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    元スレ唯「う、憂がなんか別の人になっちゃった!」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - けいおん! + - ぼっち + - アムロ + - シリアス + - ホラー + - 仮面ライダー + - 奈々 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 45 :

    「一体どういう事なんですか?」

    「わかんない…」

    「うーん。まずは学校での憂ちゃんの様子を教えてくれないかな」

    「えっと、まず梓に言われてたので注意して見てたんですが今日は特に…」

    「なんだ…」

    「でも昨日なんですが、憂は常に相手の様子を見てから答えるというか…ワンテンポ開けて…」

    「…」

    「あっ…それ…憂は朝もそんな感じだった!朝ご飯作るのも学校行くの知らなかったみたいに」

    「あっ、そうです!こっちの出方を伺って話を無理に合わせてるみたいな!」

    「合わせてる…」

    「何をするにも周りを見てそれを真似している、みたいなそんな感じです」

    「…ま、まさか本当に憂ちゃんは」ゾゾッ

    52 = 45 :

    ― 職員室

    さわ子「え?憂ちゃんの様子?」

    「はい。なんか具合悪そうだったとかそういうのは…」

    さわ子「えーと…2の1は3時間目ね…」

    「…」ゴクッ


    さわ子「まー、特に思い当たらないわね」

    「そうですか…」

    「ありがとうございました」

    「失礼しました」



    「どうでした!?」タタッ


    さわ子(…あれ?あの三人ってどういう組み合わせかしら?)

    53 = 45 :

    ― 廊下

    「さわちゃんやっぱり空振りだったね~」

    「やっぱり教科担任くらいじゃダメだな」

    「私が見てても今日は違和感なかったですから…」


    「とにかく…普段どおりに振舞おう。逆に私達がおかしいってことになったらマズイし」

    「うん!」

    「はいっ!」

    「気づいたことがあったらお互いこまめに連絡を取り合おう」

    「じゃあ私、行きます!」タタッ

    54 = 45 :


    「これからどうしよう澪ちゃん?」

    「とりあえず普段どおりにしないとかえって不自然になるからな…部室に行こう」

    「う、うん」

    (…何が起きてるんだろう)


    ………

    55 = 45 :

    ― 部室


    「できた!」

    「その花なんて名前なんだ?」

    「サンザシっていうの。ハーブの一種よ」

    「へぇー」

    (…ぶら下げてドライフラワーでも作るのか)


    「そして、今日はヨモギ茶にしてみました」カチャ

    「ヨモギ茶?」

    「しかも特別製よ~」

    「珍しいな…」

    56 = 45 :

    「いただきまーす」ズッ

    「げっ!」ガターン

    「げぇぇぇっ」ダダッ

    ブパッ ジャーッ

    「ふへぇぇぇ!」


    「…」ススッ


    「ぇ!」

    「よ、よもぎ餅の味がする…」


    「りっちゃんにはあんまり美味しくないの?」ススッ

    57 = 45 :

    ガチャ

    「あれ?どうしたんですか?」

    「梓これ飲んでみろよ!」

    「え?なんですこれ?」ススッ


    「ぎゃあ!」ブバッ

    「うわ!」



    「ちなみにケーキはこしょうとにんにくのパウンドケーキよ」

    「にんにく?」

    「はいりっちゃん」カチャ

    58 = 45 :

    「え?ううっ」パク

    「ぎゃああああああああああああ」ガッタッターン

    「…」


    「あずにゃんあーん」

    「あ…唯センp」パク

    「ぎゃああああああああ」ガターン


    「え?あずにゃん!?」


    (どういう反応だよ…)

    59 = 45 :

    ― トイレ


    「ふぅ…」

    「やっぱり誰も覚えてなかったみたいだね…」

    「綺麗さっぱり忘れてたな…」


    ジャバババババ― キィッ


    「澪ちゃーん。先に出てていいよ」

    「あ、じゃあ廊下で待ってる」



    「ねぇ澪ちゃん」

    60 :

    61 = 45 :

    「む、ムギ!?」

    「話があるの…」

    「は、話って!?」


    「ねぇ、りっちゃん達おかしいよね?」

    「え?」

    「私見たの…」

    「何を?」

    「憂ちゃんがりっちゃんと話してたところ…」

    「いつ?」

    「昨日の夜よ」

    「何を話してたんだ?」

    「車で通りがけに見ただけだから…」

    62 = 45 :

    「でもその後気になってりっちゃんに電話したの」

    「そしたら『なに言ってんだよムギ~。私はずっと家にいたぜ』って…」

    「憂ちゃんの話を聞いたあとだっただけに気味が悪くて…」

    「…!」


    「だからさっき聞かれたときは黙ってたの…」

    「そうだったのか…」

    「あの様子だと梓ちゃんも」


    「じゃあ、私にも何かあったら連絡ちょうだい」

    「ああ」

    「先に戻ってるね。りっちゃん達に感づかれないように」

    ジャーッ

    64 = 45 :


