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元スレ禁書「おなかへったんd「やかましいうっとおしいぞこのガキッ!」
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>>268
だがそれがいい
だがそれがいい
天草式の力借りて、スーパーイノケンティウス召喚して、「こーゆールーンの使い方は僕にはできそうにない」的なこと言ってたけど、きっちり教えてもらってマスターしろよって思った
>>281
デカすぎる胃袋がはじけ飛んで正常な食生活になる
デカすぎる胃袋がはじけ飛んで正常な食生活になる
>>281
美味しさのあまり厨房に突入して掃除エンド
美味しさのあまり厨房に突入して掃除エンド
―瑞穂機構病院・研究室―
助手「主任ー? 木山主任ー?」
木山「あぁ。 私ならここだ。 精査のデータならそこに置いといてくれないか」
助手「いえ、そうではなくて…木山主任宛に外線からお電話が入っています」
木山「私宛に? 外線から電話? 珍しいな。」
助手「空条様と仰ってましたが… お断りしますか?」
木山「空…条? 最近どこかで見たような… あぁ断らなくてもいい、出よう」
木山『お待たせした。 私が木山だ』
承『空条承太郎という。 突然の電話ですまないが、幾つか聞きたいことがあって電話をさせてもらった』
木山『それはまぁ別に構わないが…その前に聞いてもいいか?』
承『なんだ?』
木山『空条承太郎…人違いだったらすまない。 つい先日、論文で博士号を取得した空条承太郎か?』
助手「主任ー? 木山主任ー?」
木山「あぁ。 私ならここだ。 精査のデータならそこに置いといてくれないか」
助手「いえ、そうではなくて…木山主任宛に外線からお電話が入っています」
木山「私宛に? 外線から電話? 珍しいな。」
助手「空条様と仰ってましたが… お断りしますか?」
木山「空…条? 最近どこかで見たような… あぁ断らなくてもいい、出よう」
木山『お待たせした。 私が木山だ』
承『空条承太郎という。 突然の電話ですまないが、幾つか聞きたいことがあって電話をさせてもらった』
木山『それはまぁ別に構わないが…その前に聞いてもいいか?』
承『なんだ?』
木山『空条承太郎…人違いだったらすまない。 つい先日、論文で博士号を取得した空条承太郎か?』
承『…そのとおりだが、何故それを知っている? 俺とあんたの研究分野は随分と違っているはずだが?』
木山『なに、趣味のようなものでね。 生物・医療関係の論文にはひととおり目を通すようにしているんだ』
木山『海洋生物の中でも極めて高い再生能力をもつヒトデ。 それを医療に活用できる可能性を提示した君の論文はとても興味深かった』
木山『特に低用量性のショックを和らげる物質をヒトデから精製するといったくだりは特に…』
承『話の途中で悪いが先にこちらの話をすませたいのだが』
木山『アレ? …あーすまない。 脱線してしまったな…いったい私にどんな用で連絡を?』
承『幼少期から継続的に大脳皮質に蓄積された記憶に関することだ…』
木山『なに、趣味のようなものでね。 生物・医療関係の論文にはひととおり目を通すようにしているんだ』
木山『海洋生物の中でも極めて高い再生能力をもつヒトデ。 それを医療に活用できる可能性を提示した君の論文はとても興味深かった』
木山『特に低用量性のショックを和らげる物質をヒトデから精製するといったくだりは特に…』
承『話の途中で悪いが先にこちらの話をすませたいのだが』
木山『アレ? …あーすまない。 脱線してしまったな…いったい私にどんな用で連絡を?』
承『幼少期から継続的に大脳皮質に蓄積された記憶に関することだ…』
承『…と、まぁこういうわけだ。 ふざけているように聞こえるかもしれないが、専門家の意見を聞きたくてな』
木山『ふむ、だいたいの事情は理解した。 個人的な意見を言わせてもらう』
承『頼む』
木山『まず…脳が忘却という機構を失う、つまり完全記憶という状況になったとして』
木山『人間の脳の容量はそれら全てを簡単に収めることができるほど巨大だ』
木山『大脳辺縁系や脳幹にまで記憶を埋めこむようなことも不可能だ。 よって記憶を削るといった処置は通常考えられない』
・・
承『…待て、通常だと?』
・・
木山『ああ、これは常人に限っての話だ』
承『どういうことだ?』
木山『君の話に出てきた子供は悪意に満ちた記憶を多数保持した完全記憶能力者だったな』
承『あぁ』
木山『その場合に限って言えばだが…記憶、特にエピソード記憶を意図的に削るといった処置は乱暴だが人道的であるともいえる』
木山『ふむ、だいたいの事情は理解した。 個人的な意見を言わせてもらう』
承『頼む』
木山『まず…脳が忘却という機構を失う、つまり完全記憶という状況になったとして』
