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    元スレキョン「涼宮ハルヒのちょっぴり怖い怪談」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ハルヒ + - 怪談 + - 未完 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 長門 + - 霊体化 + - 魔王 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :



    キョン「さて、帰るか」

    ハルヒ「そうね、暗くなってきたし」

    キョン「……」スタスタ

    キョン「……」ピタッ

    キョン「……ん?」

    キョン(今、後ろに……)

    ハルヒ「どうしたの?」

    キョン「……」

    キョン「いや…… なんでもない…」スタスタ

    長門「……」

    キョン「……はは」

    キョン「まさかな……」スタスタ――――――――

    53 = 1 :

    ――――――――

    人形はいつの間にか消えていた。
    どうやらその子からの疑いは晴れたらしい。


    キョン「……」スタスタ

    キョン(帰宅… っと)

    キョン「……ん?」

    キョン「手紙……?」


    ポストに裸の手紙が突っ込んであった。



    キョン「……」


    キョン「あの子からか?」サッ


    あの時とは違う気持ちで手紙を受け取れた。
    なぜかはわからない。

    そんな気がした。

    54 :

    何処となく、稲垣が出てる怖い話のVTRを彷彿とさせるな

    とても面白い、支援だ

    55 :

    「もしもし、わたしメリーよ、今駅に着いたところ」
    またメリーからの電話。
    私は既に、恐怖するというよりもあきれ果てていた。
    「もしもし、わたしメリーよ、今マンションの前」
    以前からの猛暑にイライラしていたのも手伝い、私は少し腹いせをすることにした。
    「もしもし、わたしメリーよ、今マンションの2階よ」
    「は?何言うてんの?私がメリーだけど?」
    「もしもし、わたしメリー…え?」
    「だから、私がメリーだって言ってんの!今アンタんトコの近くの駅に来てるよ!」
    「ちょ…会いに行くのは私で…」
    「はぁー?ちょっと頭おかしいんじゃないの?メリーは私なんだけど、今アンタの家の近くに来てるんですけどー?」
    「まってってば、ちょっと、ね?落ち着いて…私はメリーでいまアナタの後ろに」
    「しっつこい電話だね!私がメリーで、今アンタの後ろにたってんだけどー?おー!?」
    「嘘よ、嘘よ!だって私がメリーだもん!」
    「アカン、この女○○ガイだ」
    「私メリーだもん!キチ○○じゃないもん!!」
    そういうと、メリーはワンワン泣き出した。

    私は電話を置いて二時間ほど昼寝をして…
    メリーの泣き声を思い出して大爆笑した。

    57 = 17 :

    >>55
    キョンで問題なく再生されたと思ったら銀さんだった

    58 = 1 :

    キョン「……」

    ごく簡単な内容だった。
    いや、これは手紙じゃなくてメッセージカードか。


    キョン「ふっ、どういたしまして」


    お前もそこにいたのか
    そんな気がしてたよ。

    がんばって書いてくれてありがとう。








    ありがとう とまちがっちゃってごめんね

                           めりー




    「メり―ー―ーさん」 終わり 

    59 = 46 :

    >>1
    おもしろかった乙

    60 :

    次だ次

    61 = 55 :

    次の日のある日、俺は午後になったあたりから体に妙な違和感を感じていた。
    しかし霊感の「れ」の字もない俺は、体調でも崩したか程度に思っていた。
    道行く人がたまに俺のほうを見てびっくりするあたり、顔色が非常によろしくないのかもしれない。
    こういうときは酒を飲んで早く寝るに限る。
    コンビニで引きつった顔の店員から酒を買い、その日は10時前には寝た。
    翌朝、しっかり寝たはずだが体の違和感は消えていない。朝の準備を済ませた後でふと
    昨日は携帯を朝かばんに入れたっきりで、一度も出さずに寝てしまったことを思い出し
    あわててチェックしてみた。
    ・・・・・・・留守電12件、しまった、誰か緊急の用事でもあったのか、とりあえず再生せねば

