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元スレまどか「魔法少女なんてものがない、そんな世界だったら」
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クラスメイト1「暁美さんって運動も勉強も本当ひっどいよね」
クラスメイト2「入院を言い訳にして甘えてるっていうかさー、そんな感じする」
クラスメイト3「あれで愛想でも良ければまあ許せるのに、性格もあれだからね」
クラスメイト1「マジ生きてて楽しいのかな?」
クラスメイト2「あっはははは、それ言い過ぎー。本人聞いてたらやばいっしょ」
クラスメイト3「でも実際あんな風になるぐらいなら、私だったら死ぬね」
ほむら「……」
クラスメイト2「入院を言い訳にして甘えてるっていうかさー、そんな感じする」
クラスメイト3「あれで愛想でも良ければまあ許せるのに、性格もあれだからね」
クラスメイト1「マジ生きてて楽しいのかな?」
クラスメイト2「あっはははは、それ言い過ぎー。本人聞いてたらやばいっしょ」
クラスメイト3「でも実際あんな風になるぐらいなら、私だったら死ぬね」
ほむら「……」
夕日に赤く染め上げられた橋の上を、一人の少女が俯きがちに歩いている
その表情は暗く沈んでおり、目にはうっすらと涙が溜まっていた
ほむら「あの人達の言う通り……」
ほむら「私、なんにもできない……」
ほむら「人に迷惑ばっかりかけて、恥かいて……」
ほむら「どうしたら……」
ほむら「……」
ほむら「私、これからもずっとこのままなの……?」
ほむら「だったら、いっそ……、死んじゃった方が」
「ほむらちゃーん!」
その表情は暗く沈んでおり、目にはうっすらと涙が溜まっていた
ほむら「あの人達の言う通り……」
ほむら「私、なんにもできない……」
ほむら「人に迷惑ばっかりかけて、恥かいて……」
ほむら「どうしたら……」
ほむら「……」
ほむら「私、これからもずっとこのままなの……?」
ほむら「だったら、いっそ……、死んじゃった方が」
「ほむらちゃーん!」
ほむら「かっ、鹿目さん?」
まどか「保健委員の仕事がちょっと長びいたから今帰りなの。一緒に帰ろう?」
ほむら「う、うん」
まどか「それにしてもほむらちゃん、今日は遅いんだね。委員会の仕事がある私と同じぐらいの時間なんて」
ほむら「掃除があったんです……」
まどか「あれ? ほむらちゃん今日掃除当番だったっけ?」
ほむら「ち、違うけど……、たの、まれて」
まどか「そっか。優しいんだね」
まどか「保健委員の仕事がちょっと長びいたから今帰りなの。一緒に帰ろう?」
ほむら「う、うん」
まどか「それにしてもほむらちゃん、今日は遅いんだね。委員会の仕事がある私と同じぐらいの時間なんて」
ほむら「掃除があったんです……」
まどか「あれ? ほむらちゃん今日掃除当番だったっけ?」
ほむら「ち、違うけど……、たの、まれて」
まどか「そっか。優しいんだね」
ほむら「や、優しくなんてないです……」
まどか「ううん、そんなことない。誰かの為に自分の帰りを遅くするなんて、普通なかなかできないことだよ」
ほむら「……誰かの為なんかじゃない」
まどか「えっ?」
ほむら「ほっ、本当は私……掃除が、嫌、で……、でも、断るのが怖くって、それで引き受けちゃって……」
まどか「そうなんだ……」
ほむら(こんなこと言って、幻滅された、かな……)
まどか「ううん、そんなことない。誰かの為に自分の帰りを遅くするなんて、普通なかなかできないことだよ」
ほむら「……誰かの為なんかじゃない」
まどか「えっ?」
ほむら「ほっ、本当は私……掃除が、嫌、で……、でも、断るのが怖くって、それで引き受けちゃって……」
まどか「そうなんだ……」
ほむら(こんなこと言って、幻滅された、かな……)
まどか「それならほむらちゃん。明日から私と一緒に帰ることにしよっか」
ほむら「えっ!? か、鹿目さんと?」
まどか「うん。そうすれば、掃除の押しつけを断る言い訳が1つできるでしょ?」