木山『人間の脳の容量はそれら全てを簡単に収めることができるほど巨大だ』
木山『大脳辺縁系や脳幹にまで記憶を埋めこむようなことも不可能だ。 よって記憶を削るといった処置は通常考えられない』
・・
承『…待て、通常だと?』
・・
木山『ああ、これは常人に限っての話だ』
承『どういうことだ?』
木山『君の話に出てきた子供は悪意に満ちた記憶を多数保持した完全記憶能力者だったな』
承『あぁ』
木山『その場合に限って言えばだが…記憶、特にエピソード記憶を意図的に削るといった処置は乱暴だが人道的であるともいえる』
承『…詳しく頼む』
木山『あー…これはあくまでも私の推測の域を出ないのだが』
承『構わない』
木山『まず…完全記憶能力とは逆に言えば忘却をすることができないということでもある』
承『確かにそうだろうな』
木山『それはある意味で致命的な欠陥とも言えるのだ』
承『どういうことだ?』
木山『人間の精神は脆いからだ。 幼いうちから悪意に満ちた記憶を大量に刷り込まれているのならば程度の差はあれど人格が崩壊していてもおかしくない』
承『…そこまで酷い状況には見えないぜ』
木山『その子供が今そういった状況にあるのも記憶を意図的に削ったからなのではないか私は推測する』
承『…』
木山『あー…これはあくまでも私の推測の域を出ないのだが』
承『構わない』
木山『まず…完全記憶能力とは逆に言えば忘却をすることができないということでもある』
承『確かにそうだろうな』
木山『それはある意味で致命的な欠陥とも言えるのだ』
承『どういうことだ?』
木山『人間の精神は脆いからだ。 幼いうちから悪意に満ちた記憶を大量に刷り込まれているのならば程度の差はあれど人格が崩壊していてもおかしくない』
承『…そこまで酷い状況には見えないぜ』
木山『その子供が今そういった状況にあるのも記憶を意図的に削ったからなのではないか私は推測する』
承『…』
木山『元来、記憶というものは感覚記憶から短期記憶、短期記憶から長期記憶へと順に転送され格納されていく』
木山『この三つの記憶モデルの中でも脳波に大きく影響を与えるのは感覚記憶と短期記憶の二つだ』
承『…感情や五感、感情といったメンタルな部分か?』
木山『そのとおりだ。 刺激が高い情報を強制的に記憶に刷り込んでいけば精神は摩耗していく。 それを放置していれば思考能力の閉鎖や自我の崩壊につながっていただろう』
承『大量に流入してきた情報による精神の摩耗を防ぐために定期的に記憶を消去していたと?』
木山『そうだ。 記憶を消すことによって精神の安定を保っていたという可能性もあるということだ』
承『…なるほどな』
木山『以上、ここまでが私の推測だ。 あくまでも仮定の話だということを忘れないでくれ』
承『いや、充分だ。 おかげでどうすればいいのかの目星がついた』
木山『この三つの記憶モデルの中でも脳波に大きく影響を与えるのは感覚記憶と短期記憶の二つだ』
承『…感情や五感、感情といったメンタルな部分か?』
木山『そのとおりだ。 刺激が高い情報を強制的に記憶に刷り込んでいけば精神は摩耗していく。 それを放置していれば思考能力の閉鎖や自我の崩壊につながっていただろう』
承『大量に流入してきた情報による精神の摩耗を防ぐために定期的に記憶を消去していたと?』
木山『そうだ。 記憶を消すことによって精神の安定を保っていたという可能性もあるということだ』
承『…なるほどな』
木山『以上、ここまでが私の推測だ。 あくまでも仮定の話だということを忘れないでくれ』
承『いや、充分だ。 おかげでどうすればいいのかの目星がついた』
承『長々とすまなかったな。 あんたに意見を聞いたのは正解だったようだ』
木山『礼はいらない。 私もここまで他人と長話をしたのも久しぶりだ。 いいリハビリになった。 あ、そういえば』
承『なんだ?』
木山『ひとつ聞き忘れたことがあった…子供は好きか?』
承『……嫌いだな。 騒がしいしうっとおしい。 まったくいい迷惑だ』
木山『根拠もなく人を信用するところも…か?』
承『……あぁ…そうだな』
木山『フフ…同感だ』
承『…この件が片付き次第また連絡をさせてもらう』
木山『あぁ。 楽しみにしているよ』
木山『礼はいらない。 私もここまで他人と長話をしたのも久しぶりだ。 いいリハビリになった。 あ、そういえば』
承『なんだ?』
木山『ひとつ聞き忘れたことがあった…子供は好きか?』
承『……嫌いだな。 騒がしいしうっとおしい。 まったくいい迷惑だ』
木山『根拠もなく人を信用するところも…か?』
承『……あぁ…そうだな』
木山『フフ…同感だ』
承『…この件が片付き次第また連絡をさせてもらう』
木山『あぁ。 楽しみにしているよ』
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