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元スレフレンダ「し、死にたくない……」QB「それが君の願いだね?」
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>>599
轟ッ!
轟ッ!
しかし、その目論みは外れる。
キリカ「あれっ!」
金属の、硬いものがぶつかり合う音がした。
キリカ「か、ったー!」
羽は傷一つついていなかった。羽ばたく姿や、ふわりとした見た目に反して、それはかなりの硬度を持っているらしい。
ぐるりと、パーツのない顔がキリカの方を向く。
キリカ「やばっ……」
一対の羽がキリカの方に向けられた。
そして羽が動き出す、その瞬間に。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミの強大な一撃が炸裂する。
防御する暇もなく直撃、に見えたが、羽はもうキリカの方を向いておらず、マミからの攻撃を防ぐために使われていた。
その隙にキリカは羽の届く位置から逃げ出す。
キリカ「危ないところだったよ! キミは恩人だ!」
マミ「本当に恩人になるような事態になってしまったわね」
片腕を失いながらも、両足でしっかりと立つマミ。その横に、いつの間にかキリカが到着している。
キリカ「あれっ!」
金属の、硬いものがぶつかり合う音がした。
キリカ「か、ったー!」
羽は傷一つついていなかった。羽ばたく姿や、ふわりとした見た目に反して、それはかなりの硬度を持っているらしい。
ぐるりと、パーツのない顔がキリカの方を向く。
キリカ「やばっ……」
一対の羽がキリカの方に向けられた。
そして羽が動き出す、その瞬間に。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミの強大な一撃が炸裂する。
防御する暇もなく直撃、に見えたが、羽はもうキリカの方を向いておらず、マミからの攻撃を防ぐために使われていた。
その隙にキリカは羽の届く位置から逃げ出す。
キリカ「危ないところだったよ! キミは恩人だ!」
マミ「本当に恩人になるような事態になってしまったわね」
片腕を失いながらも、両足でしっかりと立つマミ。その横に、いつの間にかキリカが到着している。
>>602
ごめん、オールラウンドの誤字だ
ごめん、オールラウンドの誤字だ
>>599
ガンバンダァン!
ガンバンダァン!
>>602
オールレンジを思い出した。
オールレンジを思い出した。
キリカ「あれは敵かな? おっかしいな、もう敵はいないはずなのに」
マミ「だから言ったでしょ。安易に全ての戦力を出してくるわけないって」
マミの放った砲撃によって生まれた煙幕が晴れていく。
羽には、傷一つついていなかった。
マミ「これもさっきのライダースーツの人みたいなものかしら?」
その羽が動く。準備していたためか、今度はマミにもそれが見えた。
二人の力で二重の結界を張る。しかし、羽はそれを容易に貫通し、二人の下へ届く。
破られるのがわかっていたかのように二人は即座に反応し、バックステップ。羽を避けた。
羽は二人がいた地点の地面に突き刺さる。バガンという凄まじい音をさせながら、その地点はまさしく爆発した。
キリカ「ふざけまくってる威力! こんなの手に負えないよっ!?」
マミ「いや、これくらいならなんとかなるわ。
羽は一対、しかも私の攻撃をわざわざ羽で守ったってことは、やっぱり本体の強度はこっちの攻撃で破れる程度ってことよ」
キリカ「でもどうやって当てるのさっ、あの羽の攻撃があんなに速いってことは、防御も速いってことだし!」
マミ「なら数で押せばいいだけよ」
マミがそう言うと、数百のマスケット銃がマミの背後に、宙に浮いた状態で出現する。
マミ「だから言ったでしょ。安易に全ての戦力を出してくるわけないって」
マミの放った砲撃によって生まれた煙幕が晴れていく。
羽には、傷一つついていなかった。
マミ「これもさっきのライダースーツの人みたいなものかしら?」
その羽が動く。準備していたためか、今度はマミにもそれが見えた。
