私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ棚町「あんた本当に来たの……」絢辻「もちろん」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
絢辻「結局、橘君には勝てないってわかって悔しかっただけなの」
絢辻「あたしは土俵に立つこともできない。女のあたしは、もうそれだけで負けているから」
絢辻「それでもね、最初はどうにかなるって思ってた。ただの幻想だって気づいてたけど、それでも信じたかった」
絢辻「だけど今朝あなたが橘君にチョコレートをあげているのを見て、目が覚めたわ」
絢辻「どんなにあたしが頑張っても、あなたの一番は橘君なのよね」
絢辻「もともとわかってたはずなのに、あなたがあたしと一緒にいてくれるから勘違いしてしまったわ」
絢辻「だからあなたに嫌がらせしたのよ。ううん、あなたとの関係を終わらせようと思った」
絢辻「うふふ……どう? あたしって最低でしょう?」
絢辻「あたしは土俵に立つこともできない。女のあたしは、もうそれだけで負けているから」
絢辻「それでもね、最初はどうにかなるって思ってた。ただの幻想だって気づいてたけど、それでも信じたかった」
絢辻「だけど今朝あなたが橘君にチョコレートをあげているのを見て、目が覚めたわ」
絢辻「どんなにあたしが頑張っても、あなたの一番は橘君なのよね」
絢辻「もともとわかってたはずなのに、あなたがあたしと一緒にいてくれるから勘違いしてしまったわ」
絢辻「だからあなたに嫌がらせしたのよ。ううん、あなたとの関係を終わらせようと思った」
絢辻「うふふ……どう? あたしって最低でしょう?」
棚町「……そうね。あんた最低だわ。そんな下らない勘違いであたしを無視するなんて」
絢辻「本当に下らない勘違いでしょう? 女のあたしでもあなたを手に入れられると思ってたんだもの。笑っていいわよ」
棚町「そこじゃないわよ……あたしがいつ! 純一が一番好きだなんて言ったのよ!」
絢辻「言われなくてもわかるわよ。バレンタインデーにチョコレートをあげてる姿を見たら」
棚町「あんた、優等生のくせに鈍感で世間知らずなの?」
絢辻「どういう意味よ」
棚町「この世には義理チョコってもんがあんのよ」
絢辻「……は?」
棚町「あたしが純一に渡したのは義理チョコ。本命は別よ」
絢辻「本当に下らない勘違いでしょう? 女のあたしでもあなたを手に入れられると思ってたんだもの。笑っていいわよ」
棚町「そこじゃないわよ……あたしがいつ! 純一が一番好きだなんて言ったのよ!」
絢辻「言われなくてもわかるわよ。バレンタインデーにチョコレートをあげてる姿を見たら」
棚町「あんた、優等生のくせに鈍感で世間知らずなの?」
絢辻「どういう意味よ」
棚町「この世には義理チョコってもんがあんのよ」
絢辻「……は?」
棚町「あたしが純一に渡したのは義理チョコ。本命は別よ」
棚町「あーもうっ! 落ち込んで損しちゃったじゃない!」
絢辻「ま、待って……あなた、橘君が好きだったんじゃないの?」
棚町「そりゃ好きよ。けど一番じゃないし、やっぱりあいつは悪友だから」
絢辻「それならあなたの本命って誰なの……?」
棚町「ほんっっとうに言わなきゃわかんないの? なんであたしが一日中あんたにつきまとってたと思ってんの?」
絢辻「あ……」
棚町「一番好きなあんたに本命チョコあげるために決まってんでしょうが!」
絢辻「ま、待って……あなた、橘君が好きだったんじゃないの?」
棚町「そりゃ好きよ。けど一番じゃないし、やっぱりあいつは悪友だから」
絢辻「それならあなたの本命って誰なの……?」
棚町「ほんっっとうに言わなきゃわかんないの? なんであたしが一日中あんたにつきまとってたと思ってんの?」
