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    元スレ絹旗「超不幸です……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 麦野 + - + - とある科学の超電磁砲 + - とある魔術の禁書目録 + - アイテム + - カノンノ + - ザンギエフ + - フレンダ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 6 :

     ピコピコピコピコ
     ガチャガチャ

    絹旗「上左B下A上上A右下BBA左右A」

     ガチャガチャガチャ
     K,O!

    絹旗「超勝利ー」

    上条「少し、ってレベルじゃなかったぞ、絹旗……」

     上条の声が向こう側に聞こえる。
     対面機の格闘ゲームをして、上条は絹旗に簡単に敗北していた。
     絹旗はどうやらコマンドを入力するときにぼそぼそと呟く癖があるようだが、わかっていても対応できないものはある。
     例えば、空中コンボ。
     地上から打ち上げるだけで綺麗に三分の一のHPが削られる。

    絹旗「ふふん、超当麻はこれから私のことを超最愛と呼ぶがいいです」

    上条「超、なんでだよ」

     上条は絹旗の口調を真似して、数秒置いて二人で笑う。

    絹旗「ちょっ、超当麻っ!ま、真似しないでくださいよ、しかも超似てませんからっ!」

    上条「別にいいじゃねぇかよっ!ヘルもんじゃあるまいしっ!」

     本日のゲームセンターは、賑やかだった。

    202 = 116 :

    かわええのぉ~

    203 = 199 :


    >>200理解するまで時間かかったじゃねーか

    204 = 13 :

    >>203
    終わりがないのが終わり…それがゴールド・エクスペリエンス・レクイエム…

    206 = 199 :


    >>204分かったから47だっけ
    まあその辺り読んでろ

    207 = 13 :

    お断りします

    209 = 6 :

    超どうしよう一瞬絹旗の文字がゲシュタルト崩壊しました……


    絹旗「……ってなわけで、それなりに良好な関係は超築けています」

    滝壷「頑張れ、きぬはた。私はそんなきぬはたを応援してる」

    フレンダ「……っていうか、結局さ。上条当麻の能力ってなんだったわけ?」

    麦野「こっちで調べても、特に出てこないわ」

     某ファミレス。
     そこに『アイテム』の四人は集まり、まただべっていた。
     主に、絹旗最愛の近状、上条当麻との関係について。
     しかしながら、それだけで終わるはずがない。
     ぴりりり、と麦野を除く三人の携帯電話が同時に鳴り響く。

    麦野「――仕事よ」

     三人に送ったのは、今回の仕事の概要。
     暗部組織としての、活動。

    210 :

    ふむ

    211 = 6 :

    フレンダ「……盗人、ね」

     資料に一通り目を通してフレンダは嘆息する。
     今回の相手は、能力者でもない普通の研究者。
     いや、普通のではない。学園都市の技術や情報を外にリークするためにきた、企業スパイだ。
     それでも、日本内なら問題はなかっただろう。

    絹旗「……ロシア、ですか」

     相手はロシアの技術者。
     学園都市のそれを持ち帰り、自分のところの技術に取り込むらしい。

    麦野「ま、相手にそれを再現できる装置も技力もないんだけどね」

     『万が一』があれば困るからこそ。
     学園都市最暗部は存在する。

    滝壷「…………南南西から、信号が来てる」

     直感、だろうか。
     能力者以外の居場所がわからない滝壷がそう呟く。
     しかし、それを合図にしたかのように、『アイテム』が動き出す。

    212 = 199 :


    アイテムの皆さんの今

    麦野 戦闘型人造人間
    フレンダ フレ ンダ(故)
    滝壷 瀕死
    絹旗 不明

    213 :

    絹旗ちゃん超ヒロインすなあ

    214 = 23 :

    バトル話来たか

    216 = 6 :

    あ、ちなみにロシアの人の名前は超適当ですから。
    どこの国の人か、なんて名前じゃわかりませんよ……


     ザンギエフは学園都市第三学区を歩いていた。
     仕事を無事に終え、余裕綽々に。
     ロシア政府からの仕事内容は、学園都市に侵入し、その技術を持ち帰ること。
     学園都市自体の技術品もとても魅力的であり、返事二つで引き受けた。
     そして、本日その仕事を終えて学園都市をでようとしている。
     もしも、があった時のために侵入した全員が同じデータをもっているが、それはあくまで保険だ。
     バレていないのだから、保険を使う心配など無い。

     ――そういう満身があったから。

     ザンギエフは、胸を貫かれて死んだ。
     貫かれた、には語弊があるかもしれない。
     ザンギエフの心臓の部分が、削り取られた。
     それでもまだ間違いはあるかもしれないが。

    217 = 199 :


    グループ
    ・全員生存

    スクール
    ・垣根
    ・心理定規

    メンバー
    ・ショチトル

    ブロック
    ・佐久
    ・手塩
    ・鉄網

    219 :

    慢心

    220 :

    絹旗最愛ちゃんのパンツ下から覗いてボコボコにされたいんですが

    222 = 29 :

    ロシアは~~フとか~~スキーばかりいる印象があるな

    >>220
    整理券発行最後尾のカンバンな これ持って立ってろ

    223 = 6 :

     ズバァ!とその音が聞こえたときには、既に彼は死んでいた。
     何を思う暇もなく。
     
     一瞬だった。
     それは、まるで雷撃のような。
     電子線。
     それがそれの正体。

     『原子崩し』――正式な攻撃の分類は、粒機波形高速砲。

     学園都市第四位の『化け物』は、正しく秒殺でネズミを始末した。
     麦野沈利は冷たい視線をそのものいわぬしたいに投げかけて、他へと電話する。
     コール、一、二、三……

