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元スレ佐天「これが……学園都市第一位の力!?」
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>>154
自演乙wwww
自演乙wwww
>>154
一方さん乙www
一方さん乙www
(あァ、ガラにもねェことしちまったな。まァ、暇だったし悪くはねェ)
佐天の笑い声を思い出しながら一方通行は帰路に着く。
あの笑顔は一方通行の属する『闇』と交わってはいけないものだ。
そういうものを守るために、一方通行は『闇』に身を落とし、くだらない悪党となった。
今日ああして会話したことがイレギュラーなのであって、もう二度と会うことはないだろうし、会ってはいけない。
佐天の笑い声を思い出しながら一方通行は帰路に着く。
あの笑顔は一方通行の属する『闇』と交わってはいけないものだ。
そういうものを守るために、一方通行は『闇』に身を落とし、くだらない悪党となった。
今日ああして会話したことがイレギュラーなのであって、もう二度と会うことはないだろうし、会ってはいけない。
ああいう場所に戻るには自分は黒く染まりすぎている、とコンビニのガラスに映る白い人影を横目で眺める。
なんだか感傷的になっている自分に気づく。
そんなキャラじゃァねェだろ、とフッと冷笑する。
ガラスの向こうには、コーヒーの新発売を告げるPOPが天井から釣り下がっていた。
先ほど公園で飲んだ不味いコーヒーのPOPだった。
なんだか感傷的になっている自分に気づく。
そんなキャラじゃァねェだろ、とフッと冷笑する。
ガラスの向こうには、コーヒーの新発売を告げるPOPが天井から釣り下がっていた。
先ほど公園で飲んだ不味いコーヒーのPOPだった。
一方通行って原作でこんなにいいキャラなの?
超電磁砲しか知らないからわからないけどイラストを見る限りすごい怖いんだけど。
超電磁砲しか知らないからわからないけどイラストを見る限りすごい怖いんだけど。
>>172
超絶DQNのピュアハートだよ
超絶DQNのピュアハートだよ
そういえば咽が渇いた。
目の前にはコンビニ。
(たまにはクソ不味いコーヒーを飲み続けるのも悪くねェ)
などと考えながら自動ドアへ足を向けた。
「……それで、元気になってもらいたいんで、でっかい花を入れてもらえます?
あ、お値段のほうはちょっとサービスしてくださいね?」
花屋の店員に花束を作ってもらう間、佐天はさっき公園で会話していた人物について考えていた。
(名前くらい、聞いとけばよかったな、実はいい人っぽかったし)
と、本人や御坂妹が聞いたら吹き出しそうなことを思う。
あ、お値段のほうはちょっとサービスしてくださいね?」
花屋の店員に花束を作ってもらう間、佐天はさっき公園で会話していた人物について考えていた。
(名前くらい、聞いとけばよかったな、実はいい人っぽかったし)
と、本人や御坂妹が聞いたら吹き出しそうなことを思う。
(それにしても、初対面の人にいろんなことしゃべっちゃったなぁ……)
思い出すだけで恥ずかしさがこみ上げてくる。
また会ったら無視されるくらい引かれたかも?
でもまた会えたらいいな、となぜか頬がゆるんでくる。
今度会ったら思いっきり謝ろう。それでもって、次はあの人の話を聞いてみよう。
泣いて、喋って、気持ちを吐き出した佐天の心はいつの間にか軽くなっていた。
思い出すだけで恥ずかしさがこみ上げてくる。
また会ったら無視されるくらい引かれたかも?
