元スレ幼女「魔王の娘である!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
802 = 722 :
魔王は女で幼女生んだのも魔王だと思ったら母親いたでござる
803 = 547 :
>>802
あってるあってる
新月の夜だけいなくなるってだけで
ごめん描写不足だ
804 = 547 :
さて、ではクライマックス突入
と言っても長くなる、五分ごとに投下して三時間くらいかかる
まったく自分のまとめる力の不足具合にはびっくりするわ・・・
でもまあ本編完結まで書き溜め終わったので、もう少しだけお付き合いをば
ここまでの保守と支援、心の底から多謝!
では、次から投下します
806 = 547 :
言い忘れてたけど落ちたり足りなかったりで完結しなかった場合
連絡等はここで http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304830096/
男「・・・・・・にしても、まだ落ちないな」パチパチパチ
幼女「すごいな、こんなにつづくものなのか?」
男「いや、普通はもう落ちてるかな。これからの生活の幸先いい・・・ん?」
幼女「どうした男」
男「いや、今家の前を通った・・・あのニット帽」
幼女「え? あ、花火が・・・落ちた」
男「昔会った・・・魔族の女の子・・・?」
「ごめんくださーい」
807 = 551 :
帰ってきたらちょうどクライマックス突入とな!?
808 :
クライマックスで新キャラとな
809 = 576 :
新キャラだ・・・と?
810 = 568 :
やっぱりそうくるわなぁ…
811 :
その子が魔王だったとかそういうことだろ
812 = 547 :
>>811
そういうこと、やっぱ王道がいい
メイド「こんな時間にお客様ですかね」
勇者「んん? てかこの声」
幼女「・・・お母さまの声だ」
男「え? お母様って、まさか」
メイド「魔王様・・・」
魔王「ああ、庭か。こっちかな・・・ん」
幼女「やっぱりお母さまだ!」
男「お前は・・・・・」
魔王「おー。やあ少年、八年ぶりだね。久しぶり」
813 = 547 :
魔王「んー、今は青年か。久しぶり、青年」
男「お前・・・いや、あなたが魔王だったんですか」
魔王「敬語かい? いいさ、昔みたいにタメ口で」
男「あの時は・・・同い年だと思ってましたから」
魔王「律儀だね、昔と変わらず優しいね」
男「あなたも、変わりませんね」
魔王「いやいや、見た目だけさ。中身は君に出会ってだいぶ変わったよ」
魔王「おかげで戦争を終わらせる決意もできたしね」
814 = 546 :
しばらく見てなかったらクライマックスに突入していたでござる
815 = 547 :
魔王「その節はどうもね。君に貰ったニット帽は重宝してるよ」
魔王「人間界に来るときはこれかぶってるから魔族ってばれないんだ」
男「・・・・・・今みたいな夏は目立ちますよ」
魔王「そうかな?」
幼女「お母さま! どうしてここに?」ダキッ
魔王「おっと、愛しき娘よ。元気かな」ギュッ
幼女「うん! 男やみんなのおかげだ!」
魔王「そうか、やはりここにして正解だったよ」
816 = 576 :
やっぱりただの男じゃ無いんだな。
④
817 = 547 :
勇者「なに魔王、あんた男くんと知り合いだったわけ?」
メイド「そうです、しかも男さんのおかげで戦争を終わらせる決意をしたって」
男「俺、特に何もしてないですよ?」
魔王「うん? まあそうだね、知り合いだし男のおかげだね」
幼女「どういうことなのだ、お母さま・・・?」
魔王「ふむ、じゃあいい機会だし説明するよ」
魔王「ボクが幼女を身ごもってから今に至るまでの話をさ」
819 = 791 :
僕っ子・・・・・・ハァハァ
820 = 561 :
まさか男め魔王と子作ry
821 = 546 :
魔王が女で母親も女?