    タッタッタッ

    「あ、ムギちゃん…?」

    「ムギは大丈夫だ」

    「ほんと!?」

    「だけどいつも通りにするんだぞ」

    「うん…」

    65 = 45 :

    ― 帰り道

    「いいか。もう憂ちゃんは何を仕掛けてくるかわからないぞ」

    「うん」

    「不用意に変なもの食べたり、出かけたりするなよ。

    あとこまめに連絡を誰かに取ること。だけど間違っても和や律はやめろ」

    「おぉ…和ちゃん…」

    66 = 45 :

    「もちろん梓もダメだからな。取ってもムギか私、あとは純ちゃんだ。

    憂ちゃんはありとあらゆることに長けてる。油断したらだめだぞ」

    「あずにゃんが…」

    「…」ギュッ

    「!?」


    「み、澪ちゃん…?」


    「な…なんか急に抱きつきたくなった」バッ

    「あはは。また明日。澪ちゃん」

    67 = 45 :

    ― 平沢家

    「…」


    ガチャ

    「…」キョロキョロ

    タッタッタッ

    「あ、おかえりお姉ちゃん。遅かったね」

    「あ、う、うん」


    「ご飯できてるよ」

    68 = 45 :

    ……

    「…」モグモグ

    (どうしよう…毒とか入ってないよね…?)

    「おいしい?今日のはちょっとひと手間かけてみたんだよ」

    「あ、そ、そうなんだ~」モグモグ

    「…」モグモグ

    「あ~…おいしいよー」モグモグ

    「そうでしょ?だってひと手間かかってるもん」

    69 :

    ふむ

    70 = 45 :

    「うん…おいしいね…」ボーッ

    モグモグモグモグ

    「おいし…」ボェーッ


    「…」


    「」


    ピリリリリリ ピリリリリリ

    「あー。でんわー…」ガタッ

    「あっ…!」

    71 :

    追いついた
    何これゾクゾクする
    死園

    72 = 45 :

    ピリリリリ ピッ

    『あ、唯!大丈夫か』

    「だいじょうだよぉ~」


    『!?』

    「あーみおちゃーん。いまごはんたべてるからまたあとで―」

    『切るな!』


    「えー?」


    「お姉ちゃん。ご飯食べてる時は電話しないの」バッ

    ピッ

    「あー…。ういーごめーん」

    プツッ ツーツーツーツーツーツー……

    「あっ!」

    73 = 45 :

    プツッ ツーツーツーツーツーツー……

    「あっ!」


    「唯!」バッ



    「あら?どこいくの?」

    「ちょっと出かけてくる!」バタン


    ………

    「はぁ…はぁ…っ…く…」

    (間に合え…間に合ってくれ…)

    タッ タッ タッ …

    74 = 45 :

    ― 平沢家

    「…ぁ…ぅぃ…」

    「お姉ちゃん。おやすみ…」ニコッ


    ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!

    「あ?」


    ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!

    「…」

    ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!

    「…」

    ガチャ

    「おい!唯は!?」

    「え?いきなりどうしたんですか?」

    76 = 45 :

    「唯に会いたいんだけど」

    「お姉ちゃんですか?どうぞ上がってください」スッ


    「…」

    (どうする…どうすればいいんだ…今上がったら…殺される?)

    (唯…)

    「どうしたんですか?お姉ちゃんに会いに来たんじゃないん―」

    77 = 45 :

    「あぁ~。みおちゃーん」

    「お、お姉ちゃん!?」


    「あ、ああ…唯」

    「…んっ?みおちゃんどうしたの?」

    (…様子が変だ…)

    「じゃあ、ちょっと上がらせてもらうよ」

    「どうぞ」

    「あ~みおちゃーん。あのね。いまういが―」

    「!」

    「今お茶出しますから」ダッ

    「!」

    「唯!ちょっと部屋行こうぜ!」ガシッ

    「おーぅ?」

    78 :

    これは気になる

    79 = 45 :

    ― 唯の部屋

    「えへへっ…みおちゃーん」ヒシッ

    「おい!しっかりしろ!」

    パッチーン

    「へべっ!?」ドサッ

    「みみみみ澪ちゃん!?」

    「大丈夫か唯!?」

    「あ…わ、う、憂の作ったご飯食べたら変な気持ちになって…」

    「だろうな」

    80 = 45 :

    ピッ ピピピッ

    「あ、ムギか?」

    『どうしたの?なんかあった?』

    「憂ちゃんが行動に出た。唯に一服盛ったらしい」

    「うぅ…」

    『え!?ど、どうしよう!わ、私今行くね!』

    「いや、待ってくれ。まだ感づいているのは私だけと思わせる」

    『でも』

    ギッ…ギッ…ギッ…

    「…憂が来たよ!」

    「あとで!」ピッ

    81 = 71 :

    怖ええええええ
    支援

    82 = 45 :

    ガチャ

    「お茶ですよ」

    「…ああ、ありがとう」

    「急にどうしたんですか?」

    「…ちょっと唯と話したくてね」

    「…」ガクガクガク

    「そうですか」ニコッ

    バタン!

