元スレ上条「女の子と仲良くなりたい……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×7
951 :
この照れ屋さんめ
952 :
>>894から
~ 数時間後 ~
上条「ふぅ……ちょっと休憩しようぜ」
御坂「何よ、もうへばったの?」
上条「午前中ずっと、人を連れ回しといてよく言うぜ……」
御坂「いいじゃない。ウィンドウショッピングって、結構楽しいでしょ?」
上条「……まあ、珍しい経験なのは間違いねぇけど」
上条(御坂妹は、こういう積極性は無いからな……)
954 = 952 :
御坂「まあ、当麻の言うことももっともね。もうお昼だし、お腹も減ってきたわ」
上条「ああ。美琴の作った弁当も食べたいしな」
御坂「そ、それはいつも食べてるでしょうが!」
上条「いやいや、今の俺達はカップルだからな。『あーん』とか」
御坂「……『あーん』……」ボンッ
上条「んん~? 赤くなってませんかぁ、美琴サン?」
御坂「う……うっさい!」
御坂妹(………………)
御坂妹(……当麻さん。やっと見つけた……)
955 :
やっとキターーー
956 :
盛り上がってまいりました!
957 = 952 :
御坂妹(予想はしていたことですが、やはりお姉様も一緒、とミサカは怒りと悲しみの入り交じった独り言を述べてみます)
御坂妹(……当麻さんは、お姉様と一緒で楽しそうです)
御坂妹(お姉様の言うことは本当だったのでしょうか、とミサカは考えていたたまれない気持ちになります)
御坂妹(私は、彼女という枠を埋めるためだけの存在……)
御坂妹(本当は、最初から当麻さんの気持ちはお姉様に向いていたのかもしれない、とミサカはネガティブな思考ばかりに陥ります) グスッ
御坂妹(当麻さん……あなたが好きな女性は、私? それとも、お姉様?)
958 = 952 :
~ 30分後 ~
上条「……あの、美琴さん。やっぱりやめませんかね?」
御坂「今更なに言ってんのよ、往生際が悪い」
上条「でも、折角のデートなのにわざわざ俺の部屋に行かなくても」
御坂「い……いいじゃない。女の子からしたら、彼氏の部屋って気になるのよ」
上条「……そう言われると断りにくいんですよね、上条さん」
960 = 952 :
御坂「あのね……言っとくけど私だって、ちょっと緊張してるんだからね……」
上条「……俺は緊張っていうより、散らかってるっていうか」
御坂「あ、それなら大丈夫……そんなことだろうと思って、色々片付けるつもりだし」
上条「人に見せられない状態っていうか……」
御坂「そんなに酷いの? それはやり甲斐があるわね」
上条「いや、だから……」
上条(そういう問題じゃなく……インデックスがいるんだよな)
上条(インデックスと美琴って、会わせても大丈夫なのか? さすがの上条さんでもマズいような気がするんだが)
961 = 952 :
~ 上条さんの部屋 ~
上条「結局、連れてきてしまった……俺のバカ」
御坂「お、おじゃましていい……?」
上条「……どうぞ」
ガチャッ
御坂「こ、ここが当麻の部屋かぁ……」
上条「ああ。ただいま」
禁書「おかえり、とう…………」
御坂「………………え?」
962 :
今日に限って、良スレが乱立してる件w
規制されてる奴、ざまぁwwwwwwww
963 = 952 :
禁書「とうま! どうして短髪がウチに来るのかな!」
御坂「ちょっと当麻……なんでこの子が、アンタの家にいんのよ……」
上条(……やっぱりこうなった。だから呼びたくなかったのに……)
禁書「ふん! とうまとインデックスはね、一緒に住んでるんだよ!」
御坂「な……い、一緒に?」
禁書「それも、ずーっと前からね!」
御坂「ず、ずっと!? 本当なの? 当麻……」
上条「…………ああ」
964 = 952 :
禁書「いつもいつも、とうまと電話してるのは短髪なのかな!」
御坂「そ、そうよ。それが何よ……」
禁書「とうまはそのせいで、インデックスとお喋りしてくれないんだよ!」
御坂「は、はぁ? そんなの言いがかりじゃない! アンタの魅力が足りないから振り向いてもらえないだけでしょ!」
禁書「違うもん違うもん! 短髪のせいだもん! ここには短髪の居場所なんて無いんだよ!」
