私的良スレ書庫
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元スレ梓 「…これ…って…」
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和はそれを聞くと少し考えるような仕草をし、そして。
和「そう、ありがと」
梓から鍵を受け取ると、その場から去っていった。
梓「…まぁ、いいか…」
↓自宅or寄り道
和「そう、ありがと」
梓から鍵を受け取ると、その場から去っていった。
梓「…まぁ、いいか…」
↓自宅or寄り道
梓「はぁ…、今日はびっくりした…」
帰ってから昼間の部室での事を思い出す。
梓「もしあの時、唯先輩が助けてくれなかったら…」
摑まれた手首を触る。そこだけがまだ熱を帯びたように熱い気がした。
梓(何だか、唯先輩がかっこよかった…)
思わず顔が赤くなった。いつもはホゲホゲとしてるくせに…。
梓(ここぞと言う時に、かっこいいのって反則だよね…)
部屋のクッションを抱えて顔を埋める。そのまま部屋を転がりまわりたい気分だった。
非常にヤバイのが自分でも分かった。本気で唯先輩の事が頭から離れなくなっているのだ。
梓「あーーーーーっ!もうっ!どうしたいのよ私はーーー!」
やっぱり転がった。
帰ってから昼間の部室での事を思い出す。
梓「もしあの時、唯先輩が助けてくれなかったら…」
摑まれた手首を触る。そこだけがまだ熱を帯びたように熱い気がした。
梓(何だか、唯先輩がかっこよかった…)
思わず顔が赤くなった。いつもはホゲホゲとしてるくせに…。
梓(ここぞと言う時に、かっこいいのって反則だよね…)
部屋のクッションを抱えて顔を埋める。そのまま部屋を転がりまわりたい気分だった。
非常にヤバイのが自分でも分かった。本気で唯先輩の事が頭から離れなくなっているのだ。
梓「あーーーーーっ!もうっ!どうしたいのよ私はーーー!」
やっぱり転がった。
部屋中を堪能するまで転がりまわった梓は我に帰って唐突に停止する。
梓「…何やってんだろ私…」
かなり恥ずかしい事をやってしまった…。家の中に自分一人だったのは幸いだ。家族にこの姿を見られたら暫く再起不能かもしれない。
いや、誰に見られても再起不能になりそうだが…。
梓「…落ち着け私…」
そして何か思いついたのか、立ち上がるとキッチンに向かい、小麦粉やらバターやら色々と準備しだした。
梓「何かに集中していれば!」
↓何を作る?生クリームケーキorクッキー
梓「…何やってんだろ私…」
かなり恥ずかしい事をやってしまった…。家の中に自分一人だったのは幸いだ。家族にこの姿を見られたら暫く再起不能かもしれない。
いや、誰に見られても再起不能になりそうだが…。
梓「…落ち着け私…」
そして何か思いついたのか、立ち上がるとキッチンに向かい、小麦粉やらバターやら色々と準備しだした。
梓「何かに集中していれば!」
↓何を作る?生クリームケーキorクッキー
梓「よしっ!本格的にケーキでも作っちゃおう!」
材料を混ぜてオーブンをセットし、そして出来上がったスポンジにホイップした生クリームを塗りつける。
スポンジの間に挟み込んだり上に飾り付ける果物は家に備蓄してあった缶詰の桃だが、この際種類なんてどうでもいいだろう。
梓「出来た!」
自分でも惚れ惚れするぐらいの完成度。夕食前だが思わず食べてしまいそうな衝動に駆られた。
梓(うう、今すぐ食べたい…でも…)
そこでふと携帯電話が目に入る。
梓(唯先輩、家に居るかな?)
ここで友人の憂の名前が挙がらない事に自分でも気が付いていなかった。
↓メールする?しない?
材料を混ぜてオーブンをセットし、そして出来上がったスポンジにホイップした生クリームを塗りつける。
スポンジの間に挟み込んだり上に飾り付ける果物は家に備蓄してあった缶詰の桃だが、この際種類なんてどうでもいいだろう。
梓「出来た!」
自分でも惚れ惚れするぐらいの完成度。夕食前だが思わず食べてしまいそうな衝動に駆られた。
梓(うう、今すぐ食べたい…でも…)
そこでふと携帯電話が目に入る。
梓(唯先輩、家に居るかな?)
