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    元スレ先輩「男くん、付き合って下さい」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ぷしゃいく + - 先輩 + - + - 幼馴染み + - + - 美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 3 :

    「どうしたの?」

    「ガ、ガチョーン」


    ざわざわ


    「……えっ?」

    「――っ!!?」

    「ごっ、ゴメンねっ! 何でもないのっ! 忘れて!!」

    「さっ、さようならっ!!」
    たったったっ

    152 = 1 :

    てす

    153 :

    ……
    …………
    ……

    ◆◇部室◆◇

    「はぁ」

    先輩「ため息でアピールですか? かまってちゃんですか?」

    「……なんで女さんはあんなこと言ったのかなぁ」

    先輩「うっわ、本物ですね」

    先輩「で、何か言われたんですか?」

    「や、僕が先輩にだけ他の人と違う様に接するって言われて」

    先輩「ふむふむ」

    先輩「なるほど」

    154 = 1 :

    先輩「わかりましたよ!」

    先輩「それは、女さんが私を心配してくれたんですね」

    「え?」

    先輩「私への配慮が足りないのでは?――と」

    先輩「そう言いたかったに違いありません!」

    「んー……」

    「そうなのかなぁ」

    先輩「はい、そうですよ」

    先輩「そうに違いないです」

    155 = 1 :

    「ていうか、そんなに先輩にだけキツイですかね、僕」

    先輩「最近キツイです」

    先輩「特に付き合ってからは」

    「……」

    「で、でも、先輩だっていけないと思いますよ」

    先輩「あー、男くんって……」

    先輩「釣った魚には餌をやらないクチですか?」

    156 :

    この先輩は要らないな

    157 :

    今の今まで後輩だと思ってたワロタ

    158 = 1 :

    先輩「ま、実は釣れても無いんですけどね、ふふ」

    「僕だって釣った記憶ないですよ!」

    「ていうか、さっきから聞いてたら……なんか僕心証が悪すぎです!」

    「ぼ、僕はただ――」

    「僕はツッコミに命掛けてるんで、ボケられたらツッコまないといけないんです!」

    先輩「うっわ……おととくんがボケました……」

    「男です!」

    先輩「ふふっ」

    ……
    …………
    ……

    159 = 1 :

    ◆◇帰り道◆◇

    先輩「――で、ジョンにこう言ったんだ、あんたのシュレッダーよりましだ、ってね」

    「……」

    先輩「どうですか?」

    「……わ、わぁ」

    「す、素敵な話ですねー」

    先輩「凄い棒読みですね、大根くん」

    「ま、そうなりますよね」

    「あと、大根じゃなくて男ですから」

    160 = 1 :

    「……」

    (また付けてきてるな……アイツ)

    先輩「分かれ道ですね」

    「え、あ、はい」

    「先輩、では月曜日に」

    先輩「えっ――」

    先輩「あ、はい。さようなら」

    「さようなら」
    すたすた

    161 = 1 :

    先輩「今日はもう暗いんだし……」ぼそっ

    先輩「前みたいに家まで送ろうか聞いて来なさいよ、ばーかっ」


    くるっ
    「あの」

    「先輩、何か言いました?」

    先輩「――っ!?」

    先輩「い、言ってませんよ、何もっ!」

    先輩「一生童貞のキモテない男くんっ!」

    162 = 1 :

    「なっ……!」

    先輩「ふんっ」

    先輩「さようならっ」
    すたすたすたすた

    「ああ、はい、さよなら」

    「……」

    「ふー」

    「な、なんなんだ、いったい……」

    「はぁ」

    164 = 1 :

    (よし、先輩行ったな)

    (暗いけど……ま、先輩なら大丈夫だろ)

    (さてと――)

    「……」
    くるっ

    「……う」

    すたすた

    「はぁ……」

    「どうしたの?」

    165 = 1 :

    「こっちが聞きたいよ。どうしたの?」

    「買い物を済ませて帰ろうとしてたら、たまたま男を見かけて」

    「だから、隣に並んでみたの」

    (たしか、偶然を装いさりげなく接近せよ、だっけ?)

    (『私が彼を落とした100の方法』より)

    (ていうか僕まで詳しくなってきたよな、この本に……)

    「……はぁ」

    (実用性無いというのにな)

    166 = 1 :

    「はぁ」

    「『たまたま』がよくあるね」

    「気のせいじゃない?」

    「荷物重そうだから、持つよ」
    すっ

    「ありがとう」

    「私に優しい男、たぶん私に惚れてるよね」

    167 = 1 :

    「おいこら」

    「心の声聞こえてるんだけど」

    「いやいや、むしろ聞かせてるんだけど」

    「だろうと思った」

    「ふふっ」

    (また『私が彼を落とした100の方法』か……)

    (そもそも本当に効果があるのかな?)