上条「お、落ちつけよ、インデックス……」
965 = 952 :
禁書「ね、とうま? 短髪なんていらないんだよね?」
上条「…………っ」
禁書「あれ……とうま?」
上条「インデックス。実は、美琴は俺の彼女なんだ」
禁書「えっ……彼女?」
上条(と言っても、お試し期間だけどな……)
禁書「……そんな……それじゃとうまは、インデックスの方がいらないってことなのかな……」
上条「な、なに? そ、そんなこと言ってないだろ!」
966 :
>>962
なにかあったのかい
967 = 952 :
御坂「アンタね、いいかげんにしなさいよ」
上条「お、おい美琴」
御坂「本当なら、私って彼女がいる時点で、アンタはただの邪魔者なの」
禁書「……そ、そうなの? とうま……」
上条「い……いや、それは……」
御坂「それなのに、私も当麻も、アンタには出てけなんて言ってないじゃない」
禁書「そ、それは恩着せがましいんじゃないかな! インデックスは、ずっと当麻と……」
御坂「……ハッキリ言われないとわからないようね」
禁書「えっ……」
御坂「私はね。そうやって自分で自分に言い訳してる、アンタの存在そのものがうっとおしいのよ!」
968 :
ジュドーかよww
969 = 956 :
こっちまで緊張してくる展開すなぁ
970 = 952 :
~ 上条さんの部屋の前 ~
御坂妹「……当麻さんとお姉様を尾行していたら、こんなところまで来てしまいました、とミサカはストーキング行為の一部を暴露してみます」
御坂妹「しかし二人は、誰か別の女性と口論になっているようです」
御坂妹「当麻さんは女性と一緒に住んでいるのでしょうか、とミサカは新たな可能性に目を向けてみます」
御坂妹「……そうだとしたら……もしかしたら、当麻さんは私やお姉様ではなく、その女性が……」
971 :
病んだ美琴はすごいからなぁ
力のあるヤンデレほど厄介なものは無い
972 :
主に質問いいか?
次スレVIPに立てるの?
973 = 952 :
ピンポーン
上条「げっ、だ、誰か来た! ただでさえ面倒な状態だってのに……」
禁書「……ちょっととうま、面倒ってどういうことなのかな?」
御坂「そうよ! 今大事な話をしてるところでしょ!」
上条「い、いや、そういう意味じゃなくて……」
御坂「仮にとはいえ、私は当麻の彼女なんでしょ? その彼女の前で『面倒』なんて、あんまりじゃない……?」
禁書「それは言えてるかも。だいたい、ちゃんととうまの気持ちを聞いてないんだよ。とうまは、インデックスと短髪、どっちがいいの?」
上条「い…………!?」
上条(な……なんでこういう時は二人の息があってんだよ! 女ってワケがわからねぇ!)
974 :
美琴クズすぎ糞ワロタwwwwwww
975 = 60 :
VIPにたててね
976 = 972 :
パー速のが落ちずにいいじゃね?
まぁVIPでもいいけど
977 :
製速に立ててくれ
978 = 952 :
>>972 パート化はしない予定。ただでさえダラダラなので、あまり続けるのも良くないかと思ってる。スマソ
上条(しかし、美琴かインデックスだと!? そんなの、どっちを答えても気まずくなるだけじゃねぇか)
上条(と、とりあえず客の応対をしてる間に、うまい答えでも考えるか。どうせ新聞勧誘とかだろ)
上条「か、上条さん、お客様を待たせてるから、ちょっと見てきますね」
御坂「そんなの、今はどうでもいいじゃない」
上条「そ、そうはいかなくて……はは」
ガチャッ
御坂妹「……こんにちは」
979 = 972 :
>>978
せめて完結だけはしてくれよ
がんばれ
980 = 952 :
上条「………………え?」
御坂妹「当麻さんの気持ちを確かめに来ました、とミサカは突然お宅訪問をした理由を簡潔に述べてみます」
上条「い、いや、それ以前に……お前に、俺の家の場所教えたっけ?」
御坂妹「お姉様があなたとキスをしたと聞いて、あなたの気持ちを再度確かめるため、ずっと尾行していました、とミサカは悪びれも無く語ります」
上条「お……お前、それはストーカーって言うんじゃ……」
上条(……最悪だ。救いの手と思ってすがりついたら、完全に地雷だった……)
981 :
あと20で終わるのか?