ここで友人の憂の名前が挙がらない事に自分でも気が付いていなかった。
↓メールする?しない?
メールをしたら唯先輩は家に居るようだ。ケーキの事を書くと速攻で『食べたい!』と返ってくる。
梓「それでは…今から家に…持って行きます…っと!」
そう送ってから梓は出来上がったケーキを箱に入れて出発の準備をした。
梓「と、その前に洗い物しなきゃ」
ケーキを作るのに使用した材料や道具を片付け始める。途中ボールの底に残った生クリームの残りを泡だて器ごと舐めたりして。
梓「よし!洗い物完了!」
妙に気合いが入った状態で梓は唯の家に向けて出発した。
梓(美味しいって言ってくれるかな…?)
梓「それでは…今から家に…持って行きます…っと!」
そう送ってから梓は出来上がったケーキを箱に入れて出発の準備をした。
梓「と、その前に洗い物しなきゃ」
ケーキを作るのに使用した材料や道具を片付け始める。途中ボールの底に残った生クリームの残りを泡だて器ごと舐めたりして。
梓「よし!洗い物完了!」
妙に気合いが入った状態で梓は唯の家に向けて出発した。
梓(美味しいって言ってくれるかな…?)
>生クリームの残りを泡だて器ごと舐めたりして
ペロペロきたwwwww
恋するあずにゃんかわいいのぅ
ペロペロきたwwwww
恋するあずにゃんかわいいのぅ
『ぴんぽーん』
玄関でチャイムを押すと、憂が出てきて家に上げてくれた。
唯「あ!あずにゃんいらっしゃ~い」
リビングに入ると同時、私の姿を確認した唯先輩が飛びついてくる。
唯「う~ん、あずにゃんから甘い匂いがするぅ~」
梓「ちょ!私ケーキ持ってるんですからあまり抱き付かれると潰れちゃいます!」
唯「おっとそうだった!ケーキがあったのを忘れてあずにゃんにスリスリしちゃったよ!」
ケーキの存在を忘れるぐらい抱きつくのが好きなのね…。あ、それは人に抱きつくのが好きなのであって別に私じゃ…。
唯「憂~、お茶入れて~」
憂「うん、梓ちゃんちょっと待っててね?今お皿とお茶を持って来るから」
そう言ってリビングから出る憂。
梓「ところで先輩、何をしていたんですか?」
玄関でチャイムを押すと、憂が出てきて家に上げてくれた。
唯「あ!あずにゃんいらっしゃ~い」
リビングに入ると同時、私の姿を確認した唯先輩が飛びついてくる。
唯「う~ん、あずにゃんから甘い匂いがするぅ~」
梓「ちょ!私ケーキ持ってるんですからあまり抱き付かれると潰れちゃいます!」
唯「おっとそうだった!ケーキがあったのを忘れてあずにゃんにスリスリしちゃったよ!」
ケーキの存在を忘れるぐらい抱きつくのが好きなのね…。あ、それは人に抱きつくのが好きなのであって別に私じゃ…。
唯「憂~、お茶入れて~」
憂「うん、梓ちゃんちょっと待っててね?今お皿とお茶を持って来るから」
そう言ってリビングから出る憂。
梓「ところで先輩、何をしていたんですか?」
私はリビングに敷き詰められたやたらカラフルなシートが目に付いた。
唯「これ?家の物置を漁っていたら出てきたんだよ~。ツイスターって言うんだって」
何か、遥か昔に聞いた事があるような…。
唯「さっきまで憂とやってたんだけど結構面白いよ~。あずにゃんもやって見る?」
梓(…唯先輩の目が本気だ)
↓する?しない?
唯「これ?家の物置を漁っていたら出てきたんだよ~。ツイスターって言うんだって」
何か、遥か昔に聞いた事があるような…。
唯「さっきまで憂とやってたんだけど結構面白いよ~。あずにゃんもやって見る?」
梓(…唯先輩の目が本気だ)
↓する?しない?
