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元スレ五条「ククク… ここが学園都市ですか」
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七月二十四日 夏休み五日目
少し体を休めていただけのつもりが、いつの間にか眠りに落ちてしまっていた様だった。
耳元では、午睡を妨げた原因となった携帯電話が、ピリピリとけたたましい音を上げていた。
ディスプレイに写る名前を見て、ほぅ、と軽く息を吐き、通話ボタンを押す。
「……ククク……俺だ」
『五条さん!助けて……助けて下さいまし!お姉さまが!お姉さまが!!』
ただ事ではない様子でがなり立てる少女の声を耳にしながら冷蔵庫を開き、ミネラルウォーターのペットボトルを開き、一口飲み下す。
よく冷えた液体はたちまち乾いた身体に染み渡り、半ば悪夢の最中に置き去りにされていた意識を、無理やり現実へと引き戻してくれた。
五条「……落ち着きなさい。何が起こっているのですか……?」
……今日も、退屈しないで済みそうだ。
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少し体を休めていただけのつもりが、いつの間にか眠りに落ちてしまっていた様だった。
耳元では、午睡を妨げた原因となった携帯電話が、ピリピリとけたたましい音を上げていた。
ディスプレイに写る名前を見て、ほぅ、と軽く息を吐き、通話ボタンを押す。
「……ククク……俺だ」
『五条さん!助けて……助けて下さいまし!お姉さまが!お姉さまが!!』
ただ事ではない様子でがなり立てる少女の声を耳にしながら冷蔵庫を開き、ミネラルウォーターのペットボトルを開き、一口飲み下す。
よく冷えた液体はたちまち乾いた身体に染み渡り、半ば悪夢の最中に置き去りにされていた意識を、無理やり現実へと引き戻してくれた。
五条「……落ち着きなさい。何が起こっているのですか……?」
……今日も、退屈しないで済みそうだ。
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なんでだよ・・・・なんで五条なんてキャラに票を入れたやつは・・・・
染岡さんの魅力がみんなに知らしめるときだったのに・・・・・
染岡さんの魅力がみんなに知らしめるときだったのに・・・・・
>>607
染岡はウルトラマンメビウスのリュウさん並に第一印象がだな
染岡はウルトラマンメビウスのリュウさん並に第一印象がだな
『ありゃま。お客さん、こっから通行止めだわ』
面倒そうに車を停車させるタクシーの運転手。
眼前には、検問を張っているアンチスキル達。
五条「……グフフ……こちらで結構です、ありがとうございました……」
運転手に礼を告げ、懐の財布から一万円札を取り出し、眼前に差し出した。
五条「おつりは要りません……コーヒーでもお飲み下さい……ククク…アーッハッハッハ!」
呆気に取られた表情の運転手を残し、タクシーを下車する。
眼前のアンチスキル達に、自身の名を告げると、わずかばかりの照会の時間を経て道が開かれた。
五条(さて……レベル5の方ですか……楽しみですね……ククク……)
毎度ながら、暇つぶしには格好の種を運んでくれる風紀委員、白井黒子の様子が、今日は随分と普段のそれとは異なっていた。
面倒そうに車を停車させるタクシーの運転手。
眼前には、検問を張っているアンチスキル達。
五条「……グフフ……こちらで結構です、ありがとうございました……」
運転手に礼を告げ、懐の財布から一万円札を取り出し、眼前に差し出した。
五条「おつりは要りません……コーヒーでもお飲み下さい……ククク…アーッハッハッハ!」
呆気に取られた表情の運転手を残し、タクシーを下車する。
眼前のアンチスキル達に、自身の名を告げると、わずかばかりの照会の時間を経て道が開かれた。
五条(さて……レベル5の方ですか……楽しみですね……ククク……)
毎度ながら、暇つぶしには格好の種を運んでくれる風紀委員、白井黒子の様子が、今日は随分と普段のそれとは異なっていた。
昨日のスキルアウトを手駒にしていた五条さんは面白かったな・・・
>>607
染岡さんは元々人気だもの
染岡さんは元々人気だもの
先の電話にて焦燥しきった彼女から伝えられた内容は以下の通り。
・ようやく幻想御手の開発者を特定したのだが、開発者が風紀委員の一人を人質にしたまま逃走した
・アンチスキルが居所を特定し、拿捕の為の作戦行動に出たが半ば壊滅。現状は捜査に協力をしてくれている学園都市第三位、"超電磁砲お姉さま"御坂美琴が開発者と交戦中。交戦途中にてカメラが破壊されモニタリングが不可能になった
・お願い!助けて下さいまし!お姉さまが!お姉さまが!!
