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元スレ棚町「あんた本当に来たの……」絢辻「もちろん」
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棚町「はぁ……さっさとあと3枚使いきってちょうだい」
絢辻「うーん、あと3枚しかないと思うともったいなくて使いたくないのよね」
棚町「言っとくけど、あの券はあそこ限定だからね。あたしがバイト先かえたらただの紙クズよ」
絢辻「かえる予定はあるの?」
棚町「今はないけど、いつまでも続けるわけにはいかないでしょ」
絢辻「それもそうね。じゃあ今日あたりまた行こうかしら」
棚町「あ、今日はダメよ。あたしシフト入ってないから」
絢辻「そうなの? つまんないわね」
絢辻「うーん、あと3枚しかないと思うともったいなくて使いたくないのよね」
棚町「言っとくけど、あの券はあそこ限定だからね。あたしがバイト先かえたらただの紙クズよ」
絢辻「かえる予定はあるの?」
棚町「今はないけど、いつまでも続けるわけにはいかないでしょ」
絢辻「それもそうね。じゃあ今日あたりまた行こうかしら」
棚町「あ、今日はダメよ。あたしシフト入ってないから」
絢辻「そうなの? つまんないわね」
棚町「つまんないってあんたねぇ……」
絢辻「だってあなたを見ていると楽しいんだもの」
棚町「見ているじゃなくてからかうの間違いでしょ」
絢辻「自覚はあったのね」
棚町「ったく……休み時間も終わるしそろそろ戻るわよ」
絢辻「もうそんな時間? あなたと話してると時間を忘れてしまうわね」
棚町「あたしも怒りで我を忘れそうよ……」
絢辻「だってあなたを見ていると楽しいんだもの」
棚町「見ているじゃなくてからかうの間違いでしょ」
絢辻「自覚はあったのね」
棚町「ったく……休み時間も終わるしそろそろ戻るわよ」
絢辻「もうそんな時間? あなたと話してると時間を忘れてしまうわね」
棚町「あたしも怒りで我を忘れそうよ……」
放課後
棚町「あれ? あんたまだ残ってたの?」
絢辻「委員の仕事がたまってるの」
棚町「もう創設祭は終わったのにまだそんなあるわけ?」
絢辻「創設祭が終わってもクラス委員の仕事はあるのよ」
棚町「2日に1回のペースでファミレスに来てるから仕事がたまるんじゃないの?」
絢辻「……あなたの言うとおりね。少し遊びすぎてしまったみたい」
棚町「あれ? あんたまだ残ってたの?」
絢辻「委員の仕事がたまってるの」
棚町「もう創設祭は終わったのにまだそんなあるわけ?」
絢辻「創設祭が終わってもクラス委員の仕事はあるのよ」
棚町「2日に1回のペースでファミレスに来てるから仕事がたまるんじゃないの?」
絢辻「……あなたの言うとおりね。少し遊びすぎてしまったみたい」
棚町「あのバカはどうしたの? 創設祭のときはこき使ってたのに」
絢辻「クラス委員の仕事だけなら他人の手を煩わせる必要もないわよ」
棚町「でも結構大変そうに見えるわよ」
絢辻「普段よりも少し多いだけよ、このくらい」
棚町「……しょうがないわねぇ。あたしが手伝ってあげる」
絢辻「あたしの話聞いてなかったの? 手伝いなんていらないって言ったのよ」
棚町「はいはい。あんたって実は意地っ張りで頑固よね」
絢辻「は、はぁ!?」
棚町「いいからそっちの束よこしなさいよ。こう見えて計算は割とできんのよ」
絢辻「クラス委員の仕事だけなら他人の手を煩わせる必要もないわよ」
棚町「でも結構大変そうに見えるわよ」
絢辻「普段よりも少し多いだけよ、このくらい」
棚町「……しょうがないわねぇ。あたしが手伝ってあげる」
絢辻「あたしの話聞いてなかったの? 手伝いなんていらないって言ったのよ」
棚町「はいはい。あんたって実は意地っ張りで頑固よね」
絢辻「は、はぁ!?」
棚町「いいからそっちの束よこしなさいよ。こう見えて計算は割とできんのよ」
絢辻「珍しいわね。あなたがクラスの仕事に自分から関わるなんて」
棚町「あんたがひとりで仕事してるのを見たら帰りたくなくなっちゃったのよ」
絢辻「よくわからないわね」
棚町「なんかあんたの背中が寂しそうに見えたのよ」
絢辻「寂しい? それは間違いなく気のせいでしょ」
棚町「どうだか。純一に手伝ってもらえなくて実は寂しかったんじゃないの?」
絢辻「……ふざけたこと言ってないで、黙ってやりなさい」
棚町「あんたがひとりで仕事してるのを見たら帰りたくなくなっちゃったのよ」
絢辻「よくわからないわね」
棚町「なんかあんたの背中が寂しそうに見えたのよ」
絢辻「寂しい? それは間違いなく気のせいでしょ」
棚町「どうだか。純一に手伝ってもらえなくて実は寂しかったんじゃないの?」