二人の力で二重の結界を張る。しかし、羽はそれを容易に貫通し、二人の下へ届く。
破られるのがわかっていたかのように二人は即座に反応し、バックステップ。羽を避けた。
羽は二人がいた地点の地面に突き刺さる。バガンという凄まじい音をさせながら、その地点はまさしく爆発した。
キリカ「ふざけまくってる威力! こんなの手に負えないよっ!?」
マミ「いや、これくらいならなんとかなるわ。
羽は一対、しかも私の攻撃をわざわざ羽で守ったってことは、やっぱり本体の強度はこっちの攻撃で破れる程度ってことよ」
キリカ「でもどうやって当てるのさっ、あの羽の攻撃があんなに速いってことは、防御も速いってことだし!」
マミ「なら数で押せばいいだけよ」
マミがそう言うと、数百のマスケット銃がマミの背後に、宙に浮いた状態で出現する。
マミ「呉さんは、みんなに一応知らせてきてもらえないかしら? ちょっと本気を出すから、この辺りにいたら危険だし、ね?」
そう言って、マミはキリカにウィンクする。
キリカ「……わかったよ、恩人。全速力で知らせてくる!」
マミ「よろしくっ!」
キリカが離脱。するとそれを追いかけるように、羽が動こうとする。
マミ「よそ見してていいのかしら?」
その瞬間、マミの銃撃が放たれた。
弾幕だ。文字通り弾幕、避けるスペースなど存在しない、銃弾のカーテンだ。
白い羽を背負った何かは、キリカへの追撃をやめ、すぐに銃弾のカーテンに対して羽のカーテンを構築する。
最早、爆撃だった。あまりの威力に地形が、景色が、まったく別の姿へと変貌する。
厚いアスファルトの層が衝撃で砕け飛び、後に雨のように地上へ降り注ぐ。
それでも、羽は無傷。
だが、マミはもちろんそれは百も承知のこと。
空へと飛び出したアスファルトの破片が落下を始めるより速く、すでにマミは敵の背後へと回っていた。
そして、その背後には既に、数百のマスケット銃が。
再び、爆撃。
そう言って、マミはキリカにウィンクする。
キリカ「……わかったよ、恩人。全速力で知らせてくる!」
マミ「よろしくっ!」
キリカが離脱。するとそれを追いかけるように、羽が動こうとする。
マミ「よそ見してていいのかしら?」
その瞬間、マミの銃撃が放たれた。
弾幕だ。文字通り弾幕、避けるスペースなど存在しない、銃弾のカーテンだ。
白い羽を背負った何かは、キリカへの追撃をやめ、すぐに銃弾のカーテンに対して羽のカーテンを構築する。
最早、爆撃だった。あまりの威力に地形が、景色が、まったく別の姿へと変貌する。
厚いアスファルトの層が衝撃で砕け飛び、後に雨のように地上へ降り注ぐ。
それでも、羽は無傷。
だが、マミはもちろんそれは百も承知のこと。
空へと飛び出したアスファルトの破片が落下を始めるより速く、すでにマミは敵の背後へと回っていた。
そして、その背後には既に、数百のマスケット銃が。
再び、爆撃。
あまりに速すぎる激しすぎる連続攻撃に、もし浜面が見ていたら、マミは銃弾で挟み撃ちにした、と答えるだろう。
マミは一対の羽が防御のために両方使われていたのを、確かにこの目で確認していた。
そして、マミがその気になって肉体を強化すれば、羽は十分に反応できる速度だった。
つまり、燃費を完全に無視し、持てる限りの魔力で短期決戦の全力で行けば、羽の速度すら、上回ることが可能だった。
その羽を上回る速度で、マミは爆撃を行ったのだ。
マミ「ちょっとやりすぎちゃったかしら?」
ばらばらとアスファルト片の雨がやっと降り始める。
煙が少しずつ晴れていく。
敵の姿が確認できるレベルに。
マミ「――っ!」
なる前に、土煙から純白の羽が飛び出してきた。
マミは当然、それを避ける。
マミ「防御が間に合ってたのね! いいわ、間に合わないほどの回数を繰り返してあげ――」
そして、敵の様子を確認して、マミは言葉を失った。
マミは一対の羽が防御のために両方使われていたのを、確かにこの目で確認していた。
そして、マミがその気になって肉体を強化すれば、羽は十分に反応できる速度だった。
つまり、燃費を完全に無視し、持てる限りの魔力で短期決戦の全力で行けば、羽の速度すら、上回ることが可能だった。