絢辻「あ……」
棚町「一番好きなあんたに本命チョコあげるために決まってんでしょうが!」
絢辻「……あたしは女なのよ?」
棚町「関係ないわ。あたしはあんたみたいに頭よくないから、余計なことは考えないの」
絢辻「でも……」
棚町「『でも』も『でも』もないの! あたしが好きって言ったら好きなの!」
絢辻「ズルイわよ……あたしがずっと言えなかった言葉を簡単に言っちゃうなんて」
棚町「簡単じゃないわよ。これでも勇気ふりしぼってんのっ」
絢辻「言われてみれば、あなた顔真っ赤ね……」
棚町「あんただって真っ赤じゃない」
棚町「関係ないわ。あたしはあんたみたいに頭よくないから、余計なことは考えないの」
絢辻「でも……」
棚町「『でも』も『でも』もないの! あたしが好きって言ったら好きなの!」
絢辻「ズルイわよ……あたしがずっと言えなかった言葉を簡単に言っちゃうなんて」
棚町「簡単じゃないわよ。これでも勇気ふりしぼってんのっ」
絢辻「言われてみれば、あなた顔真っ赤ね……」
棚町「あんただって真っ赤じゃない」
絢辻「あなたって本当にすごいわ……あたしの苦悩を一蹴しちゃうなんて」
棚町「あんたがごちゃごちゃ考えすぎてるだけよ。女だとかなんとかなんてどうでもいいのよ」
絢辻「いずれは絶対にぶつかる壁よ?」
棚町「それはぶつかったときに考えればいいのよ。結局大切なのは好きかどうかでしょ」
絢辻「あなたに諭されるなんて思ってなかったわ。でもすっごくあなたらしい」
棚町「っていうか、まだあんたの気持ち聞いてないんだけど」
絢辻「あら、言わなくてもわかるでしょう?」
棚町「わかるけど、あんたの口から聞きたいのっ」
絢辻「しょうがないわね……あたしも……ううん、わたしもあなたのこと好きよ。愛してる」
棚町「あんたがごちゃごちゃ考えすぎてるだけよ。女だとかなんとかなんてどうでもいいのよ」
絢辻「いずれは絶対にぶつかる壁よ?」
棚町「それはぶつかったときに考えればいいのよ。結局大切なのは好きかどうかでしょ」
絢辻「あなたに諭されるなんて思ってなかったわ。でもすっごくあなたらしい」
棚町「っていうか、まだあんたの気持ち聞いてないんだけど」
絢辻「あら、言わなくてもわかるでしょう?」
棚町「わかるけど、あんたの口から聞きたいのっ」
絢辻「しょうがないわね……あたしも……ううん、わたしもあなたのこと好きよ。愛してる」
棚町「なーんだ。あんたも持ってきてたんじゃない、チョコ」
絢辻「当然でしょ。あなたのために久々に徹夜したんだから」
棚町「ちょっとは期待してたけど、やっぱり実物を見ると感動しちゃうわね」
絢辻「わたしはあなたがチョコを持ってきてるなんて思わなかったわ」
棚町「本気でわかってなかったの?」
絢辻「だって以前料理が苦手って言ってたでしょう?」
棚町「好きな人のためだったら料理くらいするわよ。味は保証しないけど」
絢辻「きっと美味しいわよ。それに時間はたくさんあるんだから。これからわたしが教えてあげる」
絢辻「当然でしょ。あなたのために久々に徹夜したんだから」
棚町「ちょっとは期待してたけど、やっぱり実物を見ると感動しちゃうわね」
絢辻「わたしはあなたがチョコを持ってきてるなんて思わなかったわ」
棚町「本気でわかってなかったの?」
絢辻「だって以前料理が苦手って言ってたでしょう?」
棚町「好きな人のためだったら料理くらいするわよ。味は保証しないけど」
絢辻「きっと美味しいわよ。それに時間はたくさんあるんだから。これからわたしが教えてあげる」
棚町「じゃあ今すぐ教えてよ。あんたの家で」
絢辻「なんでそんな急なのよ」
棚町「だって今日はあんたと全然話せなかったのよ。もっと一緒にいたいの」