982 = 956 :
3人に刺されるくらいしか
983 = 952 :
御坂「ちょっと、いつまでかかって……あれ、アンタ」
御坂妹「お姉様……っ!」
パンッ
御坂「痛っ……! な、なにすんのよ……!」
御坂妹「私の当麻さんに勝手にキスをしたお姉様が悪い、とミサカは」
御坂「はぁ!? だから、当麻はアンタのことなんて好きじゃないって言ったでしょ!」
上条「え……え? え?」
984 :
985 = 952 :
御坂妹「仮にそうだとしても、私にはあなたに暴力をふるう権利があります、とミサカは物騒な発言をしてみます」
御坂「はぁ? 権利?」
御坂「以前、私がお姉様の気持ちを知っていて当麻さんと会っていた時、あなたは私を同じように叩きました、とミサカは過去の事実を取り上げてみます」
御坂「…………そういえば、そうだったわね」
御坂妹「……ちょうどいい機会なので、当麻さんに決めていただきたいと思います、とミサカはすべてに決着をつける提案をします」
上条「き、決める……?」
御坂妹「当麻さんは、私とお姉様……どちらが好きなのですか」
986 = 60 :
>>984
わろた
987 = 952 :
禁書「どっちも違うと思うんだよ」
御坂妹「……関係の無い人は黙っていてください、とミサカは」
禁書「関係なくなんかないんだよ! インデックスだって……インデックスだって、とうまのこと、大好きなんだもん!」
御坂妹「…………!」
上条「い、インデックス……そうだったのか? 全然そうは思えなかったけど……」
禁書「むー……なんでここまで言わないと気付かないのかな、とうまは……」
御坂「……だったら尚更よ。この子と私の問題もひっくるめて、ちょうどいいじゃない」
上条「えっ」
988 = 952 :
御坂「でも、付き合い始めた頃ならともかく、今は違うかもしれないでしょ」
御坂妹「い……今、とは?」
御坂「……あの時は頭に血が上ってて、アンタにあんなこと言ったけど……」
御坂妹「………………」
御坂「当麻がアンタと付き合う中でアンタを好きになった可能性も、無くはないってことよ! 言わせんな恥ずかしい……」
御坂妹「お姉様……」
禁書「ねぇ、とうま……とうまが答えを出さないから、こんな風になっちゃうんだよ?」
御坂「そればっかりは同意ね。ほら当麻、ハッキリ言ってよ。それとも、誰も好きじゃないの……?」
上条(な、なんてこった……なんとか全員の好感度を保ちつつ、場を丸く収める方法は無いのか……)
990 = 952 :
上条(……待てよ上条当麻。全員の好感度を保つ、だぁ?)
上条(何を考えてんだ……! お前は今までそうやって、美琴も御坂妹も傷つけてきたんじゃねぇのか!?)
上条(いっそ、誰も好きじゃない、って言っちまえば……)
上条(お前らはただの友達なんだ、って言っちまえば……)
上条(俺も、こいつらも、楽になれるんじゃねぇのか……!)
上条(……はぁ。ちくしょう……俺は周りに流されてばっかりだ)
上条(女が絡んでくると、なんでこうなっちまうんだ?)
991 :
黒子を選べばそれでいい
992 = 60 :
いやセロリで
993 = 952 :
上条(……そうか。俺が、女の子の好意に応えたい、なんて思ってるからか……)
上条(俺は……女友達が欲しいとか、彼女が欲しいとか)
上条(誰も不幸にならなくて済むとか、そんな方法ばかりを考えていて)
上条(俺が誰を好きなのかってことを、ちゃんと考えたこと、一度でもあったか……?)
上条(……考えろ上条当麻。そして思い出せ! ずっと一緒にいたいって思える……好きな女の子のことを!)
994 = 952 :
でも女の子の友達なら―――
―――どんどんお喋りの時間が長く―――
つまんない。つまんないつまんない!
上条「………………」
995 = 984 :
上条(……初春!!!君に決めたっ!!!)
996 = 974 :
神崎か五和だろ……jk
997 = 952 :
上条「インデックス」
禁書「……なに?」
上条「好きだ。俺は、インデックスが好きだ!」
禁書「え……!?」
上条「俺は今まで、お前とずっと一緒にいたせいで……自分の気持ちに気付かなかった」
禁書「………………」
上条「でも、今改めて考えたんだ。インデックスっていう一人の女の子を、俺がどう思っているのか」
998 :
はい解散
999 = 952 :
上条「お前が側にいるのが当たり前になっていて、お前がいることの大切さを分かってなかった」
上条「仮に俺が、自分の気持ちを無視して他の女の子と付き合って……お前が俺の前からいなくなっちまったら、俺は耐えられねぇ!」
上条「俺は、お前とずっと一緒にいたい……これからも、ずっとだ!」
上条「……お前はいつも、俺と一緒にいたいって思ってくれてた……」
上条「俺が、他の女の子と話して、お前を蔑ろにした時ですら……」
上条「そして俺も、お前のいない生活なんて、もう考えられねぇ」
上条「これ以上、俺がインデックスと付き合いたいってことに、理由が必要かよ?」
禁書「……ホント? ホントにホントなの、とうま……」
上条「ああ。いいかげんに始めようぜ、インデックスさんと上条さんの、いちゃいちゃ禁書目録を!」
1000 :
インデックスか~
みんなの評価 : ★★★×7
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