その羽を上回る速度で、マミは爆撃を行ったのだ。
マミ「ちょっとやりすぎちゃったかしら?」
ばらばらとアスファルト片の雨がやっと降り始める。
煙が少しずつ晴れていく。
敵の姿が確認できるレベルに。
マミ「――っ!」
なる前に、土煙から純白の羽が飛び出してきた。
マミは当然、それを避ける。
マミ「防御が間に合ってたのね! いいわ、間に合わないほどの回数を繰り返してあげ――」
そして、敵の様子を確認して、マミは言葉を失った。
羽の速度が間に合ったのではなかった。
マミの攻撃が遅かったわけではなかった。
繰り返せば、速度の差で勝てるものではなかった。
マミ「嘘……」
三対だった。六枚だった。
羽が、増えていた。
そして、パーツのない顔面部に、英語の文字が浮かび上がっているのを、マミは目撃した。
マミの攻撃が遅かったわけではなかった。
繰り返せば、速度の差で勝てるものではなかった。
マミ「嘘……」
三対だった。六枚だった。
羽が、増えていた。
そして、パーツのない顔面部に、英語の文字が浮かび上がっているのを、マミは目撃した。
ごめん、眠気飛ばすためにコーヒーばっかり飲んでたら腹痛くなったからトイレ行ってくる
>>621
寝ろ保守はするから。
寝ろ保守はするから。
――
個室サロンの部屋に麦野とフレンダは二人きりで残された。
麦野「フレンダ……」
麦野がゆっくりとフレンダに歩み寄る。
ビクッと身を固めるフレンダ。思わず、目を瞑る。
フレンダ「えっ」
そのフレンダを優しいものが包み込んだ。
恐る恐る目を開けてみると、フレンダは信じられないものを目にした。
麦野に、抱きしめられていた。
フレンダ「む、麦野……?」
じゃれながらふざけてフレンダから麦野に抱きつくことはあっても、麦野から抱きつかれたのは初めてだった。
フレンダが困惑していると、抱きしめられる力がさらに強くなる。
フレンダ「ちょ……麦野、痛いってば……」
麦野「……め……ンダ」
ふと、耳元で、麦野が小さく言った。
個室サロンの部屋に麦野とフレンダは二人きりで残された。
麦野「フレンダ……」
麦野がゆっくりとフレンダに歩み寄る。
ビクッと身を固めるフレンダ。思わず、目を瞑る。
フレンダ「えっ」
そのフレンダを優しいものが包み込んだ。
恐る恐る目を開けてみると、フレンダは信じられないものを目にした。
麦野に、抱きしめられていた。
フレンダ「む、麦野……?」
じゃれながらふざけてフレンダから麦野に抱きつくことはあっても、麦野から抱きつかれたのは初めてだった。
フレンダが困惑していると、抱きしめられる力がさらに強くなる。
フレンダ「ちょ……麦野、痛いってば……」
麦野「……め……ンダ」
ふと、耳元で、麦野が小さく言った。
フレンダ「えっ?」
思わず、フレンダは聞き返す。
信じられない言葉を聞いた気がした。
麦野「ごめんな、フレンダ」
今度ははっきりと聞こえた。
それでも、フレンダは我が耳を疑った。
謝っていた。あの麦野が。
麦野「生きてて、よかった」
信じられないほど優しい声で麦野が言う。
麦野「殺した張本人の私の私が言うのもおかしいだろうけどさ、フレンダが生きてるって最初聞いた時、嬉しかった」
驚きすぎて、戸惑うしか、フレンダは対応策が思いつかない。それだけに、意外すぎることだった。
麦野「謝って許されることじゃないのはわかってる、でも謝らせてくれ
――本当に、ごめんなさい、フレンダ」
フレンダ「ちょ、ちょっとやめてよ麦野らしくないってば……」
麦野の謝罪にフレンダは困ったような声で答えた。
思わず、フレンダは聞き返す。
信じられない言葉を聞いた気がした。
麦野「ごめんな、フレンダ」
今度ははっきりと聞こえた。
それでも、フレンダは我が耳を疑った。
謝っていた。あの麦野が。
麦野「生きてて、よかった」
信じられないほど優しい声で麦野が言う。
麦野「殺した張本人の私の私が言うのもおかしいだろうけどさ、フレンダが生きてるって最初聞いた時、嬉しかった」
驚きすぎて、戸惑うしか、フレンダは対応策が思いつかない。それだけに、意外すぎることだった。
