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元スレ先輩「男くん、付き合って下さい」
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◆◇家◆◇
男(『私だけは離れない』、か)
男「はぁ」
男(僕はアイツに解放して欲しいのかな、欲しくないのかな)
男「どっちなんだろうな……」
男「ああ、そうか」
男「アイツに解放されて欲しいんだ」
男(『私だけは離れない』、か)
男「はぁ」
男(僕はアイツに解放して欲しいのかな、欲しくないのかな)
男「どっちなんだろうな……」
男「ああ、そうか」
男「アイツに解放されて欲しいんだ」
◆◇家◆◇
男「ふぁあ」
男(女さんが転校して一週間が過ぎた)
男(僕を心配してくれる友人を)
男(僕を好きになってくれた女性を)
男(一度に失った)
男「僕が悲しくなるのも当然か……」
男「ふー……」
男「転校先で、女さんが幸せに暮らしますように……」
男「ふぁあ」
男(女さんが転校して一週間が過ぎた)
男(僕を心配してくれる友人を)
男(僕を好きになってくれた女性を)
男(一度に失った)
男「僕が悲しくなるのも当然か……」
男「ふー……」
男「転校先で、女さんが幸せに暮らしますように……」
ピーンポーン
男「はい……」
ガチャ
男「あっ」
先輩「ふふっ」
男「……先輩……」
先輩「おはようございます、ぼっちゃん」
男「ぼっちゃんってなんですか」
男「はい……」
ガチャ
男「あっ」
先輩「ふふっ」
男「……先輩……」
先輩「おはようございます、ぼっちゃん」
男「ぼっちゃんってなんですか」
男「まぁ、おはようございます……」
先輩「うーん」
先輩「ぼっちやん……の方がいいですか?」
男「ぼっち、やん……」
先輩「関*語ですね。日本語に訳したら『ぼっちですね』でしょうか」
男「……」
先輩「ふふっ」
先輩「うーん」
先輩「ぼっちやん……の方がいいですか?」
男「ぼっち、やん……」
先輩「関*語ですね。日本語に訳したら『ぼっちですね』でしょうか」
男「……」
先輩「ふふっ」
男「先輩、僕をイジメて楽しそうですね」
先輩「ええ。心から、ふふっ」
男「……」
男「はぁ。行きましょうか」
先輩「そうですね、遅刻してしまい、授業が始まってから教室に入る――」
先輩「これは、みんなから注目を浴びちゃいますもの」
男「う……」
先輩「ええ。心から、ふふっ」
男「……」
男「はぁ。行きましょうか」
先輩「そうですね、遅刻してしまい、授業が始まってから教室に入る――」
先輩「これは、みんなから注目を浴びちゃいますもの」
男「う……」
先輩「男くんには堪えられないでしょうね、ふふっ」
男「……」
先輩「……」
男「……」
先輩「ごめん、言い過ぎたね」
男「……くそう」
……
…………
……
男「……」
先輩「……」
男「……」
先輩「ごめん、言い過ぎたね」
男「……くそう」
……
…………
……
◆◇学校◆◇
男「ふぅ、間に合った」
先輩「おっとと、おととくんがだらしないから、ギリギリになっちゃいましたね」
男「おとこ、です」
男「それに、おっととって、どっかのハムスターみたいな呼びかけやめて下さい」
先輩「我が儘ですね。これは減点対象です」
男「先輩は我が儘の意味をわかってないです」
男「ふぅ、間に合った」
先輩「おっとと、おととくんがだらしないから、ギリギリになっちゃいましたね」
男「おとこ、です」
男「それに、おっととって、どっかのハムスターみたいな呼びかけやめて下さい」
先輩「我が儘ですね。これは減点対象です」
男「先輩は我が儘の意味をわかってないです」