梓「わかりました。…ところで、コレってどうやって遊ぶ物なんですか?」
カラフルな丸い水玉模様にルーレット。ルーレットは回すとして…。
唯「えっと、このルーレットを回して出た色の指示通りに手足をシートの上に置いて行くんだよ?」
そう言って唯先輩はルーレットを回す。右足を赤にで止まった。
唯「ほら、こうするんだよ」
指示通りに右足を赤い水玉の上に置く。
唯「ほら、あずにゃん乗って」
交替するように入れ替わる私と唯先輩。
唯「それじゃ、私がルーレット回すよ~」
カラフルな丸い水玉模様にルーレット。ルーレットは回すとして…。
唯「えっと、このルーレットを回して出た色の指示通りに手足をシートの上に置いて行くんだよ?」
そう言って唯先輩はルーレットを回す。右足を赤にで止まった。
唯「ほら、こうするんだよ」
指示通りに右足を赤い水玉の上に置く。
唯「ほら、あずにゃん乗って」
交替するように入れ替わる私と唯先輩。
唯「それじゃ、私がルーレット回すよ~」
右足が黄、左手が青、右手も青が出る。
梓「う…、結構無茶な体勢になりますね…」
シートの上でプルプルしながら指示通りに手足を持っていく。
唯「でしょ?なかなか憂に勝てなくてー」
梓「と言うか、…コレって一人で…遊ぶも…のでしたっけ?」
唯先輩によってどんどんと回されるルーレットに既に私の身体はかなり無茶な体勢になっていた。
唯「あ… … …」
ちょ!何なんですかその今思い出したようなその顔は!
唯「だよね~、憂が戻ってきたら勝負しよう~…あ、あずにゃん左手が赤だよ」
そのまま私は身体を支え切れずにシートの上で倒れてしまった。
梓「う…、結構無茶な体勢になりますね…」
シートの上でプルプルしながら指示通りに手足を持っていく。
唯「でしょ?なかなか憂に勝てなくてー」
梓「と言うか、…コレって一人で…遊ぶも…のでしたっけ?」
唯先輩によってどんどんと回されるルーレットに既に私の身体はかなり無茶な体勢になっていた。
唯「あ… … …」
ちょ!何なんですかその今思い出したようなその顔は!
唯「だよね~、憂が戻ってきたら勝負しよう~…あ、あずにゃん左手が赤だよ」
そのまま私は身体を支え切れずにシートの上で倒れてしまった。
憂がお茶とお皿を持って来たので、ツイスターゲームは休憩となる。
唯「う~~~ん、美味しいよあずにゃん~」
憂「うん、すごく美味しい」
梓「あ、ありがとう」
どうやら味の方も好評なようだ。この姉妹にそう言われると素直に嬉しい。
梓「憂の入れたこのお茶も美味しいよ」
そんなこんなであっという間に時間は流れ、お茶会はケーキを完食するという事で終わりを迎えた。
唯「憂!」
甘さの余韻に浸ってまったりしている所に、唯先輩が声を上げる。
憂「何?お姉ちゃん?」
唯「憂に審判の任務を与えます!」
どうやらさっきのツイスターで勝負すると言う約束事はまだ生きているようであった…。
唯「う~~~ん、美味しいよあずにゃん~」
憂「うん、すごく美味しい」
梓「あ、ありがとう」
どうやら味の方も好評なようだ。この姉妹にそう言われると素直に嬉しい。
梓「憂の入れたこのお茶も美味しいよ」
そんなこんなであっという間に時間は流れ、お茶会はケーキを完食するという事で終わりを迎えた。
唯「憂!」
甘さの余韻に浸ってまったりしている所に、唯先輩が声を上げる。
憂「何?お姉ちゃん?」
唯「憂に審判の任務を与えます!」
どうやらさっきのツイスターで勝負すると言う約束事はまだ生きているようであった…。
憂「それじゃあ、まずは梓ちゃんから」
向かい合った私と唯先輩の運命を決めるルーレットが憂の手によって回された。
憂「左手、ピンク」
最初から結構遠い所だ。指示された通りに手を持っていく…。
憂「次お姉ちゃん…右足青」
唯「らじゃ!」
ゲームが進む程に、運命の女神である憂によって私達の体勢は交差したり離れたりを繰り返す。
梓(くっ…、けっこうキツイ体勢になってきた…)
まるでブリッジのような体勢で固まる私に…。
憂「お姉ちゃん、次左手オレンジ」
梓(え…?)
