のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,144,576人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ杏子「ワイルドタイガーだ!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 佐倉杏子 + - 杏子 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    201 = 147 :

    しえん

    202 = 146 :

    キュゥべえ「いいや、魔女になったまどかを倒せばいいんだよ」

    さやか「そんなの無理に決まってる。魔女のまどかを倒せる人なら、ワルプルギスの夜なんて簡単に倒せるじゃない」

    キュゥべえ「それが倒せるんだよ、佐倉杏子なら」

    まどか「え?」

    キュゥべえ「彼女はまどかに勝るとも劣らない魔法少女なんだよ」

    キュゥべえ「今までに前例がまったくないんだけど、彼女は本来増えるはずのない因果の量を莫大に増やした」

    キュゥべえ「ヒーローとなり、様々な事件を解決し、極悪人ジェイク・マルチネスまで倒してしまったことによって」

    キュゥべえ「街、いや国を動かしかねない行動だ……英雄とまでよばれたぐらいだしね」

    キュゥべえ「しかも彼女はそんなに強大な魔力を持っているのにそれを制御している」

    さやか「なら何でワルプルギスの夜に押されてるのよ」

    キュゥべえ「気づいてないからだ、自分の因果の増大に」

    204 = 147 :

    しえん

    205 = 156 :

    あれ、それなら杏子ちゃんが(ry

    上手く誤魔化す気満々でござる、この外回り獣

    206 = 146 :

    まどか「魔力が増えたら自然に気づくんじゃないの?」

    キュゥべえ「そこがボクにも分からないんだ……。でも魔力は精神と深く関わりがあるからね、なにかキッカケがないと目覚めないのだろうさ」

    さやか「あんたバカだね、キュゥべえ」

    さやか「今からあたしがそれを杏子に伝えてこればいいだけじゃん。じゃあね!」

    マーベリック「申し訳ないが、そうはさせられない」

    さやか「だ、誰! どっかで見たような」

    マーベリック「君はここで何も見ていない」

    さやか「あ……」バタッ

    207 = 147 :

    しえん

    208 = 146 :

    まどか「さやかちゃん!」

    マーベリック「大丈夫。今記憶を再構築してるだけだ。命に別状はない」

    キュゥべえB「美樹さやかは別の場所に移動しておくよ」

    まどか「あ、待ちなさい!」

    マーベリック「落ち着きたまえ。別に命を取ったりはしない。少しご退場してもらっただけだ」

    まどか「あなた、ヒーローTVで見たような……」

    マーベリック「私のことを知っているとは光栄だね。私はアルバート・マーベリック……ヒーローTVの発案者だ」

    まどか「そんな人が何でインキュベーターなんかに……」

    209 = 147 :

    しえん

    210 = 146 :

    キュゥべえ「インキュベーターなんかに、とはひどいなぁ」

    マーベリック「昔は今よりネクストへの批判がひどかった。私はその事態を打開するためにヒーローTVを創り上げたんだ」

    マーベリック「しかし視聴率は伸びず、ネクストへの攻撃はやまなかった」

    キュゥべえ(あと10分でヒーローたちが来るよ。ウロボロスの人たちに足止めさせたけど、もう限界だ)

    マーベリック(それだけあれば問題ない)

    マーベリック「そこでウロボロスという強大な犯罪組織と手を組み、犯罪を大量に起こさせ、ヒーローに解決させて視聴率アップを狙った」

    マーベリック「だが手を尽くしても、ウロボロスの協力を得られなかった」

    マーベリック「そんなある日、私は魔法少女について知ってしまった。知り合いに相談されてね」

    マーベリック「そして魔法少女についての情報を集め、キュゥべえと出会った」

    キュゥべえ「本当に驚いたよ。お前たちの行動を見逃す、魔女関連の事件ももみ消す。だから力を貸せ、なんて言ってきたんだからね」

    マーベリック「こうして私はウロボロスとのコネクションができたのだ」

    211 = 147 :

    ほむむむむ

    212 = 146 :