ほむら「で、でも……」
まどか「どうしても言い難いなら私が代わりに断ってあげる。
ほむらちゃんは今から私がさらっていくので無理でーす、なんてね」
ほむら「……」
まどか「どうかなぁ?」
ほむら「……わ、私なんかと帰ったら、鹿目さん、退屈じゃない?」
まどか「えーっ。そんなことないよ! ほむらちゃんともっともっとお話しして、仲良くなりたいな」
ほむら「私も……、鹿目さんと、もっと仲良く……」
まどか「ありがとう! じゃあ決まりだね!」
ほむら「えっ!? か、鹿目さんと?」
まどか「うん。そうすれば、掃除の押しつけを断る言い訳が1つできるでしょ?」
ほむら「で、でも……」
まどか「どうしても言い難いなら私が代わりに断ってあげる。
ほむらちゃんは今から私がさらっていくので無理でーす、なんてね」
ほむら「……」
まどか「どうかなぁ?」
ほむら「……わ、私なんかと帰ったら、鹿目さん、退屈じゃない?」
まどか「えーっ。そんなことないよ! ほむらちゃんともっともっとお話しして、仲良くなりたいな」
ほむら「私も……、鹿目さんと、もっと仲良く……」
まどか「ありがとう! じゃあ決まりだね!」
まどか「宇宙にやさしいインキュベーターがいてくれたら… こんな…つらい戦いはしなくて良かった のかな…?」
まどか「それならほむらちゃん。明日から私と一緒に帰ることにしよっか」
ほむら「えっ!? か、鹿目さんと?」
まどか「うん。そうすれば、掃除の押しつけを断る言い訳が1つできるでしょ?」
ほむら「で、でも……」
まどか「どうしても言い難いなら私が代わりに断ってあげる。
ほむらちゃんは今から私がさらっていくので無理でーす、なんてね」
ほむら「……」
まどか「どうかなぁ?」
ほむら「……わ、私なんかと帰ったら、鹿目さん、退屈じゃない?」
まどか「えーっ。そんなことないよ! ほむらちゃんともっともっとお話しして、仲良くなりたいな」
ほむら「私も……、鹿目さんと、もっと仲良く……」
まどか「ありがとう! じゃあ決まりだね!」
ほむら「えっ!? か、鹿目さんと?」
まどか「うん。そうすれば、掃除の押しつけを断る言い訳が1つできるでしょ?」
ほむら「で、でも……」
まどか「どうしても言い難いなら私が代わりに断ってあげる。
ほむらちゃんは今から私がさらっていくので無理でーす、なんてね」
ほむら「……」
まどか「どうかなぁ?」
ほむら「……わ、私なんかと帰ったら、鹿目さん、退屈じゃない?」
まどか「えーっ。そんなことないよ! ほむらちゃんともっともっとお話しして、仲良くなりたいな」
ほむら「私も……、鹿目さんと、もっと仲良く……」
まどか「ありがとう! じゃあ決まりだね!」
翌日
クラスメイト1「暁美さーん。今日も掃除お願いしていい?」
ほむら「あ、あの、私」
クラスメイト1「何? 何か言いたいことがあるの?」
ほむら「よ、用事が……」
まどか「ごめんねー。今日、ほむらちゃんと約束があるの」
クラスメイト1「あ、そうなんだ」
まどか「ね? 無理なら無理って言えば、ちゃんと伝わるんだよ」
ほむら「う、うん……」
まどか「よーっし、約束通り一緒に帰ろう」
クラスメイト1「暁美さーん。今日も掃除お願いしていい?」
ほむら「あ、あの、私」
クラスメイト1「何? 何か言いたいことがあるの?」
ほむら「よ、用事が……」
まどか「ごめんねー。今日、ほむらちゃんと約束があるの」
クラスメイト1「あ、そうなんだ」
まどか「ね? 無理なら無理って言えば、ちゃんと伝わるんだよ」
ほむら「う、うん……」
まどか「よーっし、約束通り一緒に帰ろう」
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∨:::::::::::::l rf芥笊圷 弋廴ソ ||:::::::::リ
‘,:::::::::::::ト、 V廴ツ ///ヽ|l:::::::::| ほ