    「…」

    「も…もう家にいたくないよぉ…」


    (なんとかならないのか…?)

    「あ」

    「え?」

    83 = 45 :

    ……

    「という訳で、唯に数学を教えるので連れていきます。お泊りで」

    「そうですか…お姉ちゃん。歯ブラシと明日の教科書持った?」

    「だ、大丈夫」


    「じゃあ!」ポエッ

    「い、行ってきます」

    「いってらっしゃい」

    バタン!


    「…」

    84 = 78 :

    憂がこのままで終わるわけが無い

    85 = 71 :

    中身が変わって行くとか・・・
    怖い

    87 = 45 :

    ― 夜道


    「どうしてこうなっちゃんだろう…私が憂にアイスなんか買いに行かせたから…」

    「そういえばアイスを買いに行ったんだっけ。憂ちゃん」

    「うん。なんでかハーゲーダッシュ食べたくなって、そしたら憂が買いに行くって」

    「うん」

    「帰ってきた憂は…なんか憂のカッコした別の…宇宙人とかみたいな」

    「境はアイス買いに行った後からか…」

    「うん…多分」

    「どこのコンビニだったとか…通り道に何かあるとか…わからないかな…?」


    「そもそもあれはホントに憂ちゃんなのか…?」

    88 = 45 :

    ― 澪の部屋

    「おかえり澪ちゃん、唯ちゃん」

    「む、ムギ!?」

    「さすがに居ても立ってもいられないもの…」

    「とりあえず今日のところは唯を憂ちゃんから引き離せたが…」

    「この手は何度も使えないね…」

    「うう…」


    ……

    89 = 45 :

    「私達がどう動けばいいのかわからないのは問題だな…」

    「こんな話誰も信じてくれないし…」

    「そもそも憂ちゃんが本物かどうかもわからない訳よね…」

    「まぁな…」

    「そこでDNA鑑定よ」

    「鑑定?」

    「それで憂ちゃんが本物かどうか判断できればもっと手は打ちやすいわ」

    「…む、ムギちゃん。やろう!」

    90 = 45 :

    「唯ちゃん。検体採取するときに担当者が勝手に家に入ってもいい?」

    「も、もちろん!」

    「ごめんね。憂ちゃんから取れるのは期待できないから…」

    「結果出るはどのくらいだろ?」

    「うん。昼ぐらいには出せるようにする」

    「あと、明日で誰が敵で誰が味方かはっきりさせよう。

    今の状態じゃお互い信用できない…」

    「うん…」

    92 = 60 :

    「わははははは!わははははは!」

    93 = 45 :

    ― 朝・澪の部屋


    「…おはよう唯」

    「澪ちゃん…おはよう…」

    「寝れなかったな…」

    「うん…」


    「朝ご飯できてるわよ~」

    94 = 45 :

    ― 通学路

    「ムギが結果を持ってくるのは今日の昼だっけ…」

    「おーっおはよう諸君!」

    「!」

    「!」

    「どうしたんだよこんな所で!?澪の家にでも泊まってたのか?」

    「あ、ああ。唯に勉強教えてたんだよ」

    「えー、私も誘ってくれよぉ!冷たいぞ澪!」

    「…あ、ああ。ちょっと急だったから」

    95 = 71 :

    このジワジワくるのが怖い

    96 = 45 :

    ……

    「あら。みんなおはよう」

    「みなさんおはようございます。お姉ちゃん、おはよう!」

    「おーす!」

    「お、おはよ…」

    「…おはよう」

    97 = 45 :

    ― 教室


    「おはよう!」

    「ムギちゃんおはよー」

    「ムギおはよー」

    「おはよう」



    「おはようムギ」

    「澪ちゃん」スッ

    「これから検体採取らしいわ…」ボソ

    「そうか…」


    「憂…」

    「お昼にははっきりするわ…唯ちゃん。もう少し…もう少し待って」

    98 = 45 :

    ― 昼休み・2の1

    「…無事ですか唯先輩?」

    「うん…」

    「純ちゃんも元気そうで何より…」

    「…憂がどんどん馴染んでます。一昨日の違和感なんてもう欠片も…」ボソボソ

    「今、ムギにDNA鑑定させてる」ボソッ

    「えっ?」

    「それで全てがはっきりするといいんだが…」

    99 = 45 :

    ― 教室

    「あ、純ちゃんどうだった?」

    「いや…特に何もないそうだ」

    「…」

    「ところでDNA鑑定の結果が出たわ。あの憂ちゃん、本人だそうよ…」

    「まさか…」

    「うそ…」

    「に、二重人格とか?それとも私達がおかしいのか…?」

    「まさか…」

    「…あれ?」


    「どうしたの?」

    「あ…うん…なんでもない…」

    (なんか今思い出せそうだったんだけどな…)

    100 :

    さるよけ


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