までの変化を考えるとすぐにその現象は起こるはず

    の子「ん…」

    の子「戻らない…ね」

    どうしたら、少女を救えるのか考える事ができず、頭の中が白くなっていくのがわかった

    の子「なんで…だろうね…」

    少女の言葉だけが頭に響く

    小さく、力ない声が

    強く、鮮明に

    の子「戻る元気も、なくなっちゃったのかな…?」

    予想もしてなかった、猫の姿に戻る為の生命力すら残されていなかったとは…

    614 = 590 :

    「こんなことって…ないだろ…」

    の子「みぃ…」

    「どうすりゃいいんだよ!」

    ―ぎゅっ

    「どうしたらお前を助けられるんだよ!」

    の子「うちは…大丈夫だから」

    「どうしたらお前を元気にしてやれるんだよ!」

    「また一緒に楽しくお話するんだろ?なあ?」

    の子「きっと、元気になるから…」

    「そうだよな…大丈夫だよな…」

    の子「だから、元気になったら…」


    ――また、お話しようね

    ―いっぱい、ありがとう

    615 = 607 :

    ハッピーエンドにしないと明日も引きこもっちゃうぞ…
    (´・ω・`)

    616 :

    猫がさっきから寝床として使ってるマフラーを両手で交互にもみもみしてるんだけど

    617 = 607 :

    >>616
    想像したら癒された(´∀`)

    618 :

    ハッピーエンドだよな?

    619 :

    眠い
    >>1がいなくなったらお前らに保守任せるぞ
    落とすなよ

    620 = 590 :

    の子「…」

    「なぁ…」

    ―失礼な人だなあ

    「どうして…」

    ―ばーか!行ってくればいいじゃない!知らない!

    「どこにもいかねえよ…」

    ―置いていかないで…、行かないで

    「もうどこにもいかねえよ…」

    ―お願い、もう少しだけ…人でいさせて

    「それがっ…それが!この結果かよっ!どうして…なんで…」

    「どんな顔すりゃいいんだよ…」

    622 = 590 :

    腕の中で、少女の身体に感じる違和感

    「今更っ…そんなこと…」

    それは、徐々に小さくなっていき、俺の腕の中に残ったのは

    小さな、痩せ細った子猫だった

    「おせえんだよ!」

    力なく振り上げた拳が振り下ろされる事はなく

    俺は、腕の中で静かに眠りについた子猫を優しく撫でることしかできなかった

    624 = 607 :

    さすがに3日目なんで今夜で終わらせてね
    それとしつこいようだがハッピーエンドでおながいします

    625 :

    猫に挿入オナホスレかと思ったら違った

    626 = 590 :

    ちょっと眠気覚ましに風呂ってきます

    今夜で終わらせるように頑張ります

    627 :

    しえん

    628 :

    629 :

    猫好きのアレルギー持ちが来ましたよっと


    触りたいのに触れない・・・

    630 = 625 :

    まるで二次元の女の子

    631 = 590 :

    ―もし、奇跡が起こるのなら

    何かを犠牲にしても、この子を助けられるのなら…

    助ける…?助かるわけがない…、この子は死んでしまったのだから…

    そう、奇跡なんて起こらない

    だからこの子は助からなかったんだ


    虚しさと自己嫌悪が吐き気を催す

    止め処なく溢れる涙は落ちる先を失い、子猫の身体を濡らしていた


    ―みぃ


    幻聴が聞こえるほど病んでしまったらしい


    ―みぅぅー…みぅ


    二回目の『それ』を聞いた時、俺は目を疑った

    632 :

    これ以上僕から大切なひとを奪おうというのなら…
    土に還ってもらうぜ外道ども!!!

    634 :

    みゃあああああ!

    635 :

    みゃあああああああああああああ!

    637 = 590 :

    この子は衰弱し、息絶えたはず

    ―モゾモゾ

    しかし、腕の中には確かな生があった

    「まさか…」

    子猫「にー…」

    「…っ」

    子猫「みぃみぃ…」

    「なんで…泣いてるんだろうな…嬉しいはずなのに…涙…止まらねえよ…」

    ―泣かないで

    そんな声が聞こえた気がした

    「だって…お前が…っ」

    子猫「みぅ…」

    「よかった…ほんとうに…」

    「心配かけやがって…」

    「悲しませやがって…っ」

    638 = 628 :

    マンガDQ6のバーバラか

    639 = 607 :

    >>1さんGJ!

    640 = 618 :

    さてどんなオチにもっていくのか

    641 :

    あと一息でっせ

    643 :

    キスしなければ人間で復活しt

    うわなにおすr

    644 = 590 :

    子猫は俺の腕から抜けると、横になってる俺の顔の傍に座った

    ―シャリ

    ざらついた感触が頬を伝う

    ―シャリ

    それは徐々に移動していき、俺の口元まで来ていた

    「猫となんて、とは言ったけどな…」

    「お前がしたいなら…キスしていいぞ」

    そう言うのを待っていたかのように、子猫は俺の唇を舐めた

    645 :

    俺猫とキスしたことあるけど人間にならなかったぞ

    ♂だったからかな?

    646 :

    いいところだけどワッフルワッフル

    647 :

    猫とキスなんて食ったパンの数より多すぎて

    649 = 590 :

    ―あの夜から数ヶ月が経過した

    俺達はいつも通り例のブツを買いにコンビニまで来ていた

    店頭にある買い物籠を手にする、ここまではいつも通り

    しかし、コンビニに行く度、買う物の種類が増えていくのはどうだろうか?

    次々と投げ込まれる食料、菓子類

    「どんだけ食うんだよ」

    そんな俺の小言は完全にスルーされる

    「あんまり食べ過ぎるのもよくないぞ」

    今日のお菓子はチョコレートが多い、先日食べたものが美味しかったのだろう

    買う物を見ていると、甘いものを好きになる傾向が強い

    そこらへんは女の子だからなのだろうか?


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