    麦野「はぁい、フレンダ。そっちはもう終わってるわよね?」

    224 = 199 :


    フレ ンダって戦闘要員だったけ

    225 = 177 :

    アイテムの中でも一番最初に行動起こして情報集めたり罠はったりするのが主な役割

    226 = 23 :

    >>224
    漫画いわく基本トラップで嵌めるタイプ
    近接戦闘の覚えもあり

    227 = 6 :

    >>219
    超サンクスです……

    って、なんで皆ザンギエフに超反応を示すんですか。
    小物透人の名前とかほとんど反応なかったのに……


     麦野から電話を受け取る数秒前に、フレンダの方も殺害は完了していた。
     簡潔に言えば、爆弾で。
     設置した最小限の威力の爆発を、遠隔より相手がその区域に入った瞬間にとばす。
     電話に対してなしげもなく告げる。

    フレンダ「勿論。結局さ、この程度じゃ私たちな必要もないわけよね」

     彼女も死体を見下ろし、足蹴にする。
     おそらく、爆発の時にデータも壊れただろう。
     相手は、銀色の髪をした美しい女性だった。

    フレンダ「……ま、結局、私は任せられた仕事をやるだけなわけよ」

     ――彼女もまた、不幸な人物であるかもしれない。

    228 = 199 :


    >>226漫画…だと?
    なんだそれ?

    230 = 124 :

    >>228
    確か電撃大王でやってるやつだね

    232 = 220 :

    もう浜面は滝壺しか目に入ってないから絹旗は俺に任せてもらっていいよね

    233 = 199 :


    >>229そっちでデンノカヨ…

    234 = 60 :

    >>228
    とある科学の超電磁砲の漫画版にアイテムが全員出てるんだよ

    236 = 199 :


    ダメか…

    237 = 199 :


    ダメだな。寝よう。

    238 = 199 :


    >>234どんな状況だよ…

    239 :

    >>236-237
    塵みてえな画像貼ってんじゃねえぞ

    240 = 171 :

    >>236
    絹旗みたいな子がリアルにいたら
    俺総理大臣にだってなれそうなのに

    241 :

    あの服はギリギリ見えないのに意味がある

    242 :

    >>241
    だよな~

    243 :

    >>238
    レベル6シフト計画を美琴が潰しに係る
    統括してる研究所がアイテムに迎撃を依頼

    244 :

    ちなみに私はレールガンは単行本派なので、フレンダの実際の戦い方は超知りません。


     絹旗最愛は。
     既に一人を始末して、近くにいるであろうもう一人を探していた。
     滝壺理后は能力者以外に対しては全くの非戦闘要員のため、戦闘要員である彼女や麦野がその分動かなければならない。
     だがしかし、彼女の足はいつもに比べて重い。

    絹旗(……超、いやだ)

     何をいまさら、と自分でも思う。
     けれど。
     あの時、自分を救ってくれた少年はこんなことをさせるために私を助けたのではないのではないか。
     あの少年はきっと、誰かを殺すことを是としない。
     たとえそれがどんな理由を孕んでいようとも。

    絹旗「……超みっけ」

     仲間に連絡がとれないことに焦ったのか、角を走って、現れた。
     日本語ではない言語、恐らくロシア語を口走り、相当混乱している様子だった。

    245 :

    スカートたくし上げイベントが実際に起こったら生きていく希望がわくのに

    246 :


    >>243美琴普通に研究所潰してたしサイドストーリーでもないな…
    金あれば明日買ってこようかな

    247 = 242 :

    >>245
    だが現実ってやつはその幻想を殺すだけでは飽き足らず、俺を死滅まで追い込んでくる

    248 = 244 :

    絹旗(超見つけてしまった以上……)

     ぐっ、と足に力を込めて駆ける。
     足音に気づいたのか、彼はこちらを見るがもう遅い。

    絹旗(超始末、しなければいけませんよね!)

     絹旗はその拳を振るう。
     瞬間、少年の姿が脳裏をよぎる。

     ――果たして、同じ拳を、このように使っていいのだろうか――

     迷う暇もなく、絹旗の拳は相手の顔に叩きつけられた。
     めき、と嫌な音をたてる。
     車をも持ち上げることのできる能力だ、直接相手にぶつけたらどうなるか――考える必要もない。

    絹旗「……ふぅ」

    249 = 243 :

    人殺して賢者に成りやがった
    そんな趣味とは知らんかった

    250 = 244 :

     麦野に報告して今日の仕事は終わりを告げる。
     死体の後始末は下部組織のメンバーが勝手にやってくれる。
     それよりもなによりも、絹旗は今はこの場にいたくなかった。
     どこへ行く当てもなく、歩き出す。

     適当にさまよい、適当にただよい。
     絹旗は単純に街中を歩きながら眺めていた。
     コンビニの前にたむろするスキルアウト。
     そういう人たちを注意する警備員。
     平和だ、と絹旗は思った。
     普通の人からしてみれば平和でも何でもない。不良がいる時点で危険だと判断するだろう。

     けれど、絹旗にとっては。
     表の世界は裏の世界とは違い、輝いて見えるのだ。
     そして――そう感じる度に、自分が穢れていることを、実感する。

    絹旗「…………っ」

     この場にも、いたくなかった。


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