    まどか「インキュベーターは少女の願いを利用しないと何もできないはずじゃ……」

    マーベリック「キュゥべえに、才能を秘めた魔法少女についてのデータをもらったんだ」

    マーベリック「そして彼女らに接触をし、ありとあらゆる方法を持ちいて願わせた」

    まどか「ひどいよ、そんなのってないよ……」

    マーベリック「話が長くなってしまったな。外に行くとしよう」

    まどか「きゃ! は、離して!」

    マーベリック「時間もない。急がねば」

    213 = 147 :

    しえん

    214 = 146 :

    スカイハイ「ま、まどか……くん!? に、逃げるんだ」

    スカイハイはスーツがボロボロになり、全身から大量に血が流れていた。

    ほむら「まどか! だ、駄目! 逃げ……ガハッ! ゲホッ、ゲホッ!」

    ほむらは傷は少なめだが、右手の肘から下がなくなっていた。

    ロックバイソン「バカ、なんで来たんだ!」

    ロックバイソンは頑丈だが、他の人より遥かに多い傷ができていて今にも倒れそうだった。
    おそらく他の人をかばっていたのだろう。

    マミは……地面に倒れ、微動だにしなかった。

    まどか「そんな、そんな……」

    まどか「なんで、なんでこんなひどいことするの。答えてよ、インキュベータァアアアアア!」

    215 = 146 :

    キュゥべえ「君が魔法少女になれば、みんなの傷を治せる。マミだって蘇らせることができる」

    キュゥべえ「ワルプルギスの夜だって倒せるさ」

    キュゥべえ「君が魔女になった後はボクが杏子に真実を教えてあげる」

    キュゥべえ「そうすれば世界も滅びない」

    キュゥべえ「さぁ……ボクと契約して、魔法少女になってよ」

    216 = 147 :

    ほむむむむ

    217 = 146 :

    まどか「私、契約……」

    杏子「バカヤロー!」

    まどかの後頭部を杏子が殴る。

    まどか「いたっ!」

    キュゥべえ「きょ、杏子!?」

    杏子「こいつに何を吹きこまれたか知らねーが、契約なんてすんな!」

    杏子「教えただろ、お前が魔女になったら世界は終わりだって」

    まどか「その時は杏子ちゃんが私を……」

    杏子「無理に決まってんだろ! 世界を滅ぼせるような奴相手に勝てるか!」

    まどか「ううん、無理じゃない」

    キュゥべえ(まずい、それ以上言ったら……!)

    218 = 156 :

    しえーん

    219 = 146 :

    マーベリック「仮に杏子が魔女となった君を倒したとしても、みんなの傷は戻らない」

    マーベリック「杏子は治癒魔法の才がない。亡くなった巴マミの蘇生なんて無理だ。暁美ほむらのちぎれた腕の修復すら難しいかもしれない」

    マーベリック「悩む余地はないと思うが?」

    杏子「マ、マーベリックさん!? アンタ何を……」

    マーベリック「すまない杏子。だが、私はキュゥべえに協力せざるを得ないんだよ」

    杏子「いい人だと思ってたのに……畜生!」

    マーベリック「なに。この戦いが終わればすべて忘れるさ」

    キュゥべえ「もう悩んでる時間はないよ。まどか、ボクと契約を!」

    まどか「みんなの傷をなくして、マミさんを生き返らせる。それが私の……」






    「ワイルドに吠えるぜぇえええええええええええっ!」

    220 = 151 :

    おじさあああああん!!!

    221 = 156 :

    おじさん!

    222 = 148 :

    やっぱりおじさん!

    223 = 191 :

    やっぱり、おじさんだ!