電話の内容を再度頭の中で反芻しながら、誰も居ない高速道路を駆ける。
しばらく駆けると前方に先行していたらしきアンチスキルの一団とマズルフラッシュの火花が、そして対面に浮き上がる半透明の胎児らしき姿が見て取れた。
五条(ククク……正真正銘の化物ですか…面白い…)
胎児型の化物が触手を一薙ぎしアンチスキルの一団を吹き飛ばすと同時、背中に負ったサッカーバッグよりボールを取り出し、暫しの集中の後に化物に向かい蹴り飛ばす。
渾身の力にて蹴り出されたボールを護る様、五羽の企鵝(ペンギン)の幻影が乱れ飛ぶ。
更に速度を加えるべく射出されたボールに向かい全速力で距離を詰め、右側面と左側面より一蹴。
・ようやく幻想御手の開発者を特定したのだが、開発者が風紀委員の一人を人質にしたまま逃走した
・アンチスキルが居所を特定し、拿捕の為の作戦行動に出たが半ば壊滅。現状は捜査に協力をしてくれている学園都市第三位、"超電磁砲お姉さま"御坂美琴が開発者と交戦中。交戦途中にてカメラが破壊されモニタリングが不可能になった
・お願い!助けて下さいまし!お姉さまが!お姉さまが!!
電話の内容を再度頭の中で反芻しながら、誰も居ない高速道路を駆ける。
しばらく駆けると前方に先行していたらしきアンチスキルの一団とマズルフラッシュの火花が、そして対面に浮き上がる半透明の胎児らしき姿が見て取れた。
五条(ククク……正真正銘の化物ですか…面白い…)
胎児型の化物が触手を一薙ぎしアンチスキルの一団を吹き飛ばすと同時、背中に負ったサッカーバッグよりボールを取り出し、暫しの集中の後に化物に向かい蹴り飛ばす。
渾身の力にて蹴り出されたボールを護る様、五羽の企鵝(ペンギン)の幻影が乱れ飛ぶ。
更に速度を加えるべく射出されたボールに向かい全速力で距離を詰め、右側面と左側面より一蹴。
>>611
そりゃそうだった
なら途中でイナズマジャパンにはずされて出番がない栗松や緑川
同じ帝国ならなぜかパラメーターが高く声優がいる辺見や3からFWから外れたかわいそうな寺門
にすればよかったのに・・・・
謎だ
そりゃそうだった
なら途中でイナズマジャパンにはずされて出番がない栗松や緑川
同じ帝国ならなぜかパラメーターが高く声優がいる辺見や3からFWから外れたかわいそうな寺門
にすればよかったのに・・・・
謎だ
>>616
見た目で選んだら五条さんだろ
見た目で選んだら五条さんだろ
傍目からは分身したとも取れる程の加速度より蹴り出されたボールは大気との摩擦により赤く燃え上がり、黒鳥の幻影をを纏ったまま化物へと着弾すると大きく爆ぜ跳んだ。
化物が大きく体勢を崩した刹那、迸った電光が化物の触手を焼き払う。
電光の源へと視線を投げると、そこには常盤台中学校の制服に身を包んだショートカットの女子生徒が身構えていた。
五条(あぁ……彼女が……)
遍く雷光の使役者にして学園都市第三位の名を冠する少女、御坂美琴。
傍らのアンチスキルを担ぎ、化物の触手を跳躍して交わす少女。
その少女を追撃しようとする触手に駆け寄り、蹴り飛ばす。
鈍い音がして触手が爆ぜ収縮する。
収縮した先の化物は既に高速道路から離れ、ゆっくりと移動を開始していた。
五条「…ククク…御坂美琴……お姉さまですね?」
呆然とした表情でこちらを見ていた少女がハッと我に返り、言葉を吐き出した。
美琴「ちょっと!誰よあんたッ!?あんたにお姉さまなんて呼ばれる筋あ……お姉さま?……」
化物が大きく体勢を崩した刹那、迸った電光が化物の触手を焼き払う。
電光の源へと視線を投げると、そこには常盤台中学校の制服に身を包んだショートカットの女子生徒が身構えていた。
五条(あぁ……彼女が……)
遍く雷光の使役者にして学園都市第三位の名を冠する少女、御坂美琴。