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http://vipquality.sakura.ne.jp/town/start.htm
【列島Wiki】http://www21.atwiki.jp/viprettou/pages/1.html
【紹介フラッシュ】http://vipquality.sakura.ne.jp/town/flash/viprettou.swf
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まどか「今日はどこか寄ってく? 真っ直ぐ帰る?」
ほむら「ど、どっちでも……」
まどか「それなら寄り道しちゃおっか」
ほむら「うん……」
ほむら(クラスの人と寄り道なんて、初めて……)
ほむら「そっ、そういえば……」
まどか「ん? どうしたの?」
ほむら「いつも一緒に帰ってる人は、今日は」
まどか「ああ、さやかちゃんと仁美ちゃん? 先に帰ってもらったよ」
ほむら「ど、どうして?」
まどか「うーん。ほむらちゃんは大勢で帰るのって、あんまり好きじゃなさそうかなって思って」
ほむら(私の為にわざわざそんなことまで……)
まどか「あっ、この喫茶店空いてる! ここに入ろっか?」
ほむら「う、うん」
まどか「決まりだね」
ほむら「ど、どっちでも……」
まどか「それなら寄り道しちゃおっか」
ほむら「うん……」
ほむら(クラスの人と寄り道なんて、初めて……)
ほむら「そっ、そういえば……」
まどか「ん? どうしたの?」
ほむら「いつも一緒に帰ってる人は、今日は」
まどか「ああ、さやかちゃんと仁美ちゃん? 先に帰ってもらったよ」
ほむら「ど、どうして?」
まどか「うーん。ほむらちゃんは大勢で帰るのって、あんまり好きじゃなさそうかなって思って」
ほむら(私の為にわざわざそんなことまで……)
まどか「あっ、この喫茶店空いてる! ここに入ろっか?」
ほむら「う、うん」
まどか「決まりだね」
まどか「ねえ、ほむらちゃん。答えにくいかもしれない質問をしてもいいかな?」
目の前のココアをくるくるストローでかき混ぜながら、まどかがそう切り出す
ほむら「えっ……?」
まどか「もしどうしても答えたくなかったら、そう言ってくれればいいから」
ほむら「……わ、分かった。私に答えられることなら……」
まどか「ありがとう」
まどかは笑顔で礼を言うと、表情を一転して真顔になった
まどか「どうして死んだ方がいいなんて考えたの?」
ほむら「え……」
まどか「ごめんね。昨日の橋の上での独り言、実はちょっとだけ聞いちゃってたんだ」
目の前のココアをくるくるストローでかき混ぜながら、まどかがそう切り出す
ほむら「えっ……?」
まどか「もしどうしても答えたくなかったら、そう言ってくれればいいから」
ほむら「……わ、分かった。私に答えられることなら……」
まどか「ありがとう」
まどかは笑顔で礼を言うと、表情を一転して真顔になった
まどか「どうして死んだ方がいいなんて考えたの?」
ほむら「え……」
まどか「ごめんね。昨日の橋の上での独り言、実はちょっとだけ聞いちゃってたんだ」
ほむら「だって……わ、私なんて……、生きててもどうしようないから」
まどか「そんなことないよ」
ほむら「勉強も運動も、何をやっても人並以下だし……、性格だって、暗くて、皆から嫌われてて……」
まどか「半年のブランクがあったんだもん。上手くいかないのは当然だよ。
それに、勉強や運動なんて、その人のほんの一部分でしかない。あとね……」
ほむら「……?」
まどか「私は好きだよ、ほむらちゃんのこと」
ほむら「あ、え、えっ!?」
まどか「ほむらちゃんとお話してると凄くね、落ち着くんだ。えへへ」
ほむら「あっ……あり、が、とう」
まどか「どういたしまして」
まどか「そんなことないよ」
ほむら「勉強も運動も、何をやっても人並以下だし……、性格だって、暗くて、皆から嫌われてて……」
まどか「半年のブランクがあったんだもん。上手くいかないのは当然だよ。
それに、勉強や運動なんて、その人のほんの一部分でしかない。あとね……」