でもまた会えたらいいな、となぜか頬がゆるんでくる。
今度会ったら思いっきり謝ろう。それでもって、次はあの人の話を聞いてみよう。
泣いて、喋って、気持ちを吐き出した佐天の心はいつの間にか軽くなっていた。
白井黒子は沈んでいた。
もちろん気分が、である。
原因は風紀委員の相方であり、黒子のサポートを担当している初春飾利の入院にあった。
黒子が怪我をする、というパターンはよくあるのだが、初春が入院するまでの怪我を負うことは珍しい。
それでも、『大丈夫です。私も風紀委員ですから』と彼女は言うだろう。
(わたくしがおりましたら、きっと守って差し上げられたでしょうに……)
もちろん気分が、である。
原因は風紀委員の相方であり、黒子のサポートを担当している初春飾利の入院にあった。
黒子が怪我をする、というパターンはよくあるのだが、初春が入院するまでの怪我を負うことは珍しい。
それでも、『大丈夫です。私も風紀委員ですから』と彼女は言うだろう。
(わたくしがおりましたら、きっと守って差し上げられたでしょうに……)
黒子は知らない。
初春を痛めつけたのが黒子の敬愛するお姉様、御坂美琴よりも序列が上の『未元物質(ダークマター)』という化け物であることを。
「くーろこっ!」
元気なくしょぼくれた黒子の背中を誰かが叩いた。
黒子は驚いて振り返る。
「……お姉様」
黒子の背後にいたのは、学園都市第三位、常盤台の超電磁砲こと御坂美琴だった。
黒子の気づかないうちに、部屋に帰ってきていたのだ。
初春を痛めつけたのが黒子の敬愛するお姉様、御坂美琴よりも序列が上の『未元物質(ダークマター)』という化け物であることを。
「くーろこっ!」
元気なくしょぼくれた黒子の背中を誰かが叩いた。
黒子は驚いて振り返る。
「……お姉様」
黒子の背後にいたのは、学園都市第三位、常盤台の超電磁砲こと御坂美琴だった。
黒子の気づかないうちに、部屋に帰ってきていたのだ。
「……初春さん、入院してるんだってね」
「……ええ、怪我自体はたいしたことないらしいのですけれど」
「そっか」
黒子にいつもの元気はない。
『もしもお姉様がお怪我をなさったら全力お世話して差し上げますわ!』
くらいのことを言われるかと思っていたのだが、黒子の反応は薄い。
かなりショックを受けたのだろう。
「……ええ、怪我自体はたいしたことないらしいのですけれど」
「そっか」
黒子にいつもの元気はない。
『もしもお姉様がお怪我をなさったら全力お世話して差し上げますわ!』
くらいのことを言われるかと思っていたのだが、黒子の反応は薄い。
かなりショックを受けたのだろう。
「黒子、お見舞い行こっか、初春さんの」
美琴はいつもより柔らかい声で黒子に声をかけた。
「そう、ですわね。それがいいかもしれませんの。
こんなに心配をかけた罰に、めいっぱいお見舞いのケーキを食べさせて太らせて差し上げましょう」
「……ようやく黒子らしくなったわね」
美琴は安心したように微笑む。
美琴はいつもより柔らかい声で黒子に声をかけた。
「そう、ですわね。それがいいかもしれませんの。
こんなに心配をかけた罰に、めいっぱいお見舞いのケーキを食べさせて太らせて差し上げましょう」
「……ようやく黒子らしくなったわね」
美琴は安心したように微笑む。
「お、お姉様……」
「ん?」
「わたくしのこと、心配なさってくれていたのですねええぇっ!
黒子は!黒子は感無量です!!
もしもお姉様がお怪我をなさったら全力で下の世話までして差し上げますわ!」
……やっぱりちょっとくらいしおらしいほうが黒子はいいのかもしれない、と美琴はなぐさめたことを後悔した。
「ん?」
「わたくしのこと、心配なさってくれていたのですねええぇっ!
黒子は!黒子は感無量です!!
もしもお姉様がお怪我をなさったら全力で下の世話までして差し上げますわ!」
……やっぱりちょっとくらいしおらしいほうが黒子はいいのかもしれない、と美琴はなぐさめたことを後悔した。
「……あ、白井さんですか?
え、今から初春のお見舞いに?
ちょうどよかった。
実は私も行こうと思ってて、今デパートでお花買ってるんです。
……はは、初春の頭がまたにぎやかになりますね」
「お待たせいたしました~」
花屋の女性店員が、バスケットに入った花束を佐天の元に運んできた。
中心にオレンジのガーベラをあしらった、可愛らしい花籠だ。
え、今から初春のお見舞いに?
ちょうどよかった。
実は私も行こうと思ってて、今デパートでお花買ってるんです。
……はは、初春の頭がまたにぎやかになりますね」
「お待たせいたしました~」
花屋の女性店員が、バスケットに入った花束を佐天の元に運んできた。
中心にオレンジのガーベラをあしらった、可愛らしい花籠だ。
「あ、白井さん、ちょっと待ってください。お金払うんで」
入院中の初春の頭の飾りをこっそりこれと取り替えてやろう、などとよからぬことを黒子が言っていた。
それで困った初春を見るのも楽しそうだ。
(困った初春はかわいいからなぁ)
もう夕暮れ時で、面会時間が少々心配だったが、ちょっとくらいなら融通が利くだろう。
たぶん。
入院中の初春の頭の飾りをこっそりこれと取り替えてやろう、などとよからぬことを黒子が言っていた。
それで困った初春を見るのも楽しそうだ。
(困った初春はかわいいからなぁ)
もう夕暮れ時で、面会時間が少々心配だったが、ちょっとくらいなら融通が利くだろう。
たぶん。
妄想でニヤニヤしながらも、佐天は容赦なく値切る。
バイトの店員が「もう勘弁してください」と泣き出すほどに。
ようやく満足する値段まで交渉し、花籠を受け取ろうとした、その瞬間。
轟音と、地震のような振動がデパートを揺るがした。
バイトの店員が「もう勘弁してください」と泣き出すほどに。
ようやく満足する値段まで交渉し、花籠を受け取ろうとした、その瞬間。
轟音と、地震のような振動がデパートを揺るがした。
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