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    元スレほむら「相合傘がしたいからわざと傘を忘れていったのに」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    201 = 1 :

    コンロの前には、青い顔をした暁美さんが立っていた
    どうもこの焦げ臭いにおいは、彼女が持っているフライパンから立ちこめているようだ
    彼女は私の存在に気がつくと、焔のように顔を赤くして弁解を始めた

    「ち、ちち、違うのよ巴マミ! これはえーっと、東京の郷土料理。そう、郷土料理なの」

    黒く焦げた卵を前に苦しい言い訳を展開していく

    「癌になりそうな郷土料理ね」

    「危険なものほど味わい深いという、人生の真理を凝縮した卵料理よ」

    暁美さんは捲し立てるような勢いで適当な方便をかざし、これでどうだと居直った
    でも、これはちょっと流石に―――、

    「無茶ありすぎ」

    「……卵を無駄にしてごめんなさい。失敗したわ」

    彼女はようやく素直に謝ってきた
    普段の凛とした姿とのギャップがおかしくて、私は思わず噴き出しそうになった

    202 :

    料理できなくて悔しいほむほむかわいい

    203 = 120 :

    ああああ可愛いよおおお

    204 = 1 :

    「それにしても、東京って?」

    「あ、言ってなかったかしら」

    暁美さんは可愛らしく小首をかしげながら尋ね返してきた
    声には出していないが、話が料理のことから逸れてホッとしているように見える

    「私こっちに越してくる前までは、東京のミッション系の学校に通っていたのよ」

    「東京の……、ミッション系!?」

    というとあれかしら!? 凄くお嬢さまな雰囲気で、学校の校舎はとてもお洒落で!
    戦前から伝わるロマンチックな伝説なんかもあって!
    おまけに謎に満ちた旧校舎なんかもあって!

    「あの、巴マミ? 何かしらその間違った羨望に満ちたまなざしは」

    「いいわね東京のミッションスクール! 凄く良い!」

    「そう特別なものじゃないわよ……」

    でも……
    そうか私、こうしてみると暁美さんのこと本当に何も知らないのね
    昨日少し仲良くして、彼女のことを多少は理解できた気になっていたけれど、実際には全然―――、

    「これからもっとお話しして、お互いのことを理解しあっていけたらいいわね」

    「えっ? 暁美さん、今なんて……?」

    205 = 164 :

    >>198
    確かにSSのほむらは大人っぽく見えるけど実際はクールキャラ装ってそう見えるだけで、本編同様不測の事態には対処できない不器用なキャラのパターン多いから自分は違和感は感じない

    206 = 1 :

    「ん? だから、これからもっとお話しして理解し合えたらなって」

    「でも暁美さん、傍にいるのは1晩だけって……」

    「保証できるのが1晩だけというだけよ。それを過ぎたら貴女から離れていくとは一言も言ってないわ」

    「あ……」

    「少なくとも……、卵がまともに焼けるようになるまでは、一緒にいて欲しいかな」

    言いにくそうにに、恥ずかしげに、暁美さんがぼそりと呟いた

    「つまりずっと一緒ってこと?」

    「ばっ、馬鹿にしないでもらえるかしら!?
      私なら……、そうね、きっと3日以内には焼き料理をマスターできるわ」

    意地をはってみせる暁美さんの姿は、いつもより少し子供っぽく映った

    207 :

    何度も残酷な運命を見せつけられて段々凍りついて言ったほむらちゃんの心を
    僕の心の電子レンジでチンしてほかほかのメガほむちゃんに戻してやりたい

    208 :

    実は俺>>1からずっとまどあんを期待してたんだ

    209 :

    目玉焼きをマスターする道は長く険しい。
    特に両面焼く奴は。

    210 :

    実に素晴らしい

    211 :

    ほむほむの失敗料理食べたい

    212 :

    「私ね。実は昨日、ある人と相合傘がしたいからわざと傘を忘れていったの」

    「ええっ!? 何それっ!?」

    唐突な暁美さんの告白
    私は反射的に大声を出してしまった
    隣の人に聞こえやしなかったかと少々不安になる

    「けっきょくお目当ての相手と相合傘はできなかったわ。でも……」

    暁美さんはそこで口ごもると、何やら考え込むように俯いた
    少しの間をおいて、彼女はこちらを真っ直ぐに見据えてきた
    彼女の表情は、今まで見たこともないぐらいに穏やかで―――、

    「傘を忘れて良かったって、今では心からそう思ってる」

    彼女につられるようにして、私もほっこりとした笑顔を浮かべてしまった
    こんな穏やかな時間が続けばいいなと、心からそう思う

    ふと窓の外に目をやると、そこには綺麗な虹がかかっていた
    今私の目も前にあるのは、近づくと虹のようにすっと消えてしまう、
    触れることすらかなわない儚い幸福かもしれない
    それでも、やっぱり今の私は、ここ数年で一番幸せだった






    おわり

    214 :

    マミさんがぼっちじゃなくなって良かったよ乙

    215 :

    乙マミほむ!

    219 :

    おつほむ

    220 = 209 :

    おつまみ

    221 :

    結局死ぬしかないじゃない!になったらほむほむプッツンするで

    222 :

    乙なんだよ

    223 = 210 :

    乙マミ!
    ほっこりした

    224 :

    おつまみ

    226 :

    良かった
    俺得なssだった

    227 :

    乙でした

    228 :


    マミさんかわいい

    229 :

    乙っちまどまど!

    231 :

    オツマミ

    232 :


    マミさんが幸せそうなSSはいつどんでん返しがあるかドキドキしてしまうんだぜ

    235 :

    >>217>>234
    これやってるの一人じゃなかったの!?

    236 :

    おつまみ
    最高だったわ。もうほんとほむマミ大好き

    237 :

    乙乙

    238 :

    >>235
    なんなんだかな

    239 = 237 :

    このSSをまとめブログに載せるかも知れませんよーってやつだろ?
    どこがやってるのか明確にはしらんけども


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