傍らのアンチスキルを担ぎ、化物の触手を跳躍して交わす少女。
その少女を追撃しようとする触手に駆け寄り、蹴り飛ばす。
鈍い音がして触手が爆ぜ収縮する。
収縮した先の化物は既に高速道路から離れ、ゆっくりと移動を開始していた。
五条「…ククク…御坂美琴……お姉さまですね?」
呆然とした表情でこちらを見ていた少女がハッと我に返り、言葉を吐き出した。
美琴「ちょっと!誰よあんたッ!?あんたにお姉さまなんて呼ばれる筋あ……お姉さま?……」
五条「……オレの名前は五条…五条勝…風紀委員白井黒子の依頼にて参りました…」
再び至近を漂っていた触手の先端に目玉が生え、こちらに向かってくる。
視認しないままパチン、と指を鳴らすと土中より先の企鵝が舞い、触手を喰らい再び土中へと消えた。
五条「……オマエの、味方ですよ…クク…」
美琴「……信じて構わないのね?」
五条「ご随意に……ヒヒヒ……」
『お二人さんさぁ……』
やり取りを終えるのを見計らい、傍らで倒れていたアンチスキルの一人が口を開いた。
『ゆっくり自己紹介するのも良いと思うけど……あんまり時間が無いんじゃん?』
そう言って指されたその先へと視線を投げる。
研究所の様な建築物が目に入り思案していると、アンチスキルが言葉を続けた。
『あれが何だかわかるか……?原子力実験炉じゃん』
御坂「マジ!?」
五条「何と……」
『なにやってんのあの娘!』
もう一人、メガネをかけたアンチスキルが唐突に大声を上げた。
高速道路の傍らに目線ををやると、頭に花飾りをつけた少女が高速道路の非常階段をこちらへ向けて駆け上がっている。
再び至近を漂っていた触手の先端に目玉が生え、こちらに向かってくる。
視認しないままパチン、と指を鳴らすと土中より先の企鵝が舞い、触手を喰らい再び土中へと消えた。
五条「……オマエの、味方ですよ…クク…」
美琴「……信じて構わないのね?」
五条「ご随意に……ヒヒヒ……」
『お二人さんさぁ……』
やり取りを終えるのを見計らい、傍らで倒れていたアンチスキルの一人が口を開いた。
『ゆっくり自己紹介するのも良いと思うけど……あんまり時間が無いんじゃん?』
そう言って指されたその先へと視線を投げる。
研究所の様な建築物が目に入り思案していると、アンチスキルが言葉を続けた。
『あれが何だかわかるか……?原子力実験炉じゃん』
御坂「マジ!?」
五条「何と……」
『なにやってんのあの娘!』
もう一人、メガネをかけたアンチスキルが唐突に大声を上げた。
高速道路の傍らに目線ををやると、頭に花飾りをつけた少女が高速道路の非常階段をこちらへ向けて駆け上がっている。
>企鵝
これペンギンって読むのか
五条さんのおかげでまた一つかしこくなった
これペンギンって読むのか
五条さんのおかげでまた一つかしこくなった
『あの娘…木山の人質になっていた…この混乱で逃げ遅れてるじゃん』
美琴「違う」
右手首を前後に慣らしながら美琴が言葉を続ける。
美琴「初春さんはもう、人質でも逃げ遅れてるんでもない」
美琴「頼みがあるの」
--------------------------
ゆっくりと原子力実験炉へ向かう化物の脚部に漆黒の線が走り、千切れ飛ぶ。
甲高い叫び声と共にすぐに足が再生し、化物がゆっくりと背後を振り返る。
美琴「あんたの相手はこの私よ!」
実験炉へと続く荒野の上に第三位の少女の姿があった。
その少女へ向け、化物の頭部より光弾が放たれる。
すんでのところで光弾を回避し、化物を睨み付ける少女を目掛けて次の光弾の準備にかかる化物。
美琴「ったく……少しは人の話を……」
充填されていた光弾が、突然爆ぜた。
美琴「!?やばッ!」
爆ぜて拡散した光弾の一筋は、美琴とは関係の無い方角へと飛んでいく。
非常階段を駆け上る、花の髪飾りを着けた風紀委員の少女 初春飾利の下へと。