    「私メリーさん、今○○駅にいるの」
    「私メリーさん、今○○大学の前にいるの」
    「私メリーさん、今○○教室の前にいるの」
    「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
    「私メリーさん、さっきからあなたの後ろにいるの」
    「私メリーさん、あなたの後ろにいるんですけどー、もしもーし」
    「もしもーし、メリーさんですよーいい加減気づいてくださーい」
    「メリーです・・・取り憑いた人が鈍すぎるとです・・・めりーです・・・」
    「うー、一日一回くらいは後ろ見るもんでしょ普通!」
    「ほらほら、あのおじさんとかめっちゃ私のこと見てるよ」
    「な、なんでうつ伏せで寝るの!いいかげんこっちみなさいよ・・・」
    「えぅ・・・ぐすん・・・・メ、メリーです、この録音きいたらでいいので後ろみてください」
    俺は背後の気配を確認すると、振り向かないで家を出て大学へ向かった。
    その日俺の背後には、半べそかきながら後ろをついてくる少女がいたらしい。

    62 = 14 :

    心霊かまってちゃん/呼出ベルは鳴り止まないっ(アルバム『父親に殺されてまで。』収録)

    63 = 1 :

    「帰りは……」






    ま~たハルヒの奴がむちゃな企画をたてた。
    俺の夏休みを返せ。と言いたい。

    ――――――――

    ハルヒ「肝だめしよ」

    キョン「……」

    朝比奈「……」

    古泉「……」

    長門「……」カタカタ

    ハルヒ「なにシケてんのっ! 肝・試・しっ!」バンッ

    キョン「……」

    古泉「肝試しですか……」

    ハルヒ「ふつうでしょ!? 夏は肝試しよ!」

    64 = 1 :

    キョン「ヤブカがうぜぇ」

    ハルヒ「ゴールドスプレーふってきた?」

    キョン「せめてポケモンでも虫よけスプレーにしとけ」




    かくして我らSOS団は肝試しをしにある場所へ向かった。


    ハルヒ「やっぱりスリルが肝心よ!」

    キョン「どこだ? ここ」

    朝比奈「暗いですううう……」

    ハルヒ「今から向かう場所はマジで出るらしいわ」

    キョン「……」



    めりーさん事件で俺は霊の存在を認めざるを得なくなった。
    だからこそ怖い……。

    キョン「な… なにがでるんだ?」

    65 = 60 :

    66 = 1 :



    ハルヒ「じゃ~ん!この札みて!」

    キョン「……」

    古泉「それを……?」

    ハルヒ「今から寺に行って、この札を貼ってもらいます!!」

    キョン「……」

    キョン「ハルヒ、やめておこう…… バチが当たるぞ」

    ハルヒ「なにキョン、びびってんの?」

    キョン「は… はぁ? ビビってねぇし」

    古泉「なるほど……」

    キョン「あ? どうした?」

    古泉「いえ、なにも……」

    キョン「は? 気になるだろ、おい」

    67 = 1 :

    ハルヒ「さあ、肝心の構成よ」

    ハルヒ「誰と組むか…… あたしはもう決めてるわ…」

    キョン「……ん~そうだな~俺は…」

    古泉「……僕も願わくば…」

    朝比奈「わ わたしは絶対…」

    ハルヒ&キョン&古泉&朝比奈「有「長「長門「長門さんですっ!」さん!」門っ!」希っ!」バッ

    長門「……」ビクッ

    ハルヒ「なによ… チキンなの? あんな」

    キョン「お前が当事者だろう? 腹くくれや」

    古泉「困りましたね…… 怖いの苦手で」

    朝比奈「わ、私、長門さんじゃないと死んじゃいます!」

    長門「……」

    68 = 55 :

    長門は俺の嫁な

    69 = 1 :



    ――――――――

    クジ引きとは不公平なもので……



    ハルヒ「古泉君かぁ… 大丈夫なの?」

    古泉「安全の保障はできません」

    朝比奈「やったぁ~ 長門さん! 助かりましたぁ」

    長門「……」


    必然的に俺が……


    キョン「待て待て~い!!」

    ハルヒ「なによ」

    キョン「なによ!? 俺の台詞だバカ!!」

    キョン「一人で肝試しって…  お前、想像するだけで鳥肌が…」

    70 = 1 :

    ハルヒ「一組づつ行くわよ?」

    古泉「じゃんけんですね」

    キョン「おい… まじでこれで行くのか? 嘘だろ…」

    ハルヒ「じゃーんけーん」

    ハルヒ「ぽんっ」







    一番:キョン
    二番:長門&朝比奈
    三番:ハルヒ&古泉


    ハルヒ「行ってらっしゃい、はい懐中電灯」

    キョン「……」ドヨーン

    キョン(まじでハルヒは面白味に欠けるな)

    キョン「あ゛~ 行きたくね~」

    ハルヒ「いいから、行ってきて」

    71 = 1 :



    ――――――――
    林の中、しかも細い複雑な道だ。
    この先に寺なんてあんのか?

