元スレ先輩「男くん、付き合って下さい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 = 3 :
女「かかかか間接ギゃああああぁぁぁぁああッッッ!!!!!!」
男「っ!?」
女「……きゅうー……」ガクッ
男「おっ、女さんっ!?」
男「女さんしっかりしてっ!」
男「女さん!」
女(ごちそうさまでしたー……)
……
…………
……
52 = 3 :
……
…………
……
◆◇帰り道◆◇
先輩「ねぇ男くん、クレープ売ってますよ」
男「……」
男(良かった、今日は付けられてないな……)
先輩「……」
男「……」
男(ていうか、今日の女さん……いつもよりヘンだったなぁ)
先輩「……む」
53 = 3 :
先輩「男くん! 聞いてますか?」
男「あ、はい。もちろんですよ」
先輩「嘘だッ!!」
男「っ!?」びくっ
先輩「一度言ってみたかった台詞です」
男「び、びっくりしました」
先輩「こほん」
先輩「さぁて、男くんは何味のクレープが食べたいですか?」
先輩「あ、間違えたら好感度下がりまくりでビンタですよ」
男「……」
54 = 3 :
先輩「ちなみに話を聞いてないことで、今は既に絶対零度です」
男「じゃあ、これから下がることはないですね」
先輩「揚げ足とらないで下さい。生意気です」
先輩「ビンタしますよ?」
男「す、すみません」
先輩「で、味は? ①チョコバナナ ②フルーツミックス さあどっち!?」
55 = 3 :
男「ん~、①で」
先輩「うん」
先輩「ふふっ、正解です」
男「何が正解だよ」ボソッ
先輩「こら!」
バチーン!
男「イタッ!!」
先輩「あれだけ言ったのに、生意気なことを口にした罰ですっ」
男「……」
男「DVが原因で別れるカップル多いですよ」
先輩「いいえ。SMプレイです」
男「……」
56 = 3 :
男「ものはいいようですね……」
先輩「ものごとには多くの視点があるのです」
先輩「じゃあ、おね――おね、お、おねがいしてきますね」
男「え、あ、クレープの注文なら僕がしますよ」
先輩「あっ」
男「先輩も同じものですか?」
先輩「はい、お願いします」
男「了解しました」
すたすた
先輩「……ふふっ」
57 = 3 :
……
…………
……
男「……ふー」
先輩「美味しかったですね」
男「そうですねー」
男「でも……」
男「今日食べてばっかりだな」
先輩「えっ」
先輩「太ったらわかれます」
男「え、じゃあ太ってみようかな」
先輩「出たツンデレ!」
男「なんでもツンデレで補完される先輩の脳は幸せそうですね」
58 = 3 :
先輩「またビンタされたいんですか?」
男「いいえ、全く!」
男「いまのは幸せそうで羨んでいるんですよ」
先輩「……」ジー
先輩「まあ、いいです」
先輩「でも――」
先輩「男くんはガリガリじゃないといけないんです」
先輩「だって、ミイラにして私が学会で発表したいんですから」
男「切実に別れたい!!」
先輩「別れるなら、あなたを×して私は生きる!」
男「……」
59 = 3 :
男「先輩は生きちゃうわけですか」
先輩「私は大切です」
男「わー自分勝手ー」
先輩「よく、それが魅力だよね、と言われてきました」
先輩「何せ私は『持ってる』……いや『持ててる』のですから」
先輩「私はHavesですから」
男「ご立派ですね。きっとご親戚が聞いたら、引き出しに眠る青いハンカチで涙を拭きますね」
先輩「馬鹿にしないで下さい。蝦夷までぶっ飛ばしますよ?」
男「別にええぞ」
先輩「うっわー……さむすぎます……」
男「……」
60 = 3 :
……
…………
……
先輩「意外に一緒に帰るのも悪くないですね」
男「そうですか? 僕は遠慮ねが――やめてください! すみません! 手を振り上げないでください!」
先輩「ふん」
男「せ、先輩と帰るのたたたたのしいなー」
先輩「ふふっ」
先輩「では、さようなら」
男「あ、はい」
61 = 3 :
先輩「あー、そうそう」
先輩「明日はちゃんと部活に来るんですよ?」
男「いや、毎回ちゃんと行ってますよ!」
先輩「そうでしたか? 幽霊みたいに影が薄いので気づきませんでした」
