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元スレ魔王「……来ちゃったっ」 勇者「えっ」

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宿屋
魔王「……」
魔王「……」カキカキ
ガチャッ
魔王「」ビクッ
宿主「おや? まだいらしたんですか?」
魔王「あ、び、びっくりした……」
宿主「あの、部屋を片づけたいのですが……」
魔王「も、もう少しだけ待ってもらえないかな? それと一つだけ頼みがあって」
宿主「……頼み? なんです?」
魔王「この手紙を……この部屋に置いたままにしておいて欲しいんだけど」
宿主「……手紙? まあ、それくらいなら、別にいいですけど。今日中に受取人は来るんですよね?」
魔王「た、多分」
宿主「……わかりました」
魔王「……」
魔王「……」カキカキ
ガチャッ
魔王「」ビクッ
宿主「おや? まだいらしたんですか?」
魔王「あ、び、びっくりした……」
宿主「あの、部屋を片づけたいのですが……」
魔王「も、もう少しだけ待ってもらえないかな? それと一つだけ頼みがあって」
宿主「……頼み? なんです?」
魔王「この手紙を……この部屋に置いたままにしておいて欲しいんだけど」
宿主「……手紙? まあ、それくらいなら、別にいいですけど。今日中に受取人は来るんですよね?」
魔王「た、多分」
宿主「……わかりました」
勇者「魔王遅いなー……」
勇者「特訓でもしとこうかなー、暇だな……」
勇者「……」ジャキッ
勇者「やっぱりかっこいいなあ」ニヤリ
勇者「ほっ! そりゃ!」ブンッ
勇者「……ウズウズしてきた」
勇者「特訓……しに行ってもいいよな?」
勇者「町の外なら探せばすぐ見つかるし……魔王なら頭も良いし……俺が特訓したがってたのも知ってるし。
せっかくの新しい武器を持て余すのももったいないし……」
勇者「……」
勇者「……よしっ!」ジャキッ
勇者「」タッタッタッタ
町の外
勇者「ほっ!」ザシュッ
魔物「ぎゃあっ!」グタッ
勇者「魔王がいないと、一回一回魔物を探し出さないといけないから、効率が悪いな」
勇者「なんだか物足りない……」
勇者「おーい! 魔物ー! でてこーい!」タッタッタッタ
勇者「……うーん」
勇者「これは思ったより時間がかかりそうだな」
勇者「……おーい!」タッタッタッタ
勇者「ほっ!」ザシュッ
魔物「ぎゃあっ!」グタッ
勇者「魔王がいないと、一回一回魔物を探し出さないといけないから、効率が悪いな」
勇者「なんだか物足りない……」
勇者「おーい! 魔物ー! でてこーい!」タッタッタッタ
勇者「……うーん」
勇者「これは思ったより時間がかかりそうだな」
勇者「……おーい!」タッタッタッタ
勇者「ハァ……ハァ……なんだこれ……効率が悪すぎる……」
勇者「レベル上げって……こんなにも大変だったのか……」
勇者「これは……一旦魔王のところに戻って手伝って貰った方が……」
勇者「って、えっ!? も、もう夕方じゃん!! いつの間に!?」
勇者「やばいやばいやばい……夢中になりすぎてて気付かなかった……」
勇者「ま、魔王はどうしたんだろう……やばい、きっと怒ってるだろうな……」
勇者「町の外って分からなかったんだろうか……」
勇者「……」
勇者「と、とにかく早く戻らないと!!」
勇者「おかしいな……どこにもいない」
勇者「朝いた場所にもいなかったし……もしかして宿屋にいるのか……?」
勇者「……行ってみよう」
勇者「」タッタッタッタ
宿屋
勇者「あの」
宿主「ん?」
勇者「○○号室って、今人います?」
宿主「……ああ、手紙の受取人かい?」
勇者「はい? 手紙?」
宿主「それなら、部屋に置いてあるから勝手に入っていいよ」
勇者「……えっ?」
勇者「……なんだろうあの人。手紙とか何とかよくわからないこと言ってたな」
勇者「おっ、ここか……」ガチャッ
勇者「おーい、魔王ー! いるかー?」
勇者「……っかしいなー」
勇者「……ん?」
勇者「……て、手紙が置いてある……」
勇者「……」
勇者「……」スタスタ ペラッ
『勇者へ』
勇者「!?」
勇者「……な、なんだよこれ……」カサッ
『-果たし状-』
勇者「は? 果たし、果たし状!?」
『よくぞここまで辿り着いた!! 勇者よ!! そのことは褒めてやろう!!
貴様が今いるその町の隣には、何を隠そう魔王の城が建っているのだ!!
つまりは栄えあるラストダンジョンへと貴様は後一歩のところまで来ているのだ!! ふははは!!
そこでだ!! 我はその城にて貴様を待つことにした!! 貴様が真の勇者であると自覚しているのであれば!!
全力で我の城へと辿り着いてみせよ!! 待っておるぞ!!!! ふーっはっはっは!!
