元スレ木山「わ、私と、と、友達になってくれないか?」上条「友達?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
52 :
えっ?
53 = 31 :
木山「だ、駄目なのか?」
上条(えっ? 今、何て言ったの? 友達になりたい? いやいや、あんだけ怒ってたんだからもっと重要な事のはずだ。
きっと俺の聞き違いだな! うん! きっとそう!)
上条「あのー、すいません。よく聞こえなかったので、もう一度言っていただいてもよろしいでしょうか?」
木山「き、聞こえてなかったのか…しょ、しょうがない…わ、私と友達になって下さい!!」
上条「えっ?」
木山「えっ?」
54 = 31 :
上条「えっ? と、友達!?」
木山「そ、そうだが…駄目なのか?」
上条「い、いや…別にいいですけど…なんで急に?」
木山「そ、それは…」
56 :
おい
57 :
木原かと思って期待したのに
58 = 31 :
木山春生は恋愛をした事が無かった。元々、人間関係にあまり興味を持っていなかったというのもあるが、
男性との関わりがあまりにも少なかったのだ。しかし、今は恋をしている…目の前にいる高校生の少年に。
特別、何かされたわけでもない。ただ、ちょっと親切にされただけ…ただそれだけなのに恋愛感情を持たされてしまった。
恐らくこの少年には、どこか人を魅了する何かを持っているのだろう。
そして、何故、木山春生が友達になりたいなんて言ったのかというと、初めに言った通り木山春生には恋愛をした経験が無いのだ。
とりあえず見つけたものはいいものの、何をしていいのかなどさっぱりわからない。しかし、何もせずに別れるわけにはいかない。
何とかして交流の糸を付けようと必死になって自分の記憶を絞りだすと、ある事を思い出した。
それは自分が昔たまたま見た恋愛ドラマの中で「恋人になるには、まず友達から」なんていう言葉があったのを思い出して、「友達になろう」なんて言ってしまったのである。
木山「え、えっと、ほ、ほら君にはお礼があるじゃないか!」
上条「…それは友達とは関係ないんじゃ」
そう言い切る前に木山春生は言った。
木山「そ、そうだ! で、電話番号! 電話番号を交換しよう! なっ! なっ!」
59 = 31 :
大丈夫かこれ…ちゃんとSSとして成立しているのか?
60 :
木山先生が愛おしいから問題ない
61 :
てんてーかわいい
62 = 31 :
木山春生は上条当麻の返答も聞かずにポケットから出ていた携帯電話を素早く抜き取り、自分の携帯の電話番号と赤外線で交換した。
上条当麻はあまりの素早さにただ呆然と眺める事しかできなかった。
木山「そ、それじゃあ、で、電話してくるんだぞ!!」
そう言うと、顔を真っ赤にしながら急ぎ足で帰って行った。木山春生としてもこれ以上の事はできなかったんだろう。
上条「…何これ」
初春(それは私のセリフです…)
・・・・・・
63 :
ツンデレのような別の何かだ
てんてーかわいい
64 :
よかったじゃまいか
金持ちで年上の教師なんて上条さんの理想だろ
65 = 56 :
脱ぎ女かわいい
66 :
なにこれおもしろい
支援
70 :
まだかね
71 :
待ってるよ
72 :
1時間かけてもいいから1レスにもっとたくさん書け
73 :
さてさてどうなって行くのか、楽しみだ
74 = 31 :
その日の夜
上条当麻は悩んでいた…電話をするべきなのかを…木山春生の事は嫌いではないが、
別に自分から電話を掛けてまで話しをしたいとも思わないし、仮に電話を掛けたとしてもはたして何を話していいのかも皆目見当がつかない。
向こうから電話をしてくれれば対処できるのだが、「電話をしてこい!!」なんて言われたらこちらから掛けるしかないだろう。
上条当麻の検討はもう少しだけ続いた…
・・・・・・
その少し前
木山春生はまだかまだかと部屋の中を電話片手にうろつき回っていた。
「あれだけ言ったのに!!」「何で電話してこないんだ!!」と少し自己中心的な事を思いつつ上条当麻からの電話を待っていた。
木山春生はあの時、精一杯の勇気の勇気を振り絞って言った…まるで初めて告白する女子のように…だから、こんな考えになってしまうのかもしれない。
木山(そ、そうだっ! で、電話が掛ってきた時に話す内容を決めておこう)
今の木山春生の中には電話が掛ってくる事が前提で考えているが、はたして…
・・・・・・
76 = 31 :
何であれだけの間が空いてたって?
寝てたんだよ。
本当にすいませんでした。orz
77 :
そんなことはどうでもいい、書く作業にもどるんだ
78 = 36 :
完結までしっかり書いてくれれば、何ら問題無し
79 :
とっとと太郎
80 :
いいぜぶち殺す
81 :
じっくり見るよ
82 :
無駄な文章多すぎ
83 :
禁書ss久しぶりに見たらいいものをみつけた
84 = 31 :
その後、待てば待てばでいるけども、一向に電話が掛ってくる気配がない。
さっきの気持はどこへ消えたのだろうか、今の木山春生はただ呆然とし、意気消沈している。
「なんで電話が掛ってこないのだろう…」そう思う顔は哀愁に満ちていた。
木山(もしかして…私は彼に嫌われているのだろうか…)
上条当麻の事になると感情の起伏が激しくなる。いつもの知的で冷静な木山春生の姿はどこにも見られない。
というか、自分から電話を掛けるという選択肢は無いのだろうか、しかし、このような判断ができないのも、ある意味で上条当麻のせいだと言えるかもしれない。
木山「はぁ…」
・・・・・・
85 = 70 :
続きを
86 = 31 :
その頃、上条当麻の中で一つの決心がついた。
上条「くよくよ悩んでてもしかたないよな! よし! 電話しよう!」
そう電話をする決心がついたのである。
上条(電話してこいって言ってたしな、まぁ、大丈夫だろ)
prrrrr
・・・・・・
88 = 31 :
その頃、木山春生の顔はすっかり憔悴していた。別に振られたわけでもないし、嫌われたわけでもない。
ただ、電話が掛ってこないというだけ。しかし、木山春生にとってはそれだけの事がとても大きな事なのだ。
木山「…今日はもう寝るか」
時間は夜の12時。さすがにこの時間に電話は掛ってこないだろうと思い、今日はもう寝ようとした。
それに、今になって数日間の疲労がどっと出てきて、今は凄く眠たい状況である。
しかし、その数日間の疲労すらを吹き飛ばす出来事が起きた。
prrrrr
・・・・・・
92 = 31 :
殆ど何も設定していない携帯電話の着信音が部屋に鳴り響く。部屋を暗くしていざベッドに入ろうかという瞬間の出来事だった。
脳細胞が活性化していくが如く木山春生の眠気さは吹き飛び、すぐさま携帯電話を手に取り、表示されている名前を見た。そこには…
ー上条 当麻ー
と書かれていた。その文字を見た瞬間に一気に心拍数が急上昇し、体中が歓喜で震えていた。
その震える手で携帯電話の通話ボタンを押した。
ピッ
木山「は、はい」
93 :
かわいいな、おい
94 = 80 :
テンション低めの見た目で
なんだかおたおたしている木山せんせーとか
かわいい
95 :
シューボクシャントウジョウでしゅー
99 :
ほ
100 :
ほ
みんなの評価 : ★★★
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