    (でも、本の言葉を言われた僕が、疑問を持つくらいだから……底が知れるよね)

    168 = 1 :

    「幼はさー」

    「僕を困らせるのが得意だね」

    「えっ」

    「女房褒めてどうする気なの?」

    「なんのつもりもない! ていうか褒めてない!! そもそも女房じゃない!!!」

    「にょいぼう? ああ、男のアレか」

    「……」

    169 = 1 :

    「下ネタはスルーなのね」

    「……」

    「幼ちゃ――幼は僕を困らせてどうする気なの?」

    「……」

    「今日だってさ、だいぶ早い段階で、僕と先輩が帰るのをつけてたじゃないか」

    「うん」

    「気になった、ていうか怖かったよ」

    「それは心外」

    170 = 1 :

    「私は男が大好きだから、付き合いたいの」

    「だからさ……ちがうってば……」

    「え、突き合いたい?」

    「や、字に関して否定したんじゃないよ!」

    「あ、もちろん突き合うのもおかしいよ!!」

    「う、うわー……」

    「生殖活動がおかしいなんて……だから男は童貞なんだよ」

    172 = 1 :

    「くそうくそう。先輩のさっきの発言、聞かれてたのか」

    「――じゃなくて……ああ……まぁいいか」

    (これに関しては、水掛け論……同じことの言い合いが尽きないからなぁ)

    「えっと、ところでさ」

    「聞きたいことがあるんだけど」

    「ん?」

    「僕が特別扱いしてる人って誰?」

    「――っ」

    173 = 1 :

    「……」

    「それは現存の人物で?」

    「うん」

    「じゃあ、えっとね……」

    「木崎ゆりあちゃん」

    「っ!?」

    「わ、すごい驚いてる……」

    「う、うん」

    「び、びっくりした」

    174 = 1 :

    「男のことは何でも知ってるんだよ、私は」

    「……はぁ」

    「それは家族も知らないことなのに」

    「じ、じゃあ」

    「ゆりまる以外では、誰が『特別』?」

    「それは――」






    「私かな」

    175 :

    ゆりまるww

    176 = 1 :

    「……」

    「そっか、ありがとう」

    「否定しないの?」

    「意見を聞いただけだからね。僕の考えには関しない」

    「そう」

    「もう家に着いたね」

    「気のせいよ」

    「いやいや、どう見ても僕の家だから!」

    「もし違ったとしたら、気のせいというより、むしろ気がどうかしてるから!」

    177 :

    女は俺得
    他はいらね

    178 :

    男=小杉

    179 :

    なんかもどかしいな
    幼は俺徳

    180 = 1 :

    「う、まあよく見たら男の家かも」

    (かも、じゃなくてそうだってば)

    「はぁ、じゃあまたね」

    「帰る――」

    「待って!」

    「何?」

    「あのさ、私が『男が好き』って言うのを否定したのはなんでなの?」

    「……」

    181 = 1 :

    「男にとって私が特別だ――って言ったときみたいに」

    「『私の告白』を『私の気持ち』として受けとめないのはなぜ?」

    (あーまたこれの繰り返しか。でも、僕の方からは折れない)

    「だって――」

    「幼が本当にそう思ってるわけじゃないからね」

    「幼が言う『告白』は、幼自身の考えとか気持ちじゃない」

    「は?」

    「何言ってるのよ!」

    「男に私の気持ちが、嘘かどうか判るわけないでしょっ!?」

    182 = 1 :

    「ううん」

    「僕の特別な人だからね」

    「わかるよ」

    「……」

    「ね、どういう意味で特別なの?」

    「僕のことなら何でも知ってるんでしょ?」

    「……はぁ」

    「自分から言ったりしてくれないんだ」

    184 = 1 :

    「……」

    「いじわる……」

    「それも知ってたんでしょ」

    「はぁ。今日も負けた」

    「引き留めてごめんなさい。じゃあね」

    「ああ、うん」


    ガチャ

    「……こうなったのも……仕方ないのかな」


    ……
    …………
    ……

    186 :

    おいまだか

    188 = 1 :

    徹夜で投下するつもりが、少し寝ちゃってました。
    睡魔せん、すいまに負けて続けれそうにないです。

    今寝落ちしま す…。

    起きて残ってたら…書かせてもらいます…

    191 :

    途中で落としたりしたら許さない

    193 :

    ほつしゅ

    194 :

    ハーレムエンド?

    195 :

    「ぷしゃいく」で思い出した気がする保

    196 :

    オチが弱い・わかりにくい、って言われるあの人?
    感想は完結してからだな

    197 :

    続きが気になる書き方だけどSSスレでこの書き方されると落ちたときモヤモヤするんだよねww

    200 :

    おいついた私怨


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