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    元スレ憂「けいおんぶ!」

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    201 = 189 :

    ・・・・・

    「なあみんな、明日は、その…みんなで遊ばない?」

    「な……澪先輩!」

    「たまには息抜きも必要だと思う」

    「私も賛成~♪」

    「…」

    「う……憂は?」

    「私はどちらでも…」

    202 = 189 :

    「いいよ、澪」

    「え?」

    「私は練習するよ」

    「律先輩……」

    「なぁ梓。その方が軽音部にとってもいいもんな~」

    「はい!」

    「律…」

    203 = 189 :

    ─合宿が終わって新学期、部室

    「よぉーしやるか~」

    「りっちゃんお茶は?」

    「学祭も近くなって来たしさ!練習しないとな」

    「このお茶どうしよう…」

    「あとで飲むよ。さぁムギも練習しようぜ~」

    「うん…」

    「澪も平沢さんも遅いな~あと中野も」

    204 :

    中野呼ばわりがデフォか

    205 = 189 :

    ガチャ

    「こんにちは」

    「あら中野さん」

    「ムギ先輩に律先輩…」

    「ほら梓、もう練習時間始まってるぞ」

    「はいっ!」

    「なんだかやっと部活らしくなってきた気がします!」

    206 = 189 :

    ガチャ

    「おっ」

    「わぁ」

    「2人とも遅いぞ~」

    「どうしたんだ律、律らしくないというか」

    「すごいなぁ」

    「学祭まであと何日だと思ってんだ!…なーんてな!」

    「ふふ、私たちも始めよう」

    「はい!」

    207 = 189 :

    ・・・・・

    「行くぞ~」

    「わん、つ、すりー、ふぉー」


    ~♪


    「ふぅ」

    「うん!だいぶ良くなったな」

    「でも、律先輩ところどころおかしくなかったですか?」

    「そう?」

    208 = 189 :

    「リズム隊が狂ったら他もおかしくなっちゃいます、しっかりして下さい」

    「うん……ごめんな~」

    「同じミスはしないようにして下さいね」

    「まあまあ梓…」

    「律先輩のことを思ってです!」

    「はは…ありがとな、梓」

    「いえ……なんかすみません、先輩に向かって」

    「いいよ別に」

    209 :

    あずにゃんのうざさは異常

    215 = 189 :

    ─しばらくして、部室

    「澪さん、律さんは?」

    「なんか体調悪いんだって」

    「そうですか…」

    「学祭も近くなってきたのに」

    「りっちゃん大丈夫かな」

    「大丈夫だろう、多分」

    216 = 189 :

    ─また後日

    「澪さん、律さんは……」

    「…」

    「学校には来てるんだけど…」

    「ムギ先輩、連れて来て下さいよ!」

    「…しょうがない、4人でできることをしよう」

    「はい…」

    217 = 204 :

    梓すげーな

    218 = 189 :

    ─学祭1週間前

    「澪さん、律さんは」

    「来ないって」

    「…」

    「え!?」

    「律から言われたんだ、電話で」

    「そんな」

    219 = 189 :

    「いつでも戻ってこいって言っておいた。でもどうなるか」

    「どういうことですか…」

    「今から話すからみんな聞いてくれ」

    「…」ゴク

    「律とは話したんだけどな─」

    220 :

    ゴクリ……

    221 = 189 :

    ───
    ──────

    『なぁ、澪、最近部活楽しい?』

    『そりゃあ…楽しいから続けてるよ』

    『そうだよなぁ』

    『もうすぐ学祭だしな~』

    『うん…』

    222 = 189 :

    『律?』

    『私なんで軽音部なんて始めたんだっけなぁ…』

    『はぁ?』

    『分からなくなって来たかも』

    『どういうことだよ』

    223 = 189 :

    『なんていうかさ、唯がやめてあの2人が入って、雰囲気変わったよなぁ』

    『真面目に練習できるようになったな』

    『澪はよかったと思う?』

    『そりゃあみんなでちゃんと練習するようになったのは前進だろ』

    『そうか?』

    『私はそう思うけど。それに最近の律だって真面目にやってるだろ』

    『うん…』

    224 = 189 :

    『どうしたんだよ……律、らしくない』

    『へへ、なんでもないよっ』

    『?』

    『ライブ成功させられるように頑張らないとな』

    『ああ』

    ──────
    ───

    225 :

    早くしろカス

    227 = 189 :

    「こういうことがあって」

    「律さん……」

    「それからだな、来なくなった」

    「…りっちゃんが澪ちゃんにごめんなさいって」

    「…」

    「うん。『誘っておいたのに悪いけど、もうやりたくない』って」

    228 = 189 :

    「…」

    「私のところにも電話きたから」

    「…律先輩は」

    「ん?」

    「律先輩は分かってないんです」

    「どういうこと?」

    「楽しくないのは練習しないからです」

    229 = 189 :