美琴「違う」
右手首を前後に慣らしながら美琴が言葉を続ける。
美琴「初春さんはもう、人質でも逃げ遅れてるんでもない」
美琴「頼みがあるの」
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ゆっくりと原子力実験炉へ向かう化物の脚部に漆黒の線が走り、千切れ飛ぶ。
甲高い叫び声と共にすぐに足が再生し、化物がゆっくりと背後を振り返る。
美琴「あんたの相手はこの私よ!」
実験炉へと続く荒野の上に第三位の少女の姿があった。
その少女へ向け、化物の頭部より光弾が放たれる。
すんでのところで光弾を回避し、化物を睨み付ける少女を目掛けて次の光弾の準備にかかる化物。
美琴「ったく……少しは人の話を……」
充填されていた光弾が、突然爆ぜた。
美琴「!?やばッ!」
爆ぜて拡散した光弾の一筋は、美琴とは関係の無い方角へと飛んでいく。
非常階段を駆け上る、花の髪飾りを着けた風紀委員の少女 初春飾利の下へと。
五条は黒子だろ
よけいなフラグをたてんな
いや、五条さんならやりかねん
よけいなフラグをたてんな
いや、五条さんならやりかねん
初春「……ッ!」
不意に目を向けた先で自身に向かってくる光線を目の当たりにし、初春は反射的に目を閉じた。
終わりだ。結局私は皆の役には立てなかった。
真っ黒になった視界の中で死を覚悟し、皆への謝罪を心の中で述べる。
……
初春(……?)
しかし、覚悟をしていた衝撃は、一向に初春を襲うことはなかった。
『……目を開きなさい、お嬢さん』
聞きなれない声に目を開くと、そこには"5"の文字が刻まれたサッカーウェアに身を包む、一人の男の背中があった。
初春「あなたh「話は後です」」
再び飛来する光線を、男が明後日の方向へと蹴り飛ばす、
五条「ククク……光線の類を蹴り飛ばすのは慣れてましてねぇ……」
唖然とする初春に向けて、男が言葉を続けた。
五条「さぁ!早く行きなさい!貴方には、貴方にしか出来ないことがあるはずでしょう!」
次々と飛来する光線を蹴り飛ばしながら男が叫んだ。
初春「……はいッ!」
初春の表情が引き締まり、階段を駆け上る足が速くなったのを確認すると、男は地を蹴り、先より肥大化した化物へと駆け出した。
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不意に目を向けた先で自身に向かってくる光線を目の当たりにし、初春は反射的に目を閉じた。
終わりだ。結局私は皆の役には立てなかった。
真っ黒になった視界の中で死を覚悟し、皆への謝罪を心の中で述べる。
……
初春(……?)
しかし、覚悟をしていた衝撃は、一向に初春を襲うことはなかった。
『……目を開きなさい、お嬢さん』
聞きなれない声に目を開くと、そこには"5"の文字が刻まれたサッカーウェアに身を包む、一人の男の背中があった。
初春「あなたh「話は後です」」
再び飛来する光線を、男が明後日の方向へと蹴り飛ばす、
五条「ククク……光線の類を蹴り飛ばすのは慣れてましてねぇ……」
唖然とする初春に向けて、男が言葉を続けた。
五条「さぁ!早く行きなさい!貴方には、貴方にしか出来ないことがあるはずでしょう!」
次々と飛来する光線を蹴り飛ばしながら男が叫んだ。
初春「……はいッ!」
初春の表情が引き締まり、階段を駆け上る足が速くなったのを確認すると、男は地を蹴り、先より肥大化した化物へと駆け出した。
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美琴「……ッ!」
一瞬の油断の隙に化物から伸びた触手に身体を絡みとられ、拘束される。
別の触手が攻撃を加えんと美琴に伸びた直前で、何処からか飛来したサッカーボールによって砕かれた。