    キョン「うぅ……」


    両サイドの林から今にもなにかが出てきそうだ……。

    キョン「こええ……」

    ガサッ

    キョン「うボォア!!」

    キョン「はぁ…はぁ…! あぁ? 猫か……」


    ふざけんなよ…… 早く終わらせたい…


    キョン「ああぁぁぁ……怖い……」

    73 = 1 :

    ――――――――
    結構歩いた。

    物音に敏感になるな……。


    キョン(めっちゃ遠くにきてるんだが寺なんてねーぞ)

    キョン「あ゛~…… こっから戻るのも地獄だ…」

    キョン「……」

    キョン「ん?」


    明るい……
    寺か? いや…


    キョン「ハルヒ?」

    ハルヒ「あら、早かったわね」

    キョン「え? どういうことだ…?」

    ハルヒ「ちゃんとお札貼った?」

    キョン「寺なんかなかったぞ…?  てかなんで戻ってきたんだ……」

    ハルヒ「え?」

    74 = 1 :

    ハルヒ「なに言ってんの?」

    キョン「いやマジだって!」

    ハルヒ「言い訳は通用しないわ、もっかい行ってきなさい」

    キョン「じ、じゃあ長門達を行かせて、俺の言ってることが嘘だったら100回行ってきてやる」

    ハルヒ「……」

    ハルヒ「いい自信ね、あたしは事前に調べてんのに?」

    キョン「は?」

    ハルヒ「あたしは昼間にこの道で寺に着いたんだから」

    キョン「……な」

    ハルヒ「いいわ、有希達行ってきて」

    ハルヒ「キョンはあと100回行きたいみたいだから」

    長門「了解した」

    朝比奈「こ、怖い……」

    キョン「……」

    75 :

    76 = 1 :



    ――――――――
    絶対おかしい
    俺は方向オンチなのか?
    いや、真逆に進むほどボケてはいない




    じゃあなんで……





    ハルヒ「キョンはその寺、なにか知ってる?」

    キョン「さあな」

    ハルヒ「その寺は、七五三のお祝いをする寺だったの」

    ハルヒ「七つの子供にお札を貼らせるのが江戸時代のしきたりみたいなものだったらしいわ」

    キョン「ほ~」

    78 = 1 :

    ハルヒとその寺の話をしていた時、

    朝比奈「へ?」

    ハルヒ「あら、おかえり」

    キョン「寺はありました?」

    長門「私たちは真っ直ぐ進んだ」 

    ハルヒ「え? 寺は?」

    長門「それらしいものはなかった」

    キョン「ほら、見ろハルヒ! 俺の言うとおりだろ!」

    ハルヒ「……」

    ハルヒ「あっそ! じゃあ、あたしが直々に確かめてやるわっ!」 

    ハルヒ「行くわよ、古泉君っ!」

    古泉「心の準備が……」


    スタスタスタ…

    朝比奈「言っちゃいましたね……」

    79 = 1 :



    ――――――――
    ハルヒ「有希までふざけちゃって!」

    古泉「あ、歩くの早すぎですよ…」

    ハルヒ「古泉君、男なんだからっ!」

    古泉「ご容赦願います……」

    ハルヒ「……」

    ハルヒ「古泉君が言うんならちょっとペースダウンしてあげる」

    古泉「ありがとうございます、はは」

    ハルヒ「狭いわね」

    古泉「ええ」

    古泉「まるで……」

    ハルヒ「え?」

    古泉「いえ… なんでも……」

    80 = 1 :



    ――――――――
    キョン「ああいう性格ですから」

    朝比奈「素直になればいいのに」

    キョン「一度言ったら退けないタイプですね」

    長門「……」

    長門「涼宮ハルヒの供述は真実」

    キョン「え?」

    長門「涼宮ハルヒは本当のことを言っている」

    長門「しかし私達はそれに遭遇しなかった」

    キョン「どういうことだ……?」

    長門「不明、涼宮ハルヒの仕業ではない」

    キョン「……」

    キョン「それって……」

    81 :