    「来なくなるまでは律だって真面目にやってただろ?」

    「律先輩にはまだ足りないんだと思います」

    「いっぱい練習して、上手くなったって自分で思ったときに楽しいと感じられるはずです」

    「…」

    「う~ん…」

    「だから律先輩には戻ってもらわないと」

    「このままじゃ進歩できないと思います」

    「梓ちゃん!」

    230 = 189 :

    「?」

    「律さんが来てくれないのは私と梓ちゃんにも原因があるんじゃない…かな」

    「どういうこと?」

    「律さん合宿の時言ってたんだ、去年の合宿は楽しかったぞって」

    「それで?」

    「だから……」

    「憂も甘いんだよ。昔のままじゃ満足できるライブには……」

    「梓、私はいつやったライブもそれなりに満足してるよ」

    「私も…」

    231 = 189 :

    「え…でも」

    「ちゃんと練習するのはもちろん大事だけどさ」

    「やっぱり何だか……なぁムギ」

    「中野さんの言うことも間違ってないと思う。でもね…」

    「…」

    「分からないです…」

    「憂も先輩方も何がしたいんですか……」

    232 :

    追いついた……

    支援

    233 = 189 :

    「梓ちゃん……私は」

    「いいよ憂……ごめんなさい、私帰ります」

    「梓……」

    「中野さん待って」

    「離して下さい」

    「あっ…」

    「すみませんでした」

    ガチャ

    「…」

    234 = 189 :

    「私、梓ちゃん追いかけて来ますっ」

    「いいよ、平沢さん」

    「でも……」

    「…」

    「うぅ…」

    「辞退、するか」

    235 = 189 :

    「そんな…」

    「こんなんじゃさ…」

    「りっちゃん……中野さん……」

    「とりあえず今日は帰ろう」

    「…」

    「うぅ…」

    236 = 189 :

    ─翌日、教室

    「梓ちゃん!」

    「あぁ憂……昨日はごめんね」

    「ううん、いいよ」

    「私軽音部の空気悪くしてただけだったのかもね……」

    「えっ?」

    「一人で舞い上がってただけだったってこと。結局は真面目にやる部活じゃなかったんだよ」

    237 = 189 :

    「そ、そんなこと無いと思うけど……」

    「ううん、やっぱり私には合わなかったかな」

    「よ!2人でなに話してるの~」

    「純ちゃん!えっとね…」

    「純さ、ジャズ研はどんな感じ?」

    「えー!梓もしかして軽音部辞めてこっち来るの~?」

    「えっうそ……」

    240 = 189 :

    つまんね

    241 :

    お前はまだやれるはずだ

    242 :

    最後まで書けよ

    243 = 189 :

    「ううん、聞いただけ」

    「梓ちゃん、軽音部に戻って来てくれるよね……?」

    「…」

    「なんかあったの?」

    「ううん、特に」

    「梓ちゃん…」

    「憂、あとで教えてね♪」

    「純~」

    244 = 189 :

    「梓軽音部やめるんだ~」

    「まだやめるとは」

    「うんっ」

    「…」

    「でもさ、もう戻りにくいというか……あはは」

    「大丈夫だよ!梓ちゃんの言ったこと間違ってるわけじゃないし」

    「…憂はいいよね」

    「なんで?」

    245 = 189 :

    「楽しそうで」

    「楽しいよ~」

    「なにが」

    「う~ん……」

    「まあいいけどさ」

    「軽音部楽しくないの?」

    「今はね…」

    246 = 189 :

    「どうして?」

    「色々とあってね。純は首突っ込まなくていいよ」

    「その言い方酷くなーい?ねえ憂」

    「う~ん……ちょっとね」

    「憂は教えてくれるよね~」

    「…」

    「梓ちゃんがいいなら…」

    「どっちでもいいよ」

    247 = 189 :

    ・・・・・

    「……っていうことなんだけど」

    「ははーん、協調性が無いね」

    「な…」

    「仮にも後輩なんだから先輩を立たせないとね~」

    「純ちゃん」

    「それじゃあ、その…なんだっけドラムの」

    「律さん」

    「律さんも来にくいって」

    248 = 189 :

    「でもそれが律先輩のためになるって思ったから」

    「そうだとしても言い方が悪かったんじゃないの?梓のことだから」

    「言い方……」

    「そう。言い方。さっきも私に酷い言い方したじゃん」

    「あ…ごめん」

    「いやいいけど」

    「梓ちゃん、だから……」

    249 = 189 :

    「う~ん……考えとく!」

    「う、うん…」

    「ごめんね憂、私のせいで」

    「ううん、全然気にしてないから…」

    「憂はそれだから…」

    「?」

    「いや、なんでもない」

    250 = 189 :

    ─放課後、部室

    ガチャ

    「あっ」

    「よー!」

    「こんにちは~」

    「おぉ、律、ムギ」

    「もうそろそろだな~本番」

    「ふふ♪」

    「律どうして…」

    「え?体調が戻ったからだよ」

    「全く…」


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