そして再び飛来したボールが美琴を捕らえていた触手に直撃し、接続部が吹き飛ばされ御坂美琴は中空へと開放される。
足を下ろした地の傍らには、メガネをかけたサッカーウェアの男が立っていた。
美琴「助かったわッ!初春さんは!?」
五条「ククク……心配要りませんよ……」
美琴「そう……ッ!」
迫り来る触手から身を交わし、美琴が電撃を放つ。
電熱を受けて焼け爛れた化物の傷口へと、五条のボールが走る。
化物は一瞬悲鳴を上げたかと思うと、すぐにその傷口が塞がり、再度その触手を振り回して暴れ始めた。
五条「…ククク…自動再生ですか!?」
美琴「おかげ様で骨が折れるったらありゃしないわよッ!」
電撃が走り、ボールが肉を抉る。
砂鉄の刃が切り裂き、企鵝が啄ばむ。
幾度となく繰り返した二人の攻撃も化物はたちどころに再生し、次第に二人の表情に疲労の色が影を落とし始めた。
一瞬の油断の隙に化物から伸びた触手に身体を絡みとられ、拘束される。
別の触手が攻撃を加えんと美琴に伸びた直前で、何処からか飛来したサッカーボールによって砕かれた。
そして再び飛来したボールが美琴を捕らえていた触手に直撃し、接続部が吹き飛ばされ御坂美琴は中空へと開放される。
足を下ろした地の傍らには、メガネをかけたサッカーウェアの男が立っていた。
美琴「助かったわッ!初春さんは!?」
五条「ククク……心配要りませんよ……」
美琴「そう……ッ!」
迫り来る触手から身を交わし、美琴が電撃を放つ。
電熱を受けて焼け爛れた化物の傷口へと、五条のボールが走る。
化物は一瞬悲鳴を上げたかと思うと、すぐにその傷口が塞がり、再度その触手を振り回して暴れ始めた。
五条「…ククク…自動再生ですか!?」
美琴「おかげ様で骨が折れるったらありゃしないわよッ!」
電撃が走り、ボールが肉を抉る。
砂鉄の刃が切り裂き、企鵝が啄ばむ。
幾度となく繰り返した二人の攻撃も化物はたちどころに再生し、次第に二人の表情に疲労の色が影を落とし始めた。
美琴「はぁ……はぁ……時々飛んでる…あの…カワイイの…あんたの能力…?」
五条「ク…クク…いえ……あれは…ただの技術…です…よ…」
美琴「……そ…そう……後で……ゆっくり…見せなさい…よね……」
五条「…ヒヒ…構いません…よッ!」
ぜいぜいと肩で息をしながら、五条がサッカーボールを蹴り出す。
化物の肉が抉れ、再生される。
砂鉄の刃を振り回し、御坂が切りかかる。
化物の頭部が切り離され再生される。
五条(……これはマズイですね……)
と、突然あたり一面に高周波の音楽が響き渡った。
五条(……?何の音でしょうか?)
傍らで砂鉄の刃を振り回していた御坂が、しめた、という表情になり化物の腕を切り飛ばした。
五条(再生が…止まっている!?)
御坂「巻き込まれるわ…少し下がってッ!」
美琴の言葉に五条は慌てて化物と距離を置いた刹那
御坂「悪いわね……これで、ゲームオーバーよッ!」
幾重もの稲光が美琴から迸り、化物の身体に纏わり付く。
大きく叫びを上げた化物は、その身体を電熱により赤く染め地へと倒れ伏せた。
五条「ク…クク…いえ……あれは…ただの技術…です…よ…」
美琴「……そ…そう……後で……ゆっくり…見せなさい…よね……」
五条「…ヒヒ…構いません…よッ!」
ぜいぜいと肩で息をしながら、五条がサッカーボールを蹴り出す。
化物の肉が抉れ、再生される。
砂鉄の刃を振り回し、御坂が切りかかる。
化物の頭部が切り離され再生される。
五条(……これはマズイですね……)
と、突然あたり一面に高周波の音楽が響き渡った。
五条(……?何の音でしょうか?)
傍らで砂鉄の刃を振り回していた御坂が、しめた、という表情になり化物の腕を切り飛ばした。
五条(再生が…止まっている!?)