ほむら「……?」
まどか「私は好きだよ、ほむらちゃんのこと」
ほむら「あ、え、えっ!?」
まどか「ほむらちゃんとお話してると凄くね、落ち着くんだ。えへへ」
ほむら「あっ……あり、が、とう」
まどか「どういたしまして」
まどか「そうそう。よかったら明日の土曜日、うちにこない?」
ほむら「鹿目さんの家に……?」
まどか「うん! それでね、一緒にお勉強しよう。私もあんまり勉強ができるわけじゃないけど、
遅れを取り戻すお手伝いぐらいならできると思うから」
ほむら「……どっ、どうして」
まどか「ん?」
ほむら「そうしてそんなに……、よく、してくれるんですか?」
まどか「さっきも言った通り、私はほむらちゃんのことがなーんか好きなんだ。
だからね、少しでも力になってあげられたらなって」
ほむら「鹿目さん……」
ほむら「鹿目さんの家に……?」
まどか「うん! それでね、一緒にお勉強しよう。私もあんまり勉強ができるわけじゃないけど、
遅れを取り戻すお手伝いぐらいならできると思うから」
ほむら「……どっ、どうして」
まどか「ん?」
ほむら「そうしてそんなに……、よく、してくれるんですか?」
まどか「さっきも言った通り、私はほむらちゃんのことがなーんか好きなんだ。
だからね、少しでも力になってあげられたらなって」
ほむら「鹿目さん……」
――――
翌日
ほむら「おっ、おじゃまします」
まどか「どうぞー。今私以外出かけてて誰もいないから、そんな緊張しなくていいよ」
ほむら「ご、ごめんなさい……。あっ、こ、これ、よかったらどうぞ」
まどか「どれどれ……あっ、シュークリームだ!」
ほむら「い、一緒に食べようと思って」
まどか「わーい、ありがとうほむらちゃん!」
ほむら(喜んでくれた……。買ってきて良かった……)
翌日
ほむら「おっ、おじゃまします」
まどか「どうぞー。今私以外出かけてて誰もいないから、そんな緊張しなくていいよ」
ほむら「ご、ごめんなさい……。あっ、こ、これ、よかったらどうぞ」
まどか「どれどれ……あっ、シュークリームだ!」
ほむら「い、一緒に食べようと思って」
まどか「わーい、ありがとうほむらちゃん!」
ほむら(喜んでくれた……。買ってきて良かった……)
まどか「こっちこっち! ここが私の部屋だよ」
ほむら(私の家よりも広くて綺麗だなぁ……)
まどか「さって、と。それじゃあ始めよっか。何から手をつけよう」
ほむら「でっ、できれば……、数学からお願いします」
まどか「分かった! まずは今やってる単元の最初の部分から復習してみよう。教科書開いてくれる?」
ほむら「はい」
まどか「ありがとう。えーっとね、まずはこの公式を―――」
ほむら「っ!?」
ほむら(かっ、鹿目さんの顔が……私の教科書を覗き込むから、すぐ傍に……)
ほむら(私の家よりも広くて綺麗だなぁ……)
まどか「さって、と。それじゃあ始めよっか。何から手をつけよう」
ほむら「でっ、できれば……、数学からお願いします」
まどか「分かった! まずは今やってる単元の最初の部分から復習してみよう。教科書開いてくれる?」
ほむら「はい」
まどか「ありがとう。えーっとね、まずはこの公式を―――」
ほむら「っ!?」
ほむら(かっ、鹿目さんの顔が……私の教科書を覗き込むから、すぐ傍に……)
まどか「―――こんな感じ。分かったかな?」
ほむら「……」
まどか「おーい?」
ほむら「……あっ! ごっ、ごめんなさい!」
まどか「大丈夫? なんだか顔が赤いけど……」
ほむら「なな何でもないです!」
まどか「本当に?」
ほむら「はっ、はい!」
まどか「それならよかった。でも無理だけはしないでね」
ほむら「……」
まどか「おーい?」
ほむら「……あっ! ごっ、ごめんなさい!」
まどか「大丈夫? なんだか顔が赤いけど……」
ほむら「なな何でもないです!」
まどか「本当に?」
ほむら「はっ、はい!」
まどか「それならよかった。でも無理だけはしないでね」
数十分後
まどか「うん、そうそう、その公式はそうやって使うの!