麦野「謝って許されることじゃないのはわかってる、でも謝らせてくれ
――本当に、ごめんなさい、フレンダ」
フレンダ「ちょ、ちょっとやめてよ麦野らしくないってば……」
麦野の謝罪にフレンダは困ったような声で答えた。
それに対して、麦野は無言で、さらに強く、フレンダを抱きしめる。
フレンダ「……そもそもさ、最初に裏切ったのって私じゃん。
下手したら、私の方が麦野たちを殺すことになってたのかもしれないってわけよ」
しばらく無言が続いた後、フレンダが再び口を開く。
フレンダ「私には、謝られる権利も、価値もないよ……」
そう言って、麦野の抱擁をやめさせようとするが、麦野はしっかりと抱きしめたまま、動かない。
フレンダ「私さ、麦野に殺されて、でも魔法少女になって助かって、人生をリセットできたとか思ってたのよ」
頑なな麦野の様子にフレンダは抱擁をやめさせるのを諦める。
フレンダ「それで、二度目の人生だ、一度目のように自分のためだけに生きるのはやめて、せっかく手に入れた魔法の力でみんなを助けようとか調子のいいことを考えてた。
でもさ、結局私ってば、何も変わってなかったってわけよ。
改心したつもりで、麦野たちみたいに強い力を手に入れて、調子に乗ってただけだった。
麦野たちが浜面の昔いたところのアジトに入ってきた時、私、逃げ出したんだ。
自分が絶対勝てない相手、麦野が私を殺しに来たと思ったらさ、決めたことが全部どうでもよくなった。
改心も、人助けも、全部頬って、全部投げ捨てて。とにかく生きたいと思った。
あの時は、一緒にいたマミも杏子もピンチだったはずなのに、みんな見捨てて、自分だけ逃げようとした。
……結局、馬鹿は死んでも治らなかったわけよ」
フレンダ「……そもそもさ、最初に裏切ったのって私じゃん。
下手したら、私の方が麦野たちを殺すことになってたのかもしれないってわけよ」
しばらく無言が続いた後、フレンダが再び口を開く。
フレンダ「私には、謝られる権利も、価値もないよ……」
そう言って、麦野の抱擁をやめさせようとするが、麦野はしっかりと抱きしめたまま、動かない。
フレンダ「私さ、麦野に殺されて、でも魔法少女になって助かって、人生をリセットできたとか思ってたのよ」
頑なな麦野の様子にフレンダは抱擁をやめさせるのを諦める。
フレンダ「それで、二度目の人生だ、一度目のように自分のためだけに生きるのはやめて、せっかく手に入れた魔法の力でみんなを助けようとか調子のいいことを考えてた。
でもさ、結局私ってば、何も変わってなかったってわけよ。
改心したつもりで、麦野たちみたいに強い力を手に入れて、調子に乗ってただけだった。
麦野たちが浜面の昔いたところのアジトに入ってきた時、私、逃げ出したんだ。
自分が絶対勝てない相手、麦野が私を殺しに来たと思ったらさ、決めたことが全部どうでもよくなった。
改心も、人助けも、全部頬って、全部投げ捨てて。とにかく生きたいと思った。
あの時は、一緒にいたマミも杏子もピンチだったはずなのに、みんな見捨てて、自分だけ逃げようとした。
……結局、馬鹿は死んでも治らなかったわけよ」
それに対して、麦野は無言で、さらに強く、フレンダを抱きしめる。
フレンダ「……そもそもさ、最初に裏切ったのって私じゃん。
下手したら、私の方が麦野たちを殺すことになってたのかもしれないってわけよ」
しばらく無言が続いた後、フレンダが再び口を開く。
フレンダ「私には、謝られる権利も、価値もないよ……」
そう言って、麦野の抱擁をやめさせようとするが、麦野はしっかりと抱きしめたまま、動かない。
フレンダ「私さ、麦野に殺されて、でも魔法少女になって助かって、人生をリセットできたとか思ってたのよ」
頑なな麦野の様子にフレンダは抱擁をやめさせるのを諦める。
フレンダ「それで、二度目の人生だ、一度目のように自分のためだけに生きるのはやめて、せっかく手に入れた魔法の力でみんなを助けようとか調子のいいことを考えてた。
でもさ、結局私ってば、何も変わってなかったってわけよ。
改心したつもりで、麦野たちみたいに強い力を手に入れて、調子に乗ってただけだった。
