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元スレ哀川潤「【人類最弱】球磨川禊。ある意味いーたんの天敵だぜ?」
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ザレゴトマジカル~戯言遣いと幻想殺し
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302873665/
ザレゴトマジカル~戯言遣いと幻想殺し
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302873665/
勢いで答えてしまった。
半分以上に話半分で聞いていたからよくわからなかったが、まぁ大して重要な事柄でもあるまい。
特に聞き直さずとも大丈夫だろう。
「それで、江迎怒江の居場所が分からないならどうしましょうか。闇雲に探すんですか?」
「いいや、ぼくたちはここから離れた場所を適当に歩いているだけでいい」
「サボりですかぁ、確かに潤さんに任せておけばわたし達なんて必要ないですからね」
「今回ばかりは、そうも行かないかもね」
「どういう事ですか? お兄ちゃん」
「本来の哀川さんなら、学院長室の時点で逃げようなんて発想はしなかっただろう。
それに、自分が敵を食い止めてぼく達を先に行かせるってのもおかしい。
哀川さんならあの場で禊くんと蛾々丸くんを纏めて倒して先に進むぐらい、簡単にやってのけるだろう。
でも、それをしなかった。それってつまり、全力を出せない理由があるか、全力でも敵わないか、どちらかって事じゃないのかな」
「あの潤さんが……ですか?」
「え? マジ? 潤さんが負けて死ぬかも知れない? やったー! これで約束を守らないで済みます!」
>>251
鎌池なんて三流以下との掛け合いなんかいらないです
鎌池なんて三流以下との掛け合いなんかいらないです
>>251
禁書の時点でうんこくさい
禁書の時点でうんこくさい
『こういうときに個人を責めるなよ』『雰囲気が悪くなるだろう?』
「そこまでは言ってないよ。というか、楽しそうにしているところ悪いけれど、哀川さんが負けるような相手に君が勝てるのかい?
もし哀川さんが殺されたら、ぼくらも三人まとめて殺されるのがオチだよ」
「はぁ、人生って奴はなかなか甘くないですね。で、待ってればいいってのはどう言う事ですか?」
「もうすでに、この城砦女学院は哀川さんの手配である程度包囲されているんだ」
「ははぁん、なるほど。ではわたし達の誰かを、包囲を突破する人質とするために襲いかかってくるだろうという事ですね」
「ま、そんな所かな」
「でもでも、潤さんもそこまでするくらいなら、最初から無理やり押し入って誘拐しちゃえばよかったのに」
「あー、うん。そこにもちょっと事情があってね」
「事情?」
「ここはいわく付きの場所でね。何でも哀川さんは、もうここで荒事は起こしたく無かったんだってさ」
「おかしくありませんか?」
と、ぼくと舞織ちゃんの会話を黙って聞いていた崩子ちゃんが、唐突に切り出した。
「何がですかぁ?」
「確かに、そうだね」
「どういう事です?」
信者に偽装した西尾アンチか禁書信者の仕業だろ
荒らし誘導狙いとはまじ狡いわ
荒らし誘導狙いとはまじ狡いわ
>>251
なかなか
なかなか
西尾信者と鎌池信者は不倶戴天と言われるほど折り合いが悪い理由がここで垣間見えた
気がする
気がする
「人がいなさ過ぎるんだよ、舞織ちゃん。ここは学校だぜ?
いくら下校時刻になったからって、ここまで人がいないのは異常だ」
「別に、変でも何でもねーよ」
声。
廊下の先の暗闇から、制服姿の少女が、のっそりと、姿を表した。
「もうすでに、生徒たちはひとり残らず始末されちゃってるからよ」
「志布志――飛沫!」
「始末……」
「そ、始末。ひとり残らず生きちゃあいねーよ。まぁでも安心しな、あんたらは殺さない。
あたしは成人するまで人は殺さないと決めてるんだ」
「そいつは、素晴らしい決意だ」
「だろ? 未成年だからって罪が軽くなったら、もったいねーもんな」
「ところで」と、飛沫ちゃんが問いかけてくる。
「ここらへんで江迎を見なかった?」
「……君が連れていったんじゃなかったのかい?」
「逃げられちまった」
おいおい、いいのかよ。
どんだけ杜撰な誘拐だ。
「って、ぼくが言える立場じゃないか」
「あ? なんか言ったか?」
「戯言だよ」
ずい、と。
今度こそ崩子ちゃんと舞織ちゃんがぼくの前に出る。
崩子ちゃんはバタフライナイフを。
マインドレンデル
舞織ちゃんは鋏型の凶器――《自殺志願》を、構える。
「お兄ちゃん」
「欠陥製品さん」
「あぁ、分かってる。分かってるよ」
「それじゃあいっちょう戯言、やってみっか」
第三章
0
勝ち方が分からない。
強くなればいいよ。
強くなる方法が分からない。
努力すればいいよ。
努力の仕方が分からない。
もう、勝たなければいいんじゃないかな?