絢辻「あなた、それ狙って言ってるでしょ? わたしを瞬殺できるってわかってて」
棚町「は? なんのこと?」
絢辻「……無自覚なんだから余計たちが悪いわね」
棚町「意味わかんないけど、あんたはあたしと一緒にいたくないの?」
絢辻「答えがわかってる質問はやめてよ……あなたと一緒にいたいに決まってるでしょ」
絢辻「なんでそんな急なのよ」
棚町「だって今日はあんたと全然話せなかったのよ。もっと一緒にいたいの」
絢辻「あなた、それ狙って言ってるでしょ? わたしを瞬殺できるってわかってて」
棚町「は? なんのこと?」
絢辻「……無自覚なんだから余計たちが悪いわね」
棚町「意味わかんないけど、あんたはあたしと一緒にいたくないの?」
絢辻「答えがわかってる質問はやめてよ……あなたと一緒にいたいに決まってるでしょ」
棚町「ね、今日も泊まっていい?」
絢辻「本気で言ってるの? 明日も学校があるのよ?」
棚町「試験だからちょうどいいでしょ。料理のついでに勉強も見てよ」
絢辻「あなたといると勉強にならないじゃない」
棚町「それならそれでいいでしょ? またふたりで寝ようよ」
絢辻「……寝不足のまま試験を受けることになっても知らないわよ?」
棚町「またこの前みたいにあたしを寝かさないつもり?」
絢辻「ふふ、もちろん」
絢辻「本気で言ってるの? 明日も学校があるのよ?」
棚町「試験だからちょうどいいでしょ。料理のついでに勉強も見てよ」
絢辻「あなたといると勉強にならないじゃない」
棚町「それならそれでいいでしょ? またふたりで寝ようよ」
絢辻「……寝不足のまま試験を受けることになっても知らないわよ?」
棚町「またこの前みたいにあたしを寝かさないつもり?」
絢辻「ふふ、もちろん」
棚町「それじゃあはやく帰るわよ」
絢辻「……」
棚町「どうしたのよ、忘れ物?」
絢辻「いいえ、ただ今日という日を一生忘れないようにと思って」
棚町「大丈夫よ、忘れようにも忘れられないから」
絢辻「それもそうね。じゃあ行きましょうか……薫」
棚町「え……あ、あんた今、薫って……」
絢辻「ずっとあなたのことを名前で呼びたいと思っていたの。イヤだった?」
棚町「……そんなことあるわけないでしょ、詞」
絢辻「……」
棚町「どうしたのよ、忘れ物?」
絢辻「いいえ、ただ今日という日を一生忘れないようにと思って」
棚町「大丈夫よ、忘れようにも忘れられないから」
絢辻「それもそうね。じゃあ行きましょうか……薫」
棚町「え……あ、あんた今、薫って……」
絢辻「ずっとあなたのことを名前で呼びたいと思っていたの。イヤだった?」
棚町「……そんなことあるわけないでしょ、詞」
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★類似してるかもしれないスレッド
- 萌郁「今あなたの後ろに居るの……」岡部「なっ!!」 (1001) - [45%] - 2011/8/24 9:30 ★★★
- 浜田「なんやねん。けいおんって」松本「なんやろな」 (448) - [44%] - 2010/8/21 20:46 ★
- 男「あぁ、死にてえ……」 女「死にましょう!」 (196) - [44%] - 2015/1/5 9:15 ○
- まどか「がんばったね、泣き虫ほむらちゃん」 (240) - [43%] - 2012/2/4 22:00 ★★★×4
- 京子「あれ、なんでだろ……起きるのがつらい」 (128) - [43%] - 2011/9/21 16:15 ☆
- 犬「にんげんになりました」男「なんと」 (147) - [42%] - 2012/3/23 5:45 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について