御坂「巻き込まれるわ…少し下がってッ!」
美琴の言葉に五条は慌てて化物と距離を置いた刹那
御坂「悪いわね……これで、ゲームオーバーよッ!」
幾重もの稲光が美琴から迸り、化物の身体に纏わり付く。
大きく叫びを上げた化物は、その身体を電熱により赤く染め地へと倒れ伏せた。
美琴「間一髪ってやつ…?」
ふう、と息を吐いた美琴が五条に視線を送り、”どや!”と言いたげな笑顔を作る。
(……ククク…なかなかに愛らし『気を抜くな!まだ終っていない!』
いつの間にか、美琴の傍らに立っていた白衣の女性が大声で叫んでいた。
五条「オマエは…?何故こんなところに…?」
『ネットワークの破壊には成功しても、あれはAIM拡散力場が生んだ一万人の思念の塊!普通の生物の常識は通用しない!』
ゆっくりと、化物が立ち上がる。
美琴「話が違うじゃない!だったらどうしろって!」
『核が!力場を固定させている核の様なものがどこかにあるはずだ!それを破壊すれば……!』
立ち上がった化物は、身体中に眼球を出し、再び進行を開始する。
五条「核……ですね?」
美琴と化物の間に割って入った五条が、言葉を発した。
--------------------------
ふう、と息を吐いた美琴が五条に視線を送り、”どや!”と言いたげな笑顔を作る。
(……ククク…なかなかに愛らし『気を抜くな!まだ終っていない!』
いつの間にか、美琴の傍らに立っていた白衣の女性が大声で叫んでいた。
五条「オマエは…?何故こんなところに…?」
『ネットワークの破壊には成功しても、あれはAIM拡散力場が生んだ一万人の思念の塊!普通の生物の常識は通用しない!』
ゆっくりと、化物が立ち上がる。
美琴「話が違うじゃない!だったらどうしろって!」
『核が!力場を固定させている核の様なものがどこかにあるはずだ!それを破壊すれば……!』
立ち上がった化物は、身体中に眼球を出し、再び進行を開始する。
五条「核……ですね?」
美琴と化物の間に割って入った五条が、言葉を発した。
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五条「……細かい事はよくわかりませんが……俺がアレを足止めして、核の場所を特定します……止めは、お任せしますよ…それから…」
美琴に背を向けたまま眼鏡を外し、言葉を続けた。
五条「……今より一時、決して、オレの目を見ないで下さいね……」
相手は、一万の人間の思念の塊。
両の眼に力を込め、その居並ぶ眼球たちを見据える。
眼窩の奥が激しく痛み始めるが、奥歯をガチりと食いしばり、化物を見据え続ける。
一歩、二歩と歩んだところで、化物はその足を止めた。
美琴「なッ!?あんた何してんの!?」
五条(通りましたかッ…!…続いてッ…見るッ…!)
五条「核の部位を特定します!お姉さまは出力を上げて全力の一撃をッ!」
美琴「誰がお姉さまよッ!」
視界にスコープ状の幻影が走り、化物の全身を透過し、査察する。
赤い表示で"CLEAR"の文字が走り、核の場所がまざまざと浮かび上がった。
背後でバチバチと空中放電の音を交えながら美琴が何かを呟いているのが耳に入ったが、全ての神経を視覚に集中している為、何を言っているのか理解する事が出来ない。
美琴に背を向けたまま眼鏡を外し、言葉を続けた。
五条「……今より一時、決して、オレの目を見ないで下さいね……」
相手は、一万の人間の思念の塊。
両の眼に力を込め、その居並ぶ眼球たちを見据える。
眼窩の奥が激しく痛み始めるが、奥歯をガチりと食いしばり、化物を見据え続ける。
一歩、二歩と歩んだところで、化物はその足を止めた。
美琴「なッ!?あんた何してんの!?」
五条(通りましたかッ…!…続いてッ…見るッ…!)
五条「核の部位を特定します!お姉さまは出力を上げて全力の一撃をッ!」
美琴「誰がお姉さまよッ!」
視界にスコープ状の幻影が走り、化物の全身を透過し、査察する。
赤い表示で"CLEAR"の文字が走り、核の場所がまざまざと浮かび上がった。
背後でバチバチと空中放電の音を交えながら美琴が何かを呟いているのが耳に入ったが、全ての神経を視覚に集中している為、何を言っているのか理解する事が出来ない。
五条さんがかっこよすぎてどうにかなっちゃいそう
がんばれ二人とも
がんばれ二人とも
頼もしすぎる
流石は五条さん……マジイカス
あと、関係ない話だけど
第3位の能力ってコイル(ポケモンの)と似てね?
流石は五条さん……マジイカス
あと、関係ない話だけど
第3位の能力ってコイル(ポケモンの)と似てね?
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