魔王より 』
勇者「な、なんだこれ……」
勇者「ってことはなんだ……今、魔王はそこにいるってことなのか?」
勇者「俺に何も言わずに!? か、勝手に行っちまったのか……?」
勇者「…………くそっ!!」
カサッ ヒラ、ヒラ
勇者「……ん? あれっ? もう一枚あるのか……?」
勇者「……」
勇者「……」カサッ
『なんて、まあ、1枚目が魔王の表の顔ってことにしておいて欲しいな。
そしてこれが、魔王の裏の顔。1枚目に書いてあることは、本当だよ。
私は今、その町の隣にある私の家にいる。そこで、勇者を待ってる。
この手紙の訳は、勇者に1つのお願いと2つの謝りたいことがあったから。
謝りたいことの1つ目は、こんな形で勝手に行ってごめんなさい。どうしても、顔を合わせて言うことができなかったから。
そして2つ目は、逃げ出してごめんなさい、私は、ある時気付いたの。勇者は、どんどん強くなっていってる。
そしてその強さが、多分、もう私を超えてるってことに』
勇者「な、なんだって!?」
『それでね、怖くなったの。私が負けるとかそういうことじゃなくて、
勇者との闘いが、本当に間近に迫ってるんだって思って。
あのね、こんなこと言うと魔王失格かもしれないけど、裏の顔だから許して下さい。
私ね、もう勇者のことをただの勇者として見れなくなってるんだ。
きっとね、私には勇者を本気で倒そうとか、そういうのはできないと思う。
もう、闘うことはできないと思う。だからね……これが、お願いしたいことなんだけどね、
勇者の方から、私を倒しに来てほしい。私は勇気が無くて、勇者の元へは行けそうにないから、
勇者の方から私のところへ来て欲しい。そして……私の命を、奪って欲しい。
それが、勇者にお願いしたいこと。……じゃね、一方的でごめんね、旅、すごい楽しかったよ。
魔王より 』
勇者「は? ……何言ってんだよ……」
勇者「……ふざけんなよ!! ……」グシャッ
勇者「……」カサッ
『なんて、まあ、1枚目が魔王の表の顔ってことにしておいて欲しいな。
そしてこれが、魔王の裏の顔。1枚目に書いてあることは、本当だよ。
私は今、その町の隣にある私の家にいる。そこで、勇者を待ってる。
この手紙の訳は、勇者に1つのお願いと2つの謝りたいことがあったから。
謝りたいことの1つ目は、こんな形で勝手に行ってごめんなさい。どうしても、顔を合わせて言うことができなかったから。
そして2つ目は、逃げ出してごめんなさい、私は、ある時気付いたの。勇者は、どんどん強くなっていってる。
そしてその強さが、多分、もう私を超えてるってことに』
勇者「な、なんだって!?」
『それでね、怖くなったの。私が負けるとかそういうことじゃなくて、
勇者との闘いが、本当に間近に迫ってるんだって思って。
あのね、こんなこと言うと魔王失格かもしれないけど、裏の顔だから許して下さい。
私ね、もう勇者のことをただの勇者として見れなくなってるんだ。
きっとね、私には勇者を本気で倒そうとか、そういうのはできないと思う。
もう、闘うことはできないと思う。だからね……これが、お願いしたいことなんだけどね、
勇者の方から、私を倒しに来てほしい。私は勇気が無くて、勇者の元へは行けそうにないから、
勇者の方から私のところへ来て欲しい。そして……私の命を、奪って欲しい。
それが、勇者にお願いしたいこと。……じゃね、一方的でごめんね、旅、すごい楽しかったよ。
魔王より 』
勇者「は? ……何言ってんだよ……」
勇者「……ふざけんなよ!! ……」グシャッ
だってまだせいぜい4つめとかだろ街
はぐれメタルでも拘束してたのかこいつら
はぐれメタルでも拘束してたのかこいつら
勇者「……そんなの……そんなの俺だって同じなんだよ……」
勇者「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!!」
勇者「俺だって……俺だって……」
勇者「くそおおおおおおおっ!!!!!!」ダッ
宿主「あ、お客s」
勇者「ふざけんなああああああ!!!!!!」タッタッタッタ
宿主「あっ……ふう、これでやっと掃除できるよ」
宿主「……ん?」
宿主「……なんか、床に水滴が落ちてるな……」
宿主「……ま、いいか、サッと拭いておこう」
勇者「おおおおおおおっ!!!!!!」ズバッ
魔物「ぎゃああ!」
勇者「」ヒュッ クルッ
勇者「どけええええ!!!!!!」ザシュッ
魔物「ぎえええっ!」
魔物「ガァァッ!」ザシュッ
勇者「ぐっ!! いってえ……」
魔物「グガアアアッ!!!」
勇者「くそっ……くそおおおおお!!!!!!!」ザシュザシュッ
魔物「グフッ!!」
勇者「ふう……ふう……」タッタッタッタ
勇者「おりゃあああ!!!!!」ザシュザシュザシュ
魔物「がはっ!!」
勇者「……もうちょっとだ……もうちょっとのはずだ……!!」タッタッタッタ
『魔王「ザオリク!」』
勇者「くっ……なんなんだよ……ちくしょう……」タッタッタッタ
『魔王「メラミ!!」』
勇者「うおおおおおおおおおお!!!!!」ズバァッ
魔物「ぎっ!!」
勇者「……ぜえ……ぜえ……」タッタッタッタッタッタッタッタ
ッバーン!!
勇者「はぁ……はぁ……やっと……着いたか……」
魔王の城
勇者「……魔王は、どこにいるんだ……」
勇者「やっぱり……最深部だよな」
勇者「……行くしかないか……」
勇者「……」
勇者「」タッタッタッタ
クソ 気になって眠れやしねえ
次スレ立つならタイトル同じのにしてくれ俺はモウダメダ
次スレ立つならタイトル同じのにしてくれ俺はモウダメダ
あと100か
埋まりそうなら次スレ頼むぜ>>950
埋まりそうなら次スレ頼むぜ>>950
保守してるうちに>>1000行きそうな悪寒



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