絢辻「……ふざけたこと言ってないで、黙ってやりなさい」
絢辻「……ねぇ」
棚町「黙ってやるんじゃなかったの?」
絢辻「少しくらいいいでしょう?」
棚町「まぁね。静かにしてるのって苦手だし。で、なに?」
絢辻「あなたって橘君のことが好きなの?」
棚町「ぶはっ!? い、いきなりなに言い出すのよ!」
絢辻「真面目な話よ。あなたの気持ちを聞きたいの」
棚町「黙ってやるんじゃなかったの?」
絢辻「少しくらいいいでしょう?」
棚町「まぁね。静かにしてるのって苦手だし。で、なに?」
絢辻「あなたって橘君のことが好きなの?」
棚町「ぶはっ!? い、いきなりなに言い出すのよ!」
絢辻「真面目な話よ。あなたの気持ちを聞きたいの」
棚町「そりゃまあ、好きだけど……」
絢辻「ふーん、そう」
棚町「そ、そういうあんたはどうなのよ!」
絢辻「……面白い人だと思うわ。彼みたいな人間を見るのは初めて」
棚町「ハッキリしないわね……結局どっちなの? 好きなの?」
絢辻「好きか嫌いかで言えば、当然好きね」
棚町「なーんだ。結局あんたも好きなんじゃない」
絢辻「でもあたしの言う『好き』が、あなたの考えてる『好き』と同じとは限らないわよ?」
絢辻「ふーん、そう」
棚町「そ、そういうあんたはどうなのよ!」
絢辻「……面白い人だと思うわ。彼みたいな人間を見るのは初めて」
棚町「ハッキリしないわね……結局どっちなの? 好きなの?」
絢辻「好きか嫌いかで言えば、当然好きね」
棚町「なーんだ。結局あんたも好きなんじゃない」
絢辻「でもあたしの言う『好き』が、あなたの考えてる『好き』と同じとは限らないわよ?」
棚町「どういうこと?」
絢辻「そこは自分で考えなさい」
棚町「……国語は苦手なのよ」
絢辻「ひとつ言えることは、あたしはあなたの恋敵ではないってこと」
棚町「ウソでしょ?」
絢辻「なんであたしがウソをつかなきゃいけないの?」
棚町「最近あたしに嫌がらせしてたのって、あたしが純一を好きだからじゃないの?」
絢辻「本気であなたを蹴落とすつもりなら別の手段をとるわよ」
絢辻「そこは自分で考えなさい」
棚町「……国語は苦手なのよ」
絢辻「ひとつ言えることは、あたしはあなたの恋敵ではないってこと」
棚町「ウソでしょ?」
絢辻「なんであたしがウソをつかなきゃいけないの?」
棚町「最近あたしに嫌がらせしてたのって、あたしが純一を好きだからじゃないの?」
絢辻「本気であなたを蹴落とすつもりなら別の手段をとるわよ」
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/ て) iて)!
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ヽ ― ノ 支援
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>>125
冷めきりさんちーっす
冷めきりさんちーっす
棚町「なるほど……ってじゃあ最近の嫌がらせはなんなのよ!」
絢辻「あたしは別に嫌がらせをしてるつもりはないんだけど」
棚町「人にあんだけ恥ずかしいことやらせといて嫌がらせじゃないですってぇ!?」
絢辻「だから言ったでしょう、あれはスキンシップだって」
棚町「もっとマシなスキンシップはないわけ……?」
絢辻「あなたからリクエストがあるなら考えてあげてもいいわよ?」
棚町「あるわよ、ありまくり!」
絢辻「じゃあ遠慮なくどうぞ」
絢辻「あたしは別に嫌がらせをしてるつもりはないんだけど」
棚町「人にあんだけ恥ずかしいことやらせといて嫌がらせじゃないですってぇ!?」
絢辻「だから言ったでしょう、あれはスキンシップだって」
棚町「もっとマシなスキンシップはないわけ……?」
絢辻「あなたからリクエストがあるなら考えてあげてもいいわよ?」
棚町「あるわよ、ありまくり!」
絢辻「じゃあ遠慮なくどうぞ」
棚町「まず人を下僕扱いして変なことやらせるのはなし!」
絢辻「却下」
棚町「ちょっとぉ!? リクエストきくんじゃなかったの!?」
絢辻「だからあなたが求めるスキンシップを言ってくれたら考えるわよ」
棚町「だったら普通に話したりするだけで充分でしょ!」
絢辻「話すだけでいいの?」
棚町「あんたはあたしとプロレスごっこでもしたいわけ?」
絢辻「却下」
棚町「ちょっとぉ!? リクエストきくんじゃなかったの!?」
絢辻「だからあなたが求めるスキンシップを言ってくれたら考えるわよ」
棚町「だったら普通に話したりするだけで充分でしょ!」
絢辻「話すだけでいいの?」
棚町「あんたはあたしとプロレスごっこでもしたいわけ?」
絢辻「よく橘君としてるじゃない」