麦野たちが浜面の昔いたところのアジトに入ってきた時、私、逃げ出したんだ。
自分が絶対勝てない相手、麦野が私を殺しに来たと思ったらさ、決めたことが全部どうでもよくなった。
改心も、人助けも、全部放って、全部投げ捨てて。とにかく生きたいと思った。
あの時は、一緒にいたマミも杏子もピンチだったはずなのに、みんな見捨てて、自分だけ逃げようとした。
……結局、馬鹿は死んでも治らなかったわけよ」
フレンダ「……そもそもさ、最初に裏切ったのって私じゃん。
下手したら、私の方が麦野たちを殺すことになってたのかもしれないってわけよ」
しばらく無言が続いた後、フレンダが再び口を開く。
フレンダ「私には、謝られる権利も、価値もないよ……」
そう言って、麦野の抱擁をやめさせようとするが、麦野はしっかりと抱きしめたまま、動かない。
フレンダ「私さ、麦野に殺されて、でも魔法少女になって助かって、人生をリセットできたとか思ってたのよ」
頑なな麦野の様子にフレンダは抱擁をやめさせるのを諦める。
フレンダ「それで、二度目の人生だ、一度目のように自分のためだけに生きるのはやめて、せっかく手に入れた魔法の力でみんなを助けようとか調子のいいことを考えてた。
でもさ、結局私ってば、何も変わってなかったってわけよ。
改心したつもりで、麦野たちみたいに強い力を手に入れて、調子に乗ってただけだった。
麦野たちが浜面の昔いたところのアジトに入ってきた時、私、逃げ出したんだ。
自分が絶対勝てない相手、麦野が私を殺しに来たと思ったらさ、決めたことが全部どうでもよくなった。
改心も、人助けも、全部放って、全部投げ捨てて。とにかく生きたいと思った。
あの時は、一緒にいたマミも杏子もピンチだったはずなのに、みんな見捨てて、自分だけ逃げようとした。
……結局、馬鹿は死んでも治らなかったわけよ」
フレンダの独白を、麦野は静かに聞いていた。
再び、沈黙が落ちる。
麦野「それなら、これから治していけばいいだけでしょ」
ややあって、麦野が静かに言う。
麦野「私だって前はクソッタレだったわよ。
仲間の、あんたたちの命なんかいくらでも補充の利く駒としか考えてなかった。自分のことしか考えてなかった」
ふと麦野は義手に目を落とす。
麦野「そこにさ、浜面がさ、私をぶっ飛ばして、全部変えてくれたのよ」
フレンダ「あの浜面が麦野を?」
信じられない、そんな風にフレンダは驚いた。
麦野「あいつはあれでもやるときはやる男よ。あいつの力で、私は変わることができた」
麦野が義手ではない手で、フレンダの頭を優しく撫でる。
麦野「フレンダは無理しすぎなのよ。自分だけの力で、すぐに自分を変えようとしてる。
そんなの、できるわけないじゃない」
麦野「せっかくの二度目の命よ。ゆっくり、これから治していけばいいのよ。
――人生は、長いんだから、ね?」
再び、沈黙が落ちる。
麦野「それなら、これから治していけばいいだけでしょ」
ややあって、麦野が静かに言う。
麦野「私だって前はクソッタレだったわよ。
仲間の、あんたたちの命なんかいくらでも補充の利く駒としか考えてなかった。自分のことしか考えてなかった」
ふと麦野は義手に目を落とす。
麦野「そこにさ、浜面がさ、私をぶっ飛ばして、全部変えてくれたのよ」
フレンダ「あの浜面が麦野を?」
信じられない、そんな風にフレンダは驚いた。
麦野「あいつはあれでもやるときはやる男よ。あいつの力で、私は変わることができた」
麦野が義手ではない手で、フレンダの頭を優しく撫でる。
麦野「フレンダは無理しすぎなのよ。自分だけの力で、すぐに自分を変えようとしてる。
そんなの、できるわけないじゃない」
麦野「せっかくの二度目の命よ。ゆっくり、これから治していけばいいのよ。
――人生は、長いんだから、ね?」
杏子「緊急事態だ!」
その時、ドバンと乱暴に扉が開けられた。
入り口が思い切り開け放たれて、扉の外に席を外していた五人と一匹、そして帰ったはずのキリカが見える。
同時に、こっちから見えるということは、あちらからもフレンダを抱きしめている麦野の姿が見えるわけで。
麦野「あ……こ、これは違――」