男「部員二人なのに気づかないなんて、先輩は頭おかしいです!」
先輩「じゃあ、さようなら。おとと君」
男「男です、お・と・こ!」
62 = 42 :
しーえーんー
63 = 3 :
◆◇家◆◇
男「さぁて学校行く――」
ピーンポーン
男「誰だろう?」
男(まさか……アイツ……)
男「なわけないか」
ガチャ
男「はーい」
64 :
>>58で西尾作品読んでるのがわかった
66 = 3 :
先輩「おはようございます、おねぼう君?」
男(先輩だったんだ……)
男「おねぼうは無理があります」
先輩「おとおと……おとこまえ君!」
男「あ、あありがとうございます」
先輩「おべっかです。世辞です。flatterです」
男「……」
67 = 3 :
先輩「ところでブラザー!!!」
男「うぉっ、急にハイテンションですね」
男「きもちわ――じゃなくて、びっくりしました」
先輩「何か聞きたいことはないですか?」
男「あ、ああ、そうです!」
男「何でいらしたんですか? 朝なのに」
先輩「来ちゃだめなんですか」
男「まぁ」
68 = 3 :
先輩「ふー」
先輩「やれやれ、自覚に欠けるようですね、おとと君は」
先輩「私たちはカップルなんですよ?」
先輩「朝登校は当然じゃないですか」
男「あー、そういうことですか」
先輩「ま、上辺だけの付き合いです」
男「はい」
先輩「例えるなら――そうだ、ノー友みたいなもんです」
69 = 3 :
男「ノー友?」
先輩「ノートを見せ合うだけの友人のことです」
先輩「友人にはカウントされないということで、no友とも掛けています」
男「……ああ」
先輩「どうしたんですか? ノー友しかいないおとも君? まさにYou have no friends!」
男「……」
先輩「ごめんね。言いすぎた」
70 = 3 :
男「いや、いいです気にしてません」
先輩「……」ニヤ
男「先輩、今笑いましたか?」
先輩「いえ、全然」
男「……」
先輩「……」ニヤ
71 :
紫煙
72 :
最初の方で、何が脅しなのかがわからない
あとメタ発言はやっぱりうざいな
73 :
まぁ西尾っぽいわな
74 :
75 = 3 :
男(絶対笑った)
男「はぁ」
男「ゆっくり歩きすぎましたね。もう時間です」
男「急ぎましょうか」
すたすた
先輩「え、あ、はいわかりました」
すたすた
……
…………
……
76 = 3 :
◆◇教室◆◇
男「……はぁ」
女「男くん……昨日は先輩とは付き合ってないっていってたけど……」
女「今日も朝は……」
女「二人で登校とか羨ましい……」
女「はぁ」
女「よっし!」
女「私もアタックするしかないっ」
女「可能な限りっ」
78 = 3 :
ズイッ
女「男くーんっ!」
男「あ、女さん」
男「おはよう」
女「おはよ、男くん」
女「あ、あのねっ」
女「今日提出の宿題難しかったよね」
男「え、ああ、うん数学は難しかった……かな」
79 = 72 :
>>74
それでもなんか微妙なんだよなって思ったけど
>男(バレても、いい風にころべば……)
これで一応納得いった
80 = 3 :
女「お願い、答え合ってるか見せて?」
男「ああ、じゃあノートを――」
男「ノート……」
先輩『どうしたんですか? ノー友しかいないおとも君? まさにYou have no friends!』
男「……」
男「その前に……女さん」
81 = 3 :
女「え、何? どうしたの?」
男「僕たち、友だちだよね?」
女(アタックしたけど……ナイスブロック!?)
男「単に友だちだよね? そういう関係じゃないよね!?」
女「友だち……単に友だち……」グサッ
女「そーゆー関係じゃない……」グサグサッ
男「女さん……?」
女「……」
83 = 3 :
男「女さん……まさか……」
女「……っ、く」
女「あっ、あはは……」
男「女さん……?」
女「そっうだよ、そう!」
女「私たちは友だちだよっ」
男「よ、良かったー。安心した」
女「あ、あはは……」
女(あ、安心って……)ズキッ
84 = 3 :
男「はい、ノート!」
女「あ、あはは……ありがとう……」
男「ううん、気にしないで!」
女(気にするよ!)