1
と、言ったものの
「貴女は成人するまで人は殺さないと言っていましたが、奇遇ですね、わたしも今人を殺せないんですよ」
「へー、そいつは奇遇だな。じゃあこの戦闘は、先に相手を殺さずに戦闘不能にした方が勝者ってわけだ」
「忘れてもらっては困ります。私にはそういった縛りはありません」
「あ? あー、そういやあんたも居たね、忘れてたよ」
「その台詞、後悔させてあげます」
正直、こういった戦闘にぼくの出る幕は無い。
大人しく、二人の戦いを眺めることにしよう。
>>278
支度しながら見れば
支度しながら見れば
>>278
むしろ食うな
むしろ食うな
正直、こういった戦闘にぼくの出る幕は無い。
大人しく、二人の戦いを眺めることにしよう。
「しかし、怒江ちゃんか、一体どんな娘なのか……」
写真で見る限り、おとなしそうな普通の女の子だった。
ふわふわとした柔らかそうな髪、垂れ気味のおっとりした目元。
なんともお嬢様然とした雰囲気の娘だったように思う。
と、ふと視線を向けた窓の外。
反対側の校舎に、人影を見つける。
普通ならただの生徒だろうと思うところだが、その生徒は全員始末したと、今飛沫ちゃんが言ったばかりだ。
「崩子ちゃん、舞織ちゃん。ここ、二人に任せても大丈夫かな?」
「お任せください」
「余裕です」
「それじゃあ、頼む」
>>278 むしろ見るな
>>278
むしろ思い切って寝てろ
むしろ思い切って寝てろ
ぼくは二人に背を向け、走る。
確か二階から反対の校舎へと渡り廊下があったはず。
ぼくは階段を飛び降り、廊下を走って反対側の校舎へと走る。
階段を駆け上り、三階へ。
左右の廊下を見渡すが、
「居ない」
いや、だが痕跡らしき物はあった。
左手側、20mほど先。
三年五組の扉が、空いていた。
そこだけ開け放たれた教室へと歩を進める。
そして、あと数歩というところで、気づく。
腐臭。
何かが腐ったような匂い。
腐敗した物質の放つ悪臭が、ぼくの鼻腔を刺激する。
あまりの悪臭に、くらくらしてくる。
嗅ぎ慣れた、というわけではなく。むしろ鼻が馬鹿になってきた辺りで、気づく。
これは、肉の、腐った、匂いだ。
腐乱死体が丁度、こんな匂いをしていた。
扉の横に貼りつき、ゆっくりと、中を覗く。
「きゃっ」
ぶつかった。
とすん、と軽い音を立てて倒れた少女。
ふわふわとした柔らかそうな髪、垂れ気味のおっとりした目元。
なんともお嬢様然とした雰囲気の娘。
「江迎、怒江ちゃん……だね」
「はい?」
「こんにちは、ぼくは請負人。君を誘拐しに来たんだ」
「え? えぇぇぇぇぇっ!?」
あまりに驚いたのか、尻餅を付いた状態から一気に手を上げて立ち上がった。
なんというか、初々しいリアクションの娘だな。
「きゃっ」
ぶつかった。
とすん、と軽い音を立てて倒れた少女。
ふわふわとした柔らかそうな髪、垂れ気味のおっとりした目元。
なんともお嬢様然とした雰囲気の娘。
「江迎、怒江ちゃん……だね」
「はい?」
「こんにちは、ぼくは請負人。君を誘拐しに来たんだ」
「え? えぇぇぇぇぇっ!?」
あまりに驚いたのか、尻餅を付いた状態から一気に手を上げて立ち上がった。
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