    224 = 146 :

    杏子「虎徹!?」

    ワイルドタイガー「うおらあああああああああああっ!」

    ワイルドタイガーは戦闘機から飛び降り、ワルプルギスの夜の上から拳を振り下ろす。

    ワイルドタイガー「いってえええええええ! ジェイクみてーなシールド持ってやがる!」

    ファイアーエンブレム「ちょっと、カッコ悪すぎよ」

    バーナビー「遅くなって申し訳ありません。ウロボロスの奴らが大量に攻めてきまして……」

    ドラゴンキッド「ルナティックが協力してくれなかったら、かなり時間かかったかも」

    ブルーローズ「すごい怪我してるじゃない!? すぐに病院に行かないと……」

    折紙サイクロン「この金髪の少女は、もう……」

    ワイルドタイガー「よくもやってくれたじゃねぇか……俺たちの仲間によぉ! 絶対に許さねぇぞ、ワルプルギスの夜!」

    225 = 147 :

    しえん

    226 = 146 :

    ワイルドタイガー「行くぜぇええ……」

    バーナビー「待った!」

    ワイルドタイガー「何だよ! さっさとこいつ倒してみんなを病院に……」

    バーナビー「闇雲に攻撃しても駄目だって昨日言われたじゃないですか!」

    ブルーローズ「そうよ、一点に攻撃を集中しないと」

    杏子「魔女の……頭を、狙え。今までの攻撃はあそこに集中した」

    ドラゴンキッド「頭って……下にある奴? それとも、純粋に上の方のスカートみたいな所?」

    杏子「…………」

    ファイヤーエンブレム「駄目、気絶してるわ」

    バーナビー「他の人ももう意識がないみたいですね……」

    折紙サイクロン「拙者が蚊になって接近してみるでござる! その間、耐えてほしいでござる!」

    ワイルドタイガー「頼む、折紙!」

    227 = 147 :

    しえん

    229 = 146 :

    ファイアーエンブレム「なんて攻撃の量なの……避けきれないわ! グッ!」

    ワイルドタイガー「みんな、俺とバニーの後ろにいてくれ!」

    バーナビー「ハンドレッドパワーを使っててこのダメー、ガハッ! ぐぅ……能力が切れるまで持ちそうにないですね」

    ファイヤーエンブレム「炎の力で、シールドを張るわ!」

    ブルーローズ「アタシも、氷で……」

    ドラゴンキッド「ボクは、あの車輪をできるだけ撃ち落とす!」

    まどか「みんな頑張ってるのに、私には……」

    マーベリック「契約を拒み続けることが、君の戦いだ」

    まどか「マーベリック、さん?」

    230 :

    ほむ?

    231 = 156 :

    おや、支援

    232 = 146 :

    折紙サイクロン「間近で見ると、ここだけかなり脆くなってるでござる」

    折紙サイクロン「後は地上に戻ってみんなに……」

    なかなかヒーロー達を倒せないせいか、ワルプルギスの夜は上下を逆にした。
    人形の頭が上に来た、それは彼女が本気になったことを意味する。
    彼女は物凄いスピードで回転をはじめて、周りにあるものをはじき飛ばした。

    折紙サイクロン「うわあああああああああっ!」

    233 = 147 :

    しえん

    235 = 146 :

    キュゥべえ「あーあ……とうとう本気になっちゃった。まどかじゃなくて、ワルプルギスの夜によって人類は滅ぼされそうだね」

    まどか「そんな!」

    キュゥべえ「今ならまだ間にあうかも。契約するかい?」

    まどか「で、でも……」

    ワイルドタイガー「何だよあの攻撃! 折紙がやばい!」

    バーナビー「あんなのを食らったら、とてもじゃないですけど耐えられません!」

    ブルーローズ「どんどん回転が早くなってるわよ!」

    ファイヤーエンブレム「ダメ、もうここまで来るわ!」

    ドラゴンキッド「何か手はないの!?」

    荒れ狂う暴風を前に、誰もが目を閉じた。

    236 = 147 :

    ほむぅ……

    237 = 146 :

    杏子「く、何なんだこの風は?」

    杏子「……おいおい、なんだよあれ。今までとはケタ違いの威力、範囲」

    杏子「あんな奴、どうしろっていうんだよ……」

    杏子(諦めたらダメだ。何か、手はないのか?)

    杏子(まどかは言った。魔女になったまどかを、アタシなら止められるって)

    杏子(嘘を言ってる感じはしなかった。そんな状況でもなかった)

    杏子(魔法少女の強さは因果の量で決まる。もしも、その因果の量が増えたとしたら?)

