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    元スレ億泰「学園都市つってもよォ~」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 学園都市 + - とある科学の超電磁砲 + - エヴァ + - ジョジョ + - ジョジョの奇妙な冒険 + - バイオハザード + - バキ + - 休日はあいつの家でしっぽとり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 135 :

     

    152 = 122 :

    木山「さて…話はこれくらいでいいかな? 私も帰って研究の続きをしようと思うんだが」

    そう言って立ち上がる木山。

    黒子「えっ? あ、はい。お忙しい中ありがとうございましたですの」

    木山「なに。 私も楽しかったよ。 …昔を思い出した」

    そう言って淋しげな笑顔を浮かべると学園都市の夕暮れに消えていく木山春生。
    その後姿を眺めながらぽつりと初春が呟く。

    初春「なんだか…変わった感じの人でしたねー」

    御坂「そうねー。 美人なのに…なんていうかちょっと残念って感じの人。 ね? 黒子もそう思わない?」

    しかし、黒子がそれに返事を返すことはなかった。
    下唇を噛みながら何事かを考えている黒子。

    153 :

    猿回避支援

    155 = 122 :

    御坂「黒子?」

    黒子「…」

    初春「白井さん? どうしたんですか?」

    黒子「…なんだか嫌な予感がしますの」

    初春「予感…ですか?」

    そう問い返した初春だったが答えは返ってくることはなく。

    黒子「初春。 あなたはこのまま支部に直行。 連絡その他の中継をお願いしますの」

    ただテキパキとした指示が返ってきた。

    初春「え? ええ?」

    黒子「それじゃあ頼みましたわよ!」

    そう言って微かな音を立てて消える黒子。
    ビルの上、電柱の上へと瞬時にテレポートを繰り返しながら黒子は探す。

    今の黒子が目指すのは場所ではなく人だった。
    『彼女』の引きつった笑い顔には覚えがあった。
    その笑みを浮かべたのは他ならぬ幼い頃の自分。
    目の前に立ち塞がる巨大な壁に絶望したときにこぼれた自暴自棄な笑みと同じもの。


    黒子(思い違いならばそれでいいんですの… 佐天さん…貴方は今どこにいるんですの?)

    156 :

    この時点の美琴はまだ上条さんに惚れてなくて、性格も無神経だったはずだから美琴が普通すぎて違和感

    157 = 116 :

    猿さん
    こんな時間に連投しようとした俺がアレなんですね
    寝ます
    起きて残ってたら続き投下します
    落ちたらキッパッリ諦める!

    158 = 119 :

    落ちたら次は製作で頼む

    159 = 135 :

    おい諦めんな
    落ちてたらスレ立ててでもいいから続き書いてくれよ

    160 :

    おーえんしつる 保守

    162 = 111 :

    ほほほ

    163 :

    猿は00分から最低でも10回以上投稿しないと来ない
    つまり

    164 :

    もうねるぉ

    168 :

    171 :

    『保守』だどッ!!

    173 :

    保守!せずにはいられない!

    176 :

    やれやれだぜ

    177 :

    キミを保守しようじゃあないか。

    180 :

    それは『保守』

    181 :

    このラクガキを見て うしろをふり向いた時 おまえらは

    182 :

    このトンチキがっ!

    183 :

    今回も素晴らしい

    184 = 139 :

    ブラボー!

    185 = 183 :

    おおブラボー

    186 :

    このラクガキを見て
         うしろを振り向いたとき 
                    お前らは

    187 :

    彼女が出来る

    189 :

    >>155
    ■学園都市・裏通り

    佐天涙子はぼんやりと歩いていた。
    手の上で鈍く光る音楽プレーヤーの中にはレベルアッパーがインストールされている。
    しかし、今の佐天はそれを素直に試してみる気にはなれなかった。

    佐天(みんなが頑張ってるのにズルして能力を手に入れるのは悪いこと…そんなのわかってる)

    佐天(でもこれを聞いたら…力が手に入るかもしれない……レベルゼロじゃなくなるかもしれないんだ…)

    揺れる心のままフラフラと歩いていく佐天の足を止めたのは甲高い悲鳴と乱暴な音を立てる廃材だった。

    少年「痛っ! か、かんべんしてくれっー」

    不良B「あー? ガタガタうっせーなー!」

    不良C「10万ポッチでレベルアッパーが手に入ると思ったんかブタァ!」

    ほんの数十メートル向こうで地味な服装をした小太りの少年が殴られ、蹴られ、叩かれていた。
    小突き回しながら下品な笑い声をあげているのはスキルアウトとおぼしき不良ども。

    190 = 189 :

    佐天「…うわ最悪 なんだってこんなところに出くわすのよ…」

    ジャッジメントかアンチスキルに連絡をとろうとするも、運悪く携帯電話は電池切れ。

    佐天(……しょーがないよね。 相手はいかにもな三人組だし)

    足音を立てないようにこっそりと後ろに退がりながら自分に言い聞かせる。

    佐天(この間までランドセルを背負ってたあたしが。 レベルゼロのただの中学生が。 何とかできるわけないしね)

    曲がり角のところまで来てピタリと足が止まった。
    ここを駆け抜ければ何事も無く日常に戻ることができる。
    途中にあるアンチスキルの詰所に連絡をいれておけば、あの少年も酷いことにはならないだろう。
    だが、何故か佐天の足はそれ以上動こうとはしなかった。

    佐天(でも…でも…)

    191 = 183 :

    いらっしゃいましたか?