真っ赤になってフレンダを離し、あたふたとする麦野。
杏子「そんな場合じゃねえ!」
そんな麦野の様子に構わず、杏子が続ける。
杏子「マミがヤバイのと戦ってるらしい! すぐに行くぞ!」
その時、ドバンと乱暴に扉が開けられた。
入り口が思い切り開け放たれて、扉の外に席を外していた五人と一匹、そして帰ったはずのキリカが見える。
同時に、こっちから見えるということは、あちらからもフレンダを抱きしめている麦野の姿が見えるわけで。
麦野「あ……こ、これは違――」
真っ赤になってフレンダを離し、あたふたとする麦野。
杏子「そんな場合じゃねえ!」
そんな麦野の様子に構わず、杏子が続ける。
杏子「マミがヤバイのと戦ってるらしい! すぐに行くぞ!」
>>636訂正
杏子「緊急事態だ!」
その時、ドバンと乱暴に扉が開けられた。
入り口が思い切り開け放たれて、扉の外に席を外していた四人と一匹、そして帰ったはずのキリカが見える。
同時に、こっちから見えるということは、あちらからもフレンダを抱きしめている麦野の姿が見えるわけで。
麦野「あ……こ、これは違――」
真っ赤になってフレンダを離し、あたふたとする麦野。
杏子「そんな場合じゃねえ!」
そんな麦野の様子に構わず、杏子が続ける。
杏子「マミがヤバイのと戦ってるらしい! すぐに行くぞ!」
杏子「緊急事態だ!」
その時、ドバンと乱暴に扉が開けられた。
入り口が思い切り開け放たれて、扉の外に席を外していた四人と一匹、そして帰ったはずのキリカが見える。
同時に、こっちから見えるということは、あちらからもフレンダを抱きしめている麦野の姿が見えるわけで。
麦野「あ……こ、これは違――」
真っ赤になってフレンダを離し、あたふたとする麦野。
杏子「そんな場合じゃねえ!」
そんな麦野の様子に構わず、杏子が続ける。
杏子「マミがヤバイのと戦ってるらしい! すぐに行くぞ!」
――
浜面「嘘……だろ……」
そこは、まるで大災害が襲ったかのような景色だった。
アスファルトは根こそぎ捲りあげられ、下の地面が見えている。
深夜で誰もいなかったと信じたいほど、ビルは滅茶苦茶に倒れ、ドミノ倒しのように崩壊していた。
尋常じゃない戦闘があったのが窺える。まるで戦略兵器が被害を撒き散らしたかのようだ。
フレンダ「マミ……?」
その中心に、マミはいた。
いや、マミらしきものがあった。
下半身はなかった。首から上もなかった。
かろうじて残ってる上半身が、マミの着ていた服を着ている。
それが、恐らく、その物体がかつてマミだったものだろうと主張していた。
巴マミが、死んでいた。
浜面「嘘……だろ……」
そこは、まるで大災害が襲ったかのような景色だった。
アスファルトは根こそぎ捲りあげられ、下の地面が見えている。
深夜で誰もいなかったと信じたいほど、ビルは滅茶苦茶に倒れ、ドミノ倒しのように崩壊していた。
尋常じゃない戦闘があったのが窺える。まるで戦略兵器が被害を撒き散らしたかのようだ。
フレンダ「マミ……?」
その中心に、マミはいた。
いや、マミらしきものがあった。
下半身はなかった。首から上もなかった。
かろうじて残ってる上半身が、マミの着ていた服を着ている。
それが、恐らく、その物体がかつてマミだったものだろうと主張していた。
巴マミが、死んでいた。
>>1乙!!
くっそーー!「学園都市」知ってたら楽しさ2倍だったんだろなぁ~。
適当にけいおん(?)の女キャラを勝手にアサインして脳内再生してたww(けいおんも全く知らんwwww)
それでもまどマギファンにとっては、マジ楽しかったよ!!
久々の神SS、グッジョブ!!ありがとうノシ
くっそーー!「学園都市」知ってたら楽しさ2倍だったんだろなぁ~。
適当にけいおん(?)の女キャラを勝手にアサインして脳内再生してたww(けいおんも全く知らんwwww)
それでもまどマギファンにとっては、マジ楽しかったよ!!
久々の神SS、グッジョブ!!ありがとうノシ
フレンダが生き延びることを望んだからマミさんは犠牲になったのだ…
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