凄いねほむらちゃん、飲み込みが早いよ!」
ほむら「そっ、そんなこと……」
まどか「この調子ならすぐにブランクを埋められると思う!」
ほむら「きっと、鹿目さんの教え方がいいから……」
まどか「ううん! ほむらちゃんが凄いんだよ!」
まどか「うん、そうそう、その公式はそうやって使うの!
凄いねほむらちゃん、飲み込みが早いよ!」
ほむら「そっ、そんなこと……」
まどか「この調子ならすぐにブランクを埋められると思う!」
ほむら「きっと、鹿目さんの教え方がいいから……」
まどか「ううん! ほむらちゃんが凄いんだよ!」
まどか「さーってっとー。まだ始めたばっかだけど、ちょっと休憩しちゃおっか。
ほむらちゃんが持ってきてくれたシュークリーム、いただいてもいいかな?」
ほむら「はい! えっと、こっちがカスタードで、こっちがチョコクリーム……」
まどか「2種類あるの?」
ほむら「どっ、どちらの味が好きか分からなかったから」
まどか「どっちも好きだよ。……うーん、それだけにどちらを食べるか迷うなぁ」
ほむら「もしよかったら……、2つとも鹿目さんに……」
まどか「それはほむらちゃんに悪いって。それに2人で食べた方が絶対美味しいはずだよ」
ほむら「……」
まどか「あっ、そうだ! どっちの味も2人で半分こして食べよう!」
ほむらちゃんが持ってきてくれたシュークリーム、いただいてもいいかな?」
ほむら「はい! えっと、こっちがカスタードで、こっちがチョコクリーム……」
まどか「2種類あるの?」
ほむら「どっ、どちらの味が好きか分からなかったから」
まどか「どっちも好きだよ。……うーん、それだけにどちらを食べるか迷うなぁ」
ほむら「もしよかったら……、2つとも鹿目さんに……」
まどか「それはほむらちゃんに悪いって。それに2人で食べた方が絶対美味しいはずだよ」
ほむら「……」
まどか「あっ、そうだ! どっちの味も2人で半分こして食べよう!」
ほむら「半分こ……?」
ほむら(も、もしかしてそれって、間接キ……)
まどか「はい、どうぞ」
ほむら「あ、あり、がとう」
ほむら(そうだよね……、手でちぎって渡すのが普通だよね……)
ほむら(何、期待してたんだろう私)
ほむら(……期待?)
ほむら(どうして私、かっ、間接キスなんかを期待して……)
ほむら(も、もしかしてそれって、間接キ……)
まどか「はい、どうぞ」
ほむら「あ、あり、がとう」
ほむら(そうだよね……、手でちぎって渡すのが普通だよね……)
ほむら(何、期待してたんだろう私)
ほむら(……期待?)