男「僕にだって、友だちいるじゃないかっ、ふふっ」
女「はあ」
女「友達としか思われてない……」
女「もうやだ……」
……
…………
……
85 :
>>39
スレタイを
86 = 3 :
……
…………
……
◆◇部室◆◇
ガラガラ
男「先輩、ちゃんと来ましたよー」
男「……ってあれ?」
男「誰もおらんやん」
男「ああ言ってたのに、先輩が来てないじゃないか」
男「…………」
87 = 3 :
男「……眠たくなってきたなぁ」
男「……」
男「昨日はあまり寝れなかったからな……」
男「……いろいろ、ありすぎて……」
男「……」ウトウト
男「…………」
男「……すー……」
……
…………
……
88 = 3 :
……
…………
……
?「気持ち良さそうに寝てるなぁ」
なでなで
男「…………」
?「……ふふっ」
なでなで
男(撫でられてる?)
男(まぁいいやぁ)
男「……スー……」
?「ふふふっ」
……
…………
……
89 = 3 :
先輩「起きてください、男くんっ」
男「んあ――ふぁっ」
男「え、僕寝てたのか」
先輩「もうかえる時間ですよ、土に」
男「なんで分解者のお世話にならなきゃいけないんですかっ!!」
男「僕はまだまだ地球の物を消費しますから!!」
先輩「まあ!」
90 = 3 :
先輩「ナイスツッコミです」
男「そ、それほどでもないですよ」
先輩「男は私が育てました」
先輩「今、立派なのは私のおかげです」
男「いえ、絶対に無いです。先輩からは悪影響しか受けてません。なので、良くは育ちません」
先輩「私は反面教師ですから」
男「あ、ご自分でもわかってらしたんですね」
先輩「自己分析は就活においては重要です。今の内に磨かないと」
91 = 3 :
先輩「ま、それはどうでもいいです」
先輩「時計、見てください」
チラッ
男「あー、もうこんな時間だったんですね……」
先輩「私が来たときには既に男くんは寝てましたよ」
先輩「不用心にも扉は開けっ放しでしたし」
男「そうでしたか」
男「……すいません、今日は活動できず……」
92 = 3 :
先輩「えっ、『すいません』って何ですか? 何を吸わないんですか?」
男「……すみません、の間違いです……すみません」
先輩「私が言うのもあれですが、日本語勉強した方が良いと思いますよ」
男「忠告、痛み入ります」
先輩「ふふひっ」
男「……ふひっ?」
先輩「いえ、忘れてください」
男「え、あ、はい」
……
…………
……
93 :
先輩うぜえw
94 = 3 :
……
…………
……
◆◇帰り道◆◇
男「……っ」
先輩「今日何も出来なかった分、明日はきっちり働いてもらいますよっ」
すたすた
男「は、はい」
先輩「私の彼氏なんですから、キッチリしてもらわないと困ります」
男「はい」
先輩「……?」
男「……」
95 = 3 :
先輩「やけに物分りいいですね」
男「はい」
男(……はぁ)
男(あきらかアイツだよねー……)
先輩「……?」
先輩「もう着きましたね」
男「あっ、えっ、あの!」
男「先輩のお家はこの先でしたよね、送りますよ」
96 = 3 :
先輩「いいえ、大丈夫ですよ」
男(僕を一人にしないで、気まずい……)
先輩「さようなら、おとと君」
男「――先輩、また名前間違えてますよっ」
先輩「え? おたこ君?」
男「男です! おとこ!」
先輩「うーん……」
先輩「難しいから覚えられそうにありません……」
97 :
ストーカーでヤンデレな妹がいる可能性をおれはまだ諦めてはいない
98 :
>>97その妹が先輩や女を殺すんだね
99 = 3 :
男「あんた、バカァ!?」
先輩「偏差値70超えてますが、何か?」
男「僕も超えてます」
先輩「さようなら、ぷしゃいく君」
男「ああ、はい、さようなら、ぷしゃいく先輩」
男「……はあ」
幼馴染「……」ジーッ
100 = 3 :
男「……」
男(はぁ……幼……)
幼「……」
男(とうとう見られてしまったか……)
男「どうかしたの?」
男(どうかしたの――なんて自分でもわかるくらいに、しらじらしいな)
みんなの評価 : ★★
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