    錙鹽

    82 = 1 :

    ハルヒ「え? あれ寺よね?」
    古泉「寺……?」

    ハルヒ「なによ! あるじゃないの!」

    古泉「……」

    ハルヒ「帰ったら1000回ね、それも一人づつ」

    古泉「涼宮さん… 帰りましょう」

    ハルヒ「後は貼るだけでしょ? 貼らせてよ」

    古泉「だめです、戻りましょう」

    ハルヒ「じゃあ貼ったらダッシュよっ」

    古泉「貼ってはいけない!」

    ハルヒ「…わっ!」

    ペタ

    古泉「……」

    ハルヒ「び、びっくりするじゃない!」

    古泉「ああ…… これは大変な事になりました」

    ハルヒ「えっ? どういうこと?」

    83 = 1 :

    古泉「……」

    ハルヒ「どうしたの?」

    古泉「いえ、すみません。 まだ確信ではありません」

    古泉「もときた道を戻りましょう」

    ハルヒ「そ、そうよ。 帰るだけじゃない」

    ハルヒ「パパッと帰りましょ? ねっ」タタタッ

    古泉「はい…」





    84 :

    そろそろ眠いな支援

    85 = 1 :

    ――――――――
    キョン「ハルヒ達が戻って来れない?」

    長門「その恐れがある」

    キョン「……」

    キョン「なんでだ? なんで……」

    長門「涼宮ハルヒが寺を見つけ、札を納めた場合」







    ハルヒ「なんで戻れないのよ……」

    古泉「……」

    ハルヒ「相当走ってるのに……」

    古泉「……」

    古泉「涼宮さん、とーりゃんせという歌はご存知ですか?」

    ハルヒ「え? ま、まぁ」

    古泉「歌ってみてください……」

    86 :

    俺も限界だが続きが気になるからがんばって

    87 = 1 :

    ハルヒ「歌うの?」

    古泉「はい……」
    ハルヒ「あんまし覚えてないけど……」

    ハルヒ「と~りゃんせ~ と~りゃんせ~」

    ハルヒ「こ~こはど~この細道じゃ~ 天神さ~まの細道じゃ~」

    ハルヒ「ちょーと通してくだしゃんせ~ ご用のない者……通させぬ~……」

    ハルヒ「この子の七つのお祝いに~…… お札を納めにまいります~」

    ハルヒ「行きはよいよい… 帰りは……」


    ”怖い”


    ハルヒ「……!」ゾクッ

    古泉「……いま」
    ハルヒ「今の声… 古泉君?」

    古泉「違います…… やばいですよ…これ…」

    古泉「この歌は”児童虐待”を指してます」

    ハルヒ「え……?」

    88 :

    やべえこええ私怨

    89 = 1 :

    江戸時代

    使えない子供はすべて殺してしまうほどだったようです。
    とーりゃんせとはこれを暗示した歌。



    七つは才能の分かれ目。
    ここで殺すか生かすか。


    そう…… とーりゃんせとは子供を殺し、寺に死体を捨てる事を暗示している。




    故に行きはよいよい帰りは怖い。




    子供達がそれを許しますか……?


    ハルヒ「……」

    古泉「今、僕すごいビビってますよ」

    ハルヒ「……」ゾクッ

    91 = 1 :

    ――――――――
    長門「……危険」

    キョン「え? どうした」

    長門「私達の入り口と涼宮ハルヒの出口に迷宮が生じた」

    キョン「…やばいのか?」

    長門「時空で考えるといい」

    長門「あくまで例え、私達の時空と涼宮ハルヒの時空が異なった」

    キョン「帰って… これないのか?」

    長門「現段階で帰還は不可能」

    キョン「……」

    朝比奈「……」




    キョン「なんだって……?」




    「帰りは……」前編 終わり

    92 = 86 :

    全編やれよ

    93 = 1 :

    ちょっと寝させてください
    ごめん おやすみ

    95 :

    午後まで残っててくれ

    96 = 54 :

    投下スピードからして書き溜め有だな、支援するぜ。

    97 = 86 :

    寝る


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