先輩「あの……」
先輩「今日は」
先輩「ちゃんと部活に来てね」
男「――」
男「は、はい」
先輩「ふふっ、素直な所は加点ですっ」
先輩「じゃあ。放課後に、また」
男「はい、放課後に」
……
…………
……
先輩「今日は」
先輩「ちゃんと部活に来てね」
男「――」
男「は、はい」
先輩「ふふっ、素直な所は加点ですっ」
先輩「じゃあ。放課後に、また」
男「はい、放課後に」
……
…………
……
◆◇部室◆◇
先輩「男くん、今日は何をしましょうか」
男「……あの」
先輩「……」
男「まさか僕たちが何部に所属しているのか忘れたわけじゃないですよね?」
先輩「えっ?」
男「えっ?」
先輩「男くん、今日は何をしましょうか」
男「……あの」
先輩「……」
男「まさか僕たちが何部に所属しているのか忘れたわけじゃないですよね?」
先輩「えっ?」
男「えっ?」
先輩「……て、天文部?」
男「先輩、今までありがとうございました。今日でここを退部――」
先輩「冗談、冗談ですよっ」
男「……はぁ」
男「というわけで、各々読書に勤しみましょう」
男「先輩、今までありがとうございました。今日でここを退部――」
先輩「冗談、冗談ですよっ」
男「……はぁ」
男「というわけで、各々読書に勤しみましょう」
先輩「えーええ、つまんないです」
男「はっ」
男「読書つまらんとか先輩退部してくださいよ」
先輩「冗談、冗談ですよっ」
男「……」
先輩「本当に冗談ですからっ」
男「はっ」
男「読書つまらんとか先輩退部してくださいよ」
先輩「冗談、冗談ですよっ」
男「……」
先輩「本当に冗談ですからっ」
……
…………
……
先輩「――今日はここまでにしましょうか」
男「……はい」
男「そうですね、帰りましょうか」
男(なんだかんだ言っても、やっぱり先輩は読書好きなんだよな)
男(かなり没頭してたみたいだったし)
…………
……
先輩「――今日はここまでにしましょうか」
男「……はい」
男「そうですね、帰りましょうか」
男(なんだかんだ言っても、やっぱり先輩は読書好きなんだよな)
男(かなり没頭してたみたいだったし)
◆◇帰り道◆◇
男(今日は久しぶりにちゃんと活動した感じがしたな)
先輩「お疲れさまです」
男「あ、はい。お疲れ様です」
すたすた
ぽつぽつ
男「あ、雨」
先輩「降ってきちゃいましたね」
男「傘ない……」
男(今日は久しぶりにちゃんと活動した感じがしたな)
先輩「お疲れさまです」
男「あ、はい。お疲れ様です」
すたすた
ぽつぽつ
男「あ、雨」
先輩「降ってきちゃいましたね」
男「傘ない……」
先輩「私は――」
先輩「か、傘ありますよ」
男「あ」
先輩「えっと……その……」
先輩「入りますか?」
男「お、お願いします」
男(このシチュエーション……)
男(ま、まさか『私が彼を落とした100の方法』……?)
男(いや、た、たまたま……だよね)
……
…………
……
先輩「か、傘ありますよ」
男「あ」
先輩「えっと……その……」
先輩「入りますか?」
男「お、お願いします」
男(このシチュエーション……)
男(ま、まさか『私が彼を落とした100の方法』……?)
男(いや、た、たまたま……だよね)
……
…………
……
先輩「馬鹿ですね、男くんは」
先輩「天気予報も見て無いのでしょうか」
男「す、すみません」
男(やばい)
男(先輩、凄く良い薫りがする)
男(くそう、先輩のくせに……)
男(こんな風に思うなんて、なんかくやしい!)
先輩「天気予報も見て無いのでしょうか」
男「す、すみません」
男(やばい)
男(先輩、凄く良い薫りがする)
男(くそう、先輩のくせに……)
男(こんな風に思うなんて、なんかくやしい!)