    杏子(アタシは人の命を食っている生活から一転し、ヒーローとして人の命を守るようになった)

    杏子(極悪人のジェイクを倒したりして、英雄なんてよばれたりもしてる)

    杏子(そういや、歴史上の女性の英雄の多くは魔法少女だっけ?)

    杏子(でも仮に因果が増えたとしたら……何でアタシはワルプルギスの夜にボコされたんだ)

    杏子(因果と魔力の増大……それに、気づいてなかったからとか?)

    238 = 146 :

    杏子(まさかな……って、え!?)

    杏子(な、なんだよこの魔力は。ヤバイ、デカすぎる)

    杏子(制御できねぇ、飲み込まれそうだ!)

    杏子(だーっ! アタシがここで踏ん張らねぇでどうする!)

    杏子(自分に負けるなんてカッコ悪いだろ!)

    239 = 146 :

    ワルプルギスの夜は魔力が増大してる杏子を危険と判断し、強力なレーザーを放った。
    今の杏子は魔力の制御に必死で、隙だらけだ。防御も回避もできない。
    しかし、杏子の身体は放たれたレーザーの射線上にいなかった。

    ルナティック「フン……頼りにならないヒーローたちだ。この程度の風で身動きが取れなくなるとはな」

    杏子「ル、ルナティック……なんでここに」

    ルナティック「ヒーローたちが日本に向かった後、シュテルンビルト市民が立ち上がってな……ウロボロスと戦い始めたのだ」

    ルナティック「ありとあらゆるものを武器にな。そして、私にも日本へ行けというのだ」

    ルナティック「この状況を打開できるのは貴様だけだ。市民の思いを無駄にするなよ?」

    240 = 147 :

    しえん

    241 :

    やだ…なにこの熱い展開……

    242 = 146 :

    杏子「わ、わかってらぁ!」

    杏子(虎徹、バーナビー、アントニオ、キースさん)

    杏子(カリーナ、ホァン、イワン、ネイサン)

    杏子(まどか、さやか、マミ、ほむら)

    杏子(ロイズさん、斎藤さん、ルナティック、アニエスさん、マリオさん、そしてシュテルンビルトのみんな……)

    杏子(アタシは一人で戦ってんじゃねぇ。みんな、一緒に戦ってくれてる!)

    杏子(一人じゃキツイけど、みんながいりゃ、なんとかなるさ!)

    杏子「だからよ、いい加減言うことを聞きやがれ……アタシの魔力!」

    243 :

    追いついた~
    マミさんの中二っぷりに総スルーなのがフイタ

    245 = 146 :

    杏子「ハァ、ハァ……なんとか、いけそうだな」

    ルナティック「貴様の力、見せてもらおうか」

    杏子「あぁ、たっぷりと見せてやるぜ! うぉおりゃあああああああっ!」

    杏子は槍に膨大な魔力を込め、ワルプルギスの夜目掛けて投擲する。
    光の速さで飛ぶそれは、バリアごとワルプルギスの夜を貫通し、宇宙の彼方まで飛んでいった。

    杏子「どんなもんよ!」

    247 = 146 :

    杏子「やべ、慣れないことしたら力が一気に……」

    力を一度に使いすぎたせいで、落下していく杏子。

    ルナティック「最後まで世話の焼け……チッ、私も能力を使いすぎたか!」

    シュテルンビルトから見滝原まで自力で来たせいか、ルナティックは能力を使い果たしてしまった。
    そして杏子と共に落下していく。

    ワイルドタイガー「杏子!」

    杏子「ナ、ナイスキャッチ虎徹。死ぬかと思ったよ」

    バーナビー「大丈夫か、ルナティック」

    ルナティック「私を助けるとはな……後悔するぞ」

    バーナビー「失われていい命なんてない。そうですよね、虎徹さん」

    ワイルドタイガー「あぁ。その通りだ、バニー」

    248 = 241 :

    一撃wwwwwwww

    249 = 147 :

    しえん

    250 = 165 :

    >>248
    まどかと同じ因果の量ならそりゃそうだろ


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 佐倉杏子 + - 杏子 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について