    192 = 189 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    「だってさ…こーんな不良がプリンパフェなんて可愛らしいもん食べてるだなんて…誰も想像しないじゃない?」
    「なぁ…オメーだって知ってるはずだぜぇ~? プリンはよ…あまくてよぉ…ウメェよなぁ?」
    「え?…う、うん。 そう…だけど?」
    「だったらよぉ~ …別にオレが好きでも何の問題もねぇーだろがよぉー?」
    「はぁ…もう好きにしなさいよ」

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    佐天の脳裏をよぎるのは最近知り合ったおかしな男。
    威圧的な外見に間延びした喋り方、甘いモノが大好きでケチ臭くて空気を読もうともしない失礼なヤツ。

    佐天(あんな『バカ』もいるんだし。 もしかしたら…もしかしたら話せば判ってくれるかもしれない…)

    気がつけば佐天は震えながらも来た道を引き返していた。
    哂いながら見知らぬ少年を嬲るスキルアウトたち。
    佐天涙子は精一杯の勇気を振り絞る。

    佐天「もっもうやめなさいよっ!」

    だがしかし。
    佐天の制止はまったくこれっぽっちも意味をなすことはなかった。

    194 = 189 :

    不良B「あー? なんだよ? 文句あんのか? コラァ!」

    ガッシャーン!

    怒声と共に蹴りあげられる立て掛けられた廃材が騒がしい音をあげる。

    佐天「ヒッ!」

    目の前でいとも容易く行われる破壊行動に肩がすくむ佐天。

    怯える佐天の顎を掴み品定めをするように眺めるチーマーのような格好をしたチンピラ。

    不良C「へ… そこそこいいツラしてるじゃん」

    その瞬間、自分が勘違いをしていたことに気づく佐天。
    あの男…虹村億泰と言葉を交わしすぎたのかもしれない。
    道いく通行人が避けて通っていくような格好をした億泰と口喧嘩できる自分はどこか特別だと思っていたのかもしれない。

    蛇に睨まれた蛙のように動くこともできない佐天の頭を乱暴に掴むオールバックの男。

    リーダー「はっ! 何の力もねえガキがゴチャゴチャ俺らに指図する権利があると思ってんのかぁ?」

    その理不尽な主張に怯えきった佐天が答えられるはずもない。
    そのとき、第三者の静かな声が響いた。

    197 = 189 :

    「力があれば指図できるのということですわね? ならばわたくしが貴方達に指図しますわ。 彼女をお離しなさい」

    聞き覚えのあるその声。
    カラカラになった喉で佐天はその声の主の名を呟いた。

    佐天「…し、白井…さん」

    不良B「んっだテメエ!」

    黒子「ジャッジメントですの!」

    腕章を見せるようにポーズをとった黒子に飛びかかっていく男たち。

    不良B「うっせーよバーカ!」

    不良C「その高慢ちきなツラをボッコボコにしてやらぁ!」

    黒子「…あなたがたのようなクズは、抵抗してくれたほうがいいですわね」

    襟首を掴まれながらも余裕たっぷりでそう呟き、次の瞬間には姿をかき消えていた。

    不良C「なっ?」

    驚くスキルアウトの頭上から声が降ってきた。

    黒子「こうやって思い切りブチのめせるのですから」

    不良たちの背後に跳び、あっという間に二人のスキルアウトを叩きのめす黒子。

    198 = 189 :

    リーダー「カカカカッ おもしれー能力だな」

    悶絶して地に伏せる仲間を見て、男は笑っていた。

    黒子「…他人事のようにおっしゃいますけど…次は貴方の番ですのよ?」

    そう淡々と告げる黒子。
    数瞬の睨みあいの後、相手の方に一歩足を踏み出したのはリーダー格のスキルアウトだった。

    リーダー「俺達はよ てめえらウザってージャッジメントをいっつもギタギタにしてやりてーって思ってたんだぜ?」

    その言葉と共に黒子に飛びかかる。
    その手にはいつの間にか取り出した大きな折り畳みナイフがあった。

    黒子(言葉が通じない相手のようですし…肩にでも金属矢を打ち込ませて戦意を撃ちこ)

    ドカッッ!

    黒子「ギッ!?」

    199 = 189 :

    男の蹴りが脇腹に直撃し、苦痛の声をあげる白井黒子。
    放たれた金属の矢がカランと後方で小さな音をたて、壁に突き刺さる。

    黒子(そんなっ!? この距離で座標指定をしくじる? おかしいですの!)

    リーダー「おい なーに余所見してんだぁ?」

    黒子(来たっ! まず…鞄でガードしてこの違和感を確かめなくてはっ!)

    蹴りあげられる進行上に鞄を用意し、目を凝らす黒子。
    だが身を守るために盾として用いた鞄はなんの意味も持たなかった。

    黒子「がっ!?」

    男の蹴りはまるで鞄をすり抜けるように黒子の脇腹に直撃。
    吹き飛ばされた黒子はガラスを突き破り廃ビルの中で脇腹の痛みに顔をしかめる。

    佐天「白井さんっっ!!」

    派手に吹き飛んだ黒子が心配になり大声をあげる佐天。

    200 :

    最初ステタイが学園都市線にしか見えなかった


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