棚町「それはあいつだからやってんのよ。それとプロレスごっこじゃなくツッコミだから」
絢辻「やっぱり橘君は特別なのね」
棚町「と、特別っていうか……中学のときからあんなふうに接するのが当たり前だっただけよ!」
絢辻「でも梅原君とは普通に接してるでしょう?」
棚町「梅原君はなんか違うっていうか……」
絢辻「別にいいのよ。好きな人は特別な存在だものね」
棚町「それはあいつだからやってんのよ。それとプロレスごっこじゃなくツッコミだから」
絢辻「やっぱり橘君は特別なのね」
棚町「と、特別っていうか……中学のときからあんなふうに接するのが当たり前だっただけよ!」
絢辻「でも梅原君とは普通に接してるでしょう?」
棚町「梅原君はなんか違うっていうか……」
絢辻「別にいいのよ。好きな人は特別な存在だものね」
棚町「だいたい純一だけ特別扱いしてんのはあんたも同じでしょうが!」
絢辻「あたしが彼を特別扱い? どんなふうに?」
棚町「あんたが猫かぶらずに話せるのは純一だけでしょ?」
絢辻「あなたがいるじゃない」
棚町「へ?」
絢辻「あなたとも猫かぶらずに話してるわよ。今も」
棚町「あ……」
絢辻「あたしが彼を特別扱い? どんなふうに?」
棚町「あんたが猫かぶらずに話せるのは純一だけでしょ?」
絢辻「あなたがいるじゃない」
棚町「へ?」
絢辻「あなたとも猫かぶらずに話してるわよ。今も」
棚町「あ……」
絢辻「あたしは橘君だけを特別扱いしているわけじゃないの。わかってくれた?」
棚町「……あんた、なんであたしとも素で話してんのよ」
絢辻「それ、今さら聞くこと?」
棚町「今まで気づかなかったのよ! あんたと話すようになったのだってここ最近だし」
絢辻「あたしの本性を知っている人に隠したって意味ないでしょう。他の人が一緒にいるなら別だけど」
棚町「そういえば教室とかじゃあたしと話すときも猫かぶりモードね」
絢辻「うまく使い分けてるのよ。優等生のあたしの方がよかった?」
棚町「それだけはないわね。腹黒なあんたの方が話しやすいもの」
絢辻「あなたならそう言ってくれると思ったわ」
棚町「……あんた、なんであたしとも素で話してんのよ」
絢辻「それ、今さら聞くこと?」
棚町「今まで気づかなかったのよ! あんたと話すようになったのだってここ最近だし」
絢辻「あたしの本性を知っている人に隠したって意味ないでしょう。他の人が一緒にいるなら別だけど」
棚町「そういえば教室とかじゃあたしと話すときも猫かぶりモードね」
絢辻「うまく使い分けてるのよ。優等生のあたしの方がよかった?」
棚町「それだけはないわね。腹黒なあんたの方が話しやすいもの」
絢辻「あなたならそう言ってくれると思ったわ」
絢辻「さて、そろそろ帰りましょうか」
棚町「まだちょっと残ってるわよ」
絢辻「大丈夫よ。それくらい家で終わらせるから」
棚町「あっそう。んじゃあたしも疲れたしお言葉に甘えることにしようかしら」
絢辻「そうね、あなたにしては頑張った方だわ」
棚町「いちいち一言多いわね、あんたは……あ、ところでこれから時間ある?」
絢辻「え? まあ……平気だけど」
棚町「じゃあなにか食べていきましょ。久々に頭使ったからお腹空いちゃって」
棚町「まだちょっと残ってるわよ」
絢辻「大丈夫よ。それくらい家で終わらせるから」
棚町「あっそう。んじゃあたしも疲れたしお言葉に甘えることにしようかしら」
絢辻「そうね、あなたにしては頑張った方だわ」
棚町「いちいち一言多いわね、あんたは……あ、ところでこれから時間ある?」
絢辻「え? まあ……平気だけど」
棚町「じゃあなにか食べていきましょ。久々に頭使ったからお腹空いちゃって」
棚町「ねぇ、あんたはなに食べたい?」
絢辻「あなたが選んでいいわよ」
棚町「なら普通にファーストフードでいいわね。安いし」
絢辻「ええ、いいわよ」
棚町「そういえばあんたってファーストフードとか食べたりすんの?」
絢辻「あまり食べないわね。そもそも外食自体少ないから」
棚町「うちのファミレスのご飯はどう?」
絢辻「まずくはないけど、小躍りするほど美味しくもないわね」
棚町「まあそんなもんよねぇ。所詮ファミレスだし」
絢辻「あなたが選んでいいわよ」
棚町「なら普通にファーストフードでいいわね。安いし」
絢辻「ええ、いいわよ」
棚町「そういえばあんたってファーストフードとか食べたりすんの?」
絢辻「あまり食べないわね。そもそも外食自体少ないから」
棚町「うちのファミレスのご飯はどう?」
絢辻「まずくはないけど、小躍りするほど美味しくもないわね」
棚町「まあそんなもんよねぇ。所詮ファミレスだし」
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