822 = 547 :
>>816
ただの男ですよ
男はちゃんと、これまで書いてきた通りの人間です
魔王「幼女を身ごもる前、ボクは結構やんちゃをしててさ」
魔王「戦争だからね、敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げしてたよ」
メイド「やってきたことが文字通りなところがまた」
魔王「で、旦那さん・・・もう死んじゃったけどね。まあ旦那さんの子・・・つまり幼女だね」
魔王「幼女を身ごもったから一時事務系の仕事に専念することにしたのさ」
魔王「その時、いったん戦線から下がったせいかな、戦争に疑問を持つようになった」
魔王「その頃、旦那さんが戦死したのも堪えたんだろうね」
魔王「『こんなに悲しいことをしなきゃいけないのか』って思ったのさ」
823 = 547 :
>>821
魔王=母親
魔王「で、幼女が生まれて。ははっ、あの時が初めてだったかな」
男「何がですか?」
魔王「愛だよ。ボクは愛を初めて感じた」
女「あんた旦那いたんでしょ? それは?」
魔王「恋さ、身を焦がれるようなね」
勇者「恥ずかしいことを言うやつね」
魔王「ロマンチストなのさ、それに君はエロチックに恥ずかしい奴だよ」
勇者「それがあたしのジャスティース」
メイド「恥ずかしい・・・」
824 = 547 :
魔王「旦那さんに抱いていたのを恋とするなら、あれは間違いなく愛だった」
魔王「初めて誰かを『守りたい』って思ったよ」
魔王「ま、そんなわけで愛を知ったボクはさらに戦争に疑問をもったのさ」
魔王「『戦争は必要なのか、人間とはわかりあえないのか』ってね」
メイド「幼女様を身ごもってから何かを考えていると思ったらそんなことを・・・」
魔王「その時は『戦争を終わらせる』って明確な意志はなかったんだけどね」
魔王「疑問程度にしか思ってなかったよ、戦争をやめるわけにはいかなかったし」
男「どうしてですか?」
魔王「戦争が有益なものだったからね」
825 = 547 :
魔王「けどまあ、疑問は確かに持っていた」
魔王「だから人間観察のために、闇に紛れやすい新月の夜に人間界に足を運ぶことにしたのさ」
幼女「だからお母さま、いつもいなくなってたのか?」
魔王「そうだよ、まあ今は違う理由で足を運んでいるのだけど」
魔王「寂しい思いをさせていたね。ごめん」
幼女「ううん、いいのだ、気にしてないぞ!」
魔王「ははは、良い娘に育ってくれて感謝だね」
魔王「で、私はそれから二年間、戦線に戻り、新月の夜には人間界に足を運んでいたわけさ」
男「そして、二年後の新月の夜に、俺と出会ったわけですか・・・」
魔王「その通り。八年前、当時まだ少年だった青年とね」
826 = 547 :
メイド「それで・・・なぜ戦争を終わらせる決意を?」
魔王「人間を知ったからだよ」
メイド「人間を・・・?」
魔王「うん。そうだ、幼女。もうこっちに来て二週間ほど経ったけど」
魔王「どうかな。人間についてはどれだけ学んだかな」
幼女「人間について・・・」
魔王「幼女、今の君は、人間ってどんな生き物だと思う」
幼女「・・・・・・いっしょだと思うぞ」
魔王「ほう、一緒とはつまりどういうことだい?」
幼女「私たちと変わらないってこと」
827 = 551 :
しえん
828 = 616 :
女?
829 = 547 :
幼女「おーきゅーでゆーしゃを見ていたときにも思ってた」
幼女「けど、ゆーしゃは変人だってめいどは言ってたから」
幼女「ちがうのかな、って思ってたけど」
勇者「おい」
メイド「ゴミが変なのは事実じゃないですか」
幼女「それで男を見ていてたら、思ったのだ」
830 = 547 :
幼女「男、私のにくじゃが食べて、わらってくれた」
幼女「『かれえ』のときは、ないてもくれた」
幼女「私が変な人にたたかれたとき、おこってくれた」
幼女「おぼれたときは、しんぱいしてくれた」
幼女「いつもきづかってくれた」
幼女「そばにいてやるって、やさしく言ってくれたんだ」
幼女「かなしいときは、なくし。うれしいときは、わらう」
幼女「私たちも、そうだった。男も、人間もそうだった」
幼女「おなじ『こころ』があるから、私たちは、いっしょだって思った」
831 = 768 :
幼女マジいい子
832 = 547 :
魔王「・・・うん、そうさ。魔族も人間も、『変わらない』」
魔王「ボクはそれを知るのに、人間に興味をもってから二年もかかった」
魔王「二週間でそれを理解するとは。さすが幼女、自慢の我が娘だね」
幼女「えへへ・・・」
魔王「つまりボクはそのことを知ったから戦争を終わらせる決意をしたんだ」
魔王「男が、ボクに人間を教えてくれたからさ」
男「えっ・・・と、俺別に何もしてないんですけど」
魔王「そう言えるのは、君にとっての当たり前をしたってことなんだろうな」
男「といっても、空腹で倒れていたところを、家でご飯作ってあげただけなんですが」
834 :
さるよけ
836 = 561 :
えぇ話やなぁ
837 = 545 :
しえん
839 = 652 :
>>1規制くらって一時間後再開
ですってよ
844 = 791 :
このペースだと落ちそうだから支援
846 = 644 :
ほしゅ 僕っこハァハァ
850 = 547 :
再開! 支援と保守に多謝!
さて・・・1000までに完結できるか・・・
魔王「戦争の真っ只中、人間と魔族の仲が最高に悪い時だよ?」
魔王「君は戦争で疲労していた魔族のボクを当然のように介抱してくれた」
魔王「目立たないようにと、このニット帽もくれたしね」
勇者「さすが男くんだわ・・・」
メイド「そんな昔からイケメンだったんですか・・・」
魔王「それがいかにボクの心を救ったか」
魔王「君がいたから人間にも同じ『心』があるって、知れたんだ」
魔王「だから戦争を終わらせようと、思えた」
魔王「あんなお互いに傷つけ合う悲しいことはしなくていい」
魔王「なぜならボクたちは『心』があり、わかりあえるのだから」
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