ほむら(どうして私、かっ、間接キスなんかを期待して……)
さやかは第一印象次第でまどか以上に優しくするかいじめの筆頭に立つかの二極だな
まどか「このシュークリーム美味しーい! どこのお店で買ったの?」
ほむら「えっと、家の近くのケーキ屋さんで」
まどか「へーっ、この近所にそんないいお店があったんだぁ」
ほむら「……よっ、よかったら、今度一緒に」
まどか「うん! 一緒に行こう! 約束だよ!」
ほむら「えっと、家の近くのケーキ屋さんで」
まどか「へーっ、この近所にそんないいお店があったんだぁ」
ほむら「……よっ、よかったら、今度一緒に」
まどか「うん! 一緒に行こう! 約束だよ!」
まどか「……。あのね、ほむらちゃん」
ほむら「どうしたの?」
まどか「1つ謝っておきたいことがあるの」
ほむら「か、鹿目さんが私に謝ることなんて何にも……」
まどか「ううん。あるよ。私ほむらちゃんに嘘ついてたもん」
ほむら「嘘……?」
まどか「私がほむらちゃんのためになることをしたいって思ったのはね。
本当は……、私の自己満足のためなの」
ほむら「……」
まどか「私には、特に人と比べて秀でたところがあるわけでもない。
だから自分には誰かの為になることなんかできそうにもないって、ずっとそう思ってたの」
でも、と、まどかは続ける
まどか「もしかしたら、凄く悩んでいる様子のほむらちゃん相手なら、何か私でも出来ることがあるかもって。
誰かを助けられたらそれはとっても素敵だなって。
そんな上から目線の自己満足のためにほむらちゃんに話しかけたの」
ほむら「どうしたの?」
まどか「1つ謝っておきたいことがあるの」
ほむら「か、鹿目さんが私に謝ることなんて何にも……」
まどか「ううん。あるよ。私ほむらちゃんに嘘ついてたもん」
ほむら「嘘……?」
まどか「私がほむらちゃんのためになることをしたいって思ったのはね。
本当は……、私の自己満足のためなの」
ほむら「……」
まどか「私には、特に人と比べて秀でたところがあるわけでもない。
だから自分には誰かの為になることなんかできそうにもないって、ずっとそう思ってたの」
でも、と、まどかは続ける
まどか「もしかしたら、凄く悩んでいる様子のほむらちゃん相手なら、何か私でも出来ることがあるかもって。
誰かを助けられたらそれはとっても素敵だなって。
そんな上から目線の自己満足のためにほむらちゃんに話しかけたの」
まどか「嘘ついてごめんね」
ほむら「そんなの……、関係ない」
まどか「えっ?」
ほむら「私、鹿目さんに親切にしてもらえて本当に嬉しかった」
まどか「……」
ほむら「だから、私に優しくしてくれてありがとう、鹿目さん」
まどか「……えへへ。どういたしまして」
ほむら「えっと、それで、その……」
まどか「ん?」
ほむら「鹿目さんさえよかったら、私と、お友達に……」
まどか「もうお友達だよ、私とほむらちゃんは」
ほむら「えっ? と、友達?」
まどか「うん!」
ほむら(とも、だち……)
ほむら(やっ、やったー! 初めてのお友達!)
ほむら「そんなの……、関係ない」
まどか「えっ?」
ほむら「私、鹿目さんに親切にしてもらえて本当に嬉しかった」
まどか「……」
ほむら「だから、私に優しくしてくれてありがとう、鹿目さん」
まどか「……えへへ。どういたしまして」
ほむら「えっと、それで、その……」
まどか「ん?」
ほむら「鹿目さんさえよかったら、私と、お友達に……」
まどか「もうお友達だよ、私とほむらちゃんは」
ほむら「えっ? と、友達?」
まどか「うん!」
ほむら(とも、だち……)
ほむら(やっ、やったー! 初めてのお友達!)