男「あ……あはは」
すたすた
幼「……っ」
男「あ……」
男(あ、あれは……幼……)
先輩「ん? おーとーとー君、どうかしましたか?」
すたすた
幼「……っ」
男「あ……」
男(あ、あれは……幼……)
先輩「ん? おーとーとー君、どうかしましたか?」
ふるふる
男「や、なんでもありませんよ」
チラッ
幼「……」ギロッ
男(やば、なんか、今回は特にきつく睨まれてるし……)
先輩「男くん?」
男「ほんと、何でもないですって」
先輩「……?」
男「や、なんでもありませんよ」
チラッ
幼「……」ギロッ
男(やば、なんか、今回は特にきつく睨まれてるし……)
先輩「男くん?」
男「ほんと、何でもないですって」
先輩「……?」
先輩「あっ、あの人見てたんですか」
男「っ!?」
先輩「じろじろ見ちゃって、いやらしい。ああいう子がタイプなんですか?」
先輩「ていうか、あの制服……中○生じゃないですか! ロリコンっ」
男「ロ……ロリコン」
男「ひ、一つしか学年かわらないから、ロリコンじゃないですっ」
先輩「……」
男「っ!?」
先輩「じろじろ見ちゃって、いやらしい。ああいう子がタイプなんですか?」
先輩「ていうか、あの制服……中○生じゃないですか! ロリコンっ」
男「ロ……ロリコン」
男「ひ、一つしか学年かわらないから、ロリコンじゃないですっ」
先輩「……」
>>329
それは流石にもうちょっとよく読めとしか言いようがない
それは流石にもうちょっとよく読めとしか言いようがない
幼「……」
男「ていうか誕生日なんか一週間違いだし」
先輩「……」
男「……?」
先輩「……っ」
男「あ……」
先輩「何でそんなこと知ってるんですか?」
男「ていうか誕生日なんか一週間違いだし」
先輩「……」
男「……?」
先輩「……っ」
男「あ……」
先輩「何でそんなこと知ってるんですか?」
>>334 同感だなはじる必要など無いのにな
幼「……」
すたすた
先輩「て、ていうか、なんであの子がついて来てるんですかっ?」
男「さ、さぁ?」
先輩「知り合いなんですか?」
男「えっと……なんていうか……」
男「その……」
すたすた
先輩「て、ていうか、なんであの子がついて来てるんですかっ?」
男「さ、さぁ?」
先輩「知り合いなんですか?」
男「えっと……なんていうか……」
男「その……」
>>334-335
おまわりさんこっちです
おまわりさんこっちです
男「し、知り合いっていうか『幼馴染ストーカー』?」
先輩「新ジャンル!!」
男「あー、多分面白くないパターンです」
先輩「あの」
幼「っ」
男(幼に喋りかけた!?)
男(ずっと幼は距離を置いたスタンス――まぁあきらかに物理的距離は近かったけど――)
男(僕が誰かといるときは、絡んでこなかったのにっ)
男(先輩から、なんて……)
先輩「新ジャンル!!」
男「あー、多分面白くないパターンです」
先輩「あの」
幼「っ」
男(幼に喋りかけた!?)
男(ずっと幼は距離を置いたスタンス――まぁあきらかに物理的距離は近かったけど――)
男(僕が誰かといるときは、絡んでこなかったのにっ)
男(先輩から、なんて……)
幼「……っ」
先輩「私の彼氏に何か用ですか?」
幼「その質問に答える前に――」
幼「オバサン、今、私の彼氏って言った?」
男「あー」
男「やばいコレ」
男「絶対嫌なパターンだわ……」
先輩「私の彼氏に何か用ですか?」
幼「その質問に答える前に――」
幼「オバサン、今、私の彼氏って言った?」
男「あー」
男「やばいコレ」
男「絶対嫌なパターンだわ……」
先輩「オバサン? ふふふふふ」
先輩「偉そうなガキですねー……」
先輩「男くんは彼氏です。男くんが彼女に見えますか? 私をオバサンと思うくらい、目は悪そうですからね」
幼「……」ギロッ
男「ひっ」
先輩「何睨んでるんですか? ふふ」
先輩「偉そうなガキですねー……」
先輩「男くんは彼氏です。男くんが彼女に見えますか? 私をオバサンと思うくらい、目は悪そうですからね」
幼「……」ギロッ
男「ひっ」
先輩「何睨んでるんですか? ふふ」
幼「だって」
幼「だって……男は、私のことが好きなはずなのに……」
先輩「うっわー」
先輩「ストーカーさんは自惚ればっかり――というのは本当だったんですね」
先輩「男くんが可哀想です」
幼「だって……男は、私のことが好きなはずなのに……」
先輩「うっわー」
先輩「ストーカーさんは自惚ればっかり――というのは本当だったんですね」
先輩「男くんが可哀想です」
先輩「ね、おとと君」
男「おとこです」
先輩「男くんは、『幼馴染ストーカー』なんて嫌いですよね?」
男「えっ……あー……えっと」
男「その……」
先輩「このカンジ……」
先輩「はっ、まさか嫌いじゃないんですか!?」
男「おとこです」
先輩「男くんは、『幼馴染ストーカー』なんて嫌いですよね?」
男「えっ……あー……えっと」
男「その……」
先輩「このカンジ……」
先輩「はっ、まさか嫌いじゃないんですか!?」
幼「ふふっ」
幼「男は私の恋人です。私は愛されてるんです」
幼「諦めて、潔く身を下さい」
男「や、幼と恋人じゃないよ」
幼「……っ!」
男「今までも、これ以降も」
幼「男は私の恋人です。私は愛されてるんです」
幼「諦めて、潔く身を下さい」
男「や、幼と恋人じゃないよ」
幼「……っ!」
男「今までも、これ以降も」
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