向かい合った私と唯先輩の運命を決めるルーレットが憂の手によって回された。
憂「左手、ピンク」
最初から結構遠い所だ。指示された通りに手を持っていく…。
憂「次お姉ちゃん…右足青」
唯「らじゃ!」
ゲームが進む程に、運命の女神である憂によって私達の体勢は交差したり離れたりを繰り返す。
梓(くっ…、けっこうキツイ体勢になってきた…)
まるでブリッジのような体勢で固まる私に…。
憂「お姉ちゃん、次左手オレンジ」
梓(え…?)
唯先輩の顔がブリッジ状態の私の正面に現れる。
まるで私が唯先輩に押し倒されたような体勢。
唯「う~、あずにゃん…もうちょっと身体を低くして~届かないよ~」
梓「む、無茶言わないでくださーーい!」
それでも尚、唯先輩は私の身体を押し潰さんばかりに体重を掛けて左手をオレンジに持って行こうとする。
唯「あうう…、もうちょっと…」
梓「わ、私…も…もう限界…です」
↓頑張るor力尽きる
まるで私が唯先輩に押し倒されたような体勢。
唯「う~、あずにゃん…もうちょっと身体を低くして~届かないよ~」
梓「む、無茶言わないでくださーーい!」
それでも尚、唯先輩は私の身体を押し潰さんばかりに体重を掛けて左手をオレンジに持って行こうとする。
唯「あうう…、もうちょっと…」
梓「わ、私…も…もう限界…です」
↓頑張るor力尽きる
唯「あ…」
不吉な唯先輩の一言。その体重が一気に私に圧し掛かり…。
梓「ひゃん!」
全身から力が抜けて私はシートの上で唯先輩の下敷きになってしまった。
唯「あ~う~、疲れたよ~」
梓「それは分かりましたから早く退いて下さ~い」
正面から抱きついて倒れこんだような体勢。力尽きた唯先輩を退かそうにも、私も力尽きているのでそれすらもままならない。
唯「このままの体勢でちょっと休ませて~、あずにゃん抱き枕~」
ぎゅっ!とそのまま抱きつかれる。
梓(あわわわわわ…)
思わず目がぐるぐると回る。顔がどんどんと赤くなってくるのが分かった。
憂「もうお姉ちゃんったら…。梓ちゃん、今から退かしちゃうからもうちょっと我慢してね?」
憂がいつものにこやかな笑顔でそう言った。
(え?もう退かしちゃうの…?)
…って、私は何を考えてるのよ!
不吉な唯先輩の一言。その体重が一気に私に圧し掛かり…。
梓「ひゃん!」
全身から力が抜けて私はシートの上で唯先輩の下敷きになってしまった。
唯「あ~う~、疲れたよ~」
梓「それは分かりましたから早く退いて下さ~い」
正面から抱きついて倒れこんだような体勢。力尽きた唯先輩を退かそうにも、私も力尽きているのでそれすらもままならない。
唯「このままの体勢でちょっと休ませて~、あずにゃん抱き枕~」
ぎゅっ!とそのまま抱きつかれる。
梓(あわわわわわ…)
思わず目がぐるぐると回る。顔がどんどんと赤くなってくるのが分かった。
憂「もうお姉ちゃんったら…。梓ちゃん、今から退かしちゃうからもうちょっと我慢してね?」
憂がいつものにこやかな笑顔でそう言った。
(え?もう退かしちゃうの…?)
…って、私は何を考えてるのよ!
抱きついて離れない唯先輩を引き剥がし、しばらく談笑した後に私は家に帰ることにする。
日の暮れ始めた平沢家の玄関で。
憂「ごはん食べて行けばいいのに」
梓「ううん、ケーキも食べたし…それに帰るのが遅くなったら心配するだろうから」
唯「あずにゃ~ん、またいつでも遊びに来てね~」
梓「は、…はい。また何か作って来ます!」
帰路…。
電車の中で席に座りながら、先程の事を思い出しては顔が思わずにやけてしまう私がそこに居た。
梓(今度は…何を作って行こうかな?)
日の暮れ始めた平沢家の玄関で。
憂「ごはん食べて行けばいいのに」
梓「ううん、ケーキも食べたし…それに帰るのが遅くなったら心配するだろうから」
唯「あずにゃ~ん、またいつでも遊びに来てね~」
梓「は、…はい。また何か作って来ます!」
帰路…。
電車の中で席に座りながら、先程の事を思い出しては顔が思わずにやけてしまう私がそこに居た。
梓(今度は…何を作って行こうかな?)
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