――――
数日後
まどか「ふうっ、今日も疲れたぁ。一緒に帰ろうほむらちゃん!」
ほむら「うん、鹿目さん」
さやか「……」
仁美「……」
数日後
まどか「ふうっ、今日も疲れたぁ。一緒に帰ろうほむらちゃん!」
ほむら「うん、鹿目さん」
さやか「……」
仁美「……」
さやか「最近まどか付き合い悪くなったなぁー」
仁美「暁美さんに付きっきりですものね」
さやか「別にアタシも、あの転入生が嫌いな訳じゃないんだけどさ。
本音言うと、まどかを取られたみたいでちょっとジェラシー感じるわ」
仁美「そうですわねぇ。私も少し寂しいような気がします」
さやか「それに……、まどかが優しい子だってのは分かるんだけど、過保護過ぎだと思うんだよね」
仁美「暁美さんは大勢と話すのが苦手だから、私達とは一緒に帰れない。
まどかさんはそうおっしゃっていましたが、確かに私もあれは少々いきすぎのように……」
さやか「実は何か、他に理由があったりなんかして」
仁美「理由、ですか? ……あら。あそこでベンチに腰掛けられていらっしゃるのはもしかして」
さやか「あ、噂のまどかと転入生だ。あたし達より先に出たのに、ずいぶんゆっくりとお帰りでー」
仁美「何をしていらっしゃるのでしょう」
さやか「んー。大方適当に雑談でも……って、え? な、何あの二人!?」
仁美「暁美さんに付きっきりですものね」
さやか「別にアタシも、あの転入生が嫌いな訳じゃないんだけどさ。
本音言うと、まどかを取られたみたいでちょっとジェラシー感じるわ」
仁美「そうですわねぇ。私も少し寂しいような気がします」
さやか「それに……、まどかが優しい子だってのは分かるんだけど、過保護過ぎだと思うんだよね」
仁美「暁美さんは大勢と話すのが苦手だから、私達とは一緒に帰れない。
まどかさんはそうおっしゃっていましたが、確かに私もあれは少々いきすぎのように……」
さやか「実は何か、他に理由があったりなんかして」
仁美「理由、ですか? ……あら。あそこでベンチに腰掛けられていらっしゃるのはもしかして」
さやか「あ、噂のまどかと転入生だ。あたし達より先に出たのに、ずいぶんゆっくりとお帰りでー」
仁美「何をしていらっしゃるのでしょう」
さやか「んー。大方適当に雑談でも……って、え? な、何あの二人!?」
――――
数分前
まどか「まだ時間も早いし、あそこのベンチでお話ししていかない?」
ほむら「ええ」
まどか「よいしょっと。はー、いい天気だねー」
ほむら「最近雨が少ないね」
まどか「だね。晴れの日って好きだなあ。……持久走がある時以外は」
ほむら「ふふっ……、私も持久走の時は雨降って欲しいかも」
数分前
まどか「まだ時間も早いし、あそこのベンチでお話ししていかない?」
ほむら「ええ」
まどか「よいしょっと。はー、いい天気だねー」
ほむら「最近雨が少ないね」
まどか「だね。晴れの日って好きだなあ。……持久走がある時以外は」
ほむら「ふふっ……、私も持久走の時は雨降って欲しいかも」
まどか「あっ、肩のとこにほこりがついてるよ?」
ほむら「えっ? ほ、本当に?」
まどか「そっちじゃなくて反対の肩の……。いいや、私がとってあげる」
ほむら「うん、お願いできる?」
まどか「はーい」
ほむらの肩の埃をとるため、身を乗り出すまどか
2人の顔が触れそうなほどに近くなる
ほむら(かかっ、か、鹿目さんの顔が……!?)
思わずほむらは顔を反らしてしまった
まどか「ね、ほむらちゃん」
ほむら「はっ、はい!?」
まどか「この前ほむらちゃんが家に来た時、私、嘘ついてたって謝ったよね?」
ほむら「う、うん」
まどか「もう一つあるんだ、私がついてた嘘」
ほむら「えっ? ほ、本当に?」
まどか「そっちじゃなくて反対の肩の……。いいや、私がとってあげる」
ほむら「うん、お願いできる?」
まどか「はーい」
ほむらの肩の埃をとるため、身を乗り出すまどか
2人の顔が触れそうなほどに近くなる
ほむら(かかっ、か、鹿目さんの顔が……!?)
思わずほむらは顔を反らしてしまった
まどか「ね、ほむらちゃん」
ほむら「はっ、はい!?」
まどか「この前ほむらちゃんが家に来た時、私、嘘ついてたって謝ったよね?」
ほむら「う、うん」
まどか「もう一つあるんだ、私がついてた嘘」
「あー確かに友達付き合い放り出しすぎだ」→リア充
「はふざけんなしまどほむの邪魔すんなし」→ぼっち百合豚
さあお前らはどっちだ
「はふざけんなしまどほむの邪魔すんなし」→ぼっち百合豚
さあお前らはどっちだ
まどか「ほむらちゃん、こっち向いて」
頬を赤らめさせながらも言われた通り視線をまどかの方へと戻す
するとそこにいたのは、ほむらと同じように頬を染めたまどかだった
まどか「今、顔が赤くなってるのは……、ほむらちゃんだけじゃないの」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃんと一緒にいると落ち着くなんて大嘘。
本当はむしろその逆。どきどきしっぱなしだった」
ほむら「か、鹿目さん……?」
まどか「こんなの、気持ち悪いから……、言わないつもりだった。だけど……」
ほむら「……」
まどか「自惚れかもしれないけれど、ほむらちゃんも、一緒みたいだったから」
頬を赤らめさせながらも言われた通り視線をまどかの方へと戻す
するとそこにいたのは、ほむらと同じように頬を染めたまどかだった
まどか「今、顔が赤くなってるのは……、ほむらちゃんだけじゃないの」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃんと一緒にいると落ち着くなんて大嘘。
本当はむしろその逆。どきどきしっぱなしだった」
ほむら「か、鹿目さん……?」
まどか「こんなの、気持ち悪いから……、言わないつもりだった。だけど……」
ほむら「……」
まどか「自惚れかもしれないけれど、ほむらちゃんも、一緒みたいだったから」
>>43
↓以外の奴っているの?
↓以外の奴っているの?
>>43
う、うえにきまってるじゃないか
う、うえにきまってるじゃないか
ほむら「まど、か……」
まどか「やっと名前で呼んでくれたね」
ほむら「あっ……」
まどか「嬉しいよ、ほむらちゃん」
ほむら「……うん!」
まどか「私、ほむらちゃんのことが大好き」
ほむら「私もまどかのことが一番好き」
さやか「あの、2人……まさか女同士で?」
仁美「友人同士のじゃれ合いという雰囲気では無さそうですわね。まさしく禁断の愛ですわ……」
まどか「やっと名前で呼んでくれたね」
ほむら「あっ……」
まどか「嬉しいよ、ほむらちゃん」
ほむら「……うん!」
まどか「私、ほむらちゃんのことが大好き」
ほむら「私もまどかのことが一番好き」
さやか「あの、2人……まさか女同士で?」
仁美「友人同士のじゃれ合いという雰囲気では無さそうですわね。まさしく禁断の愛ですわ……」
――――
さやか「はあっ……」
クラスメイト1「美樹さんどうしたの? なんか暗くない?」
さやか「あー、うん。実はその、まどかと転入生が――」
クラスメイト1「ちょっ、それマジ!?」
さやか「ちょっと信じらんないけど、本当」
クラスメイト1「へーっ。あの2人が、ねえ……」
さやか「はあっ……」
クラスメイト1「美樹さんどうしたの? なんか暗くない?」
さやか「あー、うん。実はその、まどかと転入生が――」
クラスメイト1「ちょっ、それマジ!?」
さやか「ちょっと信じらんないけど、本当」
クラスメイト1「へーっ。あの2人が、ねえ……」
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