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    元スレオリアナ「ねぇ、お姉さんを匿ってくれない?」上条「……えっ?」

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    タグ : - 織斑 + - とある魔術の禁書目録 + - エッチ + - エヴァンゲリオン + - オリアナ + - オルソラ + - ハルヒ + - 佐々木 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    301 = 212 :

    ウチに来なよ!インデックスたん!!

    302 :

    >>301
    そうはいかんざき
    俺のとこだろ

    303 = 281 :

    吹寄「買い忘れ?」

    姫神「うん。一人で行くから。先に帰ってて」

    吹寄「わかったわ。人が多いから、気を付けて帰ってきてね」

    姫神(花火……。ナイトパレードの時は。結局……。こういう時に。誘ってみても。良かったのかな)プルル

    姫神「……電話? もしかして。上条君……? も。もしもし」

    インデックス『あっ、あいさ? よかったー! 繋がったんだよ!』

    姫神「……なんだよ」

    インデックス『あれ? 本当にあいさ……? なんか口調が違うかも』

    姫神「何でもない。大丈夫。で。何の用?」

    インデックス『あいさ……お願いがあるんだよ』

    姫神「……深刻な雰囲気。どうしたの? 何かあった?」

    インデックス『実は……実は……!』

    姫神「……うん」

    インデックス『おなかがへったから、助けてほしいんだよ』

    姫神「…………うん。そんなことだとは思った」

    304 = 281 :

    上条「しかしこの花火、どんだけ続くんだ?」

    オリアナ「さあ? でも、これだけ騒がしいと……なにをしても気づかれないんじゃないかしら?」

    上条「なにって……何でしょうか……?」

    オリアナ「あら……お姉さんのクチから言わせたいの?」

    上条「……くっ、今ではちょっとこんな事言うオリアナも可愛いと思ってしまう自分が情けない……」

    オリアナ「なっ……! か、可愛いって……」

    上条「あれれー? あのオリアナお姉さまが、まさか年下の男の言動でたじろいでいらっしゃるのでございますかー?」

    オリアナ「……知らないわよ」

    上条「おいおい、そんなむくれるなって」

    ??「おーい、カミやーん」

    305 :

    くんな邪魔だ

    306 :

    引き際を見極めんと>>1が出張れなくなるから注意するんやで

    307 :

    >>1なんて最初からおらんのや

    308 :

    309 = 281 :

    上条「……今度はお前達かよ。何の用だ?」

    土御門「むっふっふ……カミやん、水臭いぜい?」

    青ピ「僭越ながらボク達、カミやんの祝福のために馳せ参じたんやでー!」

    上条「……祝福って、どういう事だ?」

    土御門「――自分のためだろ」

    上条「なあっ……!?」

    青ピ「オリアナの事が、好きなんだ」

    上条「ぐうっ!?」

    土青「――何度でも、捕まえに行くさ」

    上条「……テメェら、どういう事か説明してもらおうじゃねえかああ!!」

    310 = 281 :


    土御門「あっ、カミやん、襟にゴミがついてるぜい。よいしょっと」

    上条「今ゴミとかそんな話は……ん? おい待て、そのいかにもな小型の丸い機会はなんだコラァ!!」

    土御門「土御門さん特製、発信機兼盗聴器にゃー!」

    上条「なあんだとお!? って事は……お前ら全部……」

    青ピ「ごちそうさんでしたー」

    オリアナ「あら……友達思いのいい子達ね」

    上条「…………酷い」

    311 = 281 :

    土御門「素晴らしい笑いのネタを提供してくれたカミやんに、オレ達は感謝してるぜよ」

    青ピ「カミやん、お幸せにー!」

    上条「……もうやだ、何も信じたくない」

    オリアナ「まあまあ……ところであなた達、それだけを言いに来たんじゃないんでしょう?」

    青ピ「おお! 美人のお姉さんはわかってらっしゃいますなー」

    上条「……なんだよ。この上条さんをまだいじめ足りないんですか!?」

    土御門「……カミやん、一つ聞かせてくれ。今日、いや……お前が帰る場所はどこだ?」

    上条「帰る場所はどこって……そんなの自分の部屋に決まって……っ!」

    青ピ「その様子だと、なんか気づいたみたいやね。鈍感カミやんは、周りが見えとらんからなー」

    312 = 305 :

    しえん

    313 = 281 :

    土御門「というわけで、どうせイチャつくんなら何も気にせずしたいだろ?」

    青ピ「ボク達からは以上やで」

    上条「……ああ、そうだな。そうだよな」

    オリアナ「……坊や、後悔してる?」

    上条「オリアナ、お前が考える事じゃない。お前は横に居てくれ」

    オリアナ「……ええ、わかったわ」

    土御門「……ったく、のろけですかい? これだからカミやんは」

    青ピ「土御門くん、もうこんなやつほっといてさっさと行きましょ」

    土御門「そうだにゃー。じゃあなカミやん!」

    青ピ「重役出勤なんてせんといてやー!」

    314 = 281 :

    オリアナ「行っちゃたわね……で、坊やは今からどこに行くのかしら?」

    上条「……大事な話をしてくる。それとオリアナ、お前にも会ってほしいやつがいるんだ」

    オリアナ「……どういうことかしら? お姉さんに会いたい人なんて、この学園都市には」

    上条「もしかしたら、会わせない方が良いのかもしれない……いや、合わせない方がいいだろう。
        でも、お前はきっと……会った方が良いと思う」

    オリアナ「……わかったわ。坊やが何かするのなら、私も黙って立ち続けるわけにはいかない」

    上条「ありがとう。……じゃあ、そいつらに電話をかけないと。まずは……」

    315 = 281 :

    小萌先生の部屋

    姫神「すいません小萌先生。急に押しかけちゃって」

    小萌「全然平気なのですよー! 今日は居候の子も泊りで仕事のようなので、
        先生一人でさみしいと思っていたところだったのですー」

    インデックス「こもえはいい人なんだよ……とうまも見習ってほしいかも!」

    小萌「……上条ちゃんは十分いい子だと思うのですが」

    姫神「でも。ダメなところもたくさんある」

    インデックス「その通りかも。とうまはいつもいつも私のことをほうっておいて……むー!」

    小萌「し、シスターちゃん……落ち着くのですー」

    姫神「彼は。人の事を考えているけど鈍感。それが一番の……また。電話だ……上条君?」

    インデックス「……とうま? とうまなの!? なんであいさの方に先に連絡するの!? 納得がいかないかも!」

    姫神「少し黙って。……もしもし?」

    316 :

    しえんた

    317 = 281 :

    上条「姫神か? ……こんな時間に悪いな」

    オリアナ(……姫神? ……そうか、あの時の)

    姫神『ううん。大丈夫。どうしたの?』

    上条「……姫神に会わせたいやつがいるんだ」

    姫神『……なんだ。ちょっと残念』

    インデックス『あいさ! ちょっと代わって! もしもしとうま!?』

    上条「インデックス!? お前、姫神と一緒に居るのか?」

    小萌『先生も居るのですよー。上条ちゃん、夜遊びはいけないのです!』

    上条「じゃあ、みんな小萌先生の部屋に居るんですね?」

    小萌『そうなのですよー。上条ちゃんも来ますかー?』

    上条「……ええ、今から行きます。それじゃ」プツッ

    オリアナ「……坊やの考えてること、わかっちゃった」

    上条「今更だけど、無理しなくていいんだ……どうする?」

    オリアナ「もちろん、あなたと一緒に行くわ。文句あるかしら?」

    上条「……いいや。よし、行くか」

    318 = 281 :

    小萌「上条ちゃん、なんだか真面目な雰囲気でちょっとびっくりしたのですー」

    インデックス「……まさかとうま、また何かに巻き込まれてるんじゃ!?」

    姫神「多分だけど。事件ではないと思う」

    インデックス「あいさ、何か知ってるの?」

    姫神「……よくはわからない。でも。少し覚悟をしておいた方が良いと思う」

    小萌「覚悟? なにがなんだか先生にはさっぱりなのですよー……。
        ん? 誰か来たみたいですねー」

    上条「小萌先生、上条です」

    小萌「あっ、待ってたのですよー。今開けますね、よいしょ……えっ?」

    上条「……お邪魔します。それと、連れがいるんですが良いですか?」

    小萌「先生は構わないのですけど……その方は、確か」

    オリアナ「……オリアナ=トムソンです」

    姫神「……!」

    319 = 244 :

    しえん

    320 = 281 :

    小萌「間違いでしたら申し訳ないのですが、あなたは姫神ちゃんに……」

    オリアナ「……間違いないわ。そこの女の子を死に追いやろうとしたのは……私」

    インデックス「と、とうま……どういうことなの?」

    姫神「……どうして。ここに来たの?」

    上条「俺が連れてきたんだ……俺がオリアナに来るように――」

    姫神「君は黙ってて。私はそこの女に聞いているの」

    オリアナ「……私は、あなたに会いに来た」

    姫神「何のために? 私はあなたと話す事なんて何もない。会いたいとも思わないし。
        忘れたいとも思っていた。それなのに。ここにあなたは来た。何故? 何のために? どうしてあなたはそうしようと思ったの?」

    小萌「ひ、姫神ちゃん……」

    321 :

    しえーんぬ

    322 = 281 :

    オリアナ「…………」

    姫神「答えられないのなら。あなたは今すぐここから去った方が良い」

    インデックス「と、とうま……」

    上条「姫神……それは、」

    姫神「オリアナ=トムソン。あなたは何がしたいの? 何も考えられないのなら早くここから――」

    オリアナ「私は……私は、自分のためにここに来た」

    上条「オリアナ……」

    姫神「……自分のため? 言ってる意味が分からない」

    323 = 281 :

    姫神「私が血を流したのはあなたのせい。私が苦しんだのも。思い出を作れなかったのも。みんなあなたのせい。
        それなのに。あなたは何て言った? 自分のためにここに来た? 自分のため? 許されるために。楽になるためにあなたは来たのではないの?」

    オリアナ「……許されようなんて一度も思ったことは無いわ。ここに来たのは、傷つくため。自分のために、自分を傷つけるため」

    姫神「……自己を犠牲にして。罪の意識を軽くする。そんな子供じみた考えでここに来たと言うの?」

    オリアナ「……違うわ。どれだけ傷つけられても構わない。ここで殺されても、それは仕方ないとも思っているわ」

    姫神「……あなたの考えてる事が全く分からない。何を求めているの? 何がしたいの?」

    オリアナ「……本当に醜いわがままだけど、すべて言わせてもらうわ。
          私は、彼のそばに居たい。ただそれだけを求めている」

    324 = 281 :

    インデックス「……とうま、どういうこと?」

    上条「……俺は、決めたんだ。オリアナと二人で、自分達の価値観、基準を作ろうって約束したんだ」

    インデックス「……とうま、それは……とうまは、この人を選んだってこと?」

    上条「……ああ。俺は、オリアナを選んだ」

    姫神「……最低だよ。上条君。どうしてこんな事をしたの? 私がこんな事をして喜ぶとでも思ったの?」

    上条「それは……」

    オリアナ「……彼が私を連れてきたんじゃないわ。彼はあくまでも、私に道を提示してくれただけ。
          それを選んだのは、私。これは私の現在の価値観が決めたこと……彼のせいではない」

    姫神「……もう一度聞く。あなたは。なぜここに来たの?」

    オリアナ「……あなたに恨まれるため、呪われるため、殺されるため。
          そして……彼と生きるため」

    326 = 281 :

    姫神「……男が最低なら。相手も最低」

    インデックス「……あいさ」

    姫神「上条君。ちょっと出てって」

    上条「……えっ?」

    インデックス「何も言わずに出ていってほしいんだよ、とうま」

    小萌「上条ちゃん。ここは言う通りにするのです」

    上条「で、でも……」

    姫神「いいから出てって」

    上条「は、はい!」

    オリアナ「…………私を、どうする気かしら?」

    姫神「……一発くらい殴ってやろうと思ってたけど。やめた」

    小萌「……姫神ちゃん?」

    327 = 213 :

    かすでだまンーシルクッセ

    328 :

    >>327
    黙れ小僧

    329 = 281 :

    姫神「本当はものすごく憎い。死ぬほど憎いけど。あなたには何もしない」

    オリアナ「ど、どういうこと……?」

    姫神「何もしない事。それが一番あなたにとって辛い事。だから。何もしない」

    オリアナ「……でも、そんなことで許されるわけが!」

    姫神「あなたは一生辛い思いをすれば良い。恨まないことが。一番の恨みになる。私はあなたを。一生許さない」

    インデックス「……そうでもしないと、とうまの横にいられる幸せは受けられないからね」

    オリアナ「……えっ?」

    インデックス「とうまは本当にいつまでたってもとうまなんだよ。もしここであなたに酷い事をしたら、
            とうまは悲しい思いをする。そんな事、私達ができると思う?」

    オリアナ「それは……」

    小萌「上条ちゃんは本当に酷くてずるい子なのですよ。先生たちは上条ちゃんのを本当に大切に思っています。
        それなのにあなたを連れてきちゃうのですから……もしかしたら上条ちゃんは外道さんなのかもしれないのですー」

    インデックス「こもえの言うとおりかも」

    姫神「その通りだと思う」

    330 = 281 :

    小萌「あなたはなぜ、上条ちゃんと一緒に歩もうと思ったのですかー?」

    オリアナ「……彼は、私に新しい価値観を与えてくれた。迷うことを許してくれた。
          一緒に生きようと言ってくれた……好きだと言ってくれた」

    インデックス「……とうま、本当に相変わらずなんだよ」

    姫神「呆れて。何も言えない」

    オリアナ「そう言ってくれたから……私はここに来た。彼の横で、何もせず立っていたくなかった。
          だから私はこうしてここに来て、恨まれたかった……憎まれたかった……でも、あなた達は!」

    姫神「さっきも言った。あなたを恨まない」

    インデックス「シスターの私でも、あなたは許しません。せいぜい苦しめばいいんだよ」

    オリアナ「そんなの……そんなの甘すぎる! ダメよ……そんなの……」

    331 = 281 :

    小萌「……正直に言うと、私達も迷っているのですよ。あなたに何もしない事が本当に正しいのか、キチンと罰を与えた方が良いのか」

    オリアナ「……それでも、あなた達は何もしないと言った。……どうしてなの?」

    インデックス「そんなの、決まってるんだよ」

    姫神「言うまでもない」

    小萌「もちろん――」

    「とうまのため」 「上条君のため」 「上条ちゃんのため」

    オリアナ「……あっ」

    オリアナ(この人達には、思いがある。揺るがない価値観がある)

    (そこに存在するのは、明確な……大切な人のためという――明確な基準点)

    333 = 281 :

    オリアナ「……私は、……私は」

    姫神「……あなたには。ここで泣いて欲しくない」

    インデックス「……その涙は、私達に見せないで」

    小萌「……今日のところは、この辺で帰ったほうがいいと思うのですよー?」

    オリアナ「……ええ、そうさせてもらうわ。お邪魔し――」

    インデックス「待って!」

    オリアナ「……何かしら?」

    インデックス「……とうまは……とうまはすごくいい人なんだよ! だから……だから……」

    オリアナ「…………わかったわ」


    小萌「…………行ってしまいましたね。もう、いいのですよー?」

    インデックス「……とうま……とうま……と……っ……」

    姫神「……先生。せん……せい……私」

    小萌「よく我慢しましたね。よしよし……思いっきり、泣くのですよー……」

    335 = 281 :

    上条(……遅い。いったい、何があの部屋で起きているんだ?)

    オリアナ「お・ま・た・せ……ふーっ」

    上条「うひゃあ!? 耳に息があ!?」

    オリアナ「あら、耳が弱いのかしら? お姉さん、弱点見つけちゃったかな?」

    上条「何すんだよ……ってお前、泣いてんのか?」

    オリアナ「……うん、あの部屋では……泣かせてくれなかったから」

    上条「……俺が出てった後、あの部屋で何があったんだ?」

    オリアナ「それは言えないわ……でも、強いて言うなら……何もされなかった」

    上条「何も……されなかった?」

    オリアナ「そう、それはとても優しくって……とても残酷」

    上条「……オリアナ」

    オリアナ「お願い……私を、抱きしめて。強く……壊れるくらい」

    上条「……わかった」

    オリアナ「…………っ、……っ……しばらく、このままでいて…………」

    336 = 281 :

    うん、有り得ないくらい無茶苦茶ですまない
    そしてここまで来て、もうこの後はアレしかない事に気づいて止まってしまった

    337 :

    構わん。続けろください。

    339 = 281 :

    どうせ駄文オナニーなんだ 何も気にせず終わらせます
    途中地の文に変わります 苦手な人は佐天さんスレが今熱いのでお勧めです

    340 :

    エロゲーだってシーンの時は地の文入る

    341 = 281 :

    オリアナ「……ごめんね、ごめんね坊や」

    上条「良いんだよ……少しは落ち着いたか?」

    オリアナ「ええ……お姉さん、みっともないところ見せちゃったわね」

    上条「そんな事ない。……俺の前で泣いてくれて、なんか嬉しいんだ」

    オリアナ「お姉さんの泣き顔みて嬉しいって……あなた、変な性癖でもってるのかしら?」

    上条「無理すんなって……可愛いぞ、オリアナ」

    オリアナ「……バカ」

    342 = 281 :

    上条「……花火も終わったみたいだな。オリアナ、お前はどこに泊まってんだ?」

    オリアナ「お姉さんは第三学区のホテルよ。坊やはどこに住んでるのかしら?」

    上条「俺の? ただの狭いアパートだけど。ここから……近いっちゃ近いかな」

    オリアナ「ふーん……じゃあ、決定ね」

    上条「へ? な、何が?」

    オリアナ「今夜は……あなたの部屋で寝るわ」

    上条「……悪い、よく聞こえなかった。もう一度言ってくれないか?」

    オリアナ「……あなたのベッドで、温めあって寝たいなあ……って言ったのよ」

    上条「ぬ、ぬぬぬ、温めあううう!?」

    343 = 281 :

    上条「いや、その、それはあれですか? アレなんですか!?」

    オリアナ「……坊や、エッチなこと考えてるでしょ?」

    上条「えっ? 違うの……? なーんだよ……まったく、からかうのもいい加減に」

    オリアナ「ふふ……お姉さんもそういうこと、考えてたよ?」

    上条「!? だ、だからからかうのもいい加減に……!」

    オリアナ「……からかってなんかないわ。お姉さんね、怖いんだ……。
          あの三人は坊やのことを考え、悩んで大切にしてきた。それを私なんかが一日で奪っていいのかな……」

    上条「……そんな心配、しなくていいだろ。俺はオリアナと一緒にいるって決めたんだ。
        それを信じてくれ、不安になんてならなくていい」

    オリアナ「優しいのね……でも、それでもダメ。不安は消えない、むしろ積み重なっていくわ。
          何かが欲しい。大丈夫だと思える、あなたは私のものと思える明確な何かが……」

    344 = 281 :

    上条「……わかった、一緒に考えるって約束したんだ。だったら俺も、出来る限りのことはしたい」

    オリアナ「ありがとう、坊や。……じゃあ、案内してくれる?」

    上条「……ああ、こっちだ」

    オリアナ(今日久しぶりに会って、わけもわからずデートをして、気づいたらお互いを求めあってしまうなんて……はしたないわね、私)

    オリアナ(でも、あの人達はもっと彼のことを思っている。それを知りながら彼と距離を取るのは……怖い)

    オリアナ(誰にどう思われても良い……ただ、今は……今夜だけは)

    346 = 281 :

    上条の部屋

    上条「ど、どうぞ」

    オリアナ「……緊張してるの? まだ何もしてないのに……ふふ」

    上条「か、上条さんにも色々と思うことがありまして……ほら、中に入れって」

    オリアナ「へー……結構きれいにしてあるのね」

    上条「そうでもないと思うけどな。ちょっと飲み物用意するから適当にくつろいでてくれ」

    オリアナ「なるべく早くしてね? 遅くなったら……お姉さん、一人で始めちゃうかも」

    上条「すぐに用意いたします!」

    オリアナ(カワイイんだから……あっ、これが坊やのベッドね?)

    オリアナ(ふふ……匂い、嗅いでみようかしら……ん?)

    オリアナ(甘い匂い……女!? そして長い髪の毛……さらによく見れば女物のパジャマ!?)

    オリアナ「……へー、そうなんだ。なかなかやるじゃない、坊や……!」

    348 = 337 :

    さぁ盛り上がって参りました

    349 = 281 :

    上条「お待たせー! 上条さん特製インスタントコーヒーが! ……あら?」

    オリアナ「…………」

    上条(な、なんだ!? オリアナの周りに漂うあのまがまがしいオーラのようなものは!?)

    オリアナ「……坊や。ちょっと、そこに座ってくれるかな?」

    上条「は、はいい!!」

    上条(あのオーラ……確か見覚えがあるぞ……どこだ、どこで見た!?)

    オリアナ「ちょーっと聞きたいことがあるんだけど……いいかな?」

    上条「はい! な、何でも答えます!」

    上条(あっ……思い出した! あのオーラは……!)

    オリアナ「正直に答えないと……噛み千切るわよ?」

    上条「父さんが女性とぶつかったりした後母さんが出すあのオーラと一緒じゃないか